チタン製焚き火台のおすすめ商品を紹介！ステンレス製にはない魅力がたくさん！

キャンプ道具の素材として使われることが増えてきたチタン。他と比べて特別な金属というイメージのチタンですが、軽くてさびにも強く、実際に優れた能力をたくさん持った金属です。

最大の特徴は軽量さ。チタンの焚き火台は近ごろ話題のUL（ウルトラライト）キャンプにもぴったりです。ULキャンプとは、厳選したコンパクトな荷物で行うキャンプスタイルで、身軽に自然を楽しめます。二次燃焼も可能なチタンの焚き火台でULキャンプに挑戦してみませんか？

この記事では、チタン製焚き火台のメリット・デメリットや選ぶポイントについてご紹介。人気のベルモントの「TABI」、他にもホンマ製作所やグランドフィールドなどおすすめメーカーや商品も紹介しています。変形が心配な方もチタン製焚き火台のお手入れ方法もお教えしますのでぜひ最後までご覧ください。

チタンは軽さが一番の特徴です。チタンはステンレスの6割程度の重さしかありません。比重で見てもステンレスの7.9に対してチタンは4.51です。

その軽さから、チタンはアクセサリーやスポーツ用具などで使われ、キャンプ道具にも活かされています。チタンの焚き火台は軽量、つまり持ち運びに便利で、特に1人ですべてをこなすソロキャンパーに人気です。

軽い金属と言えばアルミが思い浮かびます。しかし、アルミは柔らかく傷つきやすい一方で、軽さと強さを兼ね備えているのがチタンのすごいところ。

単純な硬さの点ではステンレスにかなわないものの、比重に対する強度、つまり同じ重さで比べればチタンの方が強く、さらに熱にも強いため、道具としての耐久性はステンレスを上回ります。

さびにくさもチタンの特徴です。チタンは表面に酸化皮膜をつくり、さびを防ぎます。このさびにくさ（耐食性）はステンレスよりも強く、特に海水に対する耐食性はプラチナの次で、海でのキャンプにも心強いです。

金属は熱を加えると色が変化する性質があり、チタンには青い鮮やかな焼き色がつきます。これは熱で表面の酸化皮膜の厚さが変わり、光の波長が変化するためです。使い込むことで味わいが変化するのを楽しめます。

チタンそのものが高価で、しかも丈夫であるゆえに加工しづらいことから、チタン製のアイテムはステンレスなどに比べて価格が高くなりがちです。

しかし、丈夫であることは長く使い続けられることでもあります。お気に入りを選んでずっと使えば、トータルでのコスパはむしろいいのではないでしょうか。

軽くて強いチタンの焚き火台は薄く作られているものが多く、また熱伝導率が低いことで火の熱が一点に集中しやすいため、使い続けると変形する場合があります。

とはいえ、チタン製に限らず焚き火台の変形は完全には避けられません。製品によっては変形を抑えるよう部分的に補強をしているものもあります。

1つ目のポイントは重さと収納サイズです。コンパクトな荷物で楽しむULキャンプでは特に気になるところです。だからといって、小さすぎるものは大きな薪をカットする手間がかかるなど、使いづらいこともあります。重さと機能のバランスをよく考えましょう。

また、収納方法と収納したときのサイズも大事なポイントです。パーツを組み合わせるタイプはばらして小さくでき、折り畳み式は薄く畳んで荷物の隙間に差し込めます。

焚き火台を使った料理もキャンプの楽しみの1つ。本格的な調理をしたい場合、ダッチオーブンなど重たい調理器具も乗せられる耐荷量のあるものがおすすめです。また、広いスペースがあれば複数の器具を置けますし、広いほど設置部分の安定性があります。

料理に便利な付属品も要チェックです。焼き網が付いているとバーベキューに便利で、五徳付きであれば、鍋ややかんを置くこともできます。自分で買い足してもいいですが、焚き火台に付属しているものの方がぴったり合って使いやすいです。

二次燃焼とは、薪が燃える際に発生した煙に含まれる、タールやススを燃やすことです。近ごろでは壁を二重にして二次燃焼を促すタイプの焚き火台が人気を集めています。

少ない薪を効率よく燃やせるため、火おこしが短時間で済み、安定した火力の強い炎になります。薪の燃焼後に残る灰も少なく、環境にも優しい焚き火台です。高い燃焼効率からサイズはコンパクトに抑えられ、チタン製であればさらに軽量なものが見つかります。

本体からパーツ、付属品まですべてをチタン製にしたオールチタン・フルチタンの焚き火台が増えています。大きな薪がそのまま使える、重たい調理器具も乗せられるといった高機能な焚き火台を、超軽量