キーボードのキーが取れた!針金のはめ方や代用品をご紹介

キーボードのキーが取れても、部品が破損していなければ実は簡単に直せます。キーボードの仕組みや直す手順、応急処処置の仕方などを理解しておき、いざという時に役立てましょう。本記事では、キーボードが取れた時の対処法やメーカーごとの対応、修理費用について解説します。

2021/12/16 更新

パソコンを使っている時、指や物がキーボードに引っ掛かってしまい、キーが取れて焦った経験はありませんか?取れた部分が頻繁に使用するキーだった場合は、元に戻せないと非常に不便な状況に陥ります。

 

キーが取れても支障はないからとそのまま使い続ける方も多いですが、部品が破損していなければ自分で元通りに直すのも可能です。そのためには、キーボードの基本的な構造を押さえ、直せる状態なのかを把握するのが重要です。

 

この記事では、キーボードの仕組みや取れたキーの直し方、またメーカーごとの対応方法をご紹介します。さらに、自分では直せない場合に費用をかけずに対処できる方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

今すぐ見る!キーボードのキーが取れた時の直し方

取れたキーを直すには、キーボードの仕組みを理解する必要があります。機種によって多少の違いはあるものの、キーボードはほぼ同じ部品で構成されているので、まずはそこを押さえておきましょう。キーがなぜ取れてしまうのか、外れやすいキーボードのタイプについてここで解説します。

 

<目次>

キーボードの構成部品「キートップ」「パンタグラフ」「針金」とは?

キーボードは、キートップ(押す時に触れる部分)と、その下にあるパンタグラフ(ひし形のスプリング)という部品によって構成されています。さらに、エンターキーやスペースキーなどの大きめのキートップには、キーの傾きを抑えて固定させるため、裏側の淵に沿って針金が取り付けられています

ノートパソコンに多く使われるパンタグラフ式のキーが取れやすい

ノートパソコンのキーは取れやすく、外れた時も元に戻しにくいです。ノートパソコンのキーボードは、キーが薄く軽い「パンタグラフ式」が主流となっており、「キートップ+パンタグラフ×2」の部品で構成されています。

 

これらの部品は、爪を接合部にはめ込む形で繋がっているのですが、キーが取れるのは引っかかったり衝撃が加わることで、接合部にはまっていた爪が外れてしまうからです。

ここでは、「キートップだけが取れた場合」及び「キートップとパンタグラフ両方が取れた場合」の、それぞれの直し方を解説します。また、エンターキーやスペースキーの場合は針金もはめる必要があるため、併せて直し方をご紹介します。

 

<目次>

まず部品を確認する|部品が破損していなければ直せるかも

キーボードが取れた場合は、まずキートップやパンタグラフがすべて揃っている点を確認しましょう。部品が足りないと直せないので、周りに吹き飛んだり落ちたりしていないか確かめてください。

 

また、キートップやパンタグラフの形状にも注意が必要です。ただ取れてしまっただけならそのまま元に戻せますが、もしキートップの爪が折れた状態だったりパンタグラフが破損していたりしたら、新しい部品との交換が必須になります。

キートップだけが取れた場合の手順

パンタグラフが残った状態でキートップだけを元に戻す時のコツは、最初に奥の爪部分を手前から奥の方向に引っ掛けて、手前部分をパチッと押し込むことです。手順は、以下のようになります。

 

  1. 取れたキートップを元の位置に被せる
  2. 下方向に押し込む
  3. パチッと音が鳴ったら、固定されていることを確認する

 

取り付けが完了したらパソコンを起動し、念のためキー入力ができるかどうかを確かめてください。

パンタグラフとキートップの両方が取れた場合の手順

パンタグラフとキートップのどちらも取れた場合は、以下の手順で慎重に直してください。

 

  1. 向きに注意しながらパンタグラフ同士を取り付ける
  2. 破損させないよう、パンタグラフと本体を慎重に取り付ける
  3. 4ヶ所をしっかり取り付けたら、キートップを被せ下方向に押し込む
  4. パチッと音が鳴ったら、固定されていることを確認する

