MP3音楽プレーヤーおすすめ7選【Bluetooth・ワイヤレスイヤホン対応】

スマホやスピーカーと簡単に接続できるBluetooth機能は、さまざまなアイテムに搭載されています。中にはMP3プレーヤーにもBluetoothを搭載しているモデルがあり、ワイヤレスイヤホンなどと接続できて便利です。

今回は、Bluetoothを搭載したMP3プレーヤーやPCのいらない音楽プレーヤーについて解説します。初心者の方に向けてMP3プレーヤーの失敗しない選び方もご紹介するので、MP3プレーヤーを探している方はぜひ参考にしてください。この記事を読んで、MP3プレーヤーについてしっかりマスターしましょう。

また、おすすめのBluetooth搭載MP3プレーヤー7選もピックアップしてご紹介します。安い製品や特徴などにも触れているので、気に入ったモデルがあったらぜひチェックしてくださいね。

MP3プレーヤーとは「MP3」という形式の音楽ファイルを再生できる音楽プレーヤーです。

スマホより多くのデータを保存でき、音質もいいのが特徴で、コンパクトかつ軽量なので持ち運びに適しています。

Bluetooth対応のMP3プレーヤーなら外部機器とワイヤレスに接続できるため、より便利に使えます。

MP3プレーヤーは語学のリスニング対策にも役立ちます。

リスニングに使いたい場合は、語学学習機能付きのモデルがおすすめです。再生速度を遅くまたは速くしたり、指定箇所を繰り返し再生したりできるので、苦手なフレーズにじっくり取り組めます。

また、通勤・通学などの移動時間を勉強に充てられるので、時間を有効活用したい方にも最適です。

「ノイズキャンセリング」とは、その名の通り「ノイズ（雑音）」を「キャンセル（取り消す）」機能です。

ノイズキャンセリング対応のMP3プレーヤーなら外部の騒音・雑音が聞こえにくくなるので、ストレスなく音楽を楽しめます。

ハイレゾ音源で発生する場合のあるノイズを低減し、クリアな音質にするメリットもあります。

防水機能付きなら、ランニングやトレーニングなど、スポーツシーンで音楽を聴けます。中にはプールやお風呂で使えるほどの高い防水性能を有するものもあります。

防水性能は「IPX」という規格で表示されています。数字が大きいほど防水性能も高くなりますが、故障を防ぐためにも、購入前に推奨環境をしっかり確認してください。

音楽プレーヤーのデザインには次のようなデザインがあります。

タッチパネル

• スマホのように操作が可能
• 難しい操作が必要ない
• 見た目がすっきりとしている

ワイドディスプレイ

• 音楽を聴くほかにも動画を見るときに使える
• 画面が大きいので操作がしやすい

コンパクトモデル

• 持ち運ぶときも気にならないサイズ・重さ
• 外出先で使うときに不快感なく操作できる
• ポケットにもすっぽり収まる

自分に合った操作性とおしゃれを楽しめます。

MP3プレーヤーの音楽の入れ方は、PCやスマホの音楽をMP3プレーヤーに転送するのが主です。しかし、それらの機器を持っていない・詳しくない時は、ストリーミング機能を持つモデルがおすすめです。

使い方はMP3プレーヤーからYouTubeなどのストリーミングサービスにアクセスし、聞きたい曲を聞くだけです。スマホ・パソコン不要で曲を聞けるので、簡単にMP3プレーヤーを扱えます。

また、CDプレーヤーとMP3プレーヤーを接続し、音楽を録音するダイレクト録音機能も便利です。シンプルな方法で曲を入れられるので、機械に慣れていない方でも使いやすいのも嬉しいポイントです。

無線で通信する際のデータの圧縮変換方式であるBluetoothコーデックには種類があり、音質を左右するので必ずチェックしましょう。

主なコーデックの種類については下の表にまとめています。機器同士で対応するコーデックでしか通信できないため、使用するワイヤレスヘッドホン/イヤホンのコーデックもしっかりチェックしておきましょう。

