【iPhoneにも】イヤホン変換アダプタおすすめ9選｜音質劣化する？高音質も

スマートフォンはたくさんの曲を入れられて手軽に持ち運べるため、街中では多くの人がスマホを利用して音楽を楽しんでいます。スマホで音楽を聴くのに必要不可欠なアイテムがイヤホンです。現在はイヤホンジャックのないスマホが増えていて、AndroidのスマホはType-Cケーブル・iPhoneはLightning（ライトニング）ケーブルなどを繋ぐコネクタが主流になりつつあります。

実はこれらのコネクタに有線イヤホンを接続するには変換アダプタが必要です。音質劣化を少しでも防ぎ高音質を楽しみたい人や、壊れにくいものを探している人はよく吟味する必要があります。ですが、変換アダプタにはいくつかの種類があり、適したものを選ばないと使用できない場合もあります。

そこで今回は、3.5mmのケーブルで接続するイヤホンに使う変換アダプタの選び方を解説します。さらに記事後半では、iPhoneのイヤホンをAndroidで使うのは可能かなど、の情報やおすすめの変換アダプタ8選も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

変換アダプタには大きく分けてアナログ型・DAC内蔵型の2種類があります。アナログ型はアナログオーディオ信号専用のため、アナログオーディオ信号のスマホにしか使用できません。

一方、DAC内蔵型はデジタルからアナログ信号に変換する機能を持つため、ほぼすべてのスマホで使用できます。この2種類は見た目で判断できないため、購入の際には必ずパッケージや仕様書で確認しましょう。こちらの記事でおすすめする製品はほとんどがDACを内蔵しているため、ぜひチェックしてみてください。

イヤホンジャックを搭載したスマホはDAC・アンプといったパーツを内蔵していましたが、イヤホンジャックがなくなったスマホにはどちらも搭載されていません。iPhoneに同梱されている純正変換アダプタは小さな設計の中にDACを詰め込んでいるため、音質劣化する傾向にあります。ですが、この難点は他の変換アダプタも同じです。

音質にこだわるなら、価格は高いですがハイレゾ対応といった高音質な変換アダプタを選んでください。純正変換アダプタは使用している変換アダプタが壊れた時の予備として、手元に残しておきましょう。

音質にこだわるなら、変換アダプタではなく「DACアンプ」を使ってイヤホンを接続する方法もあります。DACアンプとは音楽データのデジタル信号をアナログ信号に変換するDAC・音を増幅させるアンプの2つの構成からなる音響機器です。

高性能なDACアンプを使えば、イヤホンと繋げて高音質な音楽を楽しめます。

まずは、使用している機器の接続端子を確認しましょう。基本的にApple社の製品はLightningで、それ以外はType-cと呼ばれる接続端子です。変換アダプタの中にはこれの逆である、イヤホンジャックからType-c・Lightning・USB端子に変換する製品もあります。この場合は目的の変換とは逆になるため、購入の際には変換の種類をしっかり確認してください。

イヤホン用と充電用の2つの接続端子が付いた変換アダプタもあります。音楽や動画のアプリを使うと電池消費が激しいですよね。そんな時に2股アダプタを使えば、音楽を聴きながら充電できるので大変便利です。

ただし、すべての端子に充電ケーブルを繋いでも片方しか作動しないため、充電完了のスピードは変わりません。端子が複数あっても、目的に応じたケーブルを接続しましょう。

変換アダプタの主な役割は、デジタル信号からアナログ信号への変換です。そのため、音質の劣化は避けられません。ですが、中にはハイレゾ対応・HiFiオーディオ対応など音質を重視した変換アダプタもあります。

ですが、高音質の変換アダプタは高価格で本体も大きい傾向にあります。そのため、持ち運びにはあまり向きません。音質にこだわって音楽や動画を楽しみたい方は音質重視の変換アダプタを候補の1つとして検討しましょう。

イヤホンを通話にも使うなら通話に対応しているかどうかを確認しましょう。製品によっては音声出力のみの変換アダプタもあるため、通話利用を考えている際には確認が必要です。通話には音声入力だけでなく音声出力機能も必要になるので、入出力どちらにも対応しているかどうかをチェックしましょう。

変換アダプタの中には、スマホをアップデートするとイヤホンから音が聞こえなくなる製品があります。特にiPhoneで起こりやすいトラブルです。そのため、iPhoneユーザーの人にはMFi認証のアダプタをおすすめします。

MFi認証とはApple社がiPhoneとの互換性を確認している製品です。MFi認証のアダプタならiPhoneをアップデートしても適応するので、安心して使用できます。

100均で変換アダプタを購入する際は、DACが内蔵されているかを必ず確認してください。100均の変換アダプタはアナログ型のものが多く、機器から送られるデジタル信号を変換できない場合があります。古い製品でアナログ出力であれば使用できますが、新しい製品はデジタル信号で出力しているためDAC内蔵型でなければ使用できません。

現在ダイソーとキャンドゥに売っている変換アダプタは、音楽鑑賞専用となっているため、電話やアプリ通話では使用できないので注意してください。

最も単純な原因に接触不良が挙げられます。スマホは薄く、挿し込む端子も小さいために起こるトラブルです。変換アダプタが斜めに挿し込まれている場合も、接触不良の原因になります。奥まで挿し込んだり挿し直したりすると改善されます。

音が出ない原因として、スマホやタブレットなどの機器側の出力方式と変換アダプタの型があっていない場合も考えられます。機器の出力方式がアナログの場合は、アナログの変換アダプタが使用できますが、デジタル信号の機器の場合はDAC内蔵型を使用する必要があります。

イヤホンジャックのない機器はほぼすべてデジタル信号と言っても過言ではありません。そのため、基本的にはDAC内装型の変換アダプタを選ぶのが無難です。

変換アダプタは見た目で劣化しているかを判断しづらい製品です。アダプタが変形している場合は分かりやすいですが、内部のコードが断線していると見た目では破損を確認できません。上記2つの原因を改善しても音が出ない場合は、変換アダプタ自体が壊れている可能性が高いため、他の変換アダプタを使用してください。

コンビニでもイヤホン用の変換アダプタを購入できます。セブンイレブンではApple社の純正品変換アダプタが販売されており、急に必要になった時でも安心です。ですが、Type-Cのイヤホン用変換アダプタを購入できるコンビニは多くありません。ファミリーマートでは販売されている場合もありますが、どの店舗にもあるとは限らないため気を付けましょう。

iPhoneのイヤホンをAndroidで使うのは可能か疑問に思いませんか。使うのは可能ですが、リモコン付き有線イヤホンは、iOS用とAndroid用でプラグの仕様が異なるため、片側の音が聞こえない、マイクが聞こえない、リモコンのボタンが一部使えない場合があります。

ただし、最近ではiOSとAndroidで動作機種を切り替えられるリモコン付イヤホンも販売されています。気になる方はチェックしてみてください。

今回は、イヤホンに使う変換アダプタの種類やおすすめ製品をご紹介しました。イヤホンと正しく接続して快適に音楽を楽しむために、購入時に変換アダプタのタイプをしっかり確認してください。変換アダプタはさまざまな種類が販売されているので、自分に合った変換アダプタを見つけましょう。