iPhone対応USBメモリおすすめ8選｜MFi認証・日本製はある？口コミも

きれいな風景や子供の写真は、ついつい撮りすぎてしまいますよね。iPhoneで写真や動画を撮影しようとしたら「空き容量が足りません」とメッセージが出る場合があります。そんなとき「パソコンに取り込むのは面倒だし、やり方がイマイチわからない」と諦めていませんか？

iPhoneのLightning端子に対応したUSBメモリを使えば、空き容量を気にせずに大切なデータを保存できます。また、Lightning端子対応のUSBメモリは、iPhoneユーザーなら誰でも使用できる共通のアプリで、手軽にデータの移し替えが可能です。

今回は、iPhone対応のUSBメモリを選ぶときのポイント・使い方・おすすめのUSBメモリ8選を紹介します。また、iPhoneでUSBメモリを使う方法や認識しないときの対処法、「アプリ不要やMFi認証・日本製はある？」と気になる情報についても解説するので、ぜひ参考にしてください。

USBメモリを接続すると、iPhone内に保存していたデータをUSBメモリに移動できます。端末の容量確保・PCへのデータ移動・バックアップに便利です。USBで移動できるデータは主に以下のものがあげられます。

• 写真
• 動画
• 音楽
• 電話帳
• 文書ファイル
• メモ
• アプリ

USBメモリが購入できる場所として、まず思い浮かぶのが家電量販店（電気屋）ですよね。ほとんどの家電量販店でUSBメモリは購入できますが、家電量販店ごとに品揃えに違いがありますので注意が必要です。

ヨドバシ・ビックカメラなどでは、「エレコム」「バッファロー」などのUSBメモリを豊富に取り揃えています。しかし、ヤマダ電機では「IOデータ」などの一部商品が販売終了していますので、ほしい商品を取り扱っているか公式サイトから事前に確認してください。

メモリの容量は、大きいほど使い勝手がよくなります。最初に容量の少ないメモリを選ぶと、後で足りなくなる可能性があります。USBメモリの買い増しや管理の手間が増えるのは面倒ですよね。しかし、大容量のものもあり、どれを選べばいいか迷う方も少なくありません。

USBメモリは容量が倍になったら価格も倍になるわけではないので、少し多いくらいがベストです。目安として、128GBあればほとんどの方が過不足なく使えます。128GBは、1枚2MBの写真が約6万枚、1分100MBの動画が約1,200分保存できる容量です。また、1曲5分の音楽が6MBの場合、約2万曲分保存できます。

USBは規格によってデータ転送の速度が変わり、USBの規格が新しいほど転送時間が短くなります。現在（2022年9月）の最新規格は「USB4」ですが、主流は「USB3.0」・「USB3.1」・「USB3.2」です。それらより前のUSB2.0規格もありますが、転送速度が大きく異なります。以下でそれぞれのポイントを解説します。

• USB2.0規格は対応機種の多さがメリット

転送速度よりも対応機種の多さを重視する方は、USB2.0規格がおすすめです。

• 基本的にはUSB3.0以上の規格がおすすめ

USB3.0はUSB2.0の10倍の転送速度を備えています。非対応でない限りUSB3.0以上の規格の製品がおすすめです。

MFi認証とはApple独自の認証システムで、Apple製品のために開発されたアクセサリだとAppleが認めた証です。以下で、MFi認証製品のメリット・デメリットをご紹介します。こちらを参考にして、非認証の製品とどちらを購入するか検討してください。

【メリット】

• iPhoneとの互換性をAppleが正式に認めているため、信頼性が高い
• 耐久性・セキュリティにおいても品質が高いため、情報漏洩対策も可能

【デメリット】

• 非認証の製品よりも価格が高い

iPhone対応のUSBメモリの中には、「vackiit」など専用アプリを使用するメーカーも少なくありません。専用アプリの中には、データ移行やバックアップがスムーズに行えるものや、データの暗号化を行えるなどさまざまな機能が搭載されています。