しかし、編集部が実際にDAPを購入した107名を対象に行ったアンケートでは、購入者の59%はスマホで十分とは思わないと回答する結果に。

主に音楽をしっかり聴きたい方向けの音質の良さや、スマホのバッテリーの減りが気になる方に高く評価されていました。

ここからはDAP（デジタルオーディオプレイヤー）を選ぶ上で、前提知識を解説します。


単なる選び方の解説だけでなく、購入後のよくある後悔や使ってみないとわからない使用感に関する声についても触れることで、皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• DAPの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

上記の3部構成でどこよりも安心してDAPを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

実は、たった2つのポイントを意識するだけでDAP選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは、

①価格帯の特徴を確認して選ぶこと

②自分に必要な性能・機能を確認すること

これだけです。「その種類がわからない！」「必要・不必要をどう決めるの？」っと思う方も多いと思いますが、じっくり解説しますのでご安心ください。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• DAPの価格差はストレージに寄るところが大きいので、どれくらい必要か判断
• 音質が欲しいか、Android OSを搭載したか、自分の求めるDAP像を把握

これが失敗しないDAP選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

2万円台の手頃なものもあれば10万円以上のDAPまであるけど、価格の差は何？

と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか？

DAPの価格の差はストレージの大きさによって発生しています。Android OSもBluetoothも搭載されている似たような機種でも、ストレージが少ない方は多い方より2〜3万円程安くなったります。以下の表で価格帯ごとのストレージ（GB数）の目安をまとめました。

上記で紹介したのはあくまで目安です。50,000円台でもストレージが16GBくらいのDAPもあります。ただ、上記の目安から大きく逸脱したDAPはコスパが悪かったり、モデルがひと昔のものだったりするので注意が必要です。

ここで確認した自分の理想の価格・ストレージに、選び方②で紹介する欲しい性能・機能をプラスしてDAP像を固めていきましょう。価格よりも自分がダウンロードしたい曲数だとストレージがいくつ必要かを重視したい方は、次の見出しを参考にしてみてください。

ストレージってどれくらい大きさを選べばいいんだろう。

と悩まれている方も多いのではないでしょうか。

基本的には、音楽データでよく使用されているMP3ファイル形式の曲がどれくらい入るかをチェックしておけば問題ありません。高音質の曲を入れたい方は、ハイレゾの曲をどれくらい入れるかを確認しましょう。GB数別の追加できる曲数は以下の通りです。

※1 Flac(192kHz/24bit)の数値。Flac (96kHz/24bit)であれば上記の2倍追加できます

ダウンロードする曲数がわからない場合、10GB以上を選ぶと失敗がないと言われています。また、外部メモリのmicroSDカードに対応したDAPを選ぶと、より多くの曲数を持ち運べます。10GB以上でmicroSDカード対応のものを選べば、容量の心配はないでしょう。

ただし、製品ごとに対応するmicroSDカードの最大容量の制限があります。容量制限よりも大きい容量のカードは認識されないので気を付けましょう。

音質のいいDAPってどこを確認すればわかるの？

と疑問の方も多いのではないでしょうか。

音質のいいDAPを購入したいなら、DACチップ※を確認すべきです。DACはデジタル信号をアナログ信号に変換する回路を指し、質が高い高級なDAPは必ずと言っていいほどDACチップの項目について記載があります。

※DACとは…デジタルの音楽データをヘッドホン・イヤホンに出力する時にアナログ化させる内蔵チップ

スペック詳細のDACチップの欄は、「AK」「ES」などのアルファベットから始まる型番が明記されています。頭の2〜3文字のアルファベットはDACチップを製造しているメーカーの略称です。代表的なDACメーカーとして挙げられるのは以下の表になります。

上記の表のDACチップメーカーはいずれも質が高く、音質の良さを売りにしているDAPに採用されていることが多いです。音質を重視したいなら、表にあるメーカーの型番表記があるものを選びましょう。

