掃除機バッテリーの捨て方｜ダイソンバッテリー回収ボックスはどこ？廃棄処分方法も

ダイソンなどに代表されるロボット掃除機や、マキタなどから出ているスティック型のコードレス掃除機。掃除中にコードが絡まる手間もなくとても人気です。でも、コードレス掃除機の電源に使用されているバッテリーは捨てるときのルールがあります。

大事なポイントとして、コードレス掃除機のバッテリーは燃えないゴミに捨ててはいけません。処分の際には法律のほか、リサイクルのための回収ボックスなどを設けている場合もあり、各自治体の決まりを守って捨てる必要があります。とはいえ、どのようにして捨てればいいのか気になりますよね。

本記事では「掃除機のバッテリーの捨て方を詳しく知りたい」「ヤマダ電機やエディオンが回収店舗かどうか知りたい」といった方に向けて、掃除機のバッテリーを交換するタイミングや捨て方・廃棄と処分する際の注意点について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

ここでは、掃除機のバッテリー交換のタイミングを知らせる目安やサインについて紹介します。

充電式バッテリーの寿命を左右するのは、何年間使用したかの年数ではなく、充電した回数です。一般的には300～500回といわれていますが、この回数が何年に相当するかはメーカーの機種や使い方によって差が出ます。

一般的には3～6年ですが、もっと短い場合もあります。使われているリチウムイオン電池によっては、完全に使い切ってからフル充電としてカウントされるものと、そうでないものがあるためです。いずれにせよ、バッテリー交換は数年に1度必要だと意識しましょう。

バッテリーの寿命を見定める目安ですが、以下のような現象が目安になります。

• 吸引力が弱くなった
• 突然止まって動かなくなった
• 本体が熱を帯びて熱くなる

上記のような現象が発生した場合、バッテリー交換のサインです。そのほかにもモーターから焦げたような臭いがしたり、コードの巻取りが悪くなった場合もバッテリーが少なくなってきた合図です。

ここでは、掃除機のバッテリーを燃えないゴミに捨ててはいけない理由と、正しい捨て方について詳しく解説します。

ダイソンバッテリーに代表されるリチウムイオンバッテリーは、無料でリサイクル資源として回収してもらえます。手続きの要領は、家電量販店・スーパーマーケットなどのリサイクル協力店に設置されている「小型充電式電池リサイクルBOX」に入れるだけです。

各市町村によっては、役場庁舎やリサイクルプラザに「小型充電式電池リサイクルBOX」が設置されている場合もあります。

近年、回収された場所でリチウムイオン電池が原因で火災が多数発生しています。火災を発生させないためにも、リチウムイオン電池が含まれたバッテリーを処分する際の注意点をチェックしましょう。

1. 掃除機からバッテリーを取り出して、電池の種類を確認する。
2. バッテリーのケースから見える金属部分の端子部分、または＋－の電極をビニールテープや絶縁テープで覆う。
3. リチウムのイオン電池の中には可燃性の有機溶媒が入っているため、分解すると発火の危険性があります。絶対に分解しないでください。

コードレス掃除機のバッテリーの取り外し方をチェックしましょう。それぞれの機種によって取り出し方は違うため、取扱説明書を確認しながら作業してください。ここでは、マキタのコードレスタイプ掃除機の一例をご紹介します。

• 取扱説明書でバッテリーのある場所を確認する。
• バッテリーを抜き差しする際は、スイッチに手が触れないようにしましょう。
• バッテリーのボタンを押しながら抜き取ります。

メーカーや機種によって、ボタンを押して外れる場合と、ドライバーで外す場合があります。必ず説明書を読んで確認しましょう。

バッテリーの廃棄方法は各自治体によって異なります。どのような違いがあるのか例として横浜市・大阪市の2つをピックアップして見ていきます。

横浜市では資源の有効活用を目的し、小型家電を回収しています。対象となるのは、携帯電話・デジカメ・ノートパソコンなどで掃除機バッテリーも小型家電に含まれます。サイズは長さ30cm未満のもので、バッテリーなどは本体から取り外してからリサイクルボックスに投入してください。ただし、取り外せない場合のみ、そのまま出せます。

リサイクルボックスは区役所・収集事務所・区民利用施設・総合スーパー・ホームセンターなどに設置されており、詳しい設置場所についてはホームページなどで確認できます。

大阪市ではリチウムイオン電池などは環境事業センターで回収しています。対象となるものは、リチウムイオン電池、ニカド電池、ニッケル水素電池などの小型充電式電池・モバイルバッテリー・加熱式たばこ・電子たばこなどです。

ただし、最大辺または径が30cmを超えるものは回収不可です。設置されている回収ボックスに入れて廃棄できますが、膨張・変形したものは、直接職員に渡してください。

新しくコードレス掃除機を買うならこちらの記事もおすすめです。失敗しない掃除機選びのポイントやスティック型コードレス掃除機の人気おすすめランキングをチェックできます。掃除機は毎年新しい商品が発売され、スペックはどんどん上がります。ハイスペック掃除機を使って快適に掃除しましょう。

不要となった掃除機のバッテリーはシールで種類を確認したら絶縁テープを貼り、回収ボックスに入れて回収してもらう、といった手順は覚えましたか？火災を防止するためにも、自宅近くの「小型充電式電池リサイクルBOX」を探しましょう。