エアコンランプが点滅!これって故障?霜取り?メーカー別の対処法を紹介

エアコンのランプが急に点滅して、慌てたことはありませんか?適切に対処せずに放っておくと、本体の故障を招く場合があります。本記事では、エアコンメーカーで有名な東芝・ダイキン・三菱・シャープ・パナソニックなどの製品が点滅した時の最初の対処法、メーカー別に詳しい対策を解説します。

2022/03/07 更新

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エアコンの電源やタイマー部分のランプが点滅して、操作ができなくなったり、稼働しなくなったりした経験はありませんか?そんな時どうしたらいいのかわからず慌てますよね。壊れたのかと思いがちですが、故障と断定するのはまだ早いかもしれません。

 

ランプの点滅の原因によっては、修理や買い替えずに点滅を解消できることもあります。本記事では、エアコンのランプが点滅した時に最初に試すべき対策・メーカー別に詳しい対策・解消しなかった場合にするべきことを解説します。

 

考えられる原因と共に、エアコンを扱う大手メーカーである東芝・ダイキン・日立・三菱・シャープ・パナソニックなどの製品ごとのトラブルシューティングもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

エアコンが点滅するのはいくつかの原因があり、まずはそれを知ることが大切です。エアコンの点滅の原因には大きく分けて、電気系統のトラブル&故障・何らかのお知らせ・メンテナンスのサインが考えられるので、それぞれの原因について解説します。

 

<目次>

 

 

特に冬場によくあるお問い合わせとして、暖房中に温風が止まり電源ランプが点灯する場合は、霜取り運転に切り替わったときが多いです。(パナソニック・日立・東芝・富士通の機種などに当てはまります)

エアコンの電源が点滅している時は本体に異常が発生していることを警告しています。エアコン本体のカバーがしっかり閉じていない場合や、フィルターが汚れていて掃除不足をお知らせしている場合など、正常な稼働に支障が起きているトラブルを示していることが多いです。

 

まずは説明書を参考に対処しましょう。フィルターの汚れが溜まっているなら掃除を行い、エアコンのカバーやルーバーが正常にはめ込まれていない場合は、もう一度内部を確認します。それでも点滅状態が改善されない場合は、別のアプローチが必要です。

 

多くの機種で有効なのが電源プラグをコンセントから抜き、3分ほど待った後で再び電源プラグを差し込んで起動する方法。これで改善した場合は心配ありません。しかし、それで改善しない場合は、本体に何らかのトラブルが発生している可能性が高いため詳しく原因を調べる必要があります。

電源部分ではなくタイマー部分が点滅している場合は、室外機に負荷がかかっている可能性の考慮が必要です。エアコンは、空気中の熱を運び出す冷媒ガスを使って室内を冷却しています。冷媒が漏れていたり、冷媒を循環させる役割のコンプレッサーが熱くなったりしていると、タイマー部分が点滅することがあります。

 

熱がこもっている場合には、電源プラグをコンセントから抜き、半日ほどエアコンを停止した後再度コンセントに挿して起動すると点滅が直ることがあります。それで改善されない場合はエアコン本体の故障が考えられます。

これは冬場限定の要因ですが、暖房運転時に霜取り運転に切り替わる機能が、ほとんどの機種で搭載されています。パナソニックや日立・富士通の機種においては、暖房運転中に温風が止まり、電源ランプが点滅すると霜取り運転中であることを示します。

 

ちなみに、寒いからといって無理にお湯や水などをかけると、余計に凍り付いて部品を破損させる可能性があります。霜取り運転の最中は、設定通りの温風が出てこないため不具合を疑うかもしれませんが、そのまま運転を続ければ霜が溶けて通常通りに温風が出ます。焦らず起動状態のまま1時間ほど待ちましょう。

タイマーや電源部分が点滅した時にエアコンの電源プラグを抜いたり、ブレーカーを落としたりして点滅が解決することもありますが、本格的に制御基盤やその他箇所に不具合が生じている場合は、その原因を直さない限り症状は治りません。残念ですが故障という判断が必要になる場合が多いです。

