壊れたモニターを買取してもらう方法｜ジャンクモニターも大丈夫？無料回収も

仕事やゲームをする際に必要なPCモニターは、使い始めてから時間が経つとスペックに物足りなさを感じて、新しいものに買い替える方が多いです。壊れたモニターやジャンクモニターなどの無料回収もありますが、少しでもお得になるものの方がいいと考える人は少なくありません。そんなとき不要になったPCモニターの処分方法として思いつくのがモニターの買取です。

近年は実店舗での買取だけではなく、一歩も家を出ずに買取してもらえるサービスも登場しています。また、高く売るための条件も年々変わっていきますので、常に新しい情報を取り入れるのが大切です。

そこで、今回はPCモニターを高く売るためのコツに加えて、メーカーごとの買取相場や買取業者についても詳しく解説します。PCモニターを少しでも高く買い取りしてもらうための参考にしてください。

人気メーカーのPCモニターは中古でも十分に買取をしてもらえます。やはり、大手メーカーが発売しているPCモニターは性能面で安心できる製品だからです。

無名メーカーでは品質面で不安があるものの、新品の人気メーカー商品では予算オーバーしてしまうと悩んでいる方は多くいます。そういった「あまりお金はかけられないけど品質や性能に満足できる商品が欲しい」という方にとって、価格の安い中古のPCモニターは重宝するアイテムです。

中古のモニターを買取に出す場合はタイミングが大切です。基本的に、最新モデルが発売されると同じメーカーの商品は需要が少なくなるので、旧モデル製品は買取価格が下がったり買取ってもらえなかったりする可能性があります。

発売されて2～3年のものは買取をしてもらいやすい傾向にありますが、これはメーカー・モニターの状態・使用状況によって変わるので一概にはいえません。

モニターのスペックとして、まずは画面のサイズが挙げられます。画面サイズは「インチ」という単位で表されます。一般的にはインチ数の大きい大画面のモニターは高額な商品が多いですが、中古買取では需要の多さが大切なので、あまりにも大きすぎるモニターはスペックが高いとはいえません。

最も需要のある画面サイズは、PC作業以外に動画視聴やゲーミングモニターとしても使える24～27インチと言われています。もし買取を前提にPCモニターの購入を考える場合は、このあたりのサイズを購入してください。

解像度は1インチに並んだピクセル（画素）数を示す数値で、「dpi」「ppi」という単位で表現されます。解像度が高いほど鮮明な映像を見ることができるので、ゲームや画像編集をする方にとっては特に重要なスペックです。

中古のPCモニターを買取してもらうためには、フルHDや4Kの解像度が必要になります。解像度は低いより高いほうが買取されやすいのは確かですが、解像度が高いものが必ずしもいいわけではなく、業者によってはオーバースペックと判断されることもあるため注意が必要です。

FPS（frames per second）数は1秒間の動画が何枚の画像で構成されているのかを示す単位です。画面の更新速度とも言われており、数値が大きくなるほど動きが滑らかできれいな動画になります。

数年前までのテレビは20FPSでしたが、最近の4Kテレビは3倍の60FPSという数値を出しています。また、プロゲーマーや動画の滑らかさが重要な方に向けて、120FPS以上のモニターも多く登場しています。中古PCモニター買取には最低でも60FPSが必要です。

光沢のあるグレア液晶は発色がよく、鮮やかな映像を表現できるため需要が多いと考える方もいるかもしれませんが、実は非光沢タイプであるノングレア液晶の方が買取市場では人気があります。光の反射やコントラストが少ないノングレア液晶は、目の疲れを軽減できるからです。

現代はモニターを使って長時間仕事をしたりゲームをしたりする方が増えているので、ノングレア液晶はグレア液晶よりも買取されやすい傾向にあります。

最近はプロゲーマーという言葉も定着しつつあり、ゲーミングモニターの販売数も増えています。しかし、高スペックのゲーミングモニターは価格が非常に高いため、新品で購入することに躊躇する方が少なくありません。

そのため、ゲーミングモニターは中古買取市場全体で多くの需要があります。高性能のものを安く買いたい方が多く、型落ちのゲーミングモニターであっても買取ってもらえる可能性は高くなります。

ここまで、中古モニターでも買取ってもらいやすい条件を紹介しました。ここからは、実際の買取価格相場をご紹介しますので、ご自身のPCモニターと比較しながらご覧ください。

