フローリングはだめ？クイックルワイパーと掃除機の頻度・順番は？【乾拭き・水拭き】

クイックルワイパーは掃除機のような騒音がなく、たとえ夜中であっても思い立ったときに掃除ができます。床に落ちたホコリや髪の毛などを簡単に取り除けるので、便利な掃除アイテムとして人気を集めています。中には、クイックルワイパーだけで掃除を済ませている方も多いです。

しかし、フローリングであってもクイックルワイパーだけでは完璧にゴミを取り除けません。お部屋をよりきれいにしたいなら、掃除機と組み合わせて掃除するのがおすすめです。毎日両方使うのは面倒ですが、週1〜2回程度両方使って掃除すればお部屋を清潔に保てます。

この記事では、クイックルワイパーのメリットや、クイックルワイパーはいらない？といった疑問、掃除機の代わりになるのかを詳しく解説します。さらに掃除機と併用する場合の順番やフローリングにウエットシート・ドライシートを使う頻度や順番、ワイパーと掃除機が合体した商品もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

クイックルワイパーのメリット・デメリットを詳しく解説します。ちなみに「クイックルワイパー」は花王の登録商標で、総称は「フロアワイパー」です。

クイックルワイパーの最大のメリットは、掃除機と比較して圧倒的に重量が軽い点です。また、コードの抜き差しやバッテリー充電がないので手間もかかりません。掃除機に比べて負担が少なく、掃除を早く終わらせられます。

以下のようなスタンドに立てて収納すれば、リビングに置いていても邪魔にならず、見栄えも悪くならないのでおすすめです。また、汚れが気になったときにさっと取り出して掃除できます。

音が出ないので、昼夜問わずに使えるのも魅力です。とくに、日中働いている方は、掃除する時間が仕事に行く前の早朝か、帰宅してからの夜間しかない場合も多いです。毎日掃除したいけど、騒音を気にして掃除ができない場合もあります。

クイックルワイパーなら時間を気にせずに掃除できるので、毎日お部屋を清潔に保てます。家族がテレビを観ていても邪魔にならず、夜間掃除していても近所迷惑になりません。

掃除機は排気が出るので、床に落ちたハウスダスト・ホコリ・花粉・ダニなどを舞い上げます。また、お手入れをしていない掃除機だと、目に見えない微細なゴミが排気と一緒に排出され、空気汚れの原因になります。

クイックルワイパーはホコリやハウスダストが舞い上がらず、汚い空気が排出されないので、部屋の空気を汚さずに掃除できるのが特徴です。

クイックルワイパーはフローリングにしか使えないイメージが強いかもしれませんが、フローリング以外にも使えます。おすすめは網戸と畳の掃除です。掃除方法とコツを表にまとめたので参考にしてください。

クイックルワイパーでカーペットやラグについたゴミを取るのは難しいです。カーペットやラグの掃除は、掃除機やコロコロ(粘着カーペットクリーナー)を使いましょう。

花王は、ホコリや髪の毛、汗・皮脂汚れを除去できる手で拭く布・カーペット用のウエットシートを販売しています。気になる方はぜひチェックしてくださいね。

クイックルワイパーはホコリや髪の毛のような細かなゴミを取るのは得意ですが、お米や砂のような大きめのゴミを絡め取るのは難しいです。また、取れるホコリの量には限界があります。

クイックルワイパーのシートは使い捨てです。汚れがひどいときは、一度の掃除で何枚もシートを使う場合もあります。そのため、どうしてもランニングコストがかかります。

掃除機はとても便利な掃除道具ですが、やはりメリットとデメリットがあります。しっかりと把握したうえで、掃除機を購入するか決めるのがおすすめです。

掃除機のメリットは、吸引力でゴミがよく取れることや固形物も吸い取ってくれる便利な点です。もちろん吸引して掃除するため、カーペットやラグのホコリや細かいゴミも吸い取ってくれます。付属のノズルがあれば、細かいところまで吸い取れるよさがあります。

掃除機のデメリットは重量があり場所も取るため収納が大変であったり、掃除するときの音が大きい点です。スティッククリーナーだとしてもそこそこの重量がありますし、吸引力が高く大きい製品になればなるほど重量は増します。また、ゴミを吸って掃除するため定期的なお手入れが必要です。

【特徴】

• 水分を多く含んでいるのでしっとりとした肌触り
• 水分に洗浄成分が含まれていて、皮脂汚れや食べ物汚れをしっかり落とせる
• 髪の毛やホコリを取るのには向いていない

ウェットシートは、キッチン周りや網戸の掃除に適しています。油汚れや食べこぼしをきれいに取るには　本体の向きを90°回転させて縦向きにするのがコツです。横向きよりも力が入りやすく、簡単に拭き取れます。

髪の毛やホコリはドライシートを使うのがおすすめです。ウェットシートだと、水分で髪の毛・ホコリがフローリングに張り付きます。

【特徴】

• 拭き終わりがさらさらしている
• フローリング・畳・天井・壁のホコリを取るのにおすすめ
• 髪の毛もしっかり絡め取る
• 油汚れ・食べこぼしの掃除には向かない