ここまで原因を挙げてきた通り、「掃除」か「時間経過」で消える点滅は、故障ではなく「状態の表示」です。各メーカー細かな点滅箇所の違いはあるものの、対処して消えるようなら問題ありません。

 

しかし、掃除や時間経過でも消えない場合は、内部の故障を表していることになります。その場合、機種ごとの取扱説明書を確認し、メーカー修理も視野に入れる必要があります。特に夏場はエアコンの故障が増えるため、点滅が消えない…という事態も増えることが予想されます。

エアコンのランプが点滅して通常の運転ができなくなった場合は、製品のメーカーの機種ごとに対応する必要があります。コロナ・霧ヶ峰(三菱)・パナソニック・ダイキン・東芝・富士通・シャープの順に対応方法を解説します。

 

<目次>

『運転(セーブ)ランプ』が緑色で、1秒間に1回程度連続して点滅している場合は停電表示です。再起動の後に正常に運転できれば故障ではありません。しかし、『本体表示部』のランプが点滅している時には、エアコンが故障していることを示しています。

 

運転しているのであればそれを停止した後、電源プラグを抜いてください。また、購入した家電量販店に連絡するか、コロナサービスセンターに相談しましょう。本体表示部のランプが点滅していること・ランプの色・点滅の速さを伝えてください。

運転ランプが点滅したのち、下記のことを確認しても問題が解消されない場合は、エアコン本体の不具合が考えられます。電源プラグを抜いて、購入した家電量販店か三菱電機修理窓口へ点検・修理が必要です。

 

  1. 風の流れをコントロールする役割の「上下風向きフラップ」の取り付け位置が正常か確認
  2. 室外機の周囲を塞ぐものがあった場合取り除く
  3. 電源プラグを抜いてから1分ほど待って再起動を行う

 

機種によって点滅する場所や表示内容が異なるので、お手元にある取扱説明書を読むか、紛失している場合は次のリンク先から取扱説明書をダウンロードしてご覧ください。

冬場に外気温が低く湿度が高い状態の時に暖房運転をしていると、室外機の内部に霜が付く場合があります。暖房性能の低下を防ぐため一時的に自動で霜通り運転を実行することがあり、緑色の運転ランプが点滅するのはそのお知らせのためです。

 

霜取り運転を実行している時には温風が出なくなったり、室外機より湯気が出や水が出たりすることがありますが、故障ではありません。表はランプの状態・色ごとのお知らせ内容です。機種によって、細かな表示内容が異なる場合があるので下記の公式サイトからも確認しましょう。

 

タイマーランプ(橙) 点灯:タイマー設定時 点滅:本体の異常の可能性
運転ランプ(緑) 点灯:各モード運転中 点滅:霜取り運転中
ナノイーランプ(青) 点灯:ナノイー・本体内部おそうじ運転中
ナノイXーランプ(青) 点灯:ナノイーX運転中
おそうじランプ(橙) 点灯:おそうじ・内部クリーン運転中
クリーンサインランプ(赤・橙・緑) 点灯:空気の汚れ度合い(赤・橙:汚れている 緑:きれい)
エコナビランプ(緑) 点灯:エコナビ(日射センサー)設定中
おはようチャージランプ(橙) 点灯:おはようチャージの予熱中
無線LANランプ(青) 点灯:無線LANにできる状態 点滅:無線接続の交信中
AIランプ(青) 点灯:AI快適おまかせ運転中

緑の運転ランプが点滅している場合は1度運転を停止し、電源プラグを抜いてください。1分待って再起動した後に運転ランプが正常な状態に戻れば問題ありません。再起動しても点滅が解消されない場合はエアコンが不具合を起こしている可能性があります。

 

リモコン操作でエラーコードの特定が可能ですが、機種によって操作方法が異なるのでダイキンの公式サイトでの確認がおすすめです。「ルームエアコンAI故障診断」で、トラブルの内容をAIに伝えて、原因の究明やエラーコードの確認方法・修理が必要な場合の金額の目安を知ることができます

