CPU人気おすすめランキング｜必要なコア数の目安・ゲームや動画編集もできるCPUはどれ？

パソコンの頭脳とも言われ、性能を大きく左右するCPU。現在市場にはさまざまなCPUが流通していますが、メーカーはIntelとAMDの2つが独占状態でメーカー選びに困ることは少ないです。

しかし、メーカーは少なくてもコア数・スレッド数・クロック数・内蔵グラフィックの有無などチェックしなければならないポイントは多くあります。最適なCPUを見つけるには、自分がどんな用途で使うのかを把握するのが重要です。

そこで当記事では、CPUの特徴・選び方・おすすめ商品10選を紹介します。どのCPUがどんな作業に向いているのかも詳しく解説するので、これからPCを自作する人はぜひ参考にしてください。

数多くのパソコンに搭載されているIntelは、CPUメーカーとして世界でトップシェアを誇っています。

メーカーに迷ったら、Intel製のものを選んでおけば間違いありません。

• Celeron
• Pentium
• Core
• XEON

と主に4つのブランドがあり、中でも「Core」が最も有名で一般的です。

「Celeron」は低価格省電力なブランドで、「Pentium」は、Celeronの上位版として挙げられます。また、「XEON」は業務用CPUブランドです。

AMD社のCPUは「Ryzen」というブランド名が有名で、性能からすると価格が抑えめでコスパがいいと評判です。

AMD社は映像性能を左右するGPU(グラフィックボード)」も生産しているため、CPUもグラフィック性能が高いのも特徴です。

4K映像や3D映像などを多用するPS5等のゲーム機、ゲーミングPCにも数多く採用されています。

各ブランドにはシリーズがあり、基本的には数字が大きければ性能も上です。

主にIntelのCoreシリーズとAMDのRyzenシリーズがありますが、
「Core i3」と「Ryzen3」など数字部分が同じなら性能も同程度と考えてOKです。

用途ごとに必要な性能は画像の通りで、
Core i5 または Ryzen5が標準的な性能と考えられます。

CPUの世代は、数字が大きいほど新しく性能もアップグレードされています。

世代が異なると厳密な性能差は一目では比較しにくくなりますが、同じ世代で比べた場合、シリーズの数字が大きい方が性能も上です。

「第○世代」と表記されていない場合は、シリーズの後ろの数字を見れば世代もわかります。

例

• Core i5-11400　→第11世代　
• Core i7-13700　→第13世代

世代の後に続く数字も合わせた「11400」「13700」の部分の名称は「プロセッサーNo.」といい、これも数字が大きければ性能も高くなります。

ひとつ注意したいのは、Ryzenシリーズは第4世代が2種類ある点です。

例

• Ryzen 5 3600　→第4世代　
• Ryzen 3 4300　→第4世代　
• Ryzen 5 5600　→第5世代　

シリーズの後の数字が3または4なら第4世代と考えましょう。

CPUの末尾についたアルファベットは、そのCPUの特徴・タイプを表しています。

カテゴリによって大幅に性能が変わることはありませんが、こだわって選びたい人・できるだけ性能の良いものを調べたい人は、カテゴリごとの性能差までチェックしてみてください。

実は、たった2つのポイントを意識するだけでCPU選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは、

①マザーボードにCPUソケットが合うか確認する

②用途別に必要なコア数目安を押さえる

たったこれだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 必要なCPU性能は使用目的によって変わる
  →快適にパソコンを使うにはそれぞれ見合った性能がある
• 迷ったら汎用性・コスパの高い第12世代 Core i5がおすすめ！
  →性能が高すぎるものを選ぶと費用面で損をする可能性も
• ゲームや動画編集をするなら6コア以上あると安心
  →コア数が高いほどいくつもの作業を同時に処理できる◎

これが失敗しないCPU選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったらあとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しはすべて目を通してください！

