【徹底解説】エアコンの霜取り運転とは?|終わらないときの対策も

暖房が急に止まって焦ったことはありませんか?この記事では、運転が止まる原因にもなる「霜取り運転」について解説。真冬に温風が止まって凍えることがないよう、霜取り運転について正しい知識と頻度を減らす対策を確認しましょう。終わらないときの原因も要チェックです。

2022/08/20 更新

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冬の寒い時期でもエアコンがあれば快適です。しかし「暖房をつけたのに、一向に部屋が暖まらず温風も出ない」「暖房で暖めていたはずの部屋が、いつの間にかエアコンが停止していて室温が下がっていた」といった経験ありませんか?壊れたのではと焦るかもしれませんが、ほとんどの場合「霜取り運転」を行っているだけで故障ではありません。

 

しかし寒い時に温風が出ずに部屋が温まらないのは不便です。霜は対策をすればある程度は防げますが、完全には防げず、霜取り運転はどのエアコンでもどうしても起こってしまう現象です。

 

そこで、記事では、霜対策や霜取り運転をなるべく回避する方法や霜取り運転中も暖房が止まらないおすすめエアコンをご紹介します。また、霜降り運転が止まらない時の対処法も必見です。

暖房を使うと、室外機からは冷たい空気が吹き出します。このとき外気温が0℃以下のような寒い状況だと、空気中の水分が室外機内で結露して凍り「霜」となります霜が付くと暖房機能が低下してしまうので、この霜を暖めて溶かすのが「霜取り運転」です。頻度は外気温にもよりますが、温度が低く湿度が高いと頻繁になります。

 

霜取り運転中は、暖かい空気を部屋に送り込めません。5~15分程度すれば、霜が溶けて暖房が動くようになります。周囲の温度差により湯気が発生したり、室外機から「コポコポ」「シュー」「ポコポコ」「プシュー」「シャー」などの音が出る場合がありますが問題ありません

霜取り運転は、通常10~15分ほどで終わります。20分以上時間が経過しても霜取り運転が終わらない場合は、故障など他の原因が考えられます

 

ずっと温風が出ない症状が見られたら、まずは室内機のフィルター・室外機の内部や周辺・水を排出するドレンホースなどに汚れが溜まっていないか確認しましょう。各部にごみが溜まるとエアコンの動作に悪影響を与えます。

 

しかし自分では確認しにくい場所もあります。無理なく目の届く場所だけ掃除して、改善されない場合は業者やメーカーに相談しましょう

正常な機能とはいえ、いきなりエアコンが止まると故障したのかと心配になってしまいます。ここでは霜取り運転かどうかを見極める、簡単なポイントをご紹介します。

霜取り運転中はエアコン本体のランプが点滅します。どのランプが点滅するかはメーカーや機種によって異なるため取扱説明書で確認してください。ランプの点滅なしに暖房が停止した場合は、エアコン故障の可能性を疑いましょう。

先述したように、霜取り運転とは「結露によってできる霜を取り除くための機能」です。よって霜が付かない夏には、霜取り運転は作動しません。夏に冷房を使用していて、急に冷風が止まってしまったなどの症状には別の理由が考えられます。

霜を取るために、室外機にお湯をかける行為は絶対にやめてください。故障の原因となります。

 

お湯をかけると室外機の底板に水が溜まり、その水が凍って中の部品を故障させてしまう可能性があります。お湯をかければ霜が一瞬で取れると想像するかもしれませんが、そのお湯が水になり、またすぐに凍ってしまうので意味がありません。

エアコンの暖房を使う上で必要な運転だとしても寒さに震えるのは避けたいです。また、霜取り運転後は室温が下がっているため、部屋を暖めるのに余計な電力がかかり電気代も増えてしまいます

 

そこで、できるだけ霜取り運転の頻度を減らすための対策をご紹介します。以下の5点について説明するので、頻繁な霜取り運転に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

寒さが厳しい季節になると、つい設定温度を高くしてしまいがちですよね。しかし外気温と設定温度の差が大きくなるほど霜が付きやすく、センサーが感知して霜取り運転が頻繁に作動します。

 

そのため、室温はなるべく18~22度程度の設定温度に保つといいです。風量を「弱め」に設定しておくとより効果が上がります。電気代の節約にもなるのでおすすめです。

 

とはいえ、低めの設定温度では寒くて困りますよね。対策として暖かい服装をする・他の暖房器具を併用するのも効果的ですが、その他にも暖かさを保てる工夫があります。以下、紹介していくのでぜひ参考にしてください。

 

暖かい空気を扇風機やサーキュレーターで循環させると、速やかに部屋全体を温められます。暖かい空気は下にたまるので扇風機・サーキュレーターは天井に向けると効果的です。また暖房をエアコンのみに頼らずに、他の暖房器具との併用もおすすめします。

