加湿器のミストが出ない原因と対処法｜超音波式加湿器やアイリスオーヤマも

お肌や喉の乾燥を防ぐために重宝する加湿器。アイリスオーヤマといった家電メーカーからはもちろん、100均・フランフラン・無印・ニトリ・スリーコインズなどで手軽に購入できるため1台は持っている方も多いです。ですが、今まで使えていたのに突然ミストが出ないといったトラブルがあると困りますよね。

加湿器の種類の中でスチーム式と超音波式のミストは目に見えて出てくるタイプのため、ミストが出なくなったら対処する必要があります。本記事では、超音波式加湿器のミストが出なくなった場合の対処方法について紹介します。

故障とあきらめる前に、いくつか原因をチェックしたりメンテナンスしたりするだけで、ミストが出るようになる場合が多いです。対処方法を詳しく解説しますので、ぜひチェックしてください。

噴出口に水道水のカルキや水のミネラル成分が固まっている場合は、噴出口の掃除をしてみましょう。綿棒に水をつけて噴出口を軽く拭います。それでも出てこない場合、綿棒にクエン酸水をつけて拭ってください。

白いミネラル分の塊はアルカリ性のため、酸性のクエン酸で拭き取ると効果があります。ただし、取扱説明書でクエン酸洗浄が可能かどうかを事前に確認する必要があります。作ったクエン酸水をスプレーボトルに入れてキッチンに置いておくと、汚れを落とすアイテムとして重宝しますよ。

＜クエン酸水の作り方＞

• クエン酸小さじ1/2(2.5ｇ)
• 水100ｃｃ(計量カップがなければ、コーヒーカップ1/2が目安)
• 上記の割合でクエン酸を水に溶かし、スプーンでよくかき混ぜます。

クエン酸を使った加湿器の詳しいお手入れ方法は下記のリンクにあるので、参考にしてください。

給水芯を交換してすぐは、給水芯に水が浸透していません。その場合はミストが出ない可能性があります。給水芯をいったん逆さまにして、逆方向からも水を吸わせてください。また給水芯の入れ方が浅くきちんと入り込んでいない場合もミストが出ないため、グッと奥まで入れなおしましょう。

給水タンクに水を入れっぱなしにしておくと、雑菌が入っている場合は2~3日でタンクの底がぬるぬるしはじめます。水垢やぬめりは吹き出し口の詰まりの原因となります。雑菌の繁殖を抑えるためにもタンクの水は毎日交換しましょう。すでに発生した水垢やぬめりについては、台所用の中性洗剤とスポンジで洗い流してください。

加湿器の種類は、気化式・温風気化式・スチーム式・超音波式・加熱超音波式の5つに分類できます。このうち、気化式・温風気化式は蒸気の煙が出ないタイプなので、そもそもミストは見えません。ミストが見えなくても加湿ができているため、心配する必要はありません。

給水タンクが正しく取り付けられていない場合もミストは出ません。給水タンクがしっかりはまっているかどうかチェックしてください。一度外して、タンクを入れ直すと出る場合もあります。

給水芯の上部部分が乾燥している場合も蒸気は出ません。超音波の振動が伝わる部分に水分が接触しているか確認しましょう。給水芯をいったん取り出して、上下を逆にして入れ直すとミストが出る可能性があります。

また、超音波加湿器は立ち上がりが遅いため、温まらないと蒸気がでない場合があります。そのため、温まるまで少し待ってみましょう。

タンク内には水の上限を表す目盛りがついています。目盛りを超えるほどの水を入れた場合、ミストが出ません。逆に水が少なすぎる場合も同様です。タンク内には適切な量の水を入れるようにしましょう。

購入したばかりの加湿器でミストが出ない・動作しない場合は初期不良の可能性があります。エレコムのECLEAR MIST（エクリアミスト）をはじめ、シャープ・東芝・HUMIDIFIER・LOMAYA・Toffy・Joyhouseといったメーカーの公式ホームぺージでは、お問い合わせフォームやQ&Aが設置されています。困った際はそちらをチェックしてみるのもおすすめです。

