マイクロSD変換アダプターおすすめ6選｜マイクロSDをSDカードとして使うには？

SDカードはデータの保存に便利なアイテムです。小さなカードに写真や動画を保存して簡単に持ち歩けます。しかし、SDカードには種類があり、使用機器ごとに対応しているものが異なります。SDカードの大きさや種類が違うと、機器に合わずデータを残せません。

「使用機器にはSDカードが必要なのに、マイクロSDカードを買ってしまった」といった方もいますよね。実はマイクロSDカードには変換アダプターと呼ばれるものがあり、変換アダプターを使えば、マイクロSDカードをSDカードとして使えます。

この記事ではSDカード変換アダプターとは何かや、マイクロSDをSDカードとして使うための、マイクロSDカード変換アダプターについてご紹介します。変換アダプターの使い方や互換性などを解説するほか、おすすめ商品6選もあわせてご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

マイクロSDカードの変換アダプターは、マイクロSDカードをSDカード、またはminiSDカードとして使えるようにサイズを変えるアクセサリーです。携帯電話やswitchのデーターを他のデバイスに移せます。変換アダプターにマイクロSDカードを差し込むと、SDカードやminiSDカード用のスロットにマイクロSDカードを差し込めます。

また、マイクロSDカードアダプターは数百円で購入可能です。さらに、最初からマイクロSDカードに付属しているものもあります。

変換アダプターはいくつかのメーカーが販売していますが、どのメーカーの変換アダプターでも互換性があります。仕組みや作りにほとんど違いはないので、基本的には問題なく使用可能です。ただし、電気的な接点が増えるため、粗悪な変換アダプターではエラーが増える可能性があります。

また、マイクロSDカードの高速規格であるUHS-ⅡはUHS-Ⅰと比較してピン数が増えており、UHS-Ⅱ対応のアダプターでないと十分性能を発揮できません。UHS-ⅡのマイクロSDカードを使用している方なら、対応している変換アダプターを選びましょう。

変換アダプターは造りが単純なため、ダイソーなどの100均の変換アダプターでも問題なく使える場合が多いです。ただし、前述の通りエラーが発生する可能性はあります。

また、UHS-Ⅱに対応していないものが多いため、性能が十分発揮されない場合もあります。100均の変換アダプターは緊急時に使う程度に留め、信頼性の高いメーカー製品を普段使いしましょう。

マイクロSDカードの変換アダプターには「SDカードサイズ」と「miniSDカードサイズ」の2つのサイズがあります。使用する機器で使えるサイズを確認して選びましょう。ただし、現在ではminiSDカードはほとんど使われていないため、多くの場合はSDカードサイズです。

マイクロSDカードを変換アダプターに差し込んだら、使用機器へ差し込む前にマイクロSDカードにロックが掛かっていないか確認しておきましょう。アダプターの左側にロックスイッチがあり、ロックが掛かっているとマイクロSDカードに書き込みができません。

マイクロSDカードを変換アダプターから外す際は、機器に入れたまま外さないようにしてください。機器に入れたまま外してしまうと、エラーの発生や最悪の場合はデータが消える可能性があります。

また、外す際は力を入れて抜いてください。力を入れるのが恐い方もいるかと思いますが、ある程度力を入れても問題ありません。また、力を入れても抜けない場合は内部でマイクロSDカードが曲がってしまっている可能性があるので、販売店に持ち込むなどして対応してもらいましょう。

有線タイプのSDカード変換アダプターは、USB・Lightning端子を備え、それぞれケーブルをポートに差し込んで使用します。ケーブルが邪魔になる場合があるのがデメリットですが、接続時の難しい設定がないのがメリットです。

また、端子には種類があり、接続する機器によって製品を選ぶのもおすすめします。デスクトップパソコンにはUSB Type-A端子、スマホ・タブレット・ノートパソコンと接続したい方はUSB Type-C端子を備えた製品が適しています。iPadなどのApple製品と接続したい方は、Lightning端子を搭載した製品を選びましょう。

Wi-Fiに接続して使用する無線タイプのSDカード変換アダプターは、ケーブルが邪魔にならないのはもちろん、有線のような端子を気にする必要がない点がメリットです。Wi-Fiに対応している製品であれば、どれでも接続できます。

また、複数の機器で使用する場合もケーブルの差し替えなどが不要なため、手軽に行えます。使用する際は接続設定をする必要があるのがデメリットですが、設定は一度行えば継続的に使用できるため、あまり負担にはなりません。

