4.2kgの洗濯機はどのくらい？量やサイズ感・特徴も徹底解説【何人分まで洗える？】

今ではいろいろなサイズの洗濯機が販売されています。その中で、4.2kgという容量を見かけたことのある人もいますよね。4.2kgは洗濯機の中でも小型に分類され、1度に洗濯できる量が少なく一人用に位置します。

しかし、現在4.2kgの洗濯機の新製品は発売していません。各社4.2kgは8〜10年前に姿を消し、現在全自動洗濯機の最小容量は4.5kgです。4.2kgの洗濯機を見かけるのは中古市場のみです。

この記事ではそんな、4.2kgの洗濯機について解説していきます。どのくらいの容量・値段で販売されていたかなど、いろいろな角度から4.2kg洗濯機を解説します。また、4.2kg容量の代替品として使用できる4.5kgのおすすめ洗濯機もご紹介。さらに洗濯機購入者500人に行ったアンケート結果も掲載します。

☆この記事を読めば過去に存在した4.2kgの洗濯機について詳しくなれます！

毎日洗濯する1人暮らしの方であれば、4.2kgの洗濯機で十分な大きさです。仮に、忙しくて2日に1回だけ洗濯する方でも1.5(1日の洗濯量)×2(日数)＝3kgとなり、1.2kgの余裕があります。

しかし、3日や1週間に1度となると、4.2kgだと余裕を持って洗濯するのは難しかもしれません。洗濯物を溜めて洗濯する1人暮らしの方は、5kg以上の容量を持つ洗濯機を選ぶとベストですね。

2人で4.2kgの洗濯機を使用する場合、1.5(1日の洗濯量)×2(人数)で1日に3kgの洗濯物が出るので、バスタオルや予備のタオルなどを含むとギリギリ足りるかどうかの容量です。

さらに、2～7日に1回となると洗濯物の量が4.2kgを大きくオーバーします。そのため、2人で4.2kgの洗濯機を使うなら毎日洗濯しないといけません。

また、仮に毎日洗濯しているとしても、布団などの大物が入ると4.2kgでは足りない場合があります。2人暮らしで快適に洗濯したい方は、最低でも4.5kgもっといえば5kg以上のやや大容量なモデルを選ぶのがおすすめです。

3人で4.2kgの洗濯機を使う場合、1.5(1日の洗濯量)×3(人数)で1日に4.5kgの洗濯物が出るので、容量的に足りません。3人以上で洗濯機を使うなら、最低でも6kgの洗濯機を選ぶのがおすすめです。

基本的にシングルサイズの2〜2.5kgまでの毛布であれば、専用ネットに入れて洗えます。しかし、実際に4.2kgの洗濯機で毛布を洗えるかどうかはモデルによります。

洗濯機の取扱説明書を読み、どれだけのサイズ・重さの毛布なら洗えるかを確認しましょう。ただ、洗えたとしても毛布が多くの水を含むので、脱水しきれない場合もあります。スムーズに毛布を洗うのであれば、コインランドリーで洗濯をするのが無難です。

もともと4.2kg容量の売れ筋洗濯機の相場は、新品で19,000～39,000円程度でした。

現在は中古品としての流通のみのため、価格は状態によってさまざまですが、8,000〜17,000円程度で取引されています。4.2kgで選ぶ以上、既に製造から数年経過している商品がほとんどのため、本体の状態をよく見極めての購入が前提となります。

ここまで4.2kgの洗濯機について解説してきましたが、繰り返したいのは新製品としての発売はすでに終了している点です。

洗濯機は衣類の衛生に影響しますので、中古品はには抵抗がある方も少なくありません。また発売日から年月が立っている関係で、故障しても修理できる期間が短い、あるいはない可能性もあります。

そこで、4.2kgで洗濯機をお探しの方には、4.5kgあるいは外寸と価格に差のない5kg程度の縦型洗濯機をおすすめします。

☆現状4.2kgの洗濯機を選んで購入はできないため、ここからは小型洗濯機の選び方について、わかりやすく解説します！

4.2kgの洗濯機は現状中古品以外手に入らないため、ここからは4.5kgの洗濯機の選び方を解説します。

実は、たった2つのポイントを意識するだけで商品選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】の洗濯機に行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

