コーヒーミルのおすすめ10選｜無印良品で売ってる？手動・電動別にご紹介！

毎日の生活にコーヒーが欠かせない人も多いですよね。実はお家時間の増加により、「コーヒーによりこだわるようになった」と考える人が増えています。となると欲しくなるのがコーヒーミル。豆から買って美味しいコーヒーを飲みたいですよね。

しかしコーヒーミルは刃の形状の種類から材質までさまざまあり、初見ではなかなか選びにくいです。しかも、ただでさえ本格的なコーヒーは、淹れる人の「腕」が問われる飲み物。簡単な全自動コーヒーメーカーのようにはいきません。

そこでこの記事では、コーヒーミルの基本的な知識や選び方を解説します。さらに、記事後半ではおすすめ商品も紹介しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

コーヒーミルは「手動」と「電動」の2種類に分けられます。機械に挽いてもらうか自分で挽くかですが、仕上がり含めどのような違いがあると思いますか？それぞれのメリットとデメリットを加味してどのような方に合っているかを考えてみましょう。

【メリット】

○挽く作業自体を楽しめる

○回転力が低いため摩擦熱が抑えられ風味を維持できる

○インテリア性が高くコンパクトな商品も

【デメリット】

×挽く力と固定する力が必要

×豆を挽く時間が必要になる

×一度に弾ける量が限られる

×慣れるまで挽きムラができやすい

手動式はこの通り、自分で挽く手間に加えて慣れが必要なため、その時間を楽しめるかどうかで満足度が大きく変わります。ゆったりと丁寧な時間を過ごしたい時、アウトドアでゆっくり手挽きを楽しみたい時など、「時間をリッチにしたい人」におすすめです。

たとえば、普段は電動ミルで、ゆとりのある休日は手動ミルを楽しむ使い方もおすすめですよ。

【メリット】

○早く仕上がる

○多めの量でも引ける

○挽きムラは少ない

【デメリット】

×回転力が高く摩擦熱で風味が飛びやすい

×電源が必要

×音が響きやすい

×自分で挽く楽しみがない

電動式はこの通り、キッチンに設置して毎朝決まった時間に使うような場合に活躍します。忙しい時間帯に使用するなら電動一択。また、均一な味で失敗したくない場合にもおすすめです。ただし、ゆったりリラックスの時間に使用する時は物足りない・味気ないと感じられる場合も。状況によって選べるよう、手動・電動の二台持ちがおすすめですよ。

プロペラのような細長い刃が高速回転するタイプ。フードプロセッサーやミキサーなどの刃と似た構造で、お手入れも簡単です。

デメリットとしては刃が当たるところがひかれる構造のため、同じところばかりに刃が当たり、全体が均一にひかれず、粒にばらつきが出る点。途中で豆の偏りを調整するなど一手間が必要です。また、プロペラ式は微粉（パウダー状のかす）が出やすく、あまり多いと苦味や渋味の原因となるため、ひいた豆を取り出すときにも注意が必要です。

臼や円錐の形をした刃が回転し、上から落ちてくる豆をひきつぶす方式です。コニカルグラインダーともいいます。豆を均一にひく点ではプロペラ型より安定感があります。

手動ミルにはこのタイプが多いですが、使ううちに粉砕する溝がすり減って均一にひきにくくなる場合も。電動タイプもプロペラ型に比べて構造が複雑なので、使用後にお手入れする部分も多いです。

刃のついた2枚の平たい丸い板が向き合って回転し、上から落ちてきた豆を切削します。コニカルカッターと同じく豆をすり潰す「臼式」に分類されますが、その形状から「円板形」「フラットディスク」とも呼ばれます。このタイプが最もコストがかかる構造で、安いものでも1万円で、サイズも大柄です。

カフェや喫茶店などでもよく使われているタイプで、ひき目に合わせてスイッチを入れれば素早くひけ、粒度の均一性が高いとされています。

コーヒーミルの刃の素材は「金属」と「セラミック」の2種類。それぞれ以下のような特徴があります。

• 金属 … 切れ味がいい。金属臭が気になる場合も。錆びやすい。経年劣化が起こる。
• セラミック … 切れ味は金属に劣る。金属臭はしない。水洗い可能。半永久的にもつ。

最近ではセラミックを採用したコーヒーミルも増えています。金属製の方が価格は安価ですが、セラミック製の方がメンテナンス面では優れています。

一つ上の「刃の素材」の話題から続きますが、従来のコーヒーミルは水洗いできないのが難点でした。それを解決したのがセラミック素材を採用したコーヒーミル。金属では不可だった水洗いができるようになりました。また、カップを取り外して丸洗い可能な商品も今は発売しています。

ミルに豆の入る容量は、50g〜120gと商品によってばらつきがあるのが現状です。ちなみにコーヒー豆の使用量は、標準的な濃さだと以下の通り。

• コーヒーカップ1杯（120cc）…10g
• マグカップ一杯(200ml~250ml)…16〜18g

特に容量の少ない手動式の場合、一度の挽きで使い切るような使い方が想定されます。一度に粉にしてある程度の時間保存したい場合、大きめの電動式を選ぶ必要がありますね。

手動式の場合はある程度の時間をかけてハンドルを回す必要があるため、ハンドル自体のサイズといった持ちやすさも大切になります。小型なら小型なほどいい…と思って選んでしまうと、小さすぎて回しにくい場合もあります。