再生時間ってそんなに重要？

と思っている方もいるのではないでしょうか？

実は選び方①で確認したストレージを重視しすぎると、バッテリーの駆動時間が少なくなる傾向があるんです。「DAPで動画を視聴するからバッテリーは大きい方がいい」「充電忘れがちだから長い方が安心」という方は注意が必要です。

とはいえ、再生時間が少なくなると言っても16時間〜20時間確保されているのが多いです。音楽を聴くだけであれば1日の途中で充電がなくなることはないので、ここを重視するよりかはストレージを確保するのがおすすめです。

DAPの中にはスマホと同様なOSが搭載されているものがあります。この機能が搭載されいれば、音楽ストリーミングサービスを利用できます。Spotifyなどのサービスで音楽を聴きたい方は、マストで確認してください。

AppleのiPodに搭載されるiOSは直感的な操作がしやすくウィルスの心配がありません。GoogleのAndroidはiOSに並ぶスタンダードなOSで操作がしやすいです。そのほかSONYの「walkman」のように、メーカー独自のOSを採用している場合、音楽再生に特化していますよ。

音楽のファイル形式はMP3・AAC・FLACなどさまざまで、各ファイル形式に対応したDAPでなければ再生できません。DAPの中にもMP3のみ対応の製品もごく稀にあるので必ずチェックしましょう。

FLACやWAVなどの一部の音楽ファイルの中には、情報量が多く高精細な音質のハイレゾ音源があります。ハイレゾ対応製品は、量子化bit数/サンプリング周波数が24bit/92kHz以上のものが一般的です。下の表で主なファイル形式についてまとめています。

他に気にすべき項目があるのではないか

ここまでで失敗しないDAPを選ぶことができるようになりましたが、これだけで本当に大丈夫かなと不安の方もいるのではないでしょうか。

そこで、購入者が「もっと気にして買うべきだった」と後悔した項目について実施したアンケート結果を見てみましょう。

本体の重さって言っても数百グラムかそこらでしょ？

と軽く考えてしまう方も多いのではないでしょうか。

実はその数百グラムの差が持ち運びのしやすさを左右します。DAPには500〜600gと重量級のものが存在します。500gの重さを例えると、500mlのペットボトル1本分です。お出かけの際にペットボトル1本分のDAPを持ち歩くと考えると、ちょっと嫌だなと思う方が多いでしょう。

おすすめは200g以下のDAPです。商品の数が豊富で、値段も性能の幅もあります。重くて200gですが、缶コーヒー1本分程で持ち運びのストレスはかかりません。ただ、軽いDAPはストレージやバッテリーの容量が抑えられているものが多いので、スペックの詳細が求める数値と近いか確認してください。

DAPの出力って何個もあるの？

と初めて知った方も多いのではないでしょうか。

イヤホンで音楽を聴く際、ケーブルのなかは音の情報を持った電気信号が通過しています。電気信号に反応してスピーカーが震えることにより音が出力します。DAPにはアンバランス接続とバランス接続の2つあり、音の出力の仕方などがそれぞれ違います。

バランス接続に対応したDAPは価格が高く、サイズや重さも大きくなる傾向にあるので、予算や持ち運びの面ですり合わせをしてください。

DAPはヘッドホンやイヤホンでの再生を前提として、ヘッドホンアンプを内蔵しています。

DAP選びではヘッドホンアンプ部の電気抵抗値であるインピーダンス(単位：Ω)が、使用するヘッドホン・イヤホンのインピーダンスよりも低いものを選ぶのが基本です。

また、ポータブルサイズのDAPでは高性能のアンプを搭載しづらいため、より音質にこだわりたい方はポータブルヘッドホンアンプを別途購入するのもおすすめです。他にも、高インピーダンスの高級ヘッドホンを使用したい場合にも、別途ヘッドホンアンプがあった方がいい場合もあります。

