床が濡れない加湿器おすすめ14選｜濡れるのを防ぐ方法も【びしょびしょにならない】

乾燥が気になる季節、加湿器を使う人は多いですよね。肌や喉の乾燥を防いだり、ウイルス対策やアロマの香りでリラックスしたい時にも便利です。しかし、加湿器を使うと床・壁・布団が濡れてしまうのではと不安に思っている人はいませんか？

床や壁が濡れる原因は、加湿器を使用するシーンや置き場所・加湿方式の違いが関係しています。加湿器にはスチーム式・気化式・超音波式・ハイブリッド式の4つの加湿方式があり、中でも安価なものが多く買いやすい超音波式は、周辺が濡れる加湿器No.1です。

そこで本記事では、びしょびしょにならない加湿器の選び方・アイリスオーヤマなどの人気メーカーの商品・床が濡れないタイプの加湿器おすすめ14選をご紹介します。また、床が濡れない方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

部屋の気温が低いと加湿器から放出した水蒸気が蒸発しきれず、重力によって水滴が床に落下してしまいます。加湿器を使うときは、部屋の温度を上げて蒸発を促すようにしましょう。

また、加湿しすぎも床や壁が濡れる原因です。加湿のしすぎは結露やカビ・ダニを発生させてしまいます。結露やカビは湿気が滞留する場所で発生しやすいため、適宜換気して適切な湿度40～60％を保つようにしましょう。

加湿器の床置きは、床が濡れやすい原因の1つです。霧が噴射されてから蒸発するまでの時間が足りず、床に水滴が落ちやすいからです。さらに、暖かい空気は上・冷たい空気は下に溜まる性質があるので、床付近の冷たい空気に放出された霧は蒸発されずに床に落ちてしまいます。

また、窓の近くは空気が冷たい場所なので加湿器を置くのには適していません。加湿器は床や窓から離して、台や机の上に置くと効果的です。

超音波式・ペットボトル式の加湿器は、タンクの水を微振動させて霧状に放出し加湿する方式です。熱を加えないので蒸発しにくく、他の加湿方式に比べ霧の粒が大きいので床が濡れやすいのです。熱を使用しないため同じ容器を使い続けると、雑菌が繁殖しやすいのもデメリットになります。

超音波式・ペットボトル式はダイソーなどでも売られています。コンパクトでデザイン性が高く、安価な製品が多いため人気です。ペットボトル式は気軽にボトルを交換できるため、気になりがちな本体内部やタンク内のカビなど衛生面が気になる人にもおすすめです。

スチーム式は、ヒーターで水を熱して蒸発させる方式です。お湯を沸かして蒸気を出すのと同じイメージになります。蒸気が放出されるので加湿スピードが早く、室内の気温に左右されにくいのが特徴です。

吹出口から熱い水蒸気が放出されるため、小さいお子さんやペットがいる家庭では火傷に注意しましょう。熱を利用するため消費電力は大きめですが、雑菌が繁殖しにくく掃除しやすいメリットもあります。

気化式は、湿らせたフィルターに風をあて水分を気化させて加湿する方式で、蒸気が出ないタイプの加湿器です。濡れタオルに扇風機をあてて乾かすイメージに近く、加湿スピードは遅めです。ヒーターを使わないので電気代が安い反面、雑菌が繁殖しやすくなっています。

熱くならないため、小さいお子さんやペットのいるご家庭でも安心して使用できます。また気化式には、コップに紙をつけるだけの電気を使わないタイプもあります。

ハイブリッド式には「加熱＋気化」と「加熱＋超音波」の2種類があります。濡れない加湿器をお探しの人には、「加熱＋気化式」がおすすめです。

加熱気化のハイブリッド式は、湿らせたフィルターに温風をあて気化させて加湿する方式です。通常の気化式より電気代がかかりますが、加湿スピードが早く効率よく加湿できます。温風を使用しながらも吹出口が熱くなりにくいので、安全性を重視したい人にもおすすめです。

