ダイソン製空気清浄機のフィルター掃除の仕方は？｜寿命や交換時期も

空気清浄機は、花粉の時期だけでなく一年中活躍します。中でも、高性能のフィルターが搭載されているダイソンの空気清浄機や、ホットアンドクールなどの空気清浄機つき扇風機が人気です。高性能のフィルターは空気清浄機能だけでなく、加湿機能やファンヒーターなどにも搭載されています。

お手入れには時間がかかりますが、排気の清潔さを左右する空機清浄機のフィルターを汚れたままにしておくと、機能も低下するものです。そこで今回は、ダイソンの空気清浄機のフィルターの掃除・交換方法・交換の必要性・交換時期を解説します。

また、加湿空気清浄機のフィルター掃除の仕方、フィルターの寿命と交換時期についても紹介します。さらに、加湿お手入れボタンが反応しない際の対処法も解説しますので、「フィルター交換はどうしたらいい？」など、悩んでいる方は必見です。

ダイソン製空気清浄機のフィルターはお手入れや掃除ができるのか、まずはこの点から解説します。さらに、本体のお手入れ方法もあわせて解説しますので、以下をぜひご覧ください。

ダイソンの空気清浄機には「空気清浄フィルター」が搭載されていますが、空気清浄フィルターの掃除はできないため、フィルターを掃除しての再利用もできません。なぜなら、ダイソンの空気清浄フィルターには、PM0.1の除去率が99.95%ある繊細な「HEPAフィルター」が搭載されているからです。

フィルターはカバーで覆われていますが、無理な掃除をするとHEPAフィルターに傷が付いてしまい性能を発揮できません。また、傷が付いた部分から目に見えない小さなウイルスや細菌をまき散らしてしまう恐れもあります。ダイソンの空気清浄フィルターはメンテナンスフリーで新しいフィルターを交換するだけでお手入れ完了です。

ちなみに、加湿機能のついた「加湿空気清浄機」に搭載されている「加湿フィルター」については掃除が可能となっています。

ダイソンの空気清浄機はフィルター掃除が不可ですが本体のお手入れは可能です。空気清浄の性能を維持するためにも定期的なお手入れをするようにしましょう。

お手入れの手順

1. 本体両側にあるボタンを押しながら円形パーツのロックを解除し、フィルターユニットを取り外す
2. 製品からフィルターを取り外す
3. 吸気口にホコリや異物がたまっていないか確認。柔らかいブラシなどで取り除く。
4. フィルターカバーを乾いた布で拭く。

また、円形パーツ・本体アッセンブリー・シュラウド（メッシュ部分）などの外側のパーツも乾いた布などで拭くのをおすすめします。

ダイソン製加湿空気清浄機のフィルターは、「加湿お手入れボタン」で自動洗浄できます。お手入れ時期は本体にある「加湿お手入れボタン」が点灯して知らせます。ダイソンのアプリを登録していれば、スマホに通知がくるので便利です。また、以下にダイソン製加湿空気清浄機の掃除の仕方を記載しますので、参考にしてください。

空気清浄機のフィルターの交換時期の目安は1日12時間程度の使用で1年です。寿命が短いように感じますが、これはダイソンの空気清浄機の機能が強力で集じん力や脱臭力に優れているからです。

効果を低下させないためにフィルターの交換は忘れないようにしてください。交換時期を覚えているのは難しいですが、ダイソンの空機清浄機にはフィルターランプが付いています。「F」マーク点灯はフィルター交換の表示サインです。

最新機種はアプリ「Dyson Link」に登録しておくと、加湿フィルターのお手入れと同じようにスマホにお知らせしてくれるため、ダウンロードをおすすめします。

空機清浄機のフィルター交換のサインが出た後の交換方法を解説します。

1. 電源を切って、コンセントからプラグを抜く
2. 本体両側にある「取り出しボタン」を押しながらフィルターカバーを取り外す
3. この時、内側の扉が自動的に開きますが、カチッと音がするまで閉じておく
4. フィルターカバーの上下にある爪を押して古いフィルターを取り出す
5. 新しいフィルターをフィルターカバーにカチッと音がするまで押し込む
6. フィルターカバーを元の位置に設置する
7. プラグをコンセントに差し込み、電源を入れる
8. リモコンのナイトモードボタンを長押しして、フィルター寿命をリセットする
9. リモコンがデフォルト状態に戻れば完了

新しいフィルターを取り付けるとき、しっかり固定しないと不具合の原因になるので気をつけましょう。また、フィルター交換のサインを消すために、リモコンで空気清浄機の寿命をリセットしてください。リモコンのナイトモードボタンを長押しすると、本体ディズプレイでカウントダウンが始まりリセットされます。

取り除いた古いフィルターには、汚れた塵やほこりがたくさん付いているためビニール袋などに入れておくのがおすすめです。可燃ごみ、または不燃ごみとして捨てられるので、お住まいの各自治体のルールに従って捨てるようにしましょう。

ダイソンの空気清浄機フィルターには、ダイソンが正規販売している「純正フィルター」とダイソン以外のメーカーが販売している「互換フィルター」があります。互換フィルターは純正フィルターに比べて価格が安いので、交換コストを抑えるために互換フィルターを選びたいところですが、以下の点に気を付けましょう。

• 純正フィルターに比べて性能が劣る
• 対応機種であってもサイズが合わない場合がある
• 空気清浄機が故障する可能性がある

特に気をつけたいのが空気清浄機の故障です。純正ではないフィルターを使って空気清浄機が故障した場合、保証を受けられず有償修理となる可能性が高いです。フィルターの購入費用を抑えられても修理費用がかかればマイナスになってしまいます。

互換フィルターの注意点を踏まえたうえで、純正・互換のどちらを選ぶか決めましょう。

ダイソンの空気清浄機を使用しているのに「水が減らない」と感じた経験はありませんか？タンクの水が減らない原因として考えられる理由は主に2つあります。

• 部屋の湿度が高い
• 加湿フィルターが汚れている

元々部屋の湿度が高いと、加湿の必要がないため水が減りません。また、フィルターが汚れていると本来の空気清浄機の力が発揮できず水が減らない状態になります。フィルターは定期的なメンテナンスが必要です。お手入れが必要になると「加湿お手入れ」ボタンが点灯してお知らせするため、フィルターの交換や洗浄をしてください。

新しいフィルターに交換した後は、必ずリセットボタンを押しましょう。フィルターを交換しても交換サインが消えないとの声がありますが、本体は交換しても認識してくれません。交換後はリセットボタンで新たにカウントを開始させましょう。

製品によっては、アプリでリセットできるタイプ、内側・外側それぞれリセットリセットする必要があるタイプなど操作が違います。説明書で確認にしてリセットしましょう。

ダイソン製の空気清浄機のお手入れの際は、電源を切らないようにしましょう。他メーカーは、電源を切ってのお手入れをおすすめしています。しかし、ダイソン製は電源を切ると加湿フィルターのお手入れボタンが反応しなくなるため電源を切らないように気を付けましょう。

もし、電源を切っていなくてもボタンが反応しない場合は、故障の可能性もあります。その際は、メーカーや購入店に問い合わせをして確認してください。

ダイソンの空気清浄機のフィルターは、メンテナンスフリーかつ強力な集じん力・脱臭力があるためフィルターの交換時期は1年と短くなっています。ダイソンの空気清浄機の性能を実感し安心して使い続けるために、フィルターの交換は必ずしましょう。