洗濯機のサイズを決める上で重要なことはズバリ、

①搬入できるか
②設置できるか

の2つです。しかし、4.5kg前後の小型容量の洗濯機の場合、これらはほぼ問題となりません。

しかし、特徴的な間取りのお住まいの場合、何かしら制限を受ける可能性はありますので、最低限搬入できそうかはチェックしておくべきです。

5kg以下の洗濯機の横幅は52cm以下
本体サイズ+10cmの搬入経路を確保できるかチェック

洗濯機を購入したら、まずは自宅の洗濯機置き場に搬入する必要があります。5kg以下の洗濯機の横幅は52cm以下のため、このサイズ感を覚えておいてください。

搬入経路の確保をする上で要チェックすべき箇所は以下の通りです。曲がり角や取っ手がついている部分など、最も幅が狭くなる位置の計測をするようにしましょう。

【家の外】

• （マンションなどの）共用部の入り口
• エレベーター
• 階段：手すりに要注意
• 外廊下：手すり、曲がり角に要注意　
  

【家の中】

• 玄関
• 廊下：手すり、曲がり角に要注意
• 設置場所の入り口：ドアの取り外しができるかもチェック
  

5kg以下の洗濯機が設置できない事態は少ないです。

しかし、

・蛇口や棚と干渉しない高さか

は確認しておくに越したことはありません。

蛇口が購入する洗濯機よりも高い位置にあるかを確認

給水用蛇口は、ホースを洗濯機とつなぐため、洗濯機の高さよりも10cmほど上の位置になるのが望ましいです。もしも蛇口が洗濯機よりも下の位置になる場合は、別途部品を準備したり取り付け工事を行ったりする必要があります。

例外として、蛇口が設置されている壁と洗濯機の間に十分なスペースが確保されていれば、蛇口の位置が低くても洗濯機を置けるケースがありますが、事前に業者の方に確認依頼をする方が安全でしょう。

補足になりますが、以下の点はサイズ選びの際に考慮しましょう。

• 洗濯槽の深さ
  深すぎると腰を傷める原因になる可能性もあるので購入前に必ずチェックしましょう。縦型洗濯機は90cm前後であれば、身長の低い女性でも余裕を持って洗濯物の出し入れできます。
• 洗濯棚との干渉
  洗濯機の上に棚がある場合は、洗濯機が棚と干渉しないかを確認しましょう。
  

家族が増えて洗濯機が小さくなってしまった、という後悔は多々見られました。

その他にも、嵩張るものをよく洗濯するからぎゅうぎゅう詰めになってしまう方や、ついつい面倒臭がって洗濯物をためてしまうので、大きめのものを購入すればよかったという後悔もありました。

計算はあくまで目安です。単純な計算ではなく、ご自身のライフスタイルに合わせて選択するようにしましょう。

おすすめ商品を見る前に再度確認。

失敗しない商品を選ぶためのポイントはこちら！

みんなどこで失敗した？

きっとそこが知りたい！という方も多いと思います。まずは、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

※赤字の項目は解説済み

・アパートやマンション住まいの方
・夜間の使用を考えている方

は要チェックの項目です。

理解していなくてもOK。騒音レベルを確認しましょう。

洗濯機の静音性について調べると必ずといっていいほど「インバーター」という単語が出てきます。インバーターとはコンセントから供給される電流の周波数を変えることにより、洗濯機のモーターの回転数を変化させるものです。

が、難しい話なので無理に理解する必要はありません。インバーターを搭載していることによるメリットはいくつかありますが、それぞれのスペックにおいてしっかりと数値になって現れています。つまり、騒音レベルを確認する上では「インバーターが搭載されているかどうか？」ではなく「45dB以下か？」を確認すれば良いのです。

【インバーター搭載洗濯機の特徴】

• 節電効果がある
  →消費電力を確認
• 節水効果がある
  →標準使用水量を確認
• 静音性が高い
  →騒音レベルを確認
• 非搭載洗濯機に比べて価格が高い

静音性に次いで後悔が多い項目であった「手入れの楽さ」は、購入前にはついつい見落としてしまいがちな項目です。

便利な高性能の裏に隠れた手入れの必要性を理解した上で、納得して購入することが重要です。多機能の裏には手入れの面倒臭さが隠れていることが珍しくありません。

自分でやるべき掃除の頻度を減らすことが可能

手入れ観点でのメリットは少ない

人気メーカーシャープが販売している洗濯機の特徴である穴なし洗濯槽は、その名の通り洗濯槽に穴が空いていないため、通常の洗濯機のように外槽その間に発生した黒カビが内槽に入ってこないメリットがあります。

しかし、黒カビの発声自体を完全に防げるわけではなく、いざ洗濯槽の洗浄をする際には、むしろ手間がかかります。手入れが楽になるかと言われたら、そうとは言い切れません。

