イヤホン難聴とは?耳の健康を守りながら聴き続けるためにできること

「イヤホン難聴」をご存知でしょうか。イヤホンやヘッドホンを使用し大きなボリュームで音楽を聴き続けることが主な原因となる難聴です。この記事では、イヤホン難聴にならないための注意点や対策を紹介します。安全な音量・聴取時間の目安も解説するので、ぜひ参考にしてください。

2021/10/22 更新

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大きな音は耳に良くない、という話は有名です。歌手のライブに行って大音量の音楽を楽しんだあと、帰宅後にキーンという耳鳴りが続いたり普通の大きさの音や声が聞こえにくいと感じたことはないでしょうか。

 

実は、ライブだけでなく身近なところでも、ヘッドホンやイヤホンを使用して長時間にわたって音楽を聞き続けると難聴になる危険性があります。それがイヤホン難聴といわれるもので、厚生労働省もホームページで危険性を呼びかけています

 

この記事では、イヤホン・ヘッドホンで音楽をずっと楽しめるよう、イヤホン難聴にならないための予防対策を解説します。難聴を防ぐためのイヤホンの選び方も紹介するのでぜひ参考にしてください。

イヤホン難聴は何が原因で、どういった症状があらわれるのでしょうか。ここでは、イヤホン難聴の原因と初期症状を詳しく解説します。自覚症状がないかチェックしましょう。

イヤホン難聴の主な原因は、大音量での音楽聴取です。大音量で音楽を聴くと、耳の中の内耳とよばれる箇所にある音を伝える細胞が傷つき、音の聞こえが悪くなります。

 

この細胞は失われてしまうと元に戻すことはできないといわれています。通常、加齢や騒音の影響を受けて徐々に細胞が失われますが、大音量での音楽聴取はそれを早める可能性があるのです。

イヤホン難聴の原因は音量だけでなく、どれぐらいの時間音楽を聞き続けるかも関係しています。WHOでは「80dBで一週間あたり40時間以上、98dBで1週間あたり75分以上聞き続けると、難聴の危険性がある」と注意を呼びかけています。

 

それほどの大音量で聞いていないという方も、長時間イヤホン・ヘッドホンを利用する場合には注意が必要です。

イヤホン難聴の初期症状として、耳鳴りやめまいがあげられます。また、人のささやき声やひそひそ話(26~40db)・高音が聞こえにくいといった症状も特徴です。

 

このような初期症状からさらに進んで重症化すると、聴力の回復は難しいといわれています。少しでも耳の違和感に気づいたときや、イヤホンの使用に不安がある場合には、早めに医師の診断を受けましょう。

イヤホン難聴で失われた聴力の回復は難しいため、万が一難聴になってしまった場合に「なぜもっと音量に気をつけなかったのだろう」と後悔するかもしれません。そうならないためにも、普段からしっかりと対策をして使用しましょう。

WHOではイヤホンの使い方について、次のように推奨しています。

 

  • イヤホンで聞く場合は最大音量の60%以下にする
  • イヤホンを使って音を聞くのは1日1時間未満にする

 

通常使われているポータブルタイプのオーディオ機器の最大出力は100~120dbのものが多いため、60%以下でおよそ60~72dbでの再生になります

毎日イヤホンを使っている方は特に、耳を休ませる日を作ることが大切です。音量を抑えた1日1時間未満の使用が理想的ですが、時間だけではなく、日ごとの継続使用も聴力低下につながる可能性があります

 

イヤホンを使用せずに聞ける場所ではスピーカーで小さめの音量で聞くようにすることも効果的です。定期的に耳を休める日を作るように心がけましょう。

iPhoneを使用している場合、アプリ『ヘルスケア』の「ヘッドホン音量」で、普段どれぐらいの音量で音楽を聴いているかがわかります。日・週・月・年ごとに、サウンドレベルが「OK」か「大」で表示される機能です。

 

この「OK」は先に紹介したWHOのイヤホン使用の基準をもとにしています。音量が適切かどうかを客観的にチェックする方法としておすすめです。

イヤホンの音量を適切に設定するといっても、自分のコントロールだけでは難しい場合が多いです。そこで、音量の上げ過ぎを防止できる便利な機能付きのイヤホンを紹介します。

イヤホンは通勤・通学中に電車や人ごみの中で使用することが多いですよね。電車や人ごみの中では音楽が聴きづらいため、ついボリュームを上げてしまうものです。

 

そんな時に便利なのが、周囲の騒音を消して音楽を聴きやすくするノイズキャンセリング機能を持ったイヤホンです。この機能を使うことで、大音量で聴き続ける状況を回避できます。

 

下記の記事でおすすめの商品も紹介しているので、参考にしてください。

イヤホンの先端が耳栓のような形をしたイヤホンを「カナル型イヤホン」といいます。耳栓のように耳にぴったりとくっつき、密閉性が高いため、音がダイレクトに耳に届き音漏れが少ないのが特徴です。

 

低音や細かい音の描写が聞き取りやすくなるという利点もあり、周囲が騒がしい時も小さな音で聞き取り易く、音量の上げ過ぎを防ぐことができます。種類・デザインが豊富で入手しやすいのもポイントです。

通常、音が聞こえる仕組みは、音を鼓膜で受け取り聴覚神経へ伝えるという流れです。しかし、「骨伝導」は鼓膜を使わず、骨を振動させることで音を聴覚神経へ伝える、という仕組みのイヤホンです。

 

そのため骨伝導イヤホンは鼓膜への負担が軽く、それほど音量を上げずに聞くことができます。当初、高齢の方が音を聞きづらい場合に利用されていることで知られていましたが、現在は電車内や人込みの中でボリュームを上げ過ぎずに使えることにより注目されています。

最近は子供が家庭でオンライン授業を受けて勉強するようになったり、スマホで音楽を聴いたりする機会があり、子供のイヤホン・ヘッドホン使用は増加しています。子供に対して「ボリュームに気をつけるように」と言い聞かせても無意識に大きなボリュームにしてしまう場合も少なくないです

 

子供がイヤホンを使用している時には必ず、音漏れするほど大きな音で聞いていないか、長時間使用していないかを大人がチェックしましょう。以下の記事では子供におすすめのイヤホンを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

イヤホンは普段の生活で音楽を楽しむのにとても便利なアイテムですが、それと同時に難聴の危険も存在します。聴力を健康な状態に維持するため、イヤホンで音楽を聴く時にはボリュームの上げ過ぎと長時間使用に気をつけてください。この記事を参考に、正しくイヤホンを使用して音楽を楽しみましょう。

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