魔法瓶タイプのコーヒーメーカーおすすめ5選｜あったかい保温ポット

心や身体をリフレッシュさせてくれるコーヒー。そんなコーヒーを手軽に作れるコーヒーメーカーには「ポットの中のコーヒーがすぐに冷めてしまう」との欠点がありました。せっかくの美味しいコーヒー、できるならあたたかいものを楽しみたいですよね。

そんなデメリットを解消したのが、魔法瓶タイプの保温ポットをもつコーヒーメーカーです。このタイプならば、コーヒーが煮つまらず最後の1杯まで楽しめます。また魔法瓶タイプのコーヒーメーカーは、コーヒーが冷めにくい以外のメリットもあるのです。

そこで今回は、魔法瓶タイプのコーヒーメーカーの特徴やメリット、デメリットなどをご紹介します。この記事を読めば、コーヒーメーカーを選ぶ際の参考になります。コーヒーメーカー選びに迷っている方は、ぜひこの記事をご覧ください。

魔法瓶タイプのポットの一番大きなメリットはコーヒーが冷めにくい点です。ガラスタイプのポットと比べ、なんと5時間以上も温かさを保ち続けられます。ガラスタイプでも、保温機能がついていればコーヒーを温めるのは可能です。

しかし、ヒーターなどでコーヒーを温め続けると香りが飛んでしまい、味も苦くなってしまいがちです。最後の1杯までコーヒーを美味しく飲みたいのであれば、魔法瓶タイプのポットが適しています。また、魔法瓶タイプはポットだけでも使えるので、夏はアイスコーヒーの保冷にも役立ちますよ。

コーヒーメーカーを買い替える原因として、「ポットが壊れた」との意見がよく挙げられます。ガラス製のポットは軽くて扱いやすい反面、壊れやすいのが欠点です。落とせばもちろん、うっかりどこかにぶつけても割れてしまいます。

一方、魔法瓶タイプのポットはステンレス製なので丈夫な点がメリットです。うっかりぶつけたり落としたりしても壊れにくいです。またガラスポットに比べると寿命が長いので、他の部分が壊れない限りコーヒーメーカーを使い続けられます。

お気に入りのコーヒーメーカーは長く使いたいものですよね。引っ越しが多い、狭い場所で使うなど壊れやすい条件下では、魔法瓶タイプを選ぶのがおすすめです。

コーヒーは温度で味が変わってしまう繊細な飲み物です。温め直すだけでなく、温め続けていても味が変わってしまいます。コーヒーメーカーを購入して自宅で本格コーヒーを楽しみたい人の中には、豆や淹れ方にこだわりがある方もたくさんいます。

折角豆や淹れ方にこだわっても、最初の1杯しか美味しく味わえないのはもったいないですよね。魔法瓶タイプのコーヒーメーカーならば、熱に頼らず保温するのでコーヒーの味が変わりません。一度に淹れたコーヒーを数回に分けて飲む場合は、魔法瓶タイプのコーヒーメーカーがおすすめです。

魔法瓶タイプのポットは、ガラスタイプのポットに比べてかなり重いです。さらにコーヒー自体の重さが加わるため、お子様やご高齢の方には持ち運びづらいです。そのため、ご高齢の方や体力に自信のない人にはおすすめしにくい製品もあります。

また、重量がある分ひっくり返してしまった場合にケガをする可能性もあります。特に小さいお子様がいるご家庭では、コードを足に引っ掛けて倒してしまわないよう注意が必要です。また、高いところに置いて使う場合も、落とさないよう注意しましょう。

現在は、数千円でそこそこの機能を持ったコーヒーメーカーが多く販売されています。魔法瓶タイプの場合、平均価格は1万円台ですので使用頻度が少ない方にとってはやや高価に感じられるかもしれません。

また、コーヒーを淹れるたびにすぐ飲み切ってしまう方にとっても、魔法瓶タイプのコーヒーメーカーは割高に感じられるかもしれません。魔法瓶タイプはコーヒーを長時間美味しく保温できるのが最大のメリットなので、活用できない場合はガラスポットのコーヒーメーカーがおすすめです。

