【2023年版】徹底比較！ルンバおすすめ機種12選｜2LDKや戸建て向きモデルも

掃除は私たちが生活していく中で必須ですが、やはり時間や労力がかかって面倒ですよね。そんな時は、自動で掃除してくれるロボット掃除機がおすすめです。中でも、世界トップのロボット専業メーカー、アイロボット（iRobot）社の「ルンバシリーズ」は高い人気があります。

高性能なコンピューターによって間取りを正確に把握して掃除を行うため、高い精度での清掃力が魅力です。中には、外出先からの起動や運転状況を確認できるなどの便利機能を搭載したものも。しかし、機種によって価格や性能などはさまざまなので、どれを選べばいいか悩んでしまいすよね。

そこで今回はルンバを選ぶうえでのポイントを詳しくご紹介。さらにルンバの2LDKや戸建て向きモデルなどのおすすめ商品やそれぞれの比較も紹介しているので、ぜひご参考にしてください。

ルンバには「数字3桁シリーズ」と「アルファベットシリーズ」があり、価格帯は数万円~20万円程度と製品によって大きく差があります。当然、高価なものほどハイスペックなので、自分に合った価格と性能のバランスで選びましょう。ここではシリーズごとの特徴について解説します。

ルンバの「数字3桁シリーズ」は、600・800・900のように型番に3桁の番号が記載されています。数字が大きいほど高機能で高価であり、最上位モデルは900シリーズです。

しかし、現在ではほとんどの数字3桁シリーズが公式販売を終了しており、一部販売店のみで取り扱っています。現在公式販売中なのは、3〜4万円程度と最も低価格な600シリーズのみです。

数字3桁シリーズは、基本的にコストパフォーマンスがアルファベットシリーズより劣ります。しかし、エントリーモデルである600シリーズは、一人暮らしの方や機能性よりも値段の安さを重視する方におすすめです。

数字3桁シリーズの後にリリースされたのが「アルファベットシリーズ」です。現在ではこちらが主流となっており、eシリーズ・iシリーズ・sシリーズの3シリーズがラインナップされています。

eシリーズは600シリーズの上位互換とも言うべき位置付けです。最もリーズナブルでありながら高い吸引力を有しているので、初めてルンバを購入する方におすすめ。iシリーズは900シリーズと同等の高性能モデルで、ワンランク上の掃除が期待できます。

ハイエンドモデルであるsシリーズは、高額ですが他機種を遥かに上回る圧倒的な機能性が魅力。そのため価格の安さよりも性能を重視する方に最適です。アルファベットシリーズは、どれも高いコスパを実現したシリーズと言えます。

掃除機において重要な要素の1つである吸引力。ルンバの吸引力は基本的に価格と比例するので、高額な上位モデルほど吸引力が高いです。また、吸引力はエントリーモデルである600シリーズ比較して、等倍・5倍・10倍・40倍の4段階で表現されています。

たとえば、800シリーズやe5などは600シリーズの5倍。上位モデルのi7は10倍もの吸引力を有しています。そしてルンバシリーズで唯一、40倍もの圧倒的な吸引力を搭載しているのがs9+です。ある程度高い吸引力を求めるのであれば、i7以上をおすすめします。

ルンバに採用されているクリーニングシステムは、「AeroForce3段階クリーニングシステム」と「3段階クリーニングシステム」の大きく2種類あります。吸引力を重視するなら、AeroForce3段階クリーニングシステムがおすすめです。

ルンバ内部に真空状態を作り出しゴミを浮き上がらせて、さらに吸引力を向上させています。またゴミが繊維の奥に入り込みやすいカーペットには、それに対応した機能が必要です。

s9+に搭載された「パワーブート」や980の「カーペットブースト」は、カーペットを感知すると自動で吸引力を最大まで引き上げてくれます。カーペットを敷いているご家庭には、この2機種がおすすめです。

掃除範囲が広いご家庭の場合は、1回の充電でどれぐらい動くのかも重要なポイントです。稼働時間は60〜120分とモデルによって差があります。部屋の状況にもよりますが、ルンバは約6畳を30分程度かけて掃除するのでこの数値を参考に選びましょう。

s9＋・980などの上位モデルは、120分の長時間運転が可能です。次に、e5と671などの90分、そしてiシリーズや960の75分と続きます。長時間運転が可能なものは一度に広範囲の掃除が可能です。

また、中にはバッテリー残量が少なくなると自動でベースに戻って充電し、また再開するモデルがあります。そういった自動充電・自動再開機能を搭載しているモデルであれば、稼働時間が短くてもそれほど気にする必要はありません。

