【2024】お手入れ簡単なコーヒーメーカーおすすめ10選｜全自動・洗いやすいのも！

コーヒーを毎日飲む人が増えていますが、「コーヒーはインスタントや市販の缶コーヒーではなく、コーヒーメーカーで淹れた美味しいコーヒーがいい」「手軽に香り高いコーヒーが飲みたい」などの声も多いようです。

しかし、中には「コーヒーメーカーは洗うのが面倒」なイメージを持つ方もいます。そこで本記事では、全自動・お手入れ簡単モデルなど自宅で簡単に美味しく作れるコーヒーメーカーに注目しました。代表的なおすすめの、買ってよかったコーヒーメーカーの特徴と選び方も詳しく解説します。

また掃除が簡単で洗いやすい商品や自分で洗わなくていい全自動のコーヒーメーカーも紹介しますので、参考にしてください。コーヒーメーカー選びに悩んでいる方や、新しく購入を検討している方は、ぜひ最後まで記事をご覧ください。

まず、お手入れのやり方は「どこを洗う必要があるのか？」を知るのが大切です。メーカーによってデザインや機能は違っても基本的な構造は同じなので、ここでは、パナソニックの全自動タイプや象印のミル（粉砕機）なしモデルを例に見ていきましょう。

コーヒーを淹れる際、給水タンクから汲み上げられた水は浄水フィルターを通り、コーヒーフィルター→フィルターケース→液漏れ防止弁→ガラス/ステンレス容器の順に流れていきます。毎回のお手入れはコーヒーの通り道「フィルターケース」の取り出しやすさが大切です。

給水タンクや浄水フィルターは、直接コーヒーに触れませんし沸騰した熱湯が通るのでお手入れ不要と思われがちです。しかし一般的に煮沸消毒は5～10分必要なため少し熱湯が通るぐらいでは不十分ですし、汚れも溜まっていきます。そのため定期的に洗って乾燥させないと雑菌が繁殖してぬめりが出てしまうのです。

また、ミル付きモデルは、ミルカッター周りにコーヒー粉が付着するので定期的に洗いましょう。可能であれば毎回洗って乾かすのが理想ですが、最低でも週に1度は洗った方が衛生的です。

定期的にお手入れをしているのに水の出が悪くなった場合は、水道水に含まれるカルキがこびりついている可能性があります。この場合は「クエン酸洗浄」で対処しましょう。各社ともに取扱説明書にやり方が記載されていますが、ここでは象印のやり方を例に紹介しますので参考にしてください。

1. 洗浄前に浄水カートリッジケースを外す
2. コップに小さじ1のクエン酸とぬるま湯を入れ溶かす
3. クエン酸が溶けたらタンクに入れ指定目盛りまで水を入れる
4. よく混ぜたらドリップを2～3回繰り返す
5. その後水だけで数回ドリップしてしっかり洗浄する

コーヒーメーカーのお手入れが面倒に感じる方も多いはずです。しかし、お手入れしなければコーヒーの味に悪影響を与えます。水アカ・コーヒー渋・雑菌がコーヒーの風味を落とし、機械トラブルを引き起こす可能性もあるため、コーヒーメーカーのお手入れは必要です。

そのため、コーヒーメーカーのお手入れが面倒でも定期的に行いましょう。

カプセルをセットするだけのカプセル式コーヒーメーカーは、ガラス・ステンレス容器を使わずマグカップに注ぎます。洗うのは基本的にカプセル周りと抽出口のみです。お手入れが簡単な点では、カプセル式も選択肢の1つです。

取扱説明書には吸水タンクも毎回洗うよう記載がありますので、使った日ごとに洗いましょう。また排水グリッドの洗浄も必要なので、チェックしてください。

全自動コーヒーメーカーは高性能であるほど便利と思われがちですが、ミル機能付きや形状が複雑になるほど洗うパーツも増えますし、お手入れの度に取り外し・取り付けの手間がかかります。コーヒーを淹れるには便利でも、お手入れが面倒だと使わなくなるケースもあるので購入前の確認が必要です。

洗わなくていい自動洗浄機能が搭載された上位モデルであれば安心に思えます。しまし、自分の目で見て清潔かどうかを確認したい方は、最低限の機能が搭載された安いモデルの方が扱いが簡単な場合も多いです。

エスプレッソマシンは通常のコーヒーメーカーにはない、ミルクコンテナ・ミルクノズル・抽出ユニットといたパーツがあります。これはエスプレッソには欠かせないパーツなので仕方ないものの、お手入れが簡単な条件には当てはまらない点に留意しましょう。