ドライシートは乾燥したシートで、ホコリや髪の毛のような軽いゴミの掃除に適しています。しっかり絡め取れるような構造になっていて、ゴミが舞い上がりにくいです。

ドライシートは1枚当たり約15円、ウエットシートはドライシートのおよそ2倍の値段のため、もったいないと感じる方もいますよね。そんな方は、マイクロファイバーのクロスや雑巾を代用として使うのがおすすめです。

マイクロファイバークロスや雑巾は、洗えば繰り返し使えるため経済的でコスパが高いです。ウエットシートの代用には、いらない服や布を濡らして使用する方法もあります。

クイックルワイパーだけできれいに掃除できるのは以下のような場合です。

• 部屋が狭い
• ラグやマットを敷いていない
• 大きなゴミはほうきや手で取り除く

部屋が狭い場合はゴミが少ないため、掃除機を使わなくてもゴミを取り除きやすいです。部屋が広くても、クイックルワイパーで取り除けないゴミはほうきや手で取り除くなら、掃除機は必要ありません。ただし、ラグやマットについたゴミはクイックルワイパーでは取り除けないので注意しましょう。

クイックルワイパーだけでは大きなゴミを取り切れません。また、掃除できない場所もあります。そのため、クイックルワイパーだけでお部屋全体を掃除するのは難しいです。お部屋の床をすみずみまできれいに掃除するのであれば、クイックルワイパー以外の掃除器具も必要になります。

クイックルワイパーだけで完璧にゴミを取り除のは不可能なため、クイックルワイパーと掃除機を両方使うのがおすすめです。クイックルワイパーは手軽にゴミを取れる便利なアイテムですが、掃除機の吸引力には敵いません。

クイックルワイパーと掃除機を組み合わせて使えば効率的にゴミを取り除き、きれいな部屋を実現できます。毎日掃除機をかけるのは大変なので、平日はクイックルワイパーのみで、休日は掃除機で入念に掃除をするような使い分けもおすすめです。

掃除機をかける前に、ドライシートで乾拭きをするのが大切です。乾拭きすれば、部屋全体の細かいゴミやホコリを取り除けます。ホコリがたくさん残っていると、掃除機の排気でゴミが舞い上がるため、ゴミが残る可能性が高くなります。ゴミをあらかた取り除いたら、掃除機をかけて大きなゴミを取り除きましょう。

掃除機で大きなゴミを取り除いたら、ウェットシートで掃除をします。掃除機では取れないような皮脂や食べこぼしなどの汚れを除去しましょう。後から水拭きすれば、掃除機で取り逃した汚れも一緒に掃除できます。

掃除機をする前にウェットシートを使うと、小さなゴミやホコリが床にくっついて掃除機で吸えなくなります。また、掃除機の中に湿ったゴミがたまると、カビが発生する可能性もあるので注意してください。

また、最後の仕上げとして乾いた布で空拭きをしましょう。濡れたままにしておくとホコリなどがくっついてしまうので、せっかくきれいに掃除した意味がなくなってしまいます。

フローリングは水分に弱くデリケートな素材です。そのため、フローリングにウエットシートを使う頻度は、週に1～2日程度を目安にします。家の中で常に行き来する場所や汚れやすい場所は、頻度を多めにすると家の中のきれいさが保てます。

たとえば、毎日料理する方はキッチンの床や家族が集まるダイニングテーブルの下、運動部の部活で汚れやすい玄関など頻繁に使う場所によって頻度を決めるのがおすすめです。

クイックルワイパーを使うと、端っこだけ汚れてしまいます。ヘッドの構造上、端っこの方が力が加わりやすいため、全面をうまく使いにくいです。せっかくクイックルワイパーを使うのであれば、全面を使って効率よく掃除したいです。

クイックルワイパーをうまく活用したい方は、梱包時に使われる「プチプチ(エアクッション/気泡緩衝材)」を使うのがおすすめです。

【プチプチを使う方法】

1. プチプチをヘッドの底面よりひと回り小さめにカットする
2. 床にシートを敷き、シートの真ん中にカットしたプチプチをのせる
3. シートをヘッドにセットする

掃除の仕方は普段と変わりません。プチプチを間に入れるとクッションの役割を果たし、全面に力がかかりやすくなります。

クイックルワイパーを使った後、そのまま片付ける方も多いですが、クイックルワイパーもきちんとお手入れしましょう。とくに、シートを両面使う場合は、底面に汚れが溜まります。定期的にお手入れするのが重要です。

クイックルワイパーのお手入れ方法はとても簡単で、底面を水拭きして日陰に干すだけで完了です。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた液で拭いた後に水拭きをしましょう。アルカリ性や酸性の洗剤ではワイパーが変形する可能性があるので使わないでください。

クイックルワイパーと掃除機を組み合わせて使えば、よりきれいなお部屋になります。しかし、毎日両方使って掃除するのは負担になるので、ご自分のライフスタイルに合わせた方法でお部屋を清潔に保ちましょう。本記事を参考に、クイックルワイパーと掃除機をうまく活用してください。