加湿器で床を濡らさないために、適応畳数と加湿しすぎを防ぐ機能をチェックしましょう。

加湿器の適応畳数は、スペック表などに部屋の構造ごとに表示されています。加湿器を設置する部屋と適応畳数が合っていないと、次のような問題が起こります。

• 適応畳数より大きい部屋：加湿量が少ない、効果が薄い
• 適応畳数より小さい部屋：加湿しすぎ、床が濡れる、結露やカビの原因になる

床が濡れるのを防ぎたい人は、部屋の広さにぴったりかワンランク小さい加湿器を選ぶようにしましょう。デスク上や枕元など省スペースで使用したい人には卓上タイプの加湿器もおすすめですよ。

加湿のしすぎを防ぐためには、タイマー機能や湿度調節機能が搭載された機種がおすすめです。タイマー機能は加湿器のつけっぱなしを防ぐのに便利です。たとえば寝室の加湿器にタイマー機能が付いていれば、就寝中でも安心して使用できます。

一定時間で自動的に電源が切れるため、消し忘れて外出しても安心です。また過度な加湿を防ぐだけでなく、電気代の節約にもつながります。

加湿器に内蔵されたセンサーで、部屋の湿度を快適に保つのが湿度調節機能です。自動で湿度をコントロールできるため、加湿しすぎや乾燥防止に便利です。湿度調節機能があれば加湿のしすぎで床が濡れるのを防げます。

加湿器が原因で床が濡れてしまうトラブルが多いのが、超音波式加湿器です。濡れてしまう原因を知れば対処できるので、床が濡れる原因と・床が濡れない方法をご紹介します。

部屋の気温が低い

• 冬場など部屋が寒いと加湿器から出ている水蒸気が蒸発できずに、床に落ちてしまい床が濡れてしまいます。エアコン・ストーブなどの暖房機器で部屋の温度を上げれば、水蒸気が蒸発しやすくなり、床が濡れにくくなります。

湿度が高い

• 部屋の湿度が高いのに加湿器を稼働させていると、床が濡れてしまう原因になります。湿度計や加湿器の表示を確認して、湿度を調整してください。夜間などで設定できない場合は、タイマー式の加湿器が便利です。

加湿器が低い場所にある

• 加湿器の置く場所が低いと、加湿器から出る水蒸気がすぐに床に落ちてしまい、床が濡れる原因になります。加湿器は床から離れた高い場所におけば、床が濡れにくいです。

エアコンが近い

• エアコンの傍に加湿器を置くと直接風があたり、加湿器は「部屋が乾燥している」と勘違いしてしまいます。十分な湿度がある場合でも、湿度を上げようとしてしまうため、床が濡れてしまいます。加湿器はエアコンから離れた場所に置くのがおすすめです。

職場のデスク上や就寝中の枕元など自分の周りだけ加湿したいときには、濡れタオルやペーパー式の加湿器もおすすめです。電気を使わず自然に気化するため、布団や大事な書類を濡らしません。音も出ないので静かな環境にぴったりです。

ペーパー式の加湿器はデザインが豊富で、定期的に交換すれば気分転換にもなり衛生面でも安心です。ただ、コップに水を入れてペーパーを浸すタイプは、転倒時に水がこぼれる可能性があります。枕元に置く際は置き場所に注意しましょう。

加湿器を使用しなくても、身近なものやちょっとした工夫で空間にうるおいを与えられます。以下に加湿方法を記載しています。

• 水を入れたコップ、水槽を置く
• 洗濯物を室内干しする
• ストーブの上にやかんを置いて沸かす
• ルームミストやファブリックスプレーを吹き付ける
• 床をウェットシートまたは雑巾で水拭きする

すぐに始められるので、ぜひ試してみてください。

加湿のしすぎで床や壁が濡れると、結露やカビの原因になります。加湿器は快適な湿度40〜60％をキープすれば、風邪予防や花粉・ハウスダストの飛散防止に効果が期待できます。びちゃびちゃにならない加湿器を使用・使い方を工夫して、快適な空間を目指しましょう。