ミル付きの全自動コーヒーメーカーは挽きたての豆でコーヒーを淹れられますが、その分、ミル部分のお手入れをする必要があります。できるだけ掃除の手間を省きたいなら、ミルなしのコーヒーメーカーがおすすめです。

ミルなしのコーヒーメーカーはミル部分の掃除が不要なだけでなく、コンパクトで省スペースなメリットもあります。そのため、キッチンが狭めの一人暮らしの方にぴったりです。

ミル付き全自動コーヒーメーカーを選ぶ場合は、ミル部分の自動洗浄に対応しているモデルを選ぶとお手入れを簡単に行えます。

毎日お手入れするパーツの一つがサーバーです。サーバーの中に手が入るほど口が広いタイプなら、底までしっかりと洗えます。また、ガラス素材なら内側の汚れを直接確認できるので、さらに洗いやすいです。

水を入れる給水タンクは着脱できるタイプがおすすめです。給水の際に水道までタンクのみを持っていけばいいので使い勝手がよく、お手入れ時にもタンクのみを洗えるのであまり手間がかかりません。取り外せる給水タンクなら隅々まで洗いやすいです。

お手入れが簡単でも使用人数に合っていないと不便に感じるので注意しましょう。4人家族で2人用を選んでしまうと、2度手間ですし忙しい朝は時間がかかり不便です。

使用人数よりも容量が多い分には足りなくならないとしても、サイズが大きくなるため置き場所を取ります。容量は使用人数に合わせて選ぶのがおすすめです。

フィルターの形状によっても使い勝手は変わってきます。「使い勝手」が簡単なテーマで選ぶのであれば、金属や樹脂などの素材でできたメッシュフィルターがおすすめです。洗って繰り返し使えるので経済的ですし、ペーパーをセットする手間もありません。

フィルターの目は少し粗目ですが、ドリップしたときにコーヒー豆の油分も抽出されるのでコーヒー豆本来の味を楽しみたい人にうってつけです。

一方、「お手入れ」の簡単さで選ぶなら紙フィルターをおすすめします。コーヒーの味は、メッシュフィルターよりもスッキリとした味わいです。

保温機能を搭載したコーヒーメーカーは、一度作ったコーヒーを温かいまま保てるのですぐに飲まないときなどに便利です。保温機能付きの上位モデルの中には、コーヒーの煮詰まりを防ぐ機能を搭載しているものもあります。

淹れてから一定時間経過すると水分が蒸発してコーヒーのえぐみが出てしまいますが、煮詰まり防止機能があれば淹れたてとあまり変わらないフレッシュな味と香りのコーヒーを楽しめるためおすすめです。

搭載機能の中でも注目したいのが、予約タイマーです。予約タイマー付きのコーヒーメーカーは、朝起きる時間に合わせてコーヒーが仕上がるように、前の晩からセットしておけます。「朝起きてすぐにコーヒーが飲みたい」方に特におすすめな機能です。

また、タイマーで時間指定を1回設定しておけば、毎日同じ時間に淹れたてのコーヒーを楽しめます。

コーヒー豆本来の香りを引き出すためには、お湯の注ぎ方が重要になってきます。全自動式のコーヒーメーカーはお湯を注ぐスピードや量が一定で、ハンドドリップのようには注ぐのが難しいものです。ハンドドリップ機能が搭載されていると手入れに近い味を再現できます。喫茶店のマスターが淹れたような美味しいコーヒーが味わえるおすすめ機能です。

最初に蒸らしをする場合としない場合では、味と香りに大きな差が出ます。コーヒー好きな人は、ぜひ蒸らし機能付きの機種を選びましょう。蒸らし機能が未搭載の場合、サーバーにコーヒーが落ち始めたら1度スイッチを切り20〜30秒後に再度スイッチを入れれば蒸らしをプラスできます。

ほぼ毎日コーヒーを作って飲む場合を考えると、コーヒーメーカーの操作性も選ぶときの大きなポイントです。作動ボタンやダイヤルが大きくて見やすい・押しやすい位置にあるかは必ずチェックしましょう。また、購入後にマニュアルを詳しく読まなくても、感覚的にすぐに操作できるものであれば機械の操作が苦手な方でも安心です。

コーヒーメーカーでコーヒーを作るときには、毎回コーヒー豆やミルされたコーヒーの粉をその都度機械にセットしなくてはなりません。セッティングのしやすさも考慮して選んでください。

抽出方法にはドリップ式・エスプレッソ式・カプセル式があります。ドリップ式とは豆を挽いて作ったコーヒー粉にお湯を注ぐ方法です。「全自動」「ミル付き」「ミルなし」のタイプがあります。

