【2021年版】エアコンが「ブーン」とうるさい原因は?音のタイプと対処法を解説!

エアコンの室内機や室外機が急にカタカタ・ブーンとうるさく感じることはありませんか?エアコンのどこかに不具合が起きているかもしれません。本記事では、エアコンの稼働音が大きい原因や対処法を解説します。コンプレッサーやモーター音など、パーツごとにも原因を確認いただけます。

2021/11/25 更新

現代の日常生活を送る上で欠かせない家電であるエアコン。高温多湿な真夏も寒さの厳しい真冬も、快適に過ごすことができますね。そんなエアコンですが、稼働音がうるさい・「ポコポコ」「ブーン」のような異音を感じることはありませんか?

 

エアコンの異音を放置すると、本体の寿命が縮んだり機器の故障に繋がったりします。エアコンの稼働音がうるさくなる原因は複数あり、どこに不具合が起こっているのかきちんと判断しなければなりません。エアコンを長く使用するために、異音に気がついたら早めの対策が大切です。

 

この記事では、エアコンの稼働音がうるさい時の原因と対処法を音の種類や発生箇所ごとに解説します。音の静かなエアコンも具体的なスペックとともにご紹介するので、ご家庭のエアコンの音が気になる方は、ぜひ参考にしてください。

今すぐ見る!エアコンの音がうるさい時の対処法は?

エアコンの音がうるさい!と思った経験のある人は多いですが、実は「故障」ではなくそれ以外が原因である場合がほとんど。ここではまず、故障以外の原因を解説します。

エアコンの寿命でうるさい

エアコン自体が古い場合、稼動音が大きくてうるさい傾向があります。エアコンの寿命はおよそ10年。モーターや機械部品が壊れていなくても、経年劣化で威力が落ちてしまい、過運転になり音がうるさくなるのはよく見られる現象です。

 

長く使っているエアコンは、メンテナンスの頻度にもよりますが寿命が近づいている可能性も考慮に入れましょう。買い替えを検討するのも選択肢です。エアコンの寿命や長持ちさせる方法については以下の記事で解説しています。

適用畳数が合わず過運転でうるさい

エアコンの能力が部屋の大きさに合っていない場合も、稼動音がうるさい原因になります。例えば、18畳ある部屋に10畳用のエアコンを設置した場合、エアコンは常にパワーを最大にして運転しなければなりません。

 

稼働音がうるさいばかりでなく、エアコン本体に負担がかかり各部品の消耗も早くなります。エアコンを購入する際は本来、設置する部屋のサイズに合ったものを選ぶ必要があり、適用畳数という項目で確認が可能です。

 

使用する部屋の広さより余裕を持った適用畳数のエアコンかどうか、取扱説明書で確認しましょう。適用畳数について詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてください。

エアコンが汚れていてうるさい

エアコンの内部の汚れも、エアコンの音がうるさくなる原因です。特にフィルター部分にホコリが付着していると、吸引口が塞がった状態になり過剰な負荷がかかります。そのままだと稼働音が大きくなるだけでなく、エアコンが効率よく風を送り出せません

 

汚れが気になる場合は、フロントパネルを上げてフィルターの掃除をしましょう。ただし、フィルターの奥にある熱交換器や送風ファンなどの汚れは自分ではお手入れできません。業者に依頼して内部洗浄を行いましょう。詳しい掃除方法については、以下の記事で解説しています。

暖房中に室外機がうるさい

エアコンで暖房を使用中は、多かれ少なかれ必ず室外機の音は大きくなります。これは、冷房よりも暖房の方がパワーを使うため。特に「ブーン」という振動音が大きくてびっくりする人もいますが、振動音だけなら故障ではなく仕様と評価される場合がほとんどです。