しかし、専用アプリの中には利便性の悪いアプリや、認知度が低いためにトラブルの対処法がわからない場合があります。それぞれの専用アプリやiPhone共通アプリを比較して、自分にとって使い勝手がいいアプリを選びましょう。

大事なデータを保存する一方、手軽にいろんな場所へ持ち運ぶUSBメモリは故障に備えるのも大切です。壊れた場合に備えるなら、購入時に保証期間を確認しておく必要があります。保証期間内であれば、故障しても無償で修理してもらえます。

人気メーカー製のものは保証期間の長いものも多く、特に日本製のものは保証内容も充実したものが多いのでおすすめです。

USBメモリは機能性も大切ですが、サイズやデザインも気にしたいですよね。大きいサイズや奇抜なデザインだと、持ち運びしにくいです。また、iPhoneで使用するのであれば、できる限りコンパクトである方が、取り回しがよくなります。

しかし、iPhone対応のUSBメモリの場合Lightning端子が搭載される分、サイズが大きいUSBメモリが多いです。USBメモリをiPhoneに挿したまま、iPhoneの後ろに回せるタイプもあるので、よりスマートに持ち運びたい方や使用したい方にはおすすめです。

iPhone以外のAndroidなどで使用するなら、複数端子がついているモデルをチョイスしましょう。2in1や4in1になっているものでType-C・Type-Aが搭載されているものなら、いろいろな端末に使用できます。

一般的に使われている「USB type-A」だけのUSBフラッシュメモリから、iPhoneにデータを移すにはApple製品の「Lightning-USB 3カメラアダプタ」が必要です。対応するコネクタに、電源供給されているLightning端子を挿し込む必要があります。

接続されているか確認する方法としては、Apple純正アプリの「ファイル」をダウンロードし、開いて「USBメモリの名前」が表示されていれば、接続されています。

iPhoneの写真や動画データをUSBメモリに移す方法は、以下の通りです。

1. 「写真アプリ」からデータを移行させたい「写真や動画を選択」
2. 画面の左下にある四角と上矢印マークの「共有アイコン」をタップ
3. 「ファイルに保存」を選択し、「USBメモリの名前」をタップ
4. 右上の「保存」を押すと、保存が開始

保存中にUSBメモリを抜くと、データが保存されない可能性があるので気を付けてください。

iPhoneの仕様上、iOS11.4.1以降では、デバイスがロックされていると接続・認識できません。そのため、先にiPhoneのロックを解除してから、USBメモリを差し込めば認識されます。それでも認識されない場合は、サポートに連絡しましょう。

USBメモリの常時アクセスを許可するのは、以下の手順です。

1. 「設定」から「Face ID とパスコード」または「Touch ID とパスコード」をタップ
2. 下にスクロールして「ロック中にアクセスを許可」をタップ
3. 「USBアクセサリ」をオンにすれば常時アクセスが許可される

USBの専用アプリは便利ですが、アプリのインストールや操作の手間があるのが難点です。そのため、シンプルにUSBにデータを保存したい方には、アプリ不要のUSBメモリをおすすめします。以下で、アプリ不要のUSBメモリの特徴と、写真を保存する際の使い方を解説します。

【特徴】

• iPhoneに差し込むだけで簡単に使用でき、アプリのインストールの手間がない

【使い方】

• USBのiOS端子を、iPhoneに差し込む(USBの向きが逆だと認識しないため要注意)
• iPhoneの写真アプリをひらき、保存したい写真を選択する
• iPhone画面左下にある「共有ボタン」を押す
• 共有画面が開いたら、「ファイルに保存」を押す
• 表示される保存先の中で「NO NAME」を選択する(USBメモリの名称がNO NAMEで設定されているため)
• フォルダに名前をつけて「完了」を押す

iPhone対応のUSBメモリを選ぶ際は、自分の使用目的に合わないUSBメモリを選ぶと失敗する可能性があります。本記事を参考に、メモリの容量やデザインだけでなく、規格やMFi認証なども確認して最適なUSBメモリを選びましょう。