ヘアアイロンで前髪や毛先がパサパサになる原因は？おすすめヘアアイロン10選も

おしゃれなヘアスタイルを作るために毎日ヘアアイロンを使っている人は多いです。ふわふわカールを作る・気になるくせ毛を伸ばす・前髪アレンジなど使い方はさまざまですが、髪型を綺麗にしたい気持ちは共通です。

しかし、綺麗にするために使っているヘアアイロンで髪の毛がパサパサになるといった声も聞きます。ヘアアイロンは間違った使い方をすると髪の毛が傷むため、使い方には注意が必要です。髪の毛をパサパサにしない使い方が知りたい人のために、今回はヘアアイロンの正しい使い方を紹介します。

ついやってしまいがちな髪がパサつくヘアアイロンのNGな使い方・ヘアアイロンと一緒に使って欲しいヘアケアアイテム・そして髪の毛が傷みにくいヘアアイロンについて解説します。艶のある髪の毛をキープしながらヘアアイロンを使うためにぜひ参考にしてください。

ヘアアイロンの温度が高すぎると髪の毛が傷みます。ヘアアイロンの温度が高い方が、くせが付きやすくスタイリングが長持ちするため、結婚式やデートなど絶対に髪型を崩したくないときには高温で使用すると効果的です。

しかし、毎日のスタイリングを高温で行うと、髪の毛にダメージが蓄積されてパサパサになります。そうならないためにも、毎日のスタイリングでは低音設定での使用をおすすめします。スタイリングに時間はかかりますが、髪の毛にダメージを残さないためには使い分けが必要です。

ヘアアイロンを濡れた髪に使うとキューティクルが剥がれて髪の毛がパサパサになります。濡れている状態の髪の毛はキューティクルが柔らかく剥がれやすくなっているため、高温のヘアアイロンを当てるとキューティクルが剥がれる原因となります。

キューティクルが剥がれると、髪の毛のツヤがなくなり、枝毛になったり毛先のパサパサ感が出たりする原因に。ツヤのある髪の毛をキープしつつヘアアイロンを使うなら、必ず髪の毛を乾かしてから使用しましょう。

ヘアアイロンを使う際にプレート部分で髪の毛を挟みますが、同じ場所に当て続けるのはNGです。ヘアアイロンは髪の毛を挟んだ後ゆっくりと滑らせるように使わないと、髪の毛が熱と引っ張っる行為による摩擦で傷みます。髪の毛に熱を加えるだけで髪にダメージを与えますが、そこに髪を引っ張ると余計な力がかかります。

またヘアアイロンを一度当てたらうまくいっていない気がすると思っても、同じ場所に当て続けるのはやめましょう。高温のヘアアイロンを同じ場所に当て続けると髪の毛はどんどん傷みますので、場所をずらしながら引っ張らず優しく当てていくのがおすすめです。

髪の毛を少量の毛束に分けるのがヘアアイロンをうまく使うコツです。一回にアイロンの幅ギリギリの大量の毛を挟むと、温度ムラが出てうまくできません。うまく癖がつかないと、何度も当ててしまうため髪の毛がパサパサになります。

ヘアアイロンを何度も当てなくていいように、必ず毛束を少なくしましょう。少量に毛束に分けて使えば、きれいな癖を最小限の回数でつけられます。

髪の毛が絡まった状態でヘアアイロンを使うと、絡まったまま癖がつき傷む原因になります。ヘアスタイリングをするときは大前提として、髪の毛の絡まりをとるためにまずブラッシングを行いましょう。

ブラッシング前の髪にヘアアイロンを当ててもうまく癖がつかないばかりか、余計に髪の毛が絡まって取り返しのつかない状態になってしまいます。髪の毛はデリケートなので、絡まりをほぐす手間を省かずに、まずはブラッシングをするのが大切です。

先述の通り、濡れた髪の毛にヘアアイロンを使用すると、髪の毛が傷む原因になってしまいます。また、生乾きの髪の毛ではアイロンの効果が十分発揮されず、結果として何度もアイロンを通すため、仕上がりがパサつきやすいです。髪の毛はしっかり乾かしてからアイロンをするようにしましょう。

なお、髪の毛は濡れたままで放置すると傷みやすくなるため、素早いブローが大切です。アイロンを通す機会が多く傷みやすい前髪から乾かすのがベスト。ドライヤーは20cm程度離して使ってください。

生えグセを治したい場合は、根本から髪の毛を濡らし、根本から引っ張るようにしながら乾かすのがポイントです。

NG集でも触れましたが、髪の毛をパサパサにしないためにはヘアアイロンを低温設定で使うのをおすすめします。ヘアアイロンを高温のまま使い続けていると、髪の毛にかなりのダメージを与えます。使用頻度の高い人ほど低音設定を意識して使ってください。

髪の毛に合った温度は髪質によっても変わります。そのため150℃から自分に合った温度を探してください。低すぎても髪に癖がつかないので適温を見つけるのが重要です。また、毎日ヘアアイロンを使うと自体がパサパサの原因になるため、できれば使用頻度を減らすと尚いいです。

髪の毛をパサパサにしないためには、スチームアイロンの使用がおすすめです。スチームアイロンは水蒸気の力を使ってスタイリングを行うため、髪の毛がパサつくのを防ぎます。しかし、スチームアイロンの種類によっては余計に髪の毛を痛める可能性があります。

スチーム量が多すぎたりスチームの粒子が大きすぎたりすると、濡れ髪にヘアアイロンを使っているのと同じ状況に。そうなると、キューティクルにダメージが残るので適切なスチーム量を採用しているモデルを選びましょう。