音が異様な場合はエアコンが故障している可能性も

エアコンが壊れている場合は音が大きいだけでなく、稼働音とは違う異様な音がします。エアコン室外機のモーターやサーキュレーターなどの部品が劣化したり破損したりすると、「キンキン」した音や「ガーッ」と響くような音も起こります。

 

その場合は早急に修理業者に依頼しましょう。その他にも故障のサインはいくつかあるため、判断する方法を後ほど解説します。

ここではエアコンがうるさい原因と対処法を、音ごとに分類してご解説します。

 

室外機の音がうるさい場合

ここからは、室外機特有の音がうるさい原因を紹介します。室外機の音を放置していると、ご近所同士のトラブルになることも。原因を早急に確認しましょう。

 

振動音(ガタガタ)|きちんと固定できていない

エアコンの運転中は室外機が連動して稼働しています。エアコンを使い続けることにより室外機の固定箇所が緩み、設置台やブロックなどが振動している可能性も。振動音が気になる場合には接触している専用台やブロックの状態を確認してください。

 

正しく設置をしているのに振動音がする場合は、エアコン専門業者に調査を依頼しましょう。振動の原因が故障でなければ、接触面に「防振ゴム」を取りつけて振動を解消することができる場合もあります。防振ゴムの設置をお考えの方は、以下の記事もご覧ください。

ブーン(振動音)|故障ではない

外気温の関係で、ファンやコンプレッサーの稼動音が大きくなることがあります。室外機は冷房と暖房で作動する装置が変わり、冷房時に聞こえるのがファンの回転音、暖房時に聞こえるのがコンプレッサーの稼働音です。

 

暖房時は特にコンプレッサーへの負担がかかるため、「ブーン」という音がうるさいと感じる場合があります。しかし、これは故障ではなく振動からくるエアコンの特徴的な音なので問題はありません。少しでも音を抑えたい場合には、防振ゴムの設置により振動音を小さくすることができます。

ゴー・ゴオン|パーツの経年劣化

室外機は野外に設置されているため、日によっては雨風やホコリに晒されることがあります。ただ、野ざらしの状態でも問題ないように設計されている場合が多く、簡単に劣化することは考えにくい部分です。

 

先に紹介した原因が当てはまらなかったり、ある程度の年数使用したりしている場合にパーツの劣化が考えられます。見た目で判断するのは難しいので、業者に点検を依頼しなければいけません。

キンキン・カラカラ|経年劣化でパーツが破損

新品のエアコンではなく、使用して数年経ったエアコンで「キンキン」「カラカラ」などの金属音がなる場合は要注意。室外機の経年劣化で内部バーツが破損している可能性があります。早急に修理業者に連絡してください。

 

ポコポコ(ドレンホースの)|気圧差が原因

エアコンの稼働中や運転を中止にしている時、「ポコポコ」という音が頻繁に聞こえてくると気になりますよね。「ポコポコ」音は主にドレンホースが外から空気を吸い込む時に出す音です。ドレンホースはエアコンの冷房運転で発生した結露水を外に流すためのホースになります。

 

ドレンホースが外の空気を吸い込むと、本来は排出されるべき結露水が逆流し、「ポコポコ」音が発生するのです。 「ポコポコ」音は窓を開けて室内外の気圧を調整するとで解消できます。

 

さらに対策をしたい場合は、自分で「エアーカットバルブ」を取りつけることでも簡単に解決できますよ。次の記事ではその他にも、さまざまな対処法を紹介しています。

室内機の場合

次に室内機のうるさい原因と対処法をご解説します。

 

キュルキュル・カタカタ|フィルターの目詰まり

エアコンの稼働中に室内機から「キュルキュル」「カタカタ」のような音が聞こえて気になる場合は、内部のフィルターのホコリによる目詰まりで発生している場合が多いです。自分でフィルターの状態を確認し、ホコリやカビなどがあればフィルターの掃除をしてください。掃除方法は以下の通りです。

 