モニターの買取価格はメーカーや画面のインチ数によって変化しますが、5,000円～20,000円が相場です。人気のあるメーカーやインチ数が大きくなれば買取価格は高くなります。

30インチを超える人気メーカーモデルであれば、買取強化が行われているため25,000円以上の値がつく場合もあります。もちろん、先ほど紹介した販売年数やスペックなどの条件を満たしているのが前提です。

メーカー別の平均買取価格を表にまとめましたので、参考にご覧ください。

• ASUS 買取価格相場：7,000円〜30,000円
• BenQ 買取価格相場：5,000円〜32,000円
• LGエレクトロニクス 買取価格相場：10,000円〜50,000円

BenQはゲーミングモニターデビューをする初心者に人気があるため、比較的安価な値段で買取されています。一方で、LGエレクトロニクスは高級感のある見た目や、優れた耐久性が本格的にゲームをプレイする方に人気があるので、高価な値段がつきやすい傾向にあります。

電源アダプタや取扱説明書は残していても、保証書・箱・保護袋といった付属品は普段使わないので破棄してしまう方が多いと思います。しかし、箱なしだと値段が下がる場合があるので、PCモニター購入時に付属していたものはすべて残しておくと、売る際には高値がつきやすくなります。

なるべく、新品で購入したままの形で買取に出せるように、不要と思われる付属品もすべてきれいな状態で保管しておくのが高値買取のためには大切です。

中古品は少しでもきれいな方が買取価格が上がります。そのため、PCモニターを高額買取してもらいたい方は可能な限りきれいにしておくように心掛けましょう。

買取に出す前には必ず、画面を乾いた雑巾で拭いたり、ほこりが溜まりやすいところの汚れを掻き出すなどしてきれいにします。落ちにくい汚れがある場合は、少量のアルコールを含む雑巾で優しく拭いてあげましょう。ただし、故障の恐れがあるため、分解して掃除するといった行為は避けてください。

少しでも高値で買取をしてもらいたい方は、複数の買取業者に査定を依頼するのがおすすめです。在庫があるお店では市場の平均よりも安く見積もりをされる場合があります。

一方で、在庫がないお店ではほかの店舗よりも高い値段で査定してもらえる可能性があります。そのため、時間に余裕がある方はいくつかの買取業者で査定してもらい、それぞれの査定額を比較検討してください。

まずは、直接買い取ってくれるお店に持っていく店頭買取です。こちらは昔からある一般的な買取方法です。店頭買取はPCモニターの在庫が少ないといった理由で買取強化しているお店であれば、比較的高く買い取ってもらえることがあります。また、持ち込みの場合は買取が確定すればその場でお金を受け取れるのもメリットです。

しかし、お店が近くにないと売りに行くのが難しいので、忙しくて時間がない方に店頭買取は向いていません。

出張買取とは買取業者が自宅まで出張して、査定や支払いを行ってくれる買取方法です。出張買取のメリットとして、お店に出向かず買取をしてもらえる点や梱包の時間が省ける点が挙げられます。地方に住んでいて近くにお店がない方や、忙しくてなかなか店頭には持ちこめない方におすすめです。

一方で、大手の買取業者は予約が取りにくかったり、日程が合わせづらかったりする場合があります。また、査定担当者を家に入れる必要があるので、少々煩わしさを感じる可能性もあります。

宅配買取は買い取ってもらう品を自分で梱包して業者に発送し、査定と買取をしてもらう方法です。買取を申し込むと梱包用の段ボール・緩衝剤・発送伝票・申込書を無料で届けてくれる業者もあるので、自宅でゆっくりと準備できる点がメリットです。

しかし、買取不可や納得する値段で買取してもらえなかった場合の返却は、着払いでされることが多いといったデメリットがあります。また、出張買取や店頭買取と比べるとお金の受け取りに時間がかかるので、すぐにお金が必要な方には向いていません。

フリマアプリやオークションを活用してPCモニターの売却もできます。メリットは自分で買取価格を決められるため、比較的高く売れやすいところです。また、業者はマニアックで需要が少ない製品の買取はしてくれませんが、フリマアプリやオークションではそういった製品を求める人が多いので、売却できる可能性が高まります。