また、AujenなどECサイトの販売のみで、公式ホームページがないメーカーもあります。保証期間内であれば故障にも対応してもらえる可能性があるため、保証書は大切にとっておきましょう。

突然ミストが出なくなった場合、メンテナンスや掃除をするだけでミストが出るようになることが多々あります。水タンクに水が入れっぱなしの場合、雑菌が入っていると2~3日でタンクの底がぬるぬるしはじめ、水垢やぬめりは吹き出し口の詰まりの原因となります。

しかし、メンテナンスや掃除のしにくい加湿器だと対処するのも億劫になりますよね？ここでは、メンテナンスや掃除のしやすいおすすめの加湿器を紹介しますのでぜひ参考にしてください。

超音波式の加湿器の場合、給水芯の交換や噴出口のお手入れは自分でも可能です。しかし、振動板が傷んでいるとミストは出なくなります。その場合はティッシュや専用クリーナーでメンテナンスする方法もあります。また、振動板を交換できるタイプの超音波式加湿器もおすすめです。

シーズンごとに交換したり、ミストの出が悪くなったりしたときに手軽に振動板が交換できるのは便利ですね。ぜひ、参考にしてください。

エコ加湿器とは、電気や熱を使わない蒸気が出ないタイプの加湿器です。水を器に染み込ませて蒸発する仕組みを利用し、またの名を自然気化式加湿器ともいいます。

インテリアとしても楽しめるデザインが多く、ミストや音が出ないのでどこにでも置けます。また、電気代がかからないのもポイント。安全性に気をつかう寝室にも手軽に置けますよ。

加湿器から水が出なくなったとき、加湿器のメーカーに問い合わせることで修理や交換など対応がわかります。また、販売店でも対応を行っているところはあるので、各メーカーの問い合わせ先をチェックすることは大事です。

お求めやすい価格と優れたデザインが人気のアイリスオーヤマの加湿器は、アフターケアもしっかりしています。お客様サポートページが用意されており、「季節商品」から「加湿器」のページをチェックすることができます。

そこにはよくある質問やトラブル例が用意されているので当てはまる事例であれば、その場で対処することもできます。また、修理が必要な場合でもサイトから見積もりの依頼もできるため、手間もかかりません。

部屋に置くと目を引くようなおしゃれなデザインが特徴のフランフランの加湿器ですが、特徴的な形も多いため、自分の力で修理するのは難しいことが多いです。そのため、不具合があった場合はフランフランの「FAQ」のコーナーになる「商品不具合について」を閲覧しましょう。

フランフランでは店頭で購入した場合は、店頭での返品・交換、オンラインの場合はオンラインでの返品交換対応となるため、購入した場所を確認して適切な場所に連絡しましょう。

エレコムの加湿器は卓上に置いて置けるおしゃれなデザインが特徴です。サポートページが充実していて、故障が起きたときの製品交換や困りごとに対する製品サポートなど問題解決への道すじがわかりやすいです。初期不良などはネットで、最短3日で新品に交換できるので困ったときにはぜひご覧ください。

故障した場合は、買い替えるか修理するかを検討しましょう。買ったばかりの加湿器は修理がおすすめですが、古い加湿器は買い替えたほうが安く済むケースもあります。

また、多少費用がかかっても、新しく買い替えたほうが高機能の加湿器を使える場合もあります。長年使っている加湿器が故障した場合は、買い替えも視野に入れてみてください。

加湿器はずっと使っていると、水道水のカルキ汚れがたまり、突然ミストが出なくなる場合があります。綿棒での拭き取りや毎日の水交換は日々のお手入れに取り入れやすいので、ぜひ試してみてください。吹き出し口とタンクの定期的な掃除で、快適に加湿器を使っていきましょう。