  1. フィルターの表側から掃除機をかけてホコリを吸い取る
  2. フィルターをシャワー洗浄する(必ず裏側から水圧でホコリを押し出す)
  3. よく乾燥させてからエアコンに設置する

 

フィルターの目詰まりが原因であれば、気になる音は解消されますよ。それでも解消されない場合は、メーカーのサポートサービスに相談して対応を依頼しましょう。次のリンクではエアコンの「カタカタ」音の原因について詳しく解説しているので、こちらも合わせてご覧ください。

ミシッ|熱交換器の音

エアコン内部の熱交換器は、熱と冷気によって膨張したり、あるいは氷が溶けたりするため、そのときに「ミシッ」や「パキッ」のような音が響く場合があります。いずれも故障ではありませんので心配は入りません。

エアコンの掃除といっても、自分でできる範囲は限られていますよね。

 

  • 室外機の外から届く範囲の掃除
  • ドレンホースの先端の虫の死骸やゴミの撤去
  • 室内機のルーバー付近と届く範囲の熱交換器

 

これらは自分でも手が届くため、メンテナンスすることが可能です。しかし、本格的なクリーニングは専門業者に任せたほうが無難です。

エアコン内部はエアコンクリーニング業者へ

上述した通り、メンテナンスを怠っていると汚れが原因でエアコンの性能が低下しますが、自分で掃除できる範囲は限られています。お手入れができないエアコンの内部や、室外機の中に汚れが溜まっている場合は、専門業者にメンテナンスの依頼が必要です。

 

その際は個人業者ではなく、メーカーのサポートセンター経由で派遣を依頼しましょう。エアコンの音の対処以外にも、パーツ交換が必要だったりさまざまな不具合が起こったりしているのを発見した場合、技術と補償で安心できるのはメーカー派遣の技術者です。

ここまで読んでいただいた方はわかるかと思いますが、エアコンはうるさくとも故障と判断されない場合が多いです。具体的にはいくら経年劣化していようとも、「暖房」「冷房」のどちらかに不具合を生じない限りは、根本的な故障とは判断されない場合が多いです。そのため、修理見積もりを頼んでも徒労となる覚悟が必要です。

 

しかし、室外機の音に「キンキン」「カラカラ」といった異音が混ざる場合は、早急に業者に調査を依頼しましょう。故障している場合は、ファンやコンプレッサーそのものを交換する必要がある場合もあります

音の静かなエアコンメーカーを知りたい人も多いですよね。しかし、エアコンの音は風量によっても大きく変わり、メンテナンス状態にも左右されるため、一概にどこのメーカーが静かとは言い切れません。

 

しかし、エアコンごとに基準となる静音性は表記されています。以下に各メーカーのエアコンの稼働音の大きさを表にしたので、参考にしてください。

メーカー 型式 室内運転音 室外運転音
パナソニック CS-X228C(CS-228CX) 55dB 54dB
富士通 AS-Z22H 56dB 57dB
シャープ AY-H22X 57dB 55dB
ダイキン S22VTRXS(AN22VRS) 57dB 58dB
三菱重工 SRK-22RW 61dB 57dB
日立 RAS-W22H 63dB 56dB

 

表にはまとめましたが、エアコンの稼働音と室外機の異音はまた別の話。例えば、パナソニックエアコンの室外機は新品でも金属が擦れるような音が鳴りやすく、これはメーカーに問い合わせても仕様とされる場合が多いです。

 

さらに、基本的にエアコンは馬力(kW)が大きいほど静かな傾向があります。エントリーモデルはうるさいが、フラッグシップモデルかつワンサイズアップにしたら静かになった…というのも良くある話です。

エアコンの稼働音がうるさい原因は、本体の汚れや各部品の劣化による部分が大きいです。異音を放置していると、さらなる不具合や故障の原因になりかねません。この記事でご紹介した対処法を参考に、普段のお手入れの参考にしたり業者への問い合わせへと繋げたりしてください。