ヘッドホンで頭痛くなる…頭頂部が痛い原因と対策｜頭が痛くならないヘッドセット3選も

ヘッドセットはコールセンター勤務の方やテレワークで装着している方が多いですよね。ヘッドセット・ヘッドホンをよく使う方の中には、使用時に頭が痛いと悩んでいる方も少なくありません。中には吐き気などを感じる方もいるほどです。

ヘッドセットによる頭痛を改善するためには、その原因を理解する必要があります。装着方法・締め付けの強さ・性能・メガネとの併用など原因はさまざまです。

そこで今回は、こめかみなどの側面・頭頂部など部位別の痛みの原因とあわせて、頭が痛くならないヘッドホン・ヘッドセットをご紹介します。痛みを和らげる対策や対処法についても解説しているので、ぜひ最後まで参考にしてみてください。

ヘッドセットの側圧が強すぎると、頭痛につながる場合があります。これは単純に頭を必要以上に圧迫してしまい、負担が掛かっているからです。

そのため、ヘッドセットの側圧を弱めるのが理想と言えます。しかし、側圧が強ければ強いほどヘッドセットの挟む力が強く、頭から外れにくいメリットもあるので難しいところです。

つまり「ヘッドセットの側圧が強い」のは、必ずしもデメリットばかりではありません。目的に応じて側圧の強さを選ぶ必要があります。

ヘッドセットのサイズが小さいゆえに締め付けが強すぎたり、そもそも付け方が間違っていたりすると頭痛になりやすくなります。特に「耳の上辺りにヘッドセットを装着している」方も多いです。

しかし耳の上は頭の中で最も柔らかい部位なので、そこをヘッドセットで長時間圧迫すると、頭痛が発生しやすいです。解決方法として、こめかみから丁度下の位置にある「耳珠」に装着すると、頭痛の発生を抑えられます。

ヘッドセットのばねの力自体が強い場合も頭痛の原因になるので、その際は柔らかいイヤーパッドを付けるのがおすすめです。

音楽を聞いたりゲームをしたりする時につい音量を上げすぎてしまいがちですが、必要以上の大音量は耳の内側に負担が掛かります。さらに音質が悪すぎるのも耳に悪く、これらは頭痛の原因に繋がる場合があります。

音量に関しては「抑えめに設定する」、音質に関しては「音質のいいヘッドセットに替える」方法で、頭痛を減らせるはずです。

メガネとヘッドセットの併用は、頭痛を引き起こしやすくなるのであまりおすすめできません。メガネのテンプルとヘッドセットで耳を挟みこむと、特に耳の後ろに負担が掛かるからです。

最終的にその負担が大きくなり、こめかみなどの頭痛に繋がります。他に、ヘッドセットの圧によりメガネのテンプルに歪みが発生する場合もあり、メガネとヘッドセットの併用は難しいところです。

対策としてはZoffで販売されている「曲げられるほどフレームが柔らかいメガネ」を使うなどが挙げられます。

頭の側面に発生する頭痛は、「音量」や「音質」が主な原因として挙げられます。特に安価なヘッドセットで爆音設定にしている場合だと、やはり頭痛が発生しやすくなるので好ましくありません。

日頃から音量設定が必要以上に大きい方は、音を聞くのに問題ない程度の音量に調節しましょう。音質が悪いのであれば、多少高価でも音質のいいヘッドセットが推奨されます。

それに加えて、ヘッドセットにイヤークッションをセットできると完璧ですね。

耳の表面、特に軟骨部分が痛い場合は、ヘッドセットの側圧が高すぎると考えられます。もし挟む力が調節可能であれば、頭から外れない程度の力まで緩めましょう。ヘッドセットにイヤーパッドを付けて負担を減らすのも効果的です。

仮に挟む力が調節できないヘッドセットの場合は、使わないときに箱に挟んでおくのをおすすめします。ヘッドセットを横に広げられ、次に装着した際に耳への負担が掛かりにくくなります。

しかし挟む箱が大きすぎると、広がりすぎてゆるゆるになる場合があるので気をつけましょう。

耳の奥が痛む場合は、ヘッドセットとメガネの併用が原因であると考えられます。この原因の単純な解決方法として、メガネを掛ける前に先にヘッドセットをつけるのがおすすめです。

さらに痛みを防止するのであれば、メガネの先セルを薄いものに交換するのも効果的。またヘッドセット自体を締め付けが弱い傾向にある開放型に替えると、痛みが改善される可能性があります。

ヘッドセットで頭頂部が痛くなるケースは少ないですが、もし頭頂部が痛くなった場合はヘッドセットのつけ方やサイズに問題があると考えられます。ヘッドセットを耳の下の位置に付けてしまうと、ヘッドバンドが頭頂部を圧迫して頭頂部が痛みやすいです。

また、ヘッドセットのサイズ上、装着時に頭頂部を圧迫してしまう場合もあります。そのため、ヘッドバンドが頭頂部に付きすぎないヘッドセットがおすすめです。そのうえでヘッドセットを耳珠に装着すれば、痛みの改善が期待できます。

ヘッドセットで頭頂部が痛くなる場合の対策として、クッションを付ける方法もあります。ヘッドホン用のクッションもありますが、実はバッグのハンドルに付けるカバーでも代用可能です。ダイソーなど100均でも買えるので、気軽に試してみてください。

「ヘッドセットの頭痛が悩みだ…」と困っている方でも、今回の記事を参考にすれば頭痛からきれいに解放されるはずです。またこの記事で紹介した側圧の低いヘッドセットもおすすめなので、興味がある方はぜひ試してみてください！