ガラス製のポットが壊れた場合、メーカーに在庫があれば1,000円前後で交換できます。しかし、魔法瓶タイプの場合は、ポットだけで1万円近くかかるケースもあります。

魔法瓶タイプのポットは壊れにくいのが特徴ですが、壊れてしまった場合は交換するより新しい製品を買う方がおすすめです。また、魔法瓶タイプの場合は部品の交換が不可になっている製品もあります。

魔法瓶タイプのポットは、中身が見えません。ガラス製ならば中身の減り具合が一目で分かりますが、残量の見えない魔法瓶タイプのポットは、コーヒーを飲もうと持ち上げたら中身が空な場合もあります。

「コーヒーをよく飲むので、いつもポットを満タンにしておきたい」と考えている方は、中身がよく見えるガラス製ポットの方が向いている場合もあります。よく考えて、自分の要望を満たしている方を選びましょう。

ここからは、保温に電気を使わないで得られるメリットを解説します。電気を使わずに保温すると、どのとようないい影響があるのか？ぜひ内容を確認して、コーヒーメーカーを選ぶ際の参考にしてください。

一般的なコーヒーメーカーで12時間保温した場合、電気代は1日約30円になります。少ない金額に思えますが、毎日保温していれば1ヶ月に約900円です。1年使い続けた場合は約10,800円と、あまり安い金額ではありません。

電気代を節約するとエコにも繋がります。さらに、1年に1万円近い金額を節約できれば、新しいコーヒーメーカーを買うお金も貯められます。少しでも電気代を節約したいと思っている方は、製品自体は多少高くても魔法瓶タイプがおすすめです。

前述したように、煮つまったコーヒーは美味しいものではありません。せっかくいい豆を使ってコーヒーを淹れても、煮つまってしまえば台無しです。

また、保温機能を使用していると電源をいれているのをつい忘れてしまいます。実際に保温機能を消し忘れてしまい、コーヒーを煮つまらせてしまった経験がある方もたくさんいます。そのような方にも、魔法瓶タイプのコーヒーメーカーがおすすめです。

魔法瓶のメーカーとしてイメージが強い象印マホービンですが、スタンダードな製品から本格的なものまで、さまざまなニーズに合わせたコーヒーメーカーを販売しています。

スタンダードなコーヒーメーカーは3,000円程度で購入でき、コスパ抜群です。非常にリーズナブルですが、浄水フィルターも搭載されているので、コーヒーの味わいにこだわってる方にもおすすめできます。

タイガーは1923年に設立された、大阪府門真市にある会社です。正式名称はタイガー魔法瓶株式会社といって、真空断熱ボトル・炊飯器・電気ケトル・電気ポットなどの生活用品の総合メーカーとしてさまざまな商品を発売しています。

タイガーでおすすめなのは、「コーヒーメーカーACE-V080」です。真空断熱ステンレスサーバーで、保冷・保温どちらの機能も抜群です。2杯から8杯分まで選んで抽出できるため、さまざまなシーンで活躍します。

魔法瓶の代名詞ともなっているのが、サーモス。水筒のほかにもお弁当箱や調理鍋なども開発されていて、世界中で人気です。サーモスの商品は高い保冷・保温力が特徴です。そのため長時間使用する場合におすすめです。

サーモスのおすすめのコーヒーメーカーは「真空断熱ポット　コーヒーメーカー/ECJ-700」です。サーバーがスマートな形状をしていて、持ち運びに便利。ワンタッチで簡単に注げるので、仕事中や作業中のお供に最適です。

どのコーヒーメーカーを選べばいいかわからない！

この記事にたどり着いた皆さんも、同じ悩みを抱えているのではないでしょうか？

本記事の目標はズバリ、

簡単にコーヒーメーカー選びの失敗をなくすこと

です。

今回の記事では、選び方の解説に加えて実際にコーヒーメーカーを購入した方500名を対象に行ったアンケート結果も取り上げ、購入前の不安を解消できる内容になっています。ぜひ最後までお付き合いください。