 

作業完了後は上記と同様、パソコンを起動しキー入力を確かめましょう。

針金が外れてしまった場合のはめかたの手順

針金が外れた時は、まずキートップの裏側に針金をセットします。そのままキートップをキーボード本体の爪に引っ掛け、水平の状態で押し込めば、針金は自動的にガイドレールを通り元に戻ります。尚、スペースキーの場合は、両側の小さなキートップを外しておくと取り付けやすくなるので覚えておきましょう。

爪が折れた場合は破損個所の修復かメーカー修理

キーボードの爪部分が折れた際に、エポキシ樹脂を用いて破損個所を修復する方もいます。しかし、自力で修復するのはなかなか難しいです。より手軽に修理を終えたい場合は、メーカー修理に出しましょう。修理に出す場合の注意点やかかる費用をこの先でまとめたので、ぜひ参考にしてください。

オークションや中古フリマサイトでバラ売りが購入できる場合も

破損したパーツの修復は難しいですが、同じキーを手に入れられれば修繕できる場合も多いです。同じキーを調達したい場合、インターネットオークションや中古フリマサイトが役立ちます

 

ヤフオクやメルカリでは、バラ売りの中古キートップが多く出品されています。もしくは、使用しているキーボードと同じ型式のキーボードが見つかる可能性もあるので、出費が気になる方はぜひチェックしてください。キーボードのサイズや型番をあらかじめ調べておくと、スムーズに検索できます。

取れたキーボードの部品が破損し自分で元に戻せない場合は、専門業者へ修理に出す必要があります。ただし、保証期間中であれば破損をカバーできる可能性があったり、インターネットでバラ売りを入手できたりする場合もあるので、ここで詳しく解説します。

 

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キートップが取れた時の修理費用相場

キートップの爪やパンタグラフが折れている場合は、それぞれの在庫が確保されていれば部分的に修復できます。ただし、同一パーツでの交換が不可能な場合は、キーボード全体の交換・修理が必要です。それぞれの修理費用の目安は以下の通りです。

 

部分的な修復費用 3,000~5,000円
キーボード全体交換での修理費用 15,000円前後

 

業者によって修理費用には差があるため、無料見積もり等で確認してください。

保証期間中であれば規定を確認

新品のパソコンでキーボードが取れた場合は、保証規定を確認しましょう。もし、「キートップの外れ」「物理的障害」などの記載があれば、修理費用を負担すせず保証でカバーされる可能性があります。

 

ただし、自分で直そうとして部品を破損させると、自分で壊したとみなされ保証の対象外になる場合があるため、保証期間中にパーツを扱う時は十分注意しましょう。

今すぐ見る!キーボードが取れた場合の応急処置や代用方法

一部のメーカーでは、キーボードが取れた場合の対処法を公開しています。ただし、モデルによっては部品や取り付けの手順に違いがあったり、または修理に出す必要があったりするので、各問い合せ先を確認してください。

 

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富士通

富士通は、モデルによって部品や取り付け方が少し異なります。また、公式サイトのサポートページに記載されていない機種の場合、故障・修理についての窓口へ相談する必要があるので注意してください。

 

キートップが取れた時の取り付け方法を紹介

キートップのみが取れた場合は、元の位置に戻したらパチッと音が鳴るまで押し込みます。キートップとパンタグラフの両方が取れた場合は、パンタグラフの平らな面を下に向け、向きを確かめながらキートップに取り付け、その後キートップを元の位置に戻してパチッと音が鳴るまで押し込んで完了です。

キートップが取れた・破損した場合の修理お問い合わせ先はこちら

Lenovo

Lenovoでは「ThinkPad・IdeaPad・Lenovoシリーズ・ノートブック製品全般」でキートップが取れた場合の対処法が公開されています。ただし、部品が破損している場合は、サポートセンターに問い合わせて修理する必要があります。