全自動はコーヒー豆を挽くところからすべて自動です。「ミル付き」は「全自動」よりも安価で購入できます。ミル付きのメリット・デメリットは、以下の通りです。

• メリット：挽き立ての豆を使えるから劣化しにくい・豆の挽き方を選べる商品もある
• デメリット：自動で挽いた豆を移し替える作業を行う必要がある

「ミルなし」はさらに安価で購入可能です。エスプレッソ式はコーヒー粉に圧力をかけて抽出します。コーヒーの味が凝縮されるので苦味は強いですが、雑味・エグ味が少ないのが特長です。カプセル式は専用のコーヒー粉が入ったカプセルを使ってコーヒーを抽出します。水を入れてボタンを押すだけなので、最も簡単にコーヒーを淹れられる方法です。

コーヒー豆には非常に多くの種類があります。お口に合うコーヒー豆は人によってさまざまなので、今回は比較的外しにくい選び方・買い方について紹介するので参考にしてください。

コーヒー豆には、たとえば酸味が強くて香り高い「キリマンジャロ」や、高価で苦味・酸味などのバランスが取れた「ブルーマウンテン」などがあります。しかし、多くの方に満足してもらえるのは、価格が高すぎずクセのない品種で「コロンビア」や「ブラジル」などが味わいにクセが少なくおすすめです。

最近ではおすすめのコーヒーを選んで届けてくれるサブスク（定期購入）もたくさんあります。たくさんあるコーヒー豆の中からおすすめのコーヒーを診断してくれる「Post Coffee」や、費用が安い「Nif Coffee」などがおすすめです。

丸洗いが可能であれば、お手入れがグッと楽になりストレスを感じにくいです。丸洗いができない場合は掃除用のはけを使用して細部に溜まった粉を落とす手間がかかります。毎日使うのであれば大きなストレスになるので、丸洗い可能かは必ず確認しましょう。

豊富なカフェメニューが作れるコーヒーメーカーだといろいろな味が楽しめて毎日飲んでも飽きません。たとえば「デロンギ」のコーヒーメーカーなら最大12種類のアレンジができます。

• カプチーノ（泡立てたミルクを加える）
• カフェラテ（たっぷりのスチームミルク・少量のフロスミルク）
• カフェモカ（ほろ苦いチョコレートシロップ・スチームミルク・ホイップクリーム）
• エスプレッソ（濃厚な風味）
• キャラメルラテ（たっぷりのミルク・キャラメルソース）
• カフェマッキアート（少量のミルク）
• アフォガート（アイスクリーム入り）
• カフェルンゴ（コクを残しつつ、すっきりとした味わい）
• アイスコーヒー（夏の定番メニュー）
• アイスカフェラテ（冷たいミルク＋ホットなエスプレッソ）
• シェケラート（砂糖＋氷＋ホットなエスプレッソ）
• グラニータ（冷たいシャーベット状のエスプレッソ）

コーヒーメーカーのお手入れ方法も重要ですが、価格も無視できません。いくらお手入れが簡単でも、高価すぎるコーヒーメーカーでは購入をためらってしまいます。自分の予算内で購入できる商品から、お手入れが簡単で使いやすいコーヒーメーカーを選びましょう。

平均的に1〜2万円ほどあれば、比較的お手入れが簡単なコーヒーメーカーが見つかります。また、ネットや通販でお得に購入できる場合もあるので確認してみるのもおすすめです。下記でコーヒーメーカーの金額別おすすめ商品を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

Panasonic(パナソニック)は、日本を代表する歴史のある総合家電メーカーです。パナソニックのコーヒーメーカーはコーヒー豆を挽くところからコーヒーの抽出までおこなってくれる全自動タイプが人気で多くの方が愛用しています。

特に人気が高いのは、カフェインレスコーヒー豆の「デカフェ豆」を抽出する機種です。おいしく仕上げるためのモードや浄水機能を搭載してもの、豆の挽き方を中細挽き・粗挽きなど好みの大きさで指定できるミルが付いた機種などもあります。

日本を代表する家電メーカーなので、アフターサービスや保証もあり安心して購入できる点もおすすめポイントです。

シロカ(siroca)は、日本の家電メーカーで「ていねいで、うつくしく、こだわった暮らし」を企業のモットーとしていて、日本の住宅に合ったさまざまな家電商品を製造・販売しています。コーヒーメーカーのメイン商品は全自動モデルです。

その中でも、キッチンやリビングの少ないスペースにも置いて使えるようなコンパクトなサイズの機種に人気があります。狭いスペースの住宅でもコーヒーメーカーを置いて毎日コーヒーを淹れたい方は、ぜひシロカのコーヒーメーカーをチェックしましょう。

