無線LAN内蔵マザーボード（マザボ）5選｜Wi-Fi対応アンテナも！

最近ではWi-Fi機能搭載のデスクトップPCも発売されていますが、機種によってWi-Fi機能が搭載されていないのが現状です。無線でネット接続ができると外出先でもモバイルルーターで作業したり、家のどこにいてもインターネットが見られたりと非常に便利ですよね。

デスクトップPCは一度設置したらほとんどは移動しないので、普段は不便と感じないかもしれません。しかしパソコンの配置を変えたい時は、LANケーブルがあると動かせる距離に制限が出ます。また、配線が多くなり机周りがスッキリしない問題もあります。

この記事では、アンテナの有無や増設するときの方法・後付けで無線LANに対応させる手段など無線LAN内蔵型のマザーボードについての疑問を解説しています。また、おすすめのマザボも紹介しているので、マザボを購入しようと考えている方は参考にしてみてください。

そもそも有線のLANケーブルを繋ぎっぱなしなので、特に不便を感じない方も少なくはないと思います。ただ、無線タイプにすれば配線をスッキリと見せられるだけでなく、回線の選択肢が広がるなど、メリットも豊富です。少しでも興味がある方は、できる範囲から無線LAN対応機器を取り入れてみてもいいかも知れません。

無線LAN内蔵のマザーボードは、Wi-Fi非対応のものと比較するとやや高めです。そのため有線しか使わないと決めているならマザーボードにWi-Fi機能はいらないです。換装せずに後からWi-Fi対応にもできるので、安価で手に入るWi-Fi非対応のマザーボードを購入する方がコストも抑えられます。

ただ配線を少なくしたい場合やゲームなど遅延が気になる操作をしないのであれば、有線による断線トラブルがない無線LAN内蔵マザーボードを選択肢に入れてみてください。

マザーボードに直接増設するタイプは、一緒にBluetoothにも対応させられるモデルが多いです。BluetoothもWi-Fiも使いたいならマザーボードに取り付けて増設するタイプの方が向いています。またUSBポートが余っていない人にもオンボード増設はおすすめです。

コスパのいいものを求める人におすすめなのが無線LANカードです。LANケーブル・ルーターの用意が不要で、高速通信の安定性の高さや、データ通信料を抑えられるといったメリットがあります。一方で無線LANカードが不要なデバイスが多かったり、光回線接続には工事が必要といったデメリットがあります。

手軽に導入したい人に向いているのが無線LANの子機です。USBポートに接続して使うので、USBポートに空きさえあれば簡単に取り付けられます。導入にあたって、難しいあれこれを考えたくない人におすすめです。指先程度の小さなタイプから、電波の送受信のためのアンテナが一体化したタイプなど豊富なバリエーションがあります。

マザーボード上に、無線でインターネット接続するためのWi-Fiモジュールが搭載されていなければ、そのまま無線接続はできません。まずは、お手持ちのデスクトップPCが無線LAN(Wi-Fi)に対応しているか否か確認しましょう。ここではWindows PCでの確認方法をご紹介します。

まずは、設定画面から確認する方法を紹介します。

1. 画面左下のWindowsロゴを右クリックし、メニューから「設定」を選択
2. 「Windowsの設定」→「ネットワークとインターネット」と進みます。
3. 「ネットワークとインターネット」の項目の中に「Wi-Fi」の項目があるか確認

「Wi-Fi」が表示されていれば無線LANに対応しています。

続いて、デバイスマネージャーから確認する方法です。

1. Windowsロゴを右クリック
2. メニューから「デバイスマネージャー」を選択
3. 「ネットワークアダプター」の左に表示されている「> 」をクリックして項目を開く
4. 「Wi-Fi」や「802.11」「wireless」等の名称を含むデバイスがあるか確認する

表記は製品ごとに異なりますが、上記の文言を含む名称のデバイスが検出されていれば、無線LANに対応しています。

PCIe接続の無線LANカード（Wi-Fi子機）を使用する方法があります。マザーボードにあるPCIeスロットに挿し込むだけで簡単に増設可能です。USBスロットに空きがなくても問題なく、マザーボード内で完結できるので見た目がスッキリするメリットがあります。

USBに比べて強力なアンテナ等を設置できるため、電波をたくさん拾ってくれます。価格はUSBよりもやや高価です。

無線LANカードを挿しこんでも、PCの設置環境によってWi-Fiの電波が入りづらい場合があります。接続が不安定であったり、電波が弱いと感じたりしたら、別途アンテナを設置すると解消できる可能性が高いです。

LANカードとアンテナがセットになって販売されている商品もありますが、感度や大きさにこだわりたい場合は、アンテナだけ別途購入をおすすめします。

無線LANカードもしくはUSBタイプのWi-Fi子機で無線を受信できる状況が整ったら、Wi-Fiドライバーをインストールしましょう。公式サイトか所定のドライバーCDからダウンロードした「Wi-Fiドライバー」です。Bluetooth対応のタイプであれば、「Bluetoothドライバー」のインストールも忘れずに行いましょう。

無線LAN内蔵マザーボードのおすすめメーカーを紹介します。どのマザーボードを購入したらいいか迷っている場合は、人気メーカーのものを選ぶと間違いありません。

ゲーミングデバイスやクリエイターデバイスなどで有名なMSIでも、Wi-Fi機能付きマザーボードを取り扱っています。価格帯は20,000～40,000円前後となっています。

ASUSは、一般向けだけでなくeスポーツなどの大会でも使用されるゲーミングモニターなどを取り扱っているメーカーです。ASUSのマザーボードは、種類が多く価格帯は20,000～180,000円前後とかなり幅広くラインナップされています。

マザーボードをはじめPC内部のテコ入れとなると、難しい印象をお持ちだったかもしれません。しかし、案外手軽に無線LAN対応にする方法もあるものです。デスクトップPCの無線化にメリットを感じているのなら、手軽にできる範囲から無線化の手法を取り入れてみてはいかがでしょうか。