簡単にチェックできるポイントですが、意外と気にしないで後悔するのが省エネです。

アンケートに回答いただいた、実に8割以上の方々が購入前に省エネについて気にしていませんでした。一方で、昨今の物価高騰や電気料金の高騰を考えると省エネ性能についても検討しておけばよかった、という後悔も多くありました。

省エネといっても機能によりけりなので、譲れない機能を搭載した洗濯機同士の比較をする時の、一つの指標として使うことをおすすめします。

ちなみに、

縦型洗濯機よりドラム式洗濯機の方が節水できる

など、機能ごとに節水性能の高い低いはありますが、それらを理解するより標準使用水量を見る方が早く確実なのでそちらを見れば十分です。

デザインより機能を優先すべきです。

Panasonic(パナソニック)は洗濯機やエアコンをはじめ、照明器具・配線器具やリチウムイオン電池などの分野に力を注いでいる総合家電メーカーです。独自の「泡洗浄」で洗濯を効率化させるため、節電や節水効果が期待できます。

また、温水泡洗浄は洗剤を加熱することで、黄ばみ・皮脂汚れ・臭いを強力に溶かしてくれます。

SHARP(シャープ)は、洗濯機などの生活家電から映像音響機器まで幅広く手掛ける電気機器メーカーです。洗濯槽に穴が付いていない「穴なし槽」を搭載した洗濯機がよく知られており、洗浄力の向上に加えカビの発生を防止する役割もあります。さらに、除菌・消臭効果のあるプラズマクラスターを備えた洗濯機も人気です。

日立は、家電製品の他にもビルシステムや鉄道システムなど、多くの分野で活躍している総合電機メーカーです。抜群の洗浄力を誇るビートウォッシュや、人工知能で洗濯をサポートするAI洗濯など、豊富な機能が充実しています。

また、槽内に高速の風を送ることで衣服のシワを伸ばせる、風アイロン機能が搭載された洗濯機もあります。衣類の温度を65℃程度に抑えられて、乾いたままシワを伸ばせる「スチームアイロン」コースにも対応しているので、幅広いシーンで利用可能です。

縦型・ドラム式・二槽式と一通りの種類がそろっているため、自分に適した洗濯機を見つけやすいのも魅力です。

東芝は、洗濯機や冷蔵庫など国産化第1号の製品を多く開発しており、現在は重工業分野への事業展開に力を入れている電気機器メーカーです。ウルトラファインバブル洗浄Wを使えば、小さな泡で繊維の奥の汚れをしっかり落とせます。

さらに、すすぎの効果を向上させる、ウルトラファインバブルすすぎの機能も人気です。柔軟剤を衣服の奥深くまで浸透させ、香りや柔らかさを引き立てます。

AQUA(アクア)は、フィリピン・マレーシアなどアジア6ヶ国で製品の企画開発・製造・販売を行っている電気機器メーカーです。国内ではあまり例のない、乾燥機能がなく洗濯機能のみのドラム式洗濯機を販売しています。

エアウォッシュ機能が搭載されている機種はAQW-DJ7000であり、斜型のドラムが搭載されているのが特徴です。紫外線によって発生させたオゾンを超音波で飛ばして洗浄を行うので、水を使わずに汚れや臭いを取り除けます。

フラット扉を備えたおしゃれなドラム式洗濯機であるAQW-FV800Eも人気で、泥んこ予洗いコース・衣類おそうじなど、独自の便利機能が豊富に用意されているのが特徴です。

• 縦型洗濯機
  5月〜6月にかけて安くなる傾向にあります。新製品の発売が7月頃なので、縦型洗濯機の旧モデルを購入したい方は要チェックです。
• ドラム式洗濯機
  秋から冬にかけて安くなる傾向にあります。モデルチェンジの時期が10月から12月頃なので、9月からチェックしておきたいです。

以下の記事では、洗濯機が安く買える時期や買い時をより詳しく紹介しています。一人暮らしで洗濯機の購入を考えている方、そろそろ買い替えが必要な方は、ぜひチェックしてください。

家庭に小さな子供がいる場合、洗濯機の中に誤って閉じ込められると非常に危険です。ですから、小さな子供がいる環境ではチャイルドロック機能は必須と言えます。

チャイルドロック機能を利用すれば、運転中に一時停止ボタンを押してもフタのロックは解除されません。同様に、運転停止中もいつでもロックできます。

4.2kgの洗濯機は容量が小さいですが、毎日洗濯をする一人暮らしの方におすすめです。洗濯物が大きくなければ、2日に1回のペースで洗濯してもOK。ただし現在中古市場での流通のみのため、新品が欲しい場合は4.5kgをお求めください。