イヤホンジャックの二股分配ケーブル・分岐ケーブルおすすめ6選｜使い方も

好きな音楽や面白い動画を友達・恋人・家族にシェアしたいときもありますよね。イヤホンを左右で分けて共有する方法もありますが、イヤホンは左右から別の音が出るので聞き取りにくいのが難点です。距離も近すぎるため、集中して楽しめません。

そんなときにおすすめなのが、分配器として使えるイヤホンジャックの二股分配ケーブルや分岐ケーブルです。二股分配ケーブルや分岐ケーブルは「オーディオ分配ケーブル」「イヤホンスプリッター」とも呼ばれ、イヤホンを同時に2つまたは複数接続できるアイテムです。2人で同時に音楽を聴いたり、複数機器に音声を出力したりできます。

しかし、二股分配ケーブルがどこで売ってるのかわからない方も多いと思います。本記事では、イヤホンの二股分配ケーブルの価格・音質についてや、売ってる場所を解説します。また、おすすめ商品や利用シーンの例も紹介するので、購入をお考えの方はぜひ参考にしてください。

二股分配ケーブルは数百円〜1000円程度の価格帯が最も多いです。さまざまな形状のものがあり、スマホに使用するポータブルタイプや、テレビに使用する家電用の長いものまであります。

二股分配ケーブルは商品ごとに価格差がありますが、安価ものは高価なものに比べるとノイズがあります。また、安価な製品はイヤホンジャックの品質が悪く、酸化や硫化などの劣化が早いです。音質にこだわりたいなら、接点復活材を使う・ノイズフィルターを接続するのがおすすめです。

また、二股分配ケーブルは複数のイヤホンに出力するため、音のバランスがとりにくく、とくに安価な製品はバランスが悪い場合が多いです。安価なものは聞き取りにくくなってもいい場合のみに使用し、電話や会議など重要な場面では使用をやめる、または高価な製品を使うのがおすすめです。

さらに、二股分配ケーブルを使用しているときに片方のイヤホンを抜くと、接続したままのイヤホンの音量が一気に大きくなります。抜き差しする際は注意しましょう。

イヤホンプラグは、「極」の数によって機能が変わってきます。一般的に音楽を聴くのに使うイヤホンはステレオ形式と呼ばれる3極ケーブルで、マイクを使いたい場合はさらに音声入力が追加された4極ケーブルが必要です。

4極対応デバイスに3極ケーブルを接続しても音声は聞こえますが、その逆で3極対応デバイスに4極ケーブルを差し込むと使えないケースもあります。また4極ケーブルは、「CTIA」「OMTP」の2規格があるので、接続したいデバイスと合うか確認しましょう。

イヤホンスプリッターとミキサーは、そもそもの目的が違います。単純に音を分配したりまとめたい場合は、イヤホンスプリッターで問題ありません。一方で、ミキサーはサウンドを変えたり音を調整したりできます。

二股分配ケーブルは以下の場所で販売されています。

• ダイソー・セリアなどの百均
• 家電量販店
• アマゾンや楽天などのネットショップ

家電量販店やネットショップ以外にも、ダイソーやセリアなどの100均でも二股分配ケーブルを購入できますが、コンビニでは売っていませんでした。

ダイソーでは「イヤホンスプリッター」「オーディオ2分配アダプタ」、セリアでは「オーディオダブルプラグ」などの商品名で売られています。500円玉ほどのコンパクトなサイズ・アダプタタイプで2人用です。ダイソー商品の中にはマイク通話可能のものもあります。100円で購入できるため、二股分配ケーブルがどのようなものか試したい場合に手軽に試せるのでおすすめです。

大型の家電量販店の場合は必ず販売されています。ネットショップの場合は種類が豊富で、イヤホンジャックだけではなく他の規格のものも販売されています。購入の際は、規格をしっかり確認してください。

大学生や新社会人の方で1人暮らしの場合、ワンルームに住んでいる方も多いと思います。ワンルームは壁が薄い物件もあるため、深夜にテレビを見たり音楽を聞いたりするときにはイヤホンが必要な場合も多いです。

二股分配ケーブルがあれば、休日に友人や恋人とテレビや映画を楽しめます。DVDやBlu-rayを鑑賞しながら、友人や恋人と小声で盛り上がるのは楽しそうですね。

小さなお子様がいる家庭では、お子様が寝付いたあとに大きな音を立てられません。テレビ・映画・音楽なども鑑賞しづらく、リフレッシュできない方もいますよね。二股分配ケーブルがあれば、夫婦2人の静かで豊かな時間が実現します。寝付いたお子様に気を使わずに、イヤホンやヘッドホンをしながら録り溜めたテレビ番組や映画を夫婦で楽しめます。

友人・恋人・家族との旅行で電車や夜行バスを使うときにも、二股分配ケーブルは大活躍します。電車や夜行バスでの移動時間は、なんとなく手持ち無沙汰になりますよね。それぞれのスマホで、別々に音楽や動画を鑑賞するのは旅行として味気ないです。

そんなときは、二股分配ケーブルで動画や音楽を共有して、移動時間も楽しい思い出にしましょう。音漏れもなく音楽や映像に没頭できるので、長時間の移動も苦になりません。

iPhone7以降、イヤホンジャックが廃止されました。また最近では、3.5mmイヤホンジャックを搭載していないスマホも増えています。イヤホンジャックがない機種の場合は、専用のアダプタが必要です。iPhone7以降の機種の場合は、Lightningからイヤホンジャックへの変換アダプタを用意しましょう。

ただし、Lightningは1つしかないため、分岐がない変換アダプタを使用すると、音楽を聞きながら充電ができません。充電と音楽を聴くのを同時に行いたい方は、イヤホンジャックとLightningを備えた二股タイプを選ぶのがおすすめです。

イヤホンやヘッドホン用の二股分配ケーブルやアダプタは、リーズナブルでお手軽に購入できるものもたくさんあります。1つ購入しておくだけで、インドアでもアウトドアでも楽しみ方が広がります。本記事を参考に自分に合うものを見つけて、音楽や動画をシェアして楽しみましょう。