DeLonghi(デロンギ)は、コーヒーメーカーを中心にキッチン用品・暖房機器などを取り扱っているイタリアの家電メーカーです。特に、エスプレッソマシンで知名度が高く、日本でも人気があります。

デロンギのコーヒーメーカーは、どの製品もおしゃれでスタイリッシュなデザインです。カラーはイタリアらしい鮮やかなビビッドが多く、キッチンに置くだけで華やかになります。自宅でもおしゃれに本格的なコーヒーを楽しみたい方におすすめです。

コーヒーメーカーは全自動式のラインナップが一番多く、高性能の機種が多いためカフェやコーヒー専門店、レストランなどでも採用されています。舌触りのいいフワフワな泡を楽しみたい方は「自動カプチーノ機能」を搭載した機種を選びましょう。

Nestle(ネスレ)はスイスの大手食品・飲料メーカーで、世界189ヶ国で製品を販売している世界的な企業です。さらに、一般家庭用の食品や飲料だけではなく、オフィス用の飲料としても採用されています。

ネスレではカプセル式のコーヒーメーカー「ドルチェグスト」や「ネスプレッソ」などを製造・販売していまる人気メーカーです。スリムな形とスタイリッシュなデザインで、女性を中心に支持され多くのオフィスや家庭などで使われています。また、日頃使える商品としても人気で、プレゼントや景品としても選ばれるメーカーです。

象印は炊飯器、電気ポット、ホットプレートなどを手掛けており家庭用調理器具のノウハウが確立しているメーカーです。コーヒーメーカー「STAN.」は扱いやすさとシンプルさにこだわっています。

「外せる水タンク」は給水や掃除が簡単です。「シンプルジャグ」はガラス容器(ジャグ)とバスケットが一体型なため、つけ外し不要で使えます。そのため年齢性別問わずおすすめです。

機能面では「ダブル加熱　高温抽出」が特長で、熱湯と蒸気でコーヒー豆全体を蒸らし、余分な炭酸ガスを放出してからドリップするのでコーヒー豆が本来持つコクと香りを引き出します。

コーヒーメーカーをこまめに掃除すれば、美味しいコーヒーを楽しめるだけでなく故障を防げます。お手入れをしっかりと行って清潔なコーヒーメーカーでコーヒーを淹れましょう。

日常的な掃除の手順は以下のとおりです。コーヒーメーカーによって、分解・水洗いできるパーツが異なるため、掃除する前に必ず取扱説明書を確認してください。

1. コーヒーメーカーのコンセントを抜く
2. コーヒーメーカーのパーツを分解する
3. 水洗いOKなパーツを水洗いする
4. コーヒーメーカー本体は濡らしたタオルで拭く
5. パーツ・コーヒーメーカーを乾いたタオルで拭き、水気をしっかり取る

さらに詳しいコーヒーメーカーの掃除方法については、以下の記事で解説します。こちらもあわせて参考にしてください。

コーヒーメーカーの種類によって差はあるものの、掃除は手間がかかり面倒です。そこで、コーヒーメーカーを掃除する際には、便利な役立つアイテムを使用しましょう。いくつかのおすすめ便利アイテムをお伝えするので、掃除の手間を軽減したい方はチェックしてください。

• 本体内部をきれいにするカルキ抜きや洗浄除菌剤
• コーヒー渋が気になる時には重曹
• 細かい豆のカスを掻きだすコーヒーミルブラシ
• コーヒー抽出口（グループヘッド）を隅々まできれいにする専用ブラシ
• ササッと簡易な汚れや臭いを落とすコーヒー用クリーニングシート

洗わなくていいコーヒーメーカーは基本的にはありません。しかし、お手入れが簡単なタイプはありますので、探してみてください。とくにカプセル式ならカプセルを捨てるだけなので、手間がかかりません。またパーツによっては自動洗浄機能が付いているものもありますのでチェックしてください。

コーヒーメーカー選びでやりがちな失敗にお手入れが面倒なケースがあります。せっかく全自動のコーヒーメーカーを買っても、お手入れが面倒だと手軽にコーヒーを飲めません。給水タンクなどのパーツは取り外し可能か・取り外したパーツは丸洗い可能か購入前に必ず確認しましょう。

また、一度にたくさんコーヒーを作る場合には保温機能がついているものがおすすめです。安さを見て安易に選んだ結果、保温機能がついていない場合もありますので購入前に確認しましょう。

コーヒーメーカーは価格が安いものから高価なものまで幅広くあります。毎日コーヒーを作る人や初心者は、特別な機能が搭載された高価なモデルよりも、簡単操作や手軽にお手入れ可能なものが断然おすすめです。ぜひ紹介した選び方やおすすめ商品を参考にして、お気に入りの商品を見つけてください。