ミシン修理の料金はどれくらい？ジャノメミシンは？持ち込みできる修理店はある？

裁縫に欠かせないミシン。趣味の小物・洋服作りや、お子さんの通園・通学バッグ作りなどで活用している方も多いはずです。そんな便利なミシンが、使おうと思ったときに正常に動かなくなったら困りますよね。

蛇の目ミシン買い替えを検討する方もいるかもしれませんが、実はミシンの故障は修理に出せば直る場合があります。修理の方法は、ジャノメミシンなどメーカーや専門業者に依頼したり、購入店舗や修理店に直接持ち込みしたりとさまざまです。せっかく料金を払って修理に出すなら、確実に直すところにお願いしたいですね。

そこで今回は、ミシンの修理料金や近くのミシン修理店に持ち込めるのか、古いミシンは修理できるのかなどの疑問について徹底解説します。さらに記事後半では、古いミシンでも修理可能なおすすめの修理サービス5選も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ミシンは、価格に幅がある家電です。安いミシンは数千円、高いミシンは10万円を超えるものも珍しくありません。高いミシンはコンピュータが搭載されていたり、デニムといった厚手の生地も縫えます。また、耐久性が高い特徴もあります。

家庭用の高いミシンや職業用のミシンは本体はもちろん、部品にいたるまで壊れにくい素材が使われ、アフターケアも充実しています。このようなミシンが正常に動かなくなった際は、修理に出すのがおすすめです。

数千円～2万円以下のミシンは「手軽に縫い物ができる」点が重視されている製品が多く、高いミシンに比べて搭載機能はシンプルなものが多い傾向にあります。また、部品や素材の面でも、金属製とプラスチック製の違いもあり、比較的購入しやすい価格帯です。

安価なミシンにも保証はついていますが、修理内容によっては買い替えた方が安く済む場合もあります。そのため、壊れたミシンが2万円以下で購入したものであれば、買い替えた方がお得な場合が多いです。

ミシンメーカーは生産終了になったミシンの部品でも、7～10年程度保管しています。そのため、製造後10年前後のミシンならば、修理できる可能性が高いです。ミシンメーカーには修理部門があるので、一度メーカーに問い合わせてみるのがおすすめです。

また、ミシンは修理専門の業者もたくさんあります。修理専門業者の場合、昭和に作られたミシンでも部品があれば修理可能な業者が多いです。古いミシンではあるものの、愛着や思い出がありぜひ直したいのであれば、修理専門業者に問い合わせてみましょう。

宅配修理とは、宅配便を利用して修理業者へミシンを送り修理してもらう方法です。日本全国から依頼できるのが大きなメリット。また、特殊な修理を請け負う業者の場合、宅配回収が利用可能な場合も多いです。

ただし、宅配回収は輸送中に壊れるリスクがある点に留意しましょう。また、大型のミシンは宅配便でなく、引っ越し便扱いになる可能性もあるので気をつけましょう。

出張修理とは、技術者が自宅に来てミシンを修理する方法です。この方法だと、ミシンが直ったらすぐに使えます。ミシンを毎日使い、直ったらできるだけ早く使いたい方におすすめの方法です。

一方で、出張修理ではできる修理が限られています。分解が必要な難しい修理では対応できない場合も。また、専門業者の所在地によって出張できる範囲に限りがあるのでよく確認しましょう。

ミシン修理店に直接ミシンを持ち込んで修理を依頼する方法もあります。この方法であれば、その場でミシンの修理料金が確認できるのでスムーズに修理を依頼できます。

ただし、ミシン修理店によっては持ち込みできないことがあるので注意が必要です。近くのミシン修理店に持ち込みしたい場合は、事前にホームページなどで確認するようにしましょう。

ミシン生活はミシンの販売・修理・買取を行っている業者です。ミシンの修理を依頼したい場合、宅配回収を申し込みます。専用の宅配業者が引き取りに来てくれるので、輸送中に壊れる心配もありません。