☆この記事を読めば失敗しないコーヒーメーカーを選べます！

実は、たった3つのポイントを意識するだけでコーヒーメーカー選びを失敗する確率がグッと下がります。

その3つのポイントとは、

①作りたいコーヒーが作れる種類を選ぶこと

②1度に作れる量が自分に合ってる容量を選ぶこと

③お手入れが簡単なものを選ぶこと

これだけです。疑問に思う部分も多いかと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 作りたい種類のコーヒーを必要な量分作れる、お手入れしやすいコーヒーメーカー！

最終的に【結論】のコーヒーメーカーに行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

コーヒーメーカーってどれくらいの容量を確保すればいいの？

と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

コーヒーメーカーは、一度に何杯淹れるのかを最初に想定するのが大切です。それに伴い、コーヒーを入れるカップの容量も確認しておきましょう。

カップごとの主流の大きさは以下になります。

• マグカップ：200ml~250ml
• コーヒーカップ：120ml~150ml
• エスプレッソカップ：30～60ml

使うカップがどれくらいの容量で、そのカップ何杯分を作れればいいのか、上記を目安に確認しておきましょう。

大人数の使用を考えている場合は、設置場所を先に確認するのをおすすめします。

大容量のコーヒーメーカーはサイズも大きくなるので、置く場所を確保しないで購入すると後悔する可能性が高いです。

設置場所に置けるサイズのなかで、一番大きい容量のものを選んでみましょう。

コーヒーメーカーにお手入れって必要なの？

と疑問の方もいらっしゃるのではないでしょうか。

コーヒーメーカーは水垢や黒ずみが発生しやすく、お手入れを怠れば最悪の場合はカビも発生します。よって、こまめなメンテナンスが必要な道具になります。

お手入れのしやすいコーヒーメーカーには以下のような特徴があります。

• 本体から分解できるパーツが多い
• 紙フィルターを使う（ドリップ式のみ）
• サーバーがステンレス素材（ドリップ式のみ）

ドリップ式の場合は3項目すべて確認する必要があります。ドリップ式以外の方は「本体から分解できるパーツが多い」だけ確認すれば問題ないですよ。

コーヒーメーカーのほとんどのパーツは水洗いできます。お手入れを楽にするには、分解が可能なパーツがどれくらいあるかどうかを確認するのが最も大切です。

取り外せると便利なコーヒーメーカーのパーツを、以下に種類別にまとめました。

【全自動・セミオートドリップ式】

• 給水タンク
• フィルターボックス
• サーバー
• 受け皿
• ミル 
• 豆容器

【ミルなしドリップ式】

• 給水タンク
• フィルターボックス
• サーバー
• 受け皿

【エスプレッソマシン】

• 給水タンク
• フィルターボックス
• サーバー
• 受け皿
• ミル 
• 豆容器

【カプセル式】

• 給水タンク
• サーバー
• 受け皿
• 抽出トレイ・抽出グリッド

特に給水タンクは取り外しできるものを必ず確保するのがおすすめです。

給水タンクが本体から取り外せないと、給水タンクに洗剤・クエン酸を入れてドリップし、その後に水で数回ドリップするなど、お手入れに時間と労力がかかりますよ。

ドリップ式のコーヒーメーカーは、使い捨てできる紙フィルターを使ってフィルターを洗う手間を省くことができます。

ただ、フィルターには紙フィルター・メッシュフィルターの2種類があり、どちらにもメリットとデメリットがあります。特徴は以下のとおりです。

どちらも捨てがたいという方は、紙・メッシュどちらにも対応しているモデルがおすすめです。基本は紙で、濃いコーヒーを飲みたいときはメッシュでなど使い分けができます。

ドリップ式には、抽出したコーヒーを受け止めるサーバーがあります。お手入れの側面だけでいうと、ステンレス製の商品を選択するのがおすすめです。

割れる心配をせずしっかり洗え、掃除のしやすさが上がるためです。

ただ、サーバーにはステンレス製・ガラス製の2種類があり、どちらにもメリットとデメリットがあります。特徴は以下のとおりです。

メリットデメリットを比べ、それでもステンレスがいいと思った方はぜひステンレスを選択してください。

コーヒーメーカーのお手入れの頻度はパーツごとに異なり、淹れるたびに洗うもの・1日の終わりにまとめて洗うもの・週に1回洗うものの3パターンあります。

頻繁と思うかもしれませんが、お手入れを怠ると黒ずみやカビ・異臭の原因になります。以下のお手入れ頻度表を参考に、コーヒーメーカーを綺麗に保ってください。

他に気にすべき項目があるのではないか

と不安の方もいるのではないでしょうか。

そこで、コーヒーメーカー購入者500名が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目を見てみましょう。