 

扇風機やサーキュレーターとの併用方法は、以下の記事で詳しく解説しています。

断熱シートやプチプチ(エアクッション)を窓に貼っておくと、外気からの冷気を防げます。暖房を使わなくても室温を上昇させてくれるほか、窓の結露も緩和させられるので一石二鳥です。一度暖まった部屋の温度を保つ効果も期待できます。

厚手のカーテン設置も、窓からの冷気の侵入を防ぐ方法として有効です。カーテンが短いと隙間から冷気が入る場合があるので、断熱効果をより高めるなら、窓をすっぽり覆える、床まで届く長さのカーテン設置がおすすめです。

エアコンフィルターの汚れは、霜取り運転を頻発させる原因のひとつです。フィルターがホコリなどで目詰まりすると、暖房効率が悪く余計に熱を使うため、霜取り運転が起こりやすくなります。フィルターの掃除は水洗いが1番望ましいですが、掃除機でほこりを吸い取るだけでも効果は期待できます。

 

以下の記事ではフィルター掃除の詳しい方法を解説していますので、ぜひ参考にしてください。

室外機の周りには物を置かず、すっきりさせておくのが大切です。室外機周辺の空気の循環をスムーズにして、エアコンの運転にも負荷がかかりにくくなり霜取り運転の回数減少に繋がります。

特に雪が降るような地域では、室外機を少し高い場所に設置しておくといいです。室外機やドレンホースが雪に埋もれてしまうと、エアコンが正常な運転をできなくなり、運転が止まる原因となります。

 

ただし、自力で室外機の移設をするのはおすすめできません。専門的な工事が必要な場合もあるので、移設する際はまず業者に相談しましょう。

防雪フードなどのカバーを使って、室外機に雪が入り込むのを防ぐ方法も効果的です。室外機のファンに直接雪が吸い込まれないようにしたり、積雪を防いだりするためのガードになります。

 

カバーを設置する際には、室外機の吸い込み口を塞がないよう気を付けましょう。電気代があがったり、暖房が停止したりするなど、逆効果になる場合があります。

霜取りスプレーを吹き付けると、一瞬で室外機の霜を溶かせます。霜取り運転に頼らず、手軽に霜を取り除ける便利なグッズです。

 

もちろん霜取り運転時間の短縮になりますので、特に寒冷地では常備しておくといいです。ただし使用前には取扱説明書で使用の可否を確認してください。

対策を行っても霜取り運転が頻繁に行われるようであれば「寒冷地向けエアコン」に買い替えるのもおすすめです。寒冷地向けエアコンは雪が多く外気温が低い環境でも運転できるパワフルなモデルであり霜対策が取られているため、一般地向けから買い換えれば効果を実感できますよ。

 

ただし本体価格や電気代は通常のエアコンよりも高めです。以下の記事では、暖房におすすめのエアコンを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

パナソニック

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※公開時点の価格です。価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。

MITSUBISHI(三菱電機)

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正常な霜取り運転以外に、エアコンが止まる要因がいくつかあります。いつまで待っても、暖房運転が再開しない場合や、エアコンの効きが悪い場合には、以下の項目を確認してみましょう。

 

部屋の広さに適したエアコンを使うのも大切です。広い部屋で小さなエアコンを使っていると、部屋を暖めるためにも余計なエネルギーが必要になり、霜取り運転の回数も増えてしまいます。

 

さらに、過剰な運転を続けると、エアコンが故障してしまい、急に運転停止するなどトラブルに繋がる場合があります。エアコン購入の際は適用畳数を必ず確認しましょう。

運転モードや設定温度は正しく設定できているか確認しましょう。運転モードを暖房にしていたつもりなのに、冷房になっている事はよくある話です。

 

また、設定温度は室内の温度が何度になったらエアコン(室外機)を停止するかの温度です。そのため設定温度まで室温が上がった場合、自動で暖房が停止します。なかなか部屋が暖まらないときは、まずエアコン設定を見直してみましょう

エアコンや室外機のフィルターが汚れで詰まってしまうと、空気が出にくくなってしまいエアコンの効きが悪いと感じる場合があります。空気の出が悪いと感じたら、フィルターの状態を確認してみましょう。必要に応じて、掃除機でホコリを吸うなどメンテナンスを実行してください

エアコンが停止して再開しない、電源が入らない場合はエアコン自体が故障しているかもしれません。異臭がする場合には、使い続けると危険な可能性もあります。まずは使用を停止して業者に相談するようにしましょう。

問題や疑問は解決しましたか?寒さが厳しい日に、エアコンが効かないとなると死活問題です。日頃からのメンテナンスと対策を忘れずに、快適な室温を保てるように工夫して、霜取り運転とうまく付き合っていきましょう!