デメリットとしてトラブルが発生しやすい点が挙げられます。見えない相手との取引になるので、商品の状態を詳細に記載したり、購入者とのやり取りを丁寧に行う必要があります。また、梱包・発送も自分で行わなければいけません。

古くなったPCモニターや壊れてしまって使い道がないジャンク品は、お金を払ってリサイクルしてもらっている方が多いです。しかし、古いモニターやジャンク品でもパーツは再販可能なため、本体買取をしてくれる業者があります。

また、昔から人気のある「WindowsXP」といった一部の製品は壊れていても値段が付く可能性もあります。PCモニターを廃棄しようと考えている方は、一度お店に持ちこんで査定依頼するのがおすすめです。

日本全国に店舗を有しているハードオフは、店頭買取・出張買取どちらかを選択可能です。出張買取の場合は電話で予約すれば完了なので、以下では店頭での買取方法を紹介します。

まずは、店舗に出向いてスタッフに買取希望の旨を伝えます。10分ほどで査定が終了し、査定金額に納得すると本人確認を行います。本人確認は運転免許証や学生証を提示してください。その後サインを行って終了です。壊れた製品でも買取をしてくれるので、自宅に眠っているPCモニターは一度ハードオフへ持っていくのをおすすめします。

ゲオではゲームソフトやTVを買取しているものの、PCモニターを積極的に買取しているわけではありません。しかし、買取自体は行われているので、ゲオでの買取を希望する場合はお近くの店舗に問い合わせてください。

ゲオではオンライン買取を主流にしているため、忙しい方でもかんたんに買取を済ませられます。また、20％買取金額を上乗せして買取を行うといったキャンペーンが豊富なので、タイミングが合えば思ったよりも高く売れる場合があります。

ブックオフは店頭買取・宅配買取が可能で、AppleやDellといった有名メーカーを幅広く買取しています。査定手数料は無料ですが、買取金額は本人確認完了後でないと提示されません。

注意点として電源アダプターがないと買取不可になります。箱や袋の付属品はなくても問題ありません。また、18歳未満の方は宅配買取が利用できないことに加えて、店頭買取にも保護者同伴で行く必要があります。

ビックカメラ系列のソフマップは、店頭買取・宅配買取どちらも利用可能です。宅配買取は「引取コース」「お客様発送コース」「在宅コース」から選択でき、買取金額が3,000円以上であれば送料が無料になります。

比較的高値で売れるうえに、買取金額に応じてポイントが付与されるのも嬉しいポイントです。普段からソフマップで買い物をしている方は、ソフマップでPCモニターを買い取ってもらうのをおすすめします。

事前に買取価格の相場を知りたい方は、ドスパラがおすすめです。ドスパラは1992年に創業された秋葉原で人気がある老舗パソコン専門店です。ドスパラの公式サイトでは、PCのモデルごとに買取価格の相場を確認できるので、ある程度の相場を知りたい方に適しています。

壊れたモニターを無料回収してもらう方法はいくつかあります。モニターのメーカーに申し込んで回収してもらう方法や、ヤマダ電機などの家電量販店でも有料で回収してもらえます。詳しくは以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

液晶割れしてしまったモニターは、砕け散る心配はほとんどありません。とはいえ細かい破片は落ちる可能性があるので、まずは布で包んだり箱に入れたりして防ぎましょう。自分で処分するなら、自治体の場合は対応しているかを確認する必要があります。

リサイクルセンターに依頼する場合は、日時の予約をしたうえで持ち込みになります。持ち込み時にはサイズに合ったリサイクル券が必要です。輸出業者に売れないかと考える人もいるかも知れませんが、液晶が割れてしまっている場合は買い取ってもらえません。

また、「なんでもOK」などの謳い文句を掲げている無料回収業者もいますが、実際のところ意外と条件はシビアです。基本的に古い型のものや壊れたものは回収してくれません。あやしげな業者も多いので、割れていても回収するといわれた場合は、安心のためにも証明書を発行してもらうのがおすすめです。

使わなくなったPCモニターは、ちょっとしたコツで高く買取ってもらえます。古くなったからといってすぐ廃棄するのではなく、一度業者に査定してもらうのをおすすめします。また、より高く売りたい方はフリマアプリを利用するのも1つの方法です。ぜひこの記事を参考にして、使わなくなったPCモニターを高く売ってください。