パナソニックの空気清浄機が臭い時の原因は？加湿空気清浄機などのフィルターも

多くのメーカーから販売されている空気清浄機には、多種多様な機能がありますよね。加湿機能がついたものや、イオン発生機能つきのもの、冷暖房に対応したものなどさまざまです。パナソニックの空気清浄機にも、花粉やハウスダスト対策ができる「ナノイー」機能が搭載されています。

そんなパナソニックの空気清浄機・加湿空気清浄機を使っていて、臭いと感じる場合があるかもしれません。空気を清浄しているはずなのに臭いにおいを感じるのは嫌ですよね。どうにか原因や対処方法を知りたいと考えるかもしれません。

そこでこの記事では、各フィルターの特徴を再確認し、掃除の際の注意点・おすすめのフィルターにこだわったパナソニックの空気清浄機などをご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。

空気清浄機・加湿空気清浄機が臭いのは、脱臭機能を上回るニオイが原因の可能性があります。室内で喫煙する、頻繁に焼肉をする場合は室内にニオイが残る場合があります。おもな理由は以下の3点です。

• 室内が臭い
• 本体にニオイがついている
• フィルター汚れ

集じんフィルター・脱臭フィルター・加湿フィルターを外して運転してもニオイがする場合、本体にニオイがついているかもしれません。室内換気をしながらターボ運転を半日ほどしましょう。改善しない場合、点検・修理を頼むのがおすすめです。

酸っぱいニオイの場合はフィルター汚れの可能性があります。フィルター汚れについてはこの後解説していきます。

部屋のニオイを除去するための「スーパーナノテク脱臭フィルター」は、タバコ臭・生ごみ臭・ペット臭・枕の頭皮臭などを除去する脱臭フィルターです。フィルターには粒状の活性炭が使用されており、ニオイをしっかりと吸着・除去します。

ペットを飼っている方や、タバコをよく吸う方におすすめのフィルターで、フロントパネルを外せば、簡単にフィルターを取り外すことができますよ。交換が必要な場合は、フィルターのみの別売りもされているので入手が簡単です。集じんフィルターと一体化した「HEPA集じん・脱臭一体型フィルター」を使用する製品もあります。

集じんフィルターには、スギやヒノキのような花粉・ダニのフンや死骸・カビ菌・PM2.5などを除去する効果があり、アレルギー対策に有効なフィルターです。「HEPA集じんフィルター」と「ハイブリッド集じんフィルター」の2種類があり、「HEPA集じんフィルター」は、約0.3μmまでの粒子を99%とらえることができます。

「HEPA集じんフィルター」は、畳1畳分のろ紙がぎっしりと詰まっているので、一度とらえた粒子を逃しません。また、上記2つのフィルターは、ペットの毛や繊維などの大きな汚れを取り除く「プレフィルター」と組み合わせて使用します。脱臭フィルターと同様に、本体のフロントパネルを外すことで簡単に取り出しが可能です。

パナソニックの空気清浄機には、加湿機能がついた加湿空気清浄機も多く販売されています。加湿空気清浄機には加湿フィルターが内蔵されていて、部屋を一定の湿度に保つことが可能です。風邪やインフルエンザなどのウィルスを抑制する効果もあります。

加湿フィルターは、フィルター枠とフィルター押さえの間の、タンクから水を受けるトレーに装着されており、加湿フィルターを外すと加湿機能が働かなくなるため注意が必要です。

脱臭フィルターは、本体から取り外して掃除機で両面のホコリを吸い取ります。ホコリが床に落ちる恐れがあるので、下に新聞紙を敷いて行いましょう。水洗いは脱臭の機能を失うので厳禁です。また、脱臭フィルターと同じタイミングで集じんフィルターも掃除することをおすすめします。

