A4サイズの焚き火台おすすめ5選！人気メーカー・メンテナンス方法も紹介

キャンプを満喫するためには欠かせないのが「焚き火台」。しかしソロキャンプや少人数でのバックパックでのキャンプでは、大きな焚き火台は持ち運びが大変です。そんな時におすすめしたいのが、A4サイズくらいの焚き火台です。

A4サイズの焚き火台は、コンパクトで持ち運びが楽にできます。ステンレス製なら軽量なのに耐久性が高く、お手入れしやすくて便利です。網や五徳を使って調理ができる焚き火台もあり、キャンプを楽しむ幅が広がります。

この記事では、A4サイズの焚き火台の魅力や選び方をはじめ、おすすめ商品や人気メーカーをまとめてご紹介します。コンパクトな焚き火台が欲しい方は、参考にしてください。

キャンプに行くときはできるだけ荷物は減らしたいところ。車に乗せるにも荷台があまり広くない車もあり、特にバックパックでソロキャンプに行く方は身軽に動きたいですよね。A4サイズくらいの焚き火台は、サイズが小さいので軽量で、持ち運びやすくなっています。

折りたたみできるタイプが多く、バックパックにも入ります。車に積むときも他のキャンプギアとまとめてコンテナボックスに入るので、かさばらずに持ち出せるのがメリットです。

キャンプギアはかさばる商品が多いので、収納するのも大変です。大きなキャンプギアは引っ越しや結婚・家族が増えたときなどに、収納の都合で処分することになる方も多いのではないでしょうか。A4サイズくらいの焚き火台なら、自宅に置いておいても場所をとらずに収納できます。

また、かさばらないので引っ越し先にも持っていきやすく、長く愛用できます。独身時はソロキャンプを楽しんでいた方も、結婚後は家族で焚き火を囲む、といった使い方ができます。収納バッグ付きの商品もあるのでチェックしてみましょう。

チタン製の焚き火台は軽量で持ち運びやすいですが、軽すぎて上に鍋を置いたときに安定しなかったり、熱で変形したりすることもあります。しっかりしたものを選びたいなら、素材はステンレス製がおすすめです。

ステンレス製の焚き火台は、耐久性があり熱にも強くスチール製より軽いので、持ち運びも楽にできます。まだ、錆びにも強いのでお手入れしやすいのも魅力です。

A4サイズくらいの焚き火台は基本的に軽量ですが、移動手段に合わせて重量も見ておきましょう。車移動ならあまり気にする必要はないですが、バックパックに入れて移動するなら1kg以下が扱いやすいでしょう。

折りたたんで専用ポーチや専用バッグに入れられる商品も多く、よりコンパクトに持ち運びができます。中には500gくらいの商品もあるのでチェックしてみましょう。

「カマド型」は、3方向が囲まれていて、前面が空いているタイプの焚き火台です。かまどのように薪の出し入れがしやすく、焚き火初心者にも使いやすくなっています。上に鍋やフライパンを置いて調理しやすく、壁で覆われているので暖かいのもメリットです。

「ピラミッド型」は、逆三角形の形状をしていて見た目がおしゃれな焚き火台です。薪は台の上に乗せるタイプで、上に網を乗せられる商品なら調理もできます。調理も鑑賞も楽しめ汎用性が高いのが魅力です。サイズが大きい商品が多いので、重量も合わせてチェックしておきましょう。

「グリル型」は、四方が壁になっている箱型のデザインの焚き火台です。多くの商品に網が付属していて、グリルコンロのようにバーベキューが楽しめます。上に鍋などを置いても調理できるので、調理メインで焚き火をしたい方におすすめです。

焚き火台には、便利な付属品がセットになっている商品も販売されています。調理をするなら、バーベキュー用の「焼き網」や、煮炊き用の「五徳」が付いているものがおすすめです。

薪を安定して燃やすなら「ロストル」も必要です。ロストルとは、焚き火台の下部に取り付ける複数の穴が空いた板の名称で、空気の通り道を作り途中で火が消えてしまうのを防ぎます。さらに、「灰受け」が付いていると灰が溜まるので、周りに散らばらず掃除も楽にできて便利です。

夜のキャンプに焚火の前で火を眺める時間は格別です。ソロキャンプでは自分と対話するゆったりとした気分が味わえ、友人やパートナーと過ごすときは、普段言えないような感謝や悩みを言うこともできます。

