ドラム式洗濯機の乾燥時間の目安は？｜乾燥時間が長くなった原因は？5時間もかかる？

ドラム式洗濯機は、洗濯から乾燥まですべて自動で行ってくれるとても機能的な家電です。特に「乾燥」に強く、縦型よりも乾燥時間が早いのが特徴ですが、ドラム式洗濯機でも乾燥時間は2.5~3時間かかります。乾燥時間が短いモデルでも1.5時間~2時間程度です。

実際使ってみると「乾燥時間が長い…」・「乾燥の残り時間がずっと減らないまま…」と感じた経験もありますよね。ドラム式は内部のドラムを回転させ、空気を届けて乾燥させるので、洗濯物の量が多いと時間がかかる場合もあります。

そこで今回は、ドラム式洗濯機の乾燥時間の目安や比較、乾燥時間の短いおすすめ洗濯機を紹介します。さらに、5時間かかるなど「乾燥時間が長くなった」、そんなときの乾燥時間を短縮させる方法も解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

ドラム式洗濯機の乾燥時間はどのように決まるかはご存知ですか。ドラム式洗濯機は、洗濯物の量をもとに、乾燥にかかる目安時間を表示します。ただ、洗濯物の生地が分厚い場合や量が多いと乾きにくい場合もあります。そのため、乾き具合によっては、乾燥時間が延長される場合も多いです。

洗濯機が予定の乾燥時間を過ぎても、洗濯物が乾いていないと判断すると運転時間が延長されます。乾燥容量はモデルごとに決まっているため、容量オーバーだと乾きにくくなってしまいます。

しかも、乾燥容量は洗濯容量の半分程度のものが多いため、事前に確認しましょう。また、ジーンズや厚手のタオルがたくさん入っている場合も、乾きにくいです。

ドラム式洗濯機に搭載されている乾燥フィルターや排気フィルターにゴミが溜まると、乾燥時間が長くなる原因になります。乾燥運転などを行った後に、乾燥フィルター・排気フィルターの詰まり目のホコリ・ゴミなどを取り除くと、改善される場合が多いです。ゴミが詰まらないよう定期的にお手入れをしましょう。

ドラム式洗濯機は、乾いた空気を吸い込み、温かい風を作ると洗濯物を乾燥させています。そのため、風通しのよくない場所や湿気の多い場所で使用すると、乾燥に時間がかかる場合もあります。

設置場所の湿度や風通しは問題ないか確認しましょう。湿気はサーキュレーターで追い出すのも効果的です。

ドラム洗濯機の乾燥時間の長さについて、室温に関する明確なデータはありません。しかし、実際に室温が低かったり高かったりすると、乾燥時間が長くなる場合があります。

室温が低い場合は、取り込んだ空気を温めるのに時間がかかるのが考えられます。また、室温が30℃以上などの高い場合は、運転効率が落ちると説明書に記載されている洗濯機もあります。真冬の寒波や積雪で気温が低いときや、真夏で室温が高いときには気を付けましょう。

乾燥がなかなか終わらないと、どれくらい乾いているのか気になって途中でドアを開けていませんか？乾燥途中で何度もドアを開けるのは、ドラム洗濯機の乾燥時間が長くなる原因のひとつです。ドアの開閉は最小限にし、ドアを開けたままにしないようにしましょう。

乾燥が不十分のときは、乾燥の標準コースで再度乾燥させたり、洗濯物の容量を減らしたりしましょう。また、乾き具合を「しっかり」に設定するのもおすすめです。さらに、水栓が閉まっていたり、乾燥フィルターが目詰まりしている場合も乾燥が終わらない原因になります。

特に、乾燥フィルターの目詰まりは乾燥時間に影響を与えるので注意してください。乾燥フィルターを水洗いして汚れを落としたり、乾燥フィルターの差し込み口部分をお手入れしておくと改善される場合があります。洗濯機本体で乾燥が不十分と判断すると、最大7~8時間の乾燥が続く場合もあるため、お手入れはこまめにしましょう。

乾燥フィルター・排水フィルターのゴミの目詰まり、衣類の詰め込みすぎが原因になっている場合があります。また、乾燥フィルターの上に物を置いてしまうと吸気口が塞がれた状態になるため、乾燥時間が長くなります。

吸気口が塞がれていない場合は、フィルターのお手入れをしてみましょう。ホコリや網目のゴミを取り除くと改善する場合もあります。乾燥容量も決まっているため、量が多い場合は乾燥を2回に分けるなど、詰め込みすぎないのもポイントです。

乾燥時間を短縮させたい場合、衣類を詰め込みすぎないように気を付けましょう。乾燥容量以上の洗濯物が入っていると、乾燥時間が延長されたり長く設定されてしまいます。特に量が多い場合、一度で乾燥させようとせず、こまめに分けるのがポイントです。

また、量だけでなく生地が分厚くて乾燥に時間がかかる場合もあります。厚手の衣類を一緒に入れると乾きにくくなる原因になりますので、厚手のものは別にして乾燥させましょう。

さらに、洗濯・乾燥が終わった後の対応も大切です。使用しないときでも水栓を閉めない方もいますが、万が一ホースが外れると水浸しになるので、終わったら水栓を閉めておくと安心です。また、お子様やペットの事故を防ぐためにも、使用後はドアをきっちりと閉めてください。チャイルドロックも忘れずに行いましょう。

ドラム式洗濯機の乾燥時間は、乾燥容量・メーカー・機種によって異なります。購入の際に仕様表（スペック表）に記載されている時間の目安を確認しておきましょう。

以下、主要なドラム式洗濯機の乾燥時間を表にまとめました。同じ乾燥容量でもかかる時間が大きく異なるのが分かります。

乾燥が終わっても衣類が乾かないときは、フィルターのお手入れや衣類の量などを改善すると解決することがあります。まず、乾燥フィルターの手入れをせず放置していると目づまりが発生して乾きにくいです。また量が多すぎたり、タオルが多いとドラムに張り付いてしまい乾かないことがあります。

種類によっては洗濯機の上に物を置いていると乾きにくくなるので別の場所へ移動させましょう。また室温が低かったり、反対に湿度が高かったりしても乾きにくくもなります。エアコンや除湿器などをうまく利用してみてください。

洗濯機の乾燥機能はとても役立ちますが、電気代が気になりますよね。ドラム式洗濯機の乾燥方式は「ヒートポンプ式」・「ヒーター乾燥式」の2種類があり、「ヒーター乾燥式」の方が安く済みます。また、かかる電気代は以下の方法で具体的に計算できます。

• 消費電力量（Wh）÷ 1,000 × 電気料金単価（円）=1回あたりの電気代

さらに、できるだけ電気代を安く済ませるには、洗濯乾燥機の乾燥容量を守りましょう。入れすぎると乾燥に時間がかかり、その分電気代がかかります。また、フィルターを定期的に掃除する、契約している電気料金プランで夜など安い時間帯がある方は、その時間帯に行うのもおすすめです。

しかし、電気代を考えるとドラム式洗濯機の乾燥機能を使うのをためらう方もいますよね。そんな方は、衣類は布団乾燥機・衣類乾燥除湿器でも乾かせるためおすすめです。乾燥時間は1～3時間と、ドラム式洗濯機の乾燥機能と比較して特別短くはありませんが、電気代は安く済む傾向にあります。

今回の記事では、乾燥時間がなぜ長くなるのか、その解消方法とおすすめのモデルを紹介しました。いつも時間がかかって困っている方は、この記事を参考に原因となるものがないか確認するのがおすすめです。乾燥時間が短い製品も紹介していますので、そちらも参考にしてください。