ルンバ j7+は水拭き機能を搭載した兼用モデルで、ルンバ史上最高の賢さを謳う製品です。タンクに水を吸水し、あとはルンバが自動で水拭きを行います。

ラグやじゅうたんを認識するパッドリフティングシステムを搭載し、カーペットを濡らす心配もありません。水拭きをする際のモップパッドは洗濯できるので、繰り返し使用できます。床掃除をすべて自動で行えるため、非常に画期的な機能です。

ルンバの頭脳とも言えるのが「ナビゲーション能力」です。賢いルンバであれば高い自動運転性能で、安全かつ効率的に掃除してくれます。ナビゲーションシステムは「iAdapt」「iAdapt 2.0」「Imprint スマートマッピング」の3種類です。

最もグレードの低いiAdaptは、センサーのみで状況を判断してランダムに走行します。そのため、部屋の間取りは把握できないため、基本的に掃除可能なのは1部屋のみです。iAdapt 2.0はセンサーとカメラで間取りを把握できるので、効率的な掃除ができます。

最も頭のいいImprint スマートマッピングは間取りを把握するだけでなく、10部屋までの間取りを記憶可能です。そのため、指定したエリアだけ掃除させるなど、より高度な掃除ができます。

ルンバ裏面中央のメインブラシは、ゴム製・毛ブラシの2種類があります。ゴム製ブラシは、清掃力の高さに加えて、お手入れがしやすいのでおすすめです。eシリーズ以上の上位モデルには、すべてゴム製が採用されています。

毛ブラシの場合は髪の毛やホコリなどが絡まりやすいので、お手入れが大変です。エントリーモデルである600シリーズには、メインの毛ブラシとゴム製のフレキシブルブラシの複合ブラシであるデュアルアクションブラシを採用しています。

ダストボックスに溜まったゴミは、掃除後毎回捨てるのが推奨されています。また、ルンバを長く愛用するためには、ダストボックスの定期的なお手入れは欠かせません。

eシリーズ以上のルンバは、ダストボックスの水洗いが可能です。そのため、ダストボックスをより清潔に保てるので、吸引力の劣化・故障などのリスクを軽減できます。

上位モデルであるs9+・i7+・i3+には、便利な自動ゴミ捨て機能が搭載されています。充電器でもあるクリーンベースに紙パックが内蔵されており、掃除後のルンバのゴミを自動で回収可能です。

紙パックは通常のダストボックス約30回分のゴミを溜めておけられるため、ゴミ捨て頻度を大幅に減らせます。また、ゴミ捨てを忘れやすい方は、ゴミ捨てのタイミングを教えてくれるゴミフルサイン機能を搭載したモデルがおすすめです。

ルンバにはアプリを通してお使いのスマホと連携できるモデルがあります。離れたところから操作できるだけでなく、便利な機能が盛りだくさんです。たとえば、ルンバを稼働させる日時が設定できる「スケジュール設定機能」。

毎回スイッチを入れる手間が省けるので、より一層掃除を意識せずに済みます。さらにアプリを使えば、掃除結果の確認・侵入禁止エリアの設定・ライフスタイルに合わせた掃除プランなどを細かく設定可能です。

すべてのルンバはバッテリー残量が少なくなると、自動で充電器まで戻る「自動充電機能」を搭載しています。そのため、わざわざ自分で充電器まで戻す必要がありません。

さらに900・i7・s9+の上位機種は、自動充電後に充電が切れた場所から掃除を再開する「自動再開機能」を搭載しています。この機能を搭載していれば、広い家でも隅々まで掃除可能です。

「このエリアはルンバが侵入してほしくない」といった場合には、デュアルバーチャルウォール機能を搭載したモデルがおすすめです。赤外線の壁を作ってルンバの進入禁止エリアを設定できます。

また部分的な進入禁止エリア設定には、半径60cmの円形で設定できるヘイロモード対応モデルを選びましょう。s9・i7であればデュアルバーチャルウォール機能を使わず、スマホアプリで進入禁止エリアを設定可能です。

ここではルンバをカーペットや絨毯で使用する時の注意点について解説します。

• カーペットや絨毯を2cm以内のものにする
• 薄すぎるカーペットはルンバがめくらないように専用テープで固定
• カーペット・絨毯の端にフリンジがある場合は巻き込まれないよう内側に折り込む
• 黒い色のカーペット・絨毯の場合ルンバが止まる可能性がある

これらの対策がおすすめです。また、購入する前に使い勝手を知っておきたい方は、ルンバのレンタルサービスを行なっている会社があるのでチェックしてみましょう。

ここまでルンバの特徴・選び方・おすすめ商品15選を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。自分の部屋に合ったルンバを選べば掃除する手間をほぼゼロにできます。それぞれの特徴や選び方さえしっかり押さえておけば、自分にぴったりのルンバにきっと出会えますよ。