濡れた髪でも使えるヘアアイロンおすすめ15選｜濡れたままアイロンして大丈夫？

「自分は剛毛でクセが強いから」とあえて髪を濡らしてヘアアイロンやコテを当てていませんか？濡れたたまま髪にアイロンを当てると、白い煙とともに髪が焦げたような臭いがすることもあります。

濡れた髪にアイロンをすると、髪の表面はもちろん内部に多大なダメージが与えられているからです。このダメージが髪を傷め、最後には修復不可能な状態になることも。毛先に枝毛が増えて潤いのないパサパサした状態になったら、髪が傷んでいる証拠です。

そこで本記事では、髪を傷めないための情報や、濡れた髪でも使えるヘアアイロンを含めたヘアアイロンのおすすめ15選をご紹介します。時短でヘアスタイルを決めたい方必見です。ストレートアイロンのかけ方解説もありますのでぜひ最後までご覧ください。

残念ながら濡れた髪用ヘアアイロンでも髪は傷みます。このヘアアイロンの多くは「濡れた髪でも問題なくヘアアイロンが使用できる」との意味です。また、髪の水分が蒸発することを遅らせる構造のヘアアイロンも存在します。

この構造で代表されるブランドは「ヘアアイロン絹女」です。しかし、このヘアアイロンも濡れた髪への使用を推奨しているわけではありません。髪が傷まないためには、できるだけドライヤーでしっかり乾かした後にヘアアイロンをかけることをおすすめします。

濡れた髪へのヘアアイロンを使うと、髪が傷む原因は何かご存知ですか。髪のキューティクルは乾いた状態だと閉じていて、髪内部からの水分蒸発をある程度守ってくれています。

しかし、髪が濡れているとキューティクルが開いて無防備な状態です。そこにアイロンの熱を当てるとキューティクルが開いて中の水分が水蒸気爆発を起こし、細胞まで一気に破壊します。髪が受けたダメージは髪内部まで破壊されると元に戻せません。

それでも濡れた髪にヘアアイロンを当てたい方は、ブランド「絹女」のような蒸発を軽減してくれるタイプを使用してください。また、設定温度も上げ過ぎないよう気を付け、髪のケアを丁寧に行いましょう。

ヘアアイロンといっても種類が多すぎてどのように選べばいいか分からないもの。ここでは、髪を傷めないためのヘアアイロンの基本的な選び方をご紹介します。

ヘアアイロンには、仕上げたいスタイルによって2種類あります。ひとつ目は、髪をまっすぐにクセづけできるストレートアイロンです。癖毛やばらつきのある髪をまとめ、きちんとした印象に仕上げることができます。

ふたつ目は、華やかな印象を与えるカールスタイルを作ることができるカールアイロンです。髪全体だけでなく、毛先や後れ毛などに丸みをつけることでおしゃれなニュアンスを加えることができ、用途の幅は広いです。

また、ストレートとカールの両方のスタイルを来ることができる2wayタイプもあります。一台持っておけば、スタイリングの幅が広がる嬉しいアイテムです。ただし、慣れるまでは操作が難しく感じる人もいるので注意しましょう。

髪は濡れた状態だと、60℃くらいで髪の成分である「タンパク質」が変性を引き起こします。乾いた状態でも130℃を超えると熱変性が起こります。タンパク質の変性は髪内部にダメージホールを作り、髪が濡れるたびに水分が抜け落ちていきます。

これが濡れた髪にヘアアイロンを当てると傷みやすい理由です。ヘアアイロンの中には、ボタンが1つでオンオフしか行えないタイプもあります。選ぶ際は80～210℃程度に必ず設定温度が調整できるものにしましょう。

髪を傷めないためには、髪に直接触れるプレートがカギになります。髪を傷めないおすすめの素材は、主にチタンとセラミックです。チタン素材は摩擦抵抗が少なく髪を滑らかにヘアアレンジしてくれます。

またセラミックは熱伝導性が高いため、温度立ち上げがスムーズに行えるメリットがあります。立ち上がりがスムーズに行えると何がいいのかについては以下の項目で説明しています。

