パソコンで使える外付けDVDドライブおすすめ3選｜パソコンでDVDを見る方法も

最近のパソコンのコンパクトなモデルはDVDドライブがない場合が多く、そのままではDVDの動画は視聴できません。一方で、パソコンをDVDプレイヤーとして活用したい方もいますよね。実は、据え置きのDVDプレイヤーがなくてもパソコンをDVDプレイヤーとして使用可能です。

それは、外付けのDVDドライブを用いてパソコンに接続し、パソコンのソフトで再生する方法です。そこで本記事では、パソコンでDVDを再生する方法や、パソコン用DVDプレイヤーの選び方・外付けDVDドライブのランキングをご紹介します。

そのほかにも、DVDが再生されない時のチェックポイント・DVDプレイヤーをパソコンに接続する方法なども紹介します。パソコンをDVDプレイヤーとして活用したい方は、ぜひ参考にしてください。

パソコンにDVDドライブとDVD再生ソフトがあれば、DVDが視聴できます。DVDドライブがない場合は、外付けのDVDドライブを用意しましょう。DVD再生ソフトは、MacやWindows10以前のWindowsのパソコンには入っています。

しかし、Windows10のWindows Media PlayerはDVD再生に対応していないので、別途で再生ソフトが必要です。詳しくは以下で説明しているので参考にしてください。

まず、外付けDVDドライブを選ぶときには、購入したいDVDドライブが自宅のパソコンのOSに対応しているかどうかを確認しましょう。対応していない場合は、うまく動作しない可能性もあります。基本的にWindowsやMacは古いOSでも対応しています。

しかし、XPやVistaといったWindowsの一部のOSや、LinuxなどのメジャーではないOSには非対応の機種があるので注意が必要です。

DVDにはさまざまなメディアがあるため、どのメディアに対応しているか公式サイトで確認が必要です。ブルーレイや長期保管可能なM-DISC対応のドライブなら、幅広いメディアの再生ができます。読み取りだけでなく書き込みもしたい場合は、ライティングソフトが付属しているDVDドライブを選ぶと便利です。

DVDドライブはUSBケーブルをパソコンに接続して使います。USBケーブルには1.0・2.0・3.0の3つの規格がありますが、おすすめなのは3.0です。データを転送する速度が最も速いです。古いパソコンだと、パソコン側のUSB規格が2.0のものもあり3.0のDVDドライブでも使えますが、転送速度はパソコンに合わせて2.0になります。

最近ではType-Cコネクタしかないパソコンも多いため、変換アダプターを用いてType-Cコネクタに対応できると便利です。

外付けDVDドライブの中には、パソコンでDVDの再生・編集・保存ができるソフトが付属しているモデルがあります。追加のソフトが不要で、手軽に映像DVDの再生や保存ができるのが魅力です。

また、写真・音楽・映像を追加し、カットや編集ができるソフトが付属しているモデルもあります。これにより、自分だけのオリジナルDVDを作成するなど、楽しみ方が広がります。購入する際は編集ソフトにも注目して選んでみてください。

DVDや動画データは大容量であり、外付けDVDドライブの読み書き速度に影響を受けます。映画をストレスなく鑑賞するためや、パソコン上で動画を快適に保存するためには、6～8倍程度の速度が目安とされます。

一方、16倍速や24倍速のハイエンドなモデルも存在しますが、一般的な用途では最大でも8倍速の読み書き速度で十分でしょう。

Android OSを搭載した「Android TV」などにUSBケーブルを接続して使用するタイプも人気です。外付けDVDドライブをテレビに接続して、DVDビデオや音楽CDを再生します。パソコン用DVDプレイヤーとしても使用できるので便利です。

テレビ以外にも、プロジェクターやモニターに接続して映画など楽しめます。映画やカラオケを楽しみたい方にもおすすめです。

CPRMは、デジタル放送の録画を複製できないようにする著作権保護技術です。CPRM保護されたディスクを再生するには、ドライブと再生ソフトの両方がCPRMに対応している必要があります。大手国内メーカーのドライブは対応しているものが多いですが、海外製の場合は非対応のものあるので確認が必要です。

BUFFALOとLogitecは、付属の再生ソフトもCPRMに対応しています。デジタル放送の録画ディスクを見る可能性がある方は、これらの商品を選んでください。

パソコンにDVD再生ソフトが入っているかわからない場合は、ソフトの有無の確認が必要です。ソフトの有無は、DVDドライブにDVDを挿入することで確認できます。ソフトが入っている場合は、DVDを入れるだけで自動で再生が可能です。また、DVD再生ソフトが入ってない場合は、DVDを入れても再生されません。