SONYはポータブルオーディオプレーヤーの老舗で、代表ブランド「WALKMAN」が有名です。商品の数が豊富で、手軽に購入しやすいモデルから、機能性にこだわった高級モデルまで幅広く扱っています。

全般的に音質にこだわったハイレゾ対応の製品が多い点が特徴で、MP3やCD音源をハイレゾ相当の音質にアップスケーリングできるDAPもあります。

AppleのDAPは「iPod」が有名ですが、特に人気が高いのは「iPod touch」シリーズです。iOS搭載でiPhone同様に直感的な操作ができます。また、音楽再生にとどまらず動画・写真・アプリも楽しめ、「電話機能のないiPhone」と呼ばれるほどの多機能さも人気です。

FiiOは中国のポータブルオーディオ機器メーカーです。無名の激安中華メーカーとは異なり、高品質で海外の評価・信頼性の高いメーカーと言えます。音質や快適性を追求した製品が多く、価格は決して安くはありませんが、性能に対するコスパの良さに優れています。

Astell&Kern(アステルアンドケルン)は、2012年に韓国で設立されたオーディオブランドです。最先端の技術と高音質にこだわっており、オーディオ業界の中ではまだ新しいブランドですが、高音質と美しい筐体のデザインは世界中のオーディオファンに支持されています。

また、日本ではアーティストとコラボしたDAPを数多く販売しています。音質とデザインどちらもこだわりたい方におすすめのDAPメーカーです。

DAPの中には、より多機能で便利な製品もあります。ここでは多機能なDAPに搭載される便利機能の例を下の表にまとめています。欲しい機能を確認し、目星のつけた商品のスペック詳細にないかチェックしてみましょう。

DAPの中には、2,000円～8,000円前後で購入できる低価格なエントリーモデルもあります。しかし内蔵メモリの容量が少なく、BluetoothコーデックはSBCのみで、ハイレゾ非対応の製品が多いです。そのため、ワイヤレスで便利に使いたいけど音質にはこだわらない方におすすめです。

高価格帯のモデルは、高音質はもちろん、ワイヤレス通信の安定性も高く、動作の素早い製品が多いです。ここでは価格と性能の違いの例としてSONYのエントリーモデル「NW-S313」とハイエンドモデル「NW-WM1A」を取り上げ、性能の違いを下の比較表にまとめています。

MP3プレーヤーによってサイズが異なりますが、中でも小型モデルは持ち運びに便利です。どこかに置いておいても、サイズが小さいので場所を取らないのもメリット。服やズボンのポケットが小さくても問題なく入れられます。下記のリンク先では、小型のMPプレーヤーについて解説しているのでぜひ併せてチェックしてください。

MP3プレーヤーは基本的に価格が高く、学生さんだとやや買いにくいですよね。しかし、MP3プレーヤーの中には安いモデルもあります。手頃に購入できるので、学生や子供の方のエントリーモデルとしておすすめです。

以下の記事では、安いMP3プレーヤーについて解説しています。実際に安いMP3プレーヤーをピックアップして紹介しているので、手頃にMP3プレーヤーを手に入れたい方はぜひご覧ください。

iPhoneからMP3プレーヤーに音楽を入れるには、PCが必要です。具体的にはiTunesとMP3プレーヤーを接続し、iTunes内の曲を転送します。iTunesには基本的にiPhone内の曲が入っているので、実質的にiPhoneの曲がMP3プレーヤーに入ります。

iTunesの曲はフォーマットがm4aなので、m4aに対応したMP3プレーヤーだとスムーズです。また、iTunesの操作で曲のフォーマットをmp3に変換し、MP3プレーヤーに入れられます。

Bluetooth接続可能なMP3プレーヤーなら、ワイヤレスイヤホン・スピーカー・スマホなどと簡単に接続できます。これを機に興味を持った方は、記事内で紹介したMP3プレーヤーの購入を検討してみてはいかがでしょうか。