なお廉価版のヘアアイロンの多くは、プレートにテフロン素材が使用されています。著しく性能が劣るわけではないですが、使用するうちに摩耗していくデメリットがあります。テフロン素材のものは長期間使えない前提で購入するようにしましょう。

髪のケアと使い勝手両方の面で、立ち上がり時間が短いヘアアイロンを選ぶのがおすすめです。温度の上昇が遅いと、アイロン時にしっかり熱が当たるところと当たらないところができ、均一にプレスできません。

均一でないとスタイリングが効きにくくなるので、何度も熱を当てなければいけず髪が傷む原因になります。スタイリングは朝の忙しい時間帯に行う方が多いので、特に立ち上がり時間を気を付けて購入しましょう。設定温度に到達する時間の目安は約30～60秒で選ぶといいです。

旅行や出張先など手軽に持ち運んで使いたい人には電池式のコードレスタイプがおすすめです。ただし、ガス式のコードレスはカートリッジを機内持ち込みできないので注意しましょう。その他にも、30分以上操作がない場合、自動で電源をオフしてくれる安全機能があるものも便利です。

また、髪の毛を傷めないために以下の3つの機能が付いているものもおすすめです。髪のダメージにお悩みの方、髪がまとまらないとお困りの方、ぜひ参考にしてみてください。

• マイナスイオン機能

マイナスイオンを発生し、髪のキューティクルを保護。静電気が発生しづらい状態にして、髪のダメージを防ぎ、表面に艶を与えてくれる。

• ミスト・スチーム機能

水蒸気を発生させて、熱による髪へのダメージを軽減する。髪に適度な水分を与えるので、仕上がりがしっとりとまとまる。

• 遠赤外線機能

遠赤外線を毛髪に当てて、内部の主成分タンパク質の活性化を促す。また頭皮を温めて血行を促し、髪に必要な栄養を届けるサポート効果を期待できる。

髪が傷みにくいヘアアイロンを選ぶ前に、自身で気を付けて髪へのダメージを減らすこともできます。以下のポイントを参考にして、なるべく髪を傷めずヘアアレンジ楽しみましょう。

ドライヤーで乾かした後は冷風で髪を休ませて最後に櫛でとかしましょう。髪が長い人は乾かした後の髪が絡まっている状態なので、しっかりほぐす必要があります。

絡まったままアイロンをかけると、変な状態でクセが付きます。朝起きてヘアアイロンする場合も、櫛で髪をとかして寝癖を抑えてからヘアアイロンを使いましょう。

ヘアアイロンの設定温度は髪に当てると下がってしまいます。温度が下がるとスタイリングが上手く決まらず、何度も熱を当てて髪が傷む原因になりがちです。およそ50℃くらいの温度低下を考慮したうえで、1度でヘアスタイルが決まる温度を見つけるのが大切です。

先ほど紹介した中にもありましたが、設定温度を維持してくれるヘアアイロンもあるので購入の際の選ぶ基準にしましょう。

設定温度の話にも通じますが、なるべく髪に摩擦が与えられないように少ない回数でスタイリングすることが大事です。摩擦が起きにくいプレートの素材を選ぶことも大切ですが、1度に挟む毛量が多すぎないように気を付けるのもポイントです。

挟む毛量が多すぎるとムラが出るので、スタイリングが決まりにくくなります。ストレートの場合はプレートで挟める量で、カールの場合は巻く際の髪が重ならない程度と覚えておきましょう。

ここまでに、髪を傷めないためにはヘアアイロンの設定温度が大事だと説明しました。今回ご紹介したヘアアイロン以外に、低温で髪を傷めずヘアアレンジしたい人におすすめのヘアアイロンを紹介した記事があります。ぜひ参考にご覧ください。

濡れ髪用のヘアアイロンが決して髪を傷めないわけではないことがお分かりいただけましたか。好きなヘアアレンジを楽しむためには、できるだけ髪を傷めないことが大事です。商品の売り文句だけでなく、この記事を参考にして自分にあったヘアアイロンでアレンジを楽しみましょう。