エアコンの防振ゴムおすすめ11選｜室外機の振動・防音対策に！100均のダイソーも

エアコンは欠かせない生活家電である一方、騒音の原因になる場合もしばしばです。特に問題になりやすいのが室外機で、設置状況・コンディションによってはうるさい音を生じる場合も。特に集合住宅のベランダだと、近隣トラブルになりかねません。

室外機の異音を生む理由の多くは、稼働時の振動によるものです。具体的には振動が建物の壁や床を伝わり、共振させてしまうため。そこで役立つのがホームセンターなどで取り扱いのある、室外機の下に敷いてエアコンの振動を抑える「防振ゴム」です。

本記事では防振ゴムの効果・口コミ評判・商品の選び方・おすすめ商品をご紹介します。また効果なしの事例もあるダイソーなどの100均アイテムや、防振マットや防音マットを利用した防音・振動対策についても解説しますので、ぜひご覧ください。

エアコンの室外機がうるさいと感じる原因は、大きく分けて2つあります。エアコンの室外機自体が作動したときに直接聞こえる作動音と、室外機の振動が壁や鉄骨などに伝わって共振して起こる音です。

建物の壁に室外機の振動が伝わると「ブーン」といった独特の異音が部屋のさまざまな場所から聞こえるため、不快感につながります。室外機がうるさいときの原因と対処法は、以下の記事でも詳しく解説していますのでご参照ください。

室外機の騒音を軽減するには動作に伴う振動を抑え込むアプローチが必要です。そこでおすすめなのが「防振ゴム」です。要領としては防振ゴムを室外機の下に挟み込み、建物や床に伝わる振動を和らげます。防振ゴムは工場のプレス機・コンプレッサーなどの振動対策にも使われており、効果は折り紙付きです。

エアコンの室外機による騒音に悩み、防振ゴムを取り入れた人はどのような効果を感じているのか気になりますよね。実際に防振ゴムを使ったユーザーの口コミ評判をチェックしましょう。

防振ゴムは丸形・板型の2種類に分かれます。室外機によって取り付けられるタイプが限られる場合もあるので、事前にチェックしましょう。

丸型はボルトとゴムが一体になったタイプで、エアコン室外機の四隅の足に取り付けて使用します。形状は丸・四角に分かれ、ゴムに厚みがあり高い防振効果を発揮します。ボルトを緩めて室外機の下に差し込むタイプもありますが、ボルトの長さやゴムの厚みによってはうまくはまらない場合があるので確認が必要です。

板型は室外機の下、もしくはプラスチックの土台の下に敷いて使うタイプです。コンクリートブロックと併用するとより高い防振効果が期待できます。薄い板状の場合、2枚重ねて使っても問題ありません。

表面に溝が入った防振ゴムの場合、裏表で溝が違う方向のタイプを選ぶと縦横の揺れに対応できるようになります。

防振ゴムの取り付け方をまとめると下記の通りです。

1. 室外機の寸法（サイズ）を測る
2. 防振ゴムを同じ大きさに8枚切る
3. そのうちの2枚を取り出す
4. 1枚は凸凹面が縦方向になるように、もう1枚は横方向になるように重ねる
5. その2枚を1組とし、防振ゴムの角に敷く
6. 残りの6枚も2枚1組にして残り3つの角に敷く

新しい防振ゴムは強いゴム臭がする場合がありますが、数日屋外に晒しておくと気にならなくなります。設置する際は、許容過重範囲内に留めるようにしてください。

板状の防振ゴムをカットする際は手を切らないように注意するほか、敷物を用意して床を傷つけないようにしましょう。滑りやすいカッターよりもはさみの方が安全に作業できます。

防振ゴムの効果は建物の形状や室外機の設置場所にもより、効果の感じ方には個人差があります。もし防振ゴムを使っても騒音が全く軽減しなかった場合は、以下のような理由も考えられます。

騒音の原因として、室外機もしくはエアコン内部にホコリが溜まっていたり、室外機が故障していたりする可能性もあります。その場合は専門業者にクリーニングやメンテナンスを依頼しましょう。

結論から述べると、ダイソーのような100均ショップでは室外機に使える防振ゴムを見つけにくいです。オーディオ向けの商品ならあるものの、エアコンの室外機用には適していません。ダメ元で試す、もしくはないよりマシといった気持ちで敷く分には構いませんが、室外機用のメーカー製防振ゴムを買う方が無難です。

別のアプローチとしては、隙間に人工芝を挟む方法もあります。100均の人工芝で試してみてもいいでしょう。

エアコンの室外機による騒音は近所迷惑や生活環境を乱す場合があります。安価な防振ゴムでも、適切なものを選べば効果を得られます。室外機の騒音に頭を悩ませているなら、まずは防振ゴムをお試しください。