SDカードは、SD・SDHC・SDXCの3種類の規格があり、それぞれ容量が違います。そのため、SDカード変換アダプターを購入する際は、使っているSDカードの規格に対応した製品を選ぶ必要があります。非対応の規格の製品を選ぶと、認識しない可能性があるためです。

しかし、容量が大きい規格対応の製品は、容量が小さい規格のSDカードも使用できます。SDカードの容量は、SDは2GB以下・SDHCは4～32GB・SDXCは64GB以上ですが、SDXC対応の製品であればSD・SDHC規格も使用できます。そのため、どの規格を選んでいいかわからない方は、SDXC対応の製品を選ぶのも1つの手段です。

SDカード変換アダプターのUSB端子は、Type-A・Type-C・マイクロUSBなどの種類があり、パソコン・スマホなど接続したい機器に対応した端子を搭載している製品を選ぶ必要があります。

パソコンのUSB端子はType-A・Type-C、スマホ・タブレットはType-C・マイクロUSBが主流です。そのため、スマホで使用したい場合は、Type-AのUSB端子を搭載した製品を選ばないよう注意しましょう。

パソコン・スマホなど接続したい機器が複数ある方は、それぞれ対応した製品を購入するのは費用や手間を考えると不便です。そんな方は、複数の機器に対応したマルチタイプのSDカード変換アダプターがおすすめです。

1台でUSB Type-C・Type-A・microUSBに対応している製品があります。さらに、Lightning端子にも対応している製品あり、機器はもちろんOSもiOS・Android・Mac・Windowsと幅広く使用できて便利です。

SDカード変換アダプターを選ぶ際は、接続機器のOSに対応した製品を選ぶのも重要です。OSは、パソコンではWindows・macOS・Chrome、スマホやタブレットはAndroid・iOSがあります。

最近のSDカード変換アダプターは、ほとんどのOSに対応している製品が主流です。しかし、接続したい機器のOSが非対応の場合もありますし、対応していてもOSのバージョンが古いと使用できない可能性もあります。そのため、対応OSについても事前にしっかりと確認しましょう。

変換アダプターに差しても認識されない時は以下の原因が考えられます。抜き差しすると回復する場合があるので、まずは試してください。また、マイクロSDカードやアダプターに折れ曲がりや破損がないかも確認しましょう。読み込み機器側の問題は、本体の再起動やドライバーの再インストールをすると認識する場合があります。

• しっかり差し込まれていない
• 接点不良
• マイクロSDカードもしくは変換アダプターの故障
• 読み込み機器側の問題など

無理に自力で解決しようとすると破損させてしまう可能性があります。どうしても認識しない場合は、メーカーやデータ復旧業者に相談しましょう。

スマホで使えるSDカードはマイクロSDカードなので、変換アダプターは必要ありません。しかし、規格を間違えないように選ぶ必要があります。マイクロSDカードとスマホの互換性について、詳しくは以下の記事をご覧ください。

「マイクロSDアダプターが読み込まない」といった経験はありませんか。原因としては以下の事が考えられます。

• SDカード本体の問題
• USBカードリーダーが認識できていない
• 差し込み口にしっかりと差し込まれていない
• 接触不良がある

認識しない際の対処法として、SDカードがしっかりと差し込まれていない場合や埃などによって接触不良を起こしている場合が多いため、まずは抜き差しして動作確認をするといいです。それでも認識しない場合は、他のSDカードが認識するか確認しましょう。

これにより、問題がある箇所がカードなのか・カードリーダーなのか・パソコンなどの本体側なのか判断ができます。どうしても解決しない場合はプロの方に頼むしかありません。

SDカードリーダーがあれば、スマホ（Android・iPhone）のデータをパソコンに転送できます。また、その逆にデジカメのデータをスマホに転送もできます。データの管理に苦労されている方、写真を撮るのが趣味の方は思い切って購入するのもおすすめです。

有線のコードはType-C（タイプC）とType-A（タイプA）がありますが、転送速度を重視する場合は「UHS-I」や「UHS-II」の規格がおすすめです。

変換アダプターは、マイクロSDカードでもSDカードとして使用可能です。SDカードとマイクロSDカードを間違えて購入しても、変換アダプターがあれば買い直す必要はありません。使用の際には、マイクロSDカードを紛失しないように意識してください。