そんな特別な時間には、焚き火の見え方にこだわるのもおすすめです。焚き火台が縦型のものは火が上にまっすぐ伸び、ピラミッド型はマグマのように見える熾火を鑑賞できます。商品画像に火が付いた状態を掲載している商品もあるので、チェックしてみましょう。

「笑’s」は創業50年を迎えた街の板金屋さんが、趣味のアウトドアを高じて焚き火台を自作したことから始まったブランドです。「こんなのが欲しかった」とキャンパーたちの高評価を得て、焚き火台ブランドとして人気です。

笑’sの焚き火台の特徴は、焚き火熱から地表面を保護するローインパクト性。耐久性が高く簡単に組みたてができ、収納性に優れています。代表的な商品に、A4サイズの焚き火台グリル「A-4君」や「B-6君」などがあります。

「YOLER（ヨーラー）」はアウトドアグッズなどの、キャンプ用品を手掛けるブランドです。焚き火台やバーベキューコンロの他、アウトドアテーブルやチェアなど、数多くの商品がリーズナブルな価格で揃っています。

焚き火台は、調理しやすいグリル型や薪ストーブタイプのものや、フレームとメッシュ台の収束式タイプなどを販売しています。価格が安いのに性能がいいと、コスパの良さで人気のブランドです。

「ピコグリル」は、1983年・スイス設立のSTC社の焚き火台シリーズです。ピコグリルには焚き火台の「398」や「760」、ネイチャーストーブの「239」や「85」などが販売されています。非常に薄いプレート状にフレームが付いたシンプルデザインながらも、性能の良さで人気を集めています。

ピコグリルの中でも特に人気が高いのが、A-4サイズタイプの「239」です。携帯性が高く持ち運びしやすいので、ソロキャンパーにおすすめです。

「モンベル」はアウトドア用品総合メーカーとして、全国にショップを構える日本のメーカーです。テントやパックパック・衣類や寝袋をはじめ、豊富なキャンプギアが揃っています。1975年創業の老舗メーカーで海外評価も高く、国産の信頼できる商品が欲しい方におすすめです。

焚き火台はコンパクトに折りたたみできる「フォールディング ファイヤーピット」が販売されており、本格的なバーベキューと焚き火が楽しめます。

焚き火をする時に欠かせないのが薪の準備です。薪はかさばるのでキャンプ場で現地調達する方が多いですが、キャンプ場に売っている薪は30～40cmがメインです。A4サイズくらいの焚き火台は小さいので、入らないこともあります。

対処法としては、あらかじめホームセンターやネット通販でミニサイズの薪を用意していきましょう。キャンプに慣れている方なら、落ちている枯れ枝を加工して使う手もあります。

シーズニングとは、焚き火台のグリルプレート等を使う前にやっておきたい作業です。特に新品の商品にシーズニングすると、焦げが付きにくく長持ちします。

1. 40℃くらいのお湯で温める
2. 中性洗剤とスポンジで洗う
3. プレートをコンロ等で火にかけて弱火で空焼きする
4. 白い煙がなくなるまで加熱し、黒っぽくなったら火を止める
5. オリーブオイルを表面に塗る
6. 冷めたら再び弱火で加熱（3～4回繰り返す）
7. オイルを塗り、鉄臭さを消すためクズ野菜をじっくり炒める
8. 野菜を捨てて再度オイルを塗り冷ます

焚き火台は少しの汚れなら、新聞紙やウェットティッシュで拭くだけでケアできますが、定期的に洗浄するのがおすすめです。ポイントはしっかり燃料を燃やしきること。燃え残りが少ないとお手入れが楽にできます。

洗い方は、サンポールやセスキ炭酸ソーダを使い、10分ほど置いてからブラシ等でこするといいでしょう。なるべく楽に処理したい方は、使用前に薪を乗せる部分にアルミホイルを敷いておくと、焚き火台の汚れが軽減されます。

A4サイズ焚き火台は軽量で持ち運びやすく、ソロキャンプでも家族でのキャンプにもおすすめです。カマド型やピラミッド型などの種類から、使用目的に合わせて選びましょう。お気に入りの焚き火台を見付けて、焚火を満喫しましょう。