タイマーランプが点滅している場合は、本体に異常が起きている可能性があり、基本的に点検が必要になります。点滅の回数によって不具合の内容を判別することができるため、エラー内容を確認した後に購入した販売店・メーカーの修理相談窓口に連絡し、点検を依頼してください。

 

エラー内容によって修理費用の目安を試算できるので、気になる方はそれについても相談しましょう。リモコンに「音声おしえて」ボタンがある場合は、そちらでもエラー内容の確認が可能です。以下に一覧を示すので、参考にしてください。

 

エラー内容 
診断
1回点滅を繰り返す

室外基板・コイル類・温度を調整する部品(サーミスタ)・四方弁(バルブ)の不具合の可能性

2回点滅を繰り返す

強制冷房運転をお知らせ

電源を抜き差ししても改善しない場合は室内基板の不具合の可能性

3回点滅を繰り返す

端子台・室内基板+関連部品(モーター)・室内基板+関連部品(掃除ユニット)の不具合の可能性

4回点滅を繰り返す

室外基板・コンプレッサー・室外ファンモーターの不具合の可能性

5回点滅を繰り返す

室外基板の不具合の可能性

9回点滅を繰り返す 室内基板・温度を調整する部品(サーミスタ)の不具合の可能性
10回点滅を繰り返す 室内基板・室内ファンモーターの不具合の可能性
11回点滅を繰り返す

室内基板・イオンユニットの不具合の可能性

12回点滅を繰り返す

室外基板・室内基板・室内ファンモーターの不具合の可能性

13回点滅を繰り返す

室内基板の不具合の可能性

21回点滅を繰り返す

室内基板の不具合の可能性

おそうじランプが点滅している場合は、フィルターの取り付けに異常がある可能性があります。内部を確認し、もう一度取り付けをやり直して様子をみましょう。運転ランプがゆっくり点滅する際は、停電が起こっています。

 

室内ユニットの電源ランプが高速点滅している時は、何らかの異常・故障が疑われます。まずリモコンで運転を停止し、その後電源プラグを抜いて30秒待った後に再起動しましょう。電源ランプが再び点滅した場合は点検や修理が必要です。リモコンでエアコンのトラブルの状態を確認することができるので、そちらも参考にしてください。

 

  • リモコンについた「点検ボタン」を先の細いもので押す
  • 矢印ボタンを押していくと、エラーコードが順番に表示される
  • 起きている問題を示すコードで受信音が10秒ほど鳴り続ける
  • 画面に表示されているエラーコードを確認する
  • 運転/停止ボタンで点検モードを終了
  • 電源コードを抜き家電量販店へエラーコードを伝える

 

点検モードを終了しても点滅は残ります。東芝の『エアコン空調換気ご相談センター』でも受付をしていますよ。

表に示したランプの点滅内容は故障ではなく、解決することができますよ。下記以外の点滅をしている場合には、点滅の速度によってエラー内容が異なります。修理や点検が必要な場合もあるため、取扱説明書・公式サイトの機種ごとのトラブルシューティングをご覧ください。

 

故障ではない場合のランプの点滅と解消方法
運転とタイマーランプが交互に点滅

停電他で運転中に電源が切れた後

1度エアコンを停止し、もう1度起動すると解消

運転ランプがゆっくりと点滅

霜取り運転または内部クリーン運転

終了後に正常な運転に切り替わる

運転とタイマー以外のランプがゆっくりと点滅

ダストボックスのお手入れ時期のお知らせ

お手入れをすることで解消

運転とタイマーランプが同時に点滅

試運転

1度エアコンを停止し、もう1度起動すると解消

下記表に、ランプの点滅の種類によるエラー内容の診断・解消方法・解消されなかった場合の修理費用の目安を示しています。各パーツの清掃方法や、解消方法を試しても解決しない場合の対処方法は、シャープ公式ホームページの「エアコン故障診断ナビ」にて確認しましょう。

 

ランプの色 解消方法 解消しなかった場合の修理費用(目安)
電源プラグを抜き、約1分後に再度差し込む 31,000円20,000円(税込)
赤・橙・緑 ダストボックスまたはエアーフィルターの清掃および正しく設置