特に手の大きな男性は注意が必要。実際に目で見て手にとって、回しやすさを確認するのが一番です。

扇形の3つ穴ドリッパーで有名な、創立60年を迎えた日本のコーヒー機器総合メーカーです。2020年にはケトルがグッドデザイン賞を受賞し、歴史だけでなくデザインも注目の的。ミルも手動、電動さまざまなタイプがラインナップされています。

ドリッパーやフィルターもあるので、コーヒーグッズをカリタで揃えられます。手挽きミルはクラシックな雰囲気でインテリアのアクセントにも。電動はプロが信頼する粒の均一さを再現します。

ハリオは1921年創業の耐熱ガラスメーカー。コーヒー器具もフィルターからサイフォンまで一通り揃っています。世界的にヒットしたドリッパーV60を生み出し、器具のデザインにも統一感があります。

品質の高さはもちろん、水洗いできるタイプや持ち運びできるタイプ、ガラスをイメージする透明なデザインに木目調のミルなど、デザイン性の高さも注目。国内唯一の耐熱ガラス製造工場を持つハリオならではの、ガラス製のコーヒーグッズも1つは持ちたいところです。

ポーレックスは鹿児島に本社がある家庭用品のメーカーで、コーヒーミル以外にもお茶ミルやスパイスミルなどのセラミック製品を扱っています。

2020年にコーヒーミルをリニューアルして、より多くの量をよりなめらかに挽けるるようになりました。コンパクトでシンプルなデザインながらも、ひき心地や粒の仕上がりにこだわっています。

イギリスに本社を置く家電メーカー。電動のコーヒーグラインダーはコンパクトでありながらハイパワー。中挽きのコーヒー豆7〜8杯分をわずか10秒でひき終わります。これなら時間のない朝でもひきたてを味えますね。

ひいた粉をこぼさずフィルターへ移せる構造や、独自のグラインディングボウルでひきムラを軽減する構造など、おいしいコーヒーのための工夫がされています。

ここまでカリタ・メリタなどの大手メーカーのコーヒーミルをご紹介してきましたが、実は無印良品のコーヒーミルを探されている人も多いです。しかし残念ですが、無印良品では現状、コーヒーミル単体では発売していません。

無印製品にこだわる場合、

• 豆から弾けるコーヒーメーカー
• ミル付きジューサーミキサー

のどちらかが選択肢となります。それぞれ製品もご紹介しますね。

お気に入りのコーヒーミルを手に入れたら、より上手に豆を挽いてみたいと多くの方が考えます。ここでは手動コーヒーミルで豆を挽くときのコツを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。

• ゆっくりと挽く：豆を細かく挽けるので、ドリップのスピードが速く苦くなりにくい
• ハンドルを持つ角度を工夫する：手動は疲れてしまうので、自分に合った楽な角度を探すと負担が減る
• 豆を多く入れて少し残す：最後まで挽き切ってしまうと粒にばらつきが出て、コーヒーの味がよくなくなる
• お手入れを欠かさない：豆が残っていると、次に使用する際に雑味の原因になる

お気に入りのコーヒーミルを長く愛用したいなら、日頃のメンテナンスがポイントです。メンテナンス方法は豆を挽いた後、ミルについたコーヒー豆を取り除き、柔らかい布で拭きとっておきます。コーヒー豆には油脂が含まれているため、油が酸化して刃が錆びつく原因になります。

また、残ったコーヒー豆の微粉がコーヒーの味を損なうため、ブラシでしっかり除去してください。コーヒーを挽いた後は静電気が発生し掃除しにくいため、帯電除去ブラシがおすすめです。

さらに、コーヒーを最大限に味わうなら、ミルをコーヒー専用ににするとほかの食材の臭いが混じらず、純粋なコーヒーの味が楽しめます。コーヒーミルが分解できるタイプであれば、定期的に分解し掃除するのがベターです。

コーヒーの保存に適した場所は、湿度の変化が少ない所です。夏は冷蔵庫に保管するのがおすすめです。それ以外は、コーヒー豆はジッパー付きの保存袋に入れ、空気を抜いたうえで光が当たらない場所で保管します。冷蔵庫内では、ほかの食材の匂い移りを防ぐため密封性の高い容器や袋に入れてください。

1ヶ月以上の長期保存なら、豆を挽いてから冷凍すれば風味を損なわず保存できます。豆をそのまま冷凍するとコーヒーミルで挽く時に負荷がかかり、刃を破損するケースがあるので挽いてから冷凍してください。

コーヒーミルが自宅にあれば、いつでもおいしいコーヒーを味わえます。またコーヒーミルは贅沢な時間を過ごす自分のアイテムとして、使わないときでもキラリと光る存在感があります。ぜひ1台手に入れておうちコーヒーを楽しみましょう。