CPUにはCPUソケットがあり、IntelとAMDでは形状が異なります。また、同じメーカーでもCPUによってソケットが異なり、中にはマザーボードに取り付けられないものも。Intelは「LGA○○」、AMDは「Socket AM○」の数字を合わせればOKです。

AMDは基本的に互換性があるので、マザーボードを買い替えたくない人はAMDがおすすめ。Intelは世代によって異なるので、使いたいCPUを決めてからマザーボードを選びましょう。

文書作成やネットサーフィンなどの用途でパソコンを使う場合は4コア（クアッドコア）で十分です。軽く使う程度であれば最新のCPUである必要がないので、予算を抑えられます。IntelならCore i3、AMDならRyzen3シリーズから選びましょう。

画像や動画編集、複数作業を同時に処理する場合は6コア（ヘキサコア）のCPUを目安に選びましょう。6つのコアで同時に処理できるので、効率が上がって作業時間もグッと減らせます。IntelならCore i5、AMDならRyzen5シリーズがこの条件を満たしているので、これらの中から選ぶのがおすすめです。

また、パソコンでのゲームはかなり負荷がかかるので処理能力の低いものではゲームの動作自体が困難です。ゲームをしたい場合は6コア・8コア以上のものを選びましょう。IntelならCore i7・i9、AMDならRyzen7・9シリーズが最適です。

ただし、どちらもハイエンド向けの商品なので価格が高く、別でグラフィックボードも必要な点に注意してください。

ここまでのおさらいをしましょう。CPU選びで失敗しないためのポイントは、

たったこれだけでした。

【結論】

これが失敗しないCPU選びの最初のステップです。

もっとこだわって選びたい！これではまだ選べないという方は、以下のボタンからさらに詳しいCPU選びのポイントをご覧ください。

スレッドはパソコンに認識されるコア数のことです。スレッド数が多いことで劇的な性能差を感じることはありませんが、作業の処理が効率化されるため性能の向上が望めます。

スペック表には「4コア4スレッド」「4コア・8スレッド」のように表記され、コア・スレッドが同数のものや、1：2のものなどさまざまです。複数作業をする場合はスレッド数にもこだわりましょう。

CPUのキャッシュメモリとは、CPU専用の記憶装置のことです。メインメモリと同じ原理で動作しますが、他の媒体にアクセスして読み込むわけではないため、高速な読み書きに期待できます。キャッシュ容量はL1・L2・L3のように表され、数字が大きい方が多くのデータを保存可能です。

処理能力の速さを求めるならクロック周波数の高いものを選びましょう。クロック周波数の単位はGHzで、スペック表の「動作クロック」の項目に記載されています。

以前は数字が大きいほど高性能と言われていましたが、最近ではほぼ同数値のものが多く、一概に性能を表すものではありません。3.5GHz前後あれば十分ですが、さらに速さを求めるならオーバークロックできるものを検討しましょう。

パソコンを使っているうちにソフトやアプリが増えてきて、動作が重くなってしまう場合があります。そんなときはCPUの交換が可能です。詳しい交換手順はYouTubeの交換動画を参考にするのをおすすめします。

ただし、違うメーカーのCPUとの交換・ノートパソコンでの交換はできません。また、CPUを交換するとメーカー保証がきかなくなる点にもご注意ください。

CPUを購入すると、ほとんどの製品にはメーカー純正のCPUクーラーが付いています。一般的な使い方であれば付属クーラーでも十分ですが、オーバークロックや高負荷作業を繰り返すにはやや力不足です。

CPUの温度が上がるとクーラーの音がうるさくなり、作業効率も落ちてしまうので、別売りの静音クーラーを使うのがおすすめです。静音CPUクーラーが気になる方は、下記のリンクをチェックしてください。

パソコンの頭脳とも言われるCPUについてご紹介しました。CPUは見た目は同じように見えても性能や価格は全く異なります。自身の用途を把握すれば費用を抑えることもできるので、今回の記事を参考に最適なCPUを見つけてください。