一人暮らしが購入するときに、特に気をつけた方がいいことはある？

と疑問を持たれている方もいるのではないでしょうか。

一人暮らしでコーヒーメーカーを選ぶなら、最も注目したい点はコーヒーメーカーのサイズです。狭いキッチンに置くなら必ずサイズを確認しましょう。

コンパクトタイプのコーヒーメーカーも販売されていますが、その場合、最低限の機能しか付いていない場合があります。購入前に自分に必要な機能が付いているかチェックしてくださいね。

近年、家電を選ぶ際にデザイン性を重視する方が増えつつあります。

コーヒーメーカーは高級感のあるデザインやシンプルなものなど、デザインが豊富です。キッチン家電は数が増えると生活感が出てしまいがちなので、自分の部屋の雰囲気にあったデザイン選んでください。

部屋に置いたときの雰囲気を考えて、購入するのもおすすめです。

パナソニックのコーヒーメーカーは、豆を挽くところから抽出までを全自動で行うタイプ、挽いたコーヒー粉を手動で移すタイプがあります。

おいしくコーヒーを味わうためのさまざまな便利機能が搭載されており、プロが淹れたようなコーヒーを楽しみたい方におすすめです。

コーヒーの煮詰まりを防ぎ、おいしさを保つ飲み頃温度の自動コントロール機能は、全モデルに搭載されています。

カプセル式のコーヒーを楽しみたい方にはネスレがおすすめです。カプセル式コーヒーメーカーの「ドルチェグスト」や「ネスプレッソ」で有名なネスレは、家庭だけでなくオフィスでも使われています。

「ドルチェグスト」はコーヒー以外にラテやカプチーノも淹れられ、スターバックスからは専用のカプセルが販売されています。気分に合わせてカプセルを選ぶ楽しみや、操作が簡単な点も人気の理由です。

デロンギはエスプレッソマシンが有名で、白と黒を基調にしたスタイリッシュなデザインが特徴的です。

全自動・セミオートが主流で、レンストランやカフェにも導入されています。

高性能ゆえに価格も高めですが、本格的なおいしいエスプレッソ、カフェラテ・カプチーノを手軽に楽しみたい方にはデロンギ製品がおすすめです。

安価にコーヒーメーカーを購入したい方はアイリスオーヤマをチェックしてみましょう。安いものだと2,000円台のものもあります。

最低限の機能が搭載されていて、できるだけ安いものをとお考えの方におすすめです。

メリタは1908年創業のコーヒー機器メーカーです。コーヒー粉を紙フィルターでろ過して抽出する「ペーパードリップシステム」を考案した会社でもあります。

メリタのコーヒーメーカーの最大の特徴は「メリタ式1つ穴抽出」と呼ばれる機能で、ゆっくりとお湯を注いで蒸らします。

専門店のようなコーヒーの香りとコクをご自宅で楽しみたい方におすすめです。

バルミューダのコーヒーメーカーは、洗練された美しいデザイン・質感が特徴的です。

機能性の面では、緻密な温度制御や正確なドリップなど独自の抽出方法で、力強いすっきりとしたクリアな味わいを引き出します。

選べる3つの味わいモードで、寝起きの1杯からブレイクタイムまで、さまざまなシーンに活躍します。

今回は、魔法瓶タイプのコーヒーメーカーの特徴やメリット・デメリットを解説しました。ガラスタイプも魔法瓶タイプも一長一短なので、保温性を重視したい方は購入を検討しましょう。また、コーヒーにこだわりを持つ方にもおすすめです。