修理できるミシンはメーカーを問いません。古いミシンにも対応しています。また、修理をした結果直らない場合は引き取りをするので、「直るかどうか分からないけれど修理を依頼したい」場合も便利です。

ミシン修理センター株式会社は、昭和のミシンも修理可能なのが特徴の業者です。全国宅配・出張修理・来店修理などいろいろな修理に対応しています。メーカーは問いません。すでにメーカーが修理を終了しているものでも対応しているので、大切な古いミシンがある場合は利用を検討しましょう。

全国ミシン修理専門サービスは、全国に支店がある宅配修理専門の業者です。古いミシンから最新のミシンまで、あらゆるメーカーに対応しています。専門の宅配業者が宅配キットを送ってくれるので、輸送中にミシンが壊れるのが心配な方でも安心です。

また、送料も無料で、近くにミシンの修理業者がない方にもおすすめ。ただし、修理完了までに日数がかかる点に気をつけましょう。

みしん工房は、宅配修理専門の業者です。修理してほしいミシンを元払いで送れば、後は修理から戻ってくるのを待つだけ。返送の料金はみしん工房が負担します。

ミシンが到着後すぐに見積もりを作るので、それに納得したら正式に契約となります。早ければその日のうちに修理が完了し、翌日に発送します。早めに修理をしてほしい方におすすめです。

小さなミシン修理専門店は、宅配修理専門の業者です。小さい工房ですが、全国から宅配でミシン修理を申し込めます。また、家庭用ミシンだけでなく、職業用ミシンやロックミシンなども修理可能です。

修理の様子はホームページ上で公開しているので、リアルタイムでわかるのが特徴。しばらく使っていないミシンの調整などもできるほか、ミシンの購入もできる業者です。

上記でご紹介した修理サービスを表にまとめました。修理を検討する際の参考にしてください。

HP上で記載されている金額より高額に請求されるトラブルもあります。実績がない・ホームページがない・連絡先が携帯電話のみなど、少しでも不安を感じる場合は利用を避けましょう。新規参入業者の中には優良な業者もあります。しかし、初めて依頼するなら実績ある業者の方がおすすめです。

宅配で修理を依頼する場合、輸送中にミシンが壊れないように梱包してください。梱包材を詰めたり、宅配業者に精密機械専用の宅配コースがあれば利用を検討しましょう。万が一輸送中に壊れた場合の対処方法を、事前に確認しておくのも大切です。

修理業者の中には宅配業者に依頼し、専用のボックスを届けてくれるところもあります。自分で梱包する自信がない場合は、専用ボックスの準備があるところに依頼しましょう。送料が無料でも、修理を依頼しない場合は返送料が有料になる場合もあるので、依頼前に確認が必要です。

ミシンの修理にかかる日数は1週間～10日が一般的です。しかしながら、修理内容や修理店までの距離、宅配・持ち込みによって日数は異なります。また、修理店の長期休暇にかかると修理完了までの日数が延びる可能性もありため、急ぎの場合は修理を依頼する前に必ず確認しましょう。

ミシンの調整までは自分でできます。取扱説明書やメーカーのホームページでも「調子が悪いときの調整方法」が記載されているので、調子が悪いときは調整方法を試してみてください。

ただし、ミシンを分解して修理するのはやめましょう。特にコンピュータミシンは機能も複雑で、分解したら改造とみなされて正規の保証を受けられなくなる可能性もあります。そのため、分解はおすすめしませんが、どうしても分解したい場合の手順を下記に載せておきますので、参考にしてみてください。

今回は、ミシンの修理について解説しました。ミシンの修理は、ミシンメーカーやいろいろな専門業者に依頼できます。しかし、業者によっては特定のミシンは修理を受けられない場合もあります。まずはメーカーに問い合わせ、修理不可なら他の業者への依頼を検討しましょう。