 

キートップが取れた時の対処法を紹介【Thinkpad対応】

キートップのみが外れた場合は、キートップを上から被せてパチッと音が鳴るまで押し込みます。キートップと2つのパンタグラフがすべて外れた場合は、2つのパンタグラフ同士を取り付け、出っ張り部分4箇所をキーボード本体にはめ込み、キートップを上から被せてパチッと音が鳴るまで押し込めば完了です。

キートップが取れた・破損した場合の修理お問い合わせ先はこちら

東芝

東芝でのキートップに関する対処法は確認できませんでした。ただし、部品が破損していなければ、他のメーカーと同じように直せるようです。パンタグラフを傷付けないようキーボード本体の爪に引っ掛け、パチッとはめ込めば修復完了です。また、機種によっては部品交換できないものもあります。

NEC

NECにおいても、キートップが取れた場合の対応については確認が取れませんでした。しかし、よほど特殊な構造をしたキーボードでなければ、キートップやパンタグラフの仕組みに大きな差はありません。よって、基本的にはこれまでご紹介した対処法を試してください。

取れたキートップが破損していて元に戻せない場合は、交換したり修理に出したりする必要があります。急いでいる場合などは応急処置を行う方法もありますが、長く使い続けるのなら交換や修理で対処するのがおすすめです。

 

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クッションスポンジ付き両面テープを使う

ホームセンターなどで購入できるクッションスポンジ付き両面テープを使い、応急処置で固定させる方法があります。粘着力がそれほど強くなく、また厚みを出せる柔らかめのスポンジが最適です。

 

使用方法は、スポンジを適度な大きさにカットし中央に穴を開け、裏紙を剥がして必要な箇所に固定します。キーボードによって高さを調整する必要がありますが、うまくいけば意外と違和感なく使用可能です。

 

<両面テープを利用した応急処置方法>

  1. 厚さ3mm程度のクッションスポンジのついた両面テープをキーの大きさより少し小さめに切る
  2. 穴あけパンチなどを使い中央に穴を開ける
    • この際、必ず高さを確認する
  3. 裏紙を剥がしてキーを貼り付ける

使用頻度の低い別のキーを代用する

取れたキーと同じ形で、使用頻度が低いまたは戻せなくても支障がない別のキーを引き抜き、はめ込んで代用できます。ただし、同じキーボードの中でも、爪の配置パターンがいくつか存在するので間違わないよう気をつけましょう。

 

もし、別のキーを引き抜いてもそのままセットできず引き抜いたキーを戻せなくなった場合は、自己責任となりますので慎重に試すようにしてください。

コラム|エンターキーが壊れた!修理できるまでの代用方法は?

エンターキーが故障した際は、以下にご紹介する方法で代用が可能です。

 

  • 「CTRL+M」同時押しのショートカットキーを使う
  • IMEを開きソフトキーボードを使う
  • スクーリンキーボードを使う
  • キーボードの割り当てを変更し普段使わないキーをエンターキーに設定する

 

また、使っていないキーボードがあるならそれを代用するのが一番楽ですよ。

応急処置でも接着剤の使用は非推奨

キーボードの固定に使えるアイテムとして接着剤が挙げられることもあります。しかし、接着剤がキーボードの内部に流れ込んでしまうと、一生キーが動かなくなるなどのリスクが高いため非推奨です。

 

修理や交換までの期間こそ動いてもらわないと困る期間なので、応急処置としてリスクが高すぎる接着剤の使用は避けましょう。キーを一時的に接着したい場合は、液体性のものではなく、クッションスポンジのついたテープを活用しましょう

キートップやパンタグラフがどのように取り付けられているのかを理解すれば、力を入れる方向や力加減が分かり意外とすぐに直せます。ただし、破損しやすい部分もあるので、キーが完全には取れていない時でも扱い方には気を付けるようにしましょう。

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