適切なスチーム量のスチームヘアアイロンを使うと、髪の毛にダメージを与えずにカールが長持ちするスタイリングが可能となります。

最近のヘアアイロンには、髪の毛に優しいヘアケア効果を搭載しているものが多くあります。髪の毛がパサつくと分かっていても、ヘアアイロンを毎日使いたい人は多いです。使用頻度が高いのであれば、マイナスイオン搭載のモデルやクッション効果で摩擦を減らしているモデルなど、髪に優しいヘアアイロンを選びましょう。

ヘアケア効果の高いものは価格も高額のものが多いですが、髪の毛を美しく保ちながらスタイリングが可能です。ヘアアイロン次第で髪の毛の状態が変わるので、毎日使う人はヘアケア効果を重視して選びましょう。

ヘアアイロンでスタイリングをする際、スタイリング剤を併用するのがおすすめです。洗い流さないトリートメントの中でも効果の高いオイルタイプやミルクタイプのものを紹介します。

初心者でも簡単にマスターできる、髪の毛をパサパサにしないヘアアイロンの使い方を紹介します。使用前の準備と、使用順序に分けて解説します。

ヘアアイロンで髪の毛をスタイリングする前に、ヘアオイルやヘアミルクなどのスタイリング剤を使うようにしてください。何もつけない素の髪にヘアアイロンでスタイリングを行うと、どうしてもダメージが加わります。

スタイリング剤はスタイリング以外に髪の毛を保護する役割もあるので必ず使うようにします。また、ヘアアイロンの設定温度についても確認してください。髪質によって変わりますが、できるだけ160℃を超えない温度で使うのをおすすめします。

基本的なヘアアイロンの使い方を、ストレートアイロンとカールアイロンの2つに分けて紹介します。

【ストレートアイロン】

1. アイロンを温める
2. 髪の毛をブロッキングする（基本はハチ部分で上下・耳の前後）
3. グリップに親指を添えるように持つ
4. 5cm程度を目安に毛束を作る
5. 挟む位置は根本から3〜5cmがベスト

※くせを伸ばすために強く引っ張るのは絶対にNGです。優しくスライドする程度で十分スタイリング可能です。

【カールアイロン】

1. アイロンを温める
2. 余分な髪をクリップで止める
3. 32mmのコテなら3cm程度の毛束をとる
4. 髪の根元を挟んで巻きたい位置まで半開きのコテを滑らせる
5. 好みの巻き方で巻く
6. アイロンを半開きにして下方向にアイロンを外す

※早く終わらせたいからと横着して毛束を太くすると綺麗に巻けないので、少量の毛束をとるのを忘れないようにしてください。

前髪への正しいヘアアイロンの使い方を見ていきます。正しい使い方をすれば前髪がパサパサになるのを防止できます。

1. ヘアアイロンを使う前にブローをし、寝ぐせをリセット
2. ヘアアイロンを140℃以下に設定する
3. 髪を2段に分けて内側の髪からセットする

ヘアアイロンを朝起きた髪の状態のまま使用していませんか？髪をうまくセットするには、寝ぐせをしっかり直してからヘアアイロンをするのがポイントです。特に、前髪は根元からブローしてください。寝ぐせがついている場合は、少し濡らしてクセをなくしてから改めてセットします。

そして、重要なのはヘアアイロンの温度です。急いでいると高温でセットしがちです。高温だと髪にダメージを与えパサパサの原因になってしまいます。140℃以下に設定してください。そして、基本的に髪は2段に分けてセットするのがおすすめです。内側の髪をセットしてから外側の髪をセットすると綺麗に仕上がります。

ヘアアイロンの交換時期は、製品のクオリティや使用頻度によって異なります。1年くらいしか持たないものもあれば、5年程使用できるものもあります。しかし、使用年数が短くても長くても買い替えた方がいい基準は「滑りが悪くなった時」です。

ヘアアイロンを使っていて、やたらと髪に引っ掛かりを感じる・滑らないのでセットがしづらいと感じたら、滑りが悪くなったと判断していいかもしれません。滑りが悪くなると髪にダメージを与えるだけでなく、仕上がりが変わってきます。仕上がりが悪いと、ますます時間をかけてヘアアイロンを使用してしまい悪循環です。滑りが悪いと感じたら買い替えを検討してください。

一度傷んだ髪を綺麗に戻すのは難しいです。そのため、日常生活から心がけておきたい点を見ていきます。

• 髪や頭皮に合ったシャンプーとリンスを使用する
• シャンプーの前はブラッシングで汚れを落とす
• 髪を洗う際はしっかりと泡立てる
• ダメージケアやキューティクルケアのトリートメントを使用する
• 髪を濡れたままにせずドライヤーを正しく使う
• パーマやカラーは美容師さんに相談する
• 美容院で定期的にヘアケアをしてもらう

髪質は油分や水分がそれぞれ異なります。シャンプーやリンスは髪のあったものを選んだください。日頃のケアも大切ですが、定期的にヘッドスパなどを行えば頭皮や地肌の状態が保てます。それによって髪にもいい影響が与えられます。

また食生活からアプローチする方法もあります。髪の毛を構成する主成分の中にケラチンというタンパク質の一種があるのですが、それが足りないと髪の毛に艶や潤いがなくなりパサつきやすくなってしまいます。普段の食事でも積極的にタンパク質を取り入れるようにしましょう。

せっかく綺麗にスタイリングをしても、髪の毛がパサパサになってしまえば魅力が半減してしまいます。そうならないためにも髪の毛を労わりながらスタイリングできるヘアアイロンを選びましょう。またスタイリング剤も忘れずに使えば艶のある美しい髪を目指しましょう。