20,000円10,000円(税込)

ダストボックスまたはエアーフィルターの掃除および正しく設置 20,000円10,000円(税込)
橙・青 室外機の周辺に障害物がないかの確認・室内機のフィルター清掃 50,000円12,000円(税込)
室外機の周辺に障害物がないかの確認・室内機のフィルター清掃 31,000円20,000円(税込)
赤・橙 電源プラグを抜き、約1分後に再度差し込む 31,000円20,000円(税込)
赤・青 なし(本体故障の可能性) 31,000円20,000円(税込)
上記以外の点滅 室外機の周辺に障害物がないかの確認・室内機のフィルター清掃  31,000円20,000円(税込)

ここでは、エアコンの故障原因の中でもメジャーなものをご紹介します。知識として知っておくことで、慌てず適切な対応を行うことができますよ。

 

<目次>

制御基板はエアコンの室内機・室外機両方に取り付けられているシステム全体を制御する機構です。いわばエアコンの頭脳と言ってもよく、この部分に不具合が起こるとエアコンの電源が入らなくなったり、室外機が動かなくなったりします

 

故障の原因は主に経年劣化・熱による半田付けの剥がれです。修理の際は基盤そのものの交換が必要になるため、パーツの在庫状況で修理までの期間が変動する場合があります。基盤の故障が発覚したら、早めに相談するのがおすすめです。

室外機のファンを回すためのモーターそのものが故障している場合もあります。室外機の周りに適切な距離を確保していなかったり、ファンに異物が入り込み回らなくなった結果モーターが破損したりするのが主な原因です。

 

その他にも、屋外の地面に設置されている場合は水害の被害を受けた結果の故障や、海岸沿いに設置されている場合は潮風による錆が原因の故障も見られます。室外機は基本的に屋外に出しっぱなしになるので、できる限りダメージが蓄積しないように対策することが重要です。

先述したファンモーターとは別に、コンプレッサーが故障する場合もあります。コンプレッサーとは室外機に搭載されている冷媒ガスの温度をコントロールする機構であり、冷暖房のかなめです。制御基板がエアコンの頭脳なら、コンプレッサーはエアコンの心臓。故障すると、全く冷暖房が効かなくなります

 

故障の原因としては、ゴミ詰まり・冷媒漏れ・経年劣化が主です。その他に多い原因として、無理な稼働を続けたことによる過負荷での故障のケースも見られます。猛暑・厳冬の際にいきなり長時間冷暖房運転を続けていると起こりやすいので、エアコン以外の空調も併用して負荷がかかりすぎるのを避けましょう。

四方弁は、エアコンの冷媒の流れる向きを変えるための機構です。ここが故障すると、暖房運転をしているのに冷たい風が出てきたり、逆に冷房運転しているのにぬるい風が出てきたりします。冷房は効くのに暖房が効かない・暖房は効くのに冷房が効かないという場合は、四方弁が故障している場合が多いです。

 

故障の原因は、電磁回路の不具合・コンプレッサーの高温の稼働が長時間続いたことによる弁内可動部の樹脂の固着が多いです。電磁回路の不具合・故障の場合はその部分のみの交換で済みますが、四方弁本体の故障による交換の場合は、溶接を伴う修理が必要になり、費用も高額になります。メーカー保証をよく確認して相談しましょう。

冷暖房の際に室外機と室外機を行き来する冷媒ガスが、配管の劣化や施工ミスによって漏れ出す場合があります。一部のエアコンでは冷媒ガス漏れを検知した際にエラー表示を行う機種もありますが、エラーが発生する前にも、エアコンの効きが妙に悪くなったというような不具合の前兆を感じ取ることは可能です。

 

修理費用の相場は大体20,000~100,000円。冷媒漏れの原因によって、その場で修理できるか持ち帰りが必要になるかが変わります

エアコンのランプが点滅するのは、利用者にさまざまなことをお知らせするためです。それが何を意味しているのか把握し、トラブルに対応する必要があります。本体の故障のようなトラブルを抱えていた場合はサポートに連絡する必要があるため、それらを見分けて適切に対応しましょう

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