パソコンにDVD再生ソフトが入ってない場合は、DVD再生ソフトを用意します。DVD再生ソフトは有料と無料の2種類があり、有料ソフトの価格は2,000～5,000円程度です。有料ソフトは、録画可能・ブルーレイ再生可能・4K対応など、DVD再生以外のさまざまな機能が付いていることが多いです。

また、無料ソフトによくある広告表示もありません。そのため、機能的で保証がしっかりしているソフトをお求めの方におすすめです。

無料ソフトは、その名の通り無料でインストールできるのが魅力。さまざまな種類が出ており、中でもおすすめなのはVLCメディアプレーヤー・GOM Player・DVDFabメディアプレーヤーです。広告表示が出たり日本語対応していなかったりなどデメリットもありますが、無料なので気軽に利用できますよ。

ここでは、DVD再生ソフトのインストール方法を有料ソフト・無料ソフト別にそれぞれ詳しく解説していきます。パソコン操作にあまり詳しくなく、インストール方法がよくわからない方は、こちらを参考にしてください。

Windowsユーザーであれば、Microsoft Storeから有料のDVD再生ソフトが購入可能です。ここでは、「Windows DVDプレイヤー」を例にインストール方法を紹介します。

1. パソコンのデスクトップにあるタスクバーから「Microsoft Store」を検索、もしくはスタートボタンを押し買い物バッグのアイコンの「Microsoft Store」をクリック
2. Microsoft Store内の検索窓に「DVD」と入力し検索
3. 表示された検索結果の中から「Windows DVD プレイヤー」を選択
4. 「購入」を選択し、ユーザー認証・決済情報の確認を行ってインストールする

インストール後は、スタートメニューから「Windows DVD プレイヤー」をクリックして起動すれば、DVD再生ができます。

無料DVD再生ソフトは、Windowsであれば「VLC media player」「GOM Player」「PotPlayer」「5K Player」などが利用可能です。「VLC media Player」を例に、インストール手順を紹介します。

1. Google・Yahoo!などの検索で、「VLC media Player」を検索
2. VideoLANのサイト（日本語対応）で「ダウンロードVLC」をクリックすると自動でダウンロード開始
3. ダウンロードした「vlc-3.0.18-win64.exe」をダブルクリック
4. 「コーポネント」「インストール先」を指定し、インストールを開始する

インストール後は、スタートメニューに追加された「VideoLAN」内の「VLC media Player」をクリックし起動します。「メディア」の中にある「ディスクを開く」を選択し、「再生」をクリックすればDVD再生が始まります。

原因の1つとして挙げられるのが、ディスクに傷がついていることです。傷がつくと再生できないため、特にレンタルDVDの場合は注意が必要です。レンタル利用者が使ううちに傷だけでなく、指紋や汚れがついていてもうまく読み込めないことがあります。

その時は、柔らかい布でディスクの中心から外に向かって汚れを拭き取ると再生できることもあります。

上でも触れましたが、DVDドライブによって対応メディアは異なります。再生したいメディアが対応しているか、取扱説明書を読んで確認しましょう。ただし、再生したいメディアとDVDドライブが対応していても、海外のDVDでは再生できない可能性があります。

これは、地域によってDVDの規格が異なるためです。日本のDVDプレイヤーを使用する場合は「リージョンコード2」と記載のあるDVDなら再生することが可能になります。

DVDに問題がない場合は、パソコン側の問題かもしれません。考えられるのが、DVD再生ソフトが「自動再生」の設定になっていないことです。ソフトを立ち上げ、自動再生になっているか確認してください。また、自動再生になっているのに再生されない場合は、設定を「毎回動作を確認する」にすると再生できることもあります。

DVDドライブを動かしているソフト「DVDドライバー」の不具合で、再生できないことも考えられます。Windowsのトラブルシューティングツールを使うと、異常の有無確認が可能です。

また、DVDドライバーの再インストールも有効です。DVDドライバーをアンインストールし、パソコンを再起動すると自動で再インストールできます。

パソコンのモニターとDVDプレイヤーの両方にHDMI端子があれば、パソコンモニターとDVDプレイヤーをつなぐことが可能です。しかし、接続できるのはデスクトップパソコンのみでノートパソコンとは接続できません。デスクトップでも機種によってはできない場合があるので注意してください。

また、モニターにスピーカーが内蔵されていない場合は、外部スピーカーを用意する必要もあります。なお、映像の質はモニターやDVDプレイヤーに左右されます。

パソコンでDVDが再生できると、おうち時間の楽しみ方が広がりますよね。ノートパソコンなら、ポータブルDVDプレイヤー代わりにも使えます。DVDが再生できないときは、本記事でご紹介した方法をぜひ試してみてください。