上記の2つを同時に掃除することで、各フィルターの機能を十分に発揮できますよ。掃除が終わって本体へ装着する際、2つの装着箇所を間違えないように気をつけてください。

集じんフィルターは約2週間に1回、おもての黒い面だけを掃除機でホコリを吸い取ります。（反対の白い面は不要）新聞紙を下に敷いて行いましょう。掃除機をかける時は、強く力をかけると傷がつくので注意する必要があります。

また、水洗いは集じん能力が落ちるためできません。「HEPA集じんフィルター・脱臭一体型フィルター」も同じ方法でお手入れしてください。

加湿フィルターは、約1ヶ月に1回の掃除が必要です。加湿フィルターセットからはずして、水かぬるま湯で押し洗いをします。ブラシでこすったり、洗濯機で洗ったりすることは厳禁です。また、乾燥機で乾かすと縮みの原因になります。

フィルター枠とフィルター押さえは水洗いしましょう。汚れがひどいときは、パナソニックの「加湿機用洗剤」または「クエン酸」につけ置きします。加湿フィルターのみ、酸素系漂白剤につけ置きしてください。加湿フィルターはお手入れをしないと縮むことがあるので要注意です。

パナソニックの空気清浄機に使用されている脱臭フィルターは、約10年交換が不要です。しかしこれには、1日にタバコを6本相当の汚れや、ニオイを吸ったときという条件があります。タバコをよく吸う方や、犬や猫のペットを飼っているご家庭では、交換時期が早くなる場合があるので注意が必要です。

また、お手入れを怠ると、フィルターの寿命を縮めてしまう可能性があります。部屋のニオイがとれていない、または変なニオイがすると感じ始めたら、早めの交換がおすすめです。「HEPA集じんフィルター・脱臭一体型フィルター」は、約5年間で交換する必要があります。

パナソニックの空気清浄機には、「HEPA集じんフィルター」または「ハイブリッド集じんフィルター」が使用されていますが、どちらも約10年間交換が不要です。これにも、1日にタバコ6本相当の汚れやニオイを吸ったときという条件がついています。

約10年はあくまで目安なので、日々のお手入れが非常に大切です。効果を感じなくなったときは、早めの交換がおすすめですよ。

加湿フィルターは、1日8時間運転の場合、決められたお手入れ方法と頻度を守ることで約10年間交換が不要です。また、一日中使用する場合はフィルターの寿命も短くなります。お手入れが不十分な場合にフィルターが縮むことがあるので、すぐに交換しましょう。

長期間使用しない場合は、タンクやトレーなどと共に掃除をして汚れを取り除いた後、乾燥させる必要があります。特に夏場は湿気が多いので、カビを発生させないよう注意してください。

パナソニックの空気清浄機は、基本的に約10年間使用可能なフィルターを採用していますが、交換時期は1つの目安にすぎません。効果が低くなったと感じたときや、嫌なニオイがする場合は、早めに交換することで部屋の快適さを保つことができます。

また、お家焼肉をした時やタバコを吸う数量が多い時のように、強いニオイが1度に発生する場合は、部屋の喚起と併用して使用することがおすすめです。

新しくパナソニックの空気清浄機を購入したときは、フィルターの交換時期を知るために使用開始年月日をシールに記入しておく必要があります。フィルターのお手入れの時期を計算する時にも役立ちますよ。フィルターを交換した時にも、交換年月日を記録しておきましょう。

パナソニックの空気清浄機の使用済みの「集じんフィルター」と「脱臭フィルター」は、不燃物として捨てるように取扱説明書に注意書きがあります。しかし、地域によってゴミの分別と処分方法は違うので、住んでいる自治体のルールに従いましょう。

パナソニックの空気清浄機は、「ナノイー」のような評判のいい機能が満載で、その充実した機能を支えているのは、集じん・脱臭・加湿の3種類のフィルターです。お部屋を快適な環境にするためには、フィルターの取り扱い知識が必要になります。正しいお手入れ方法を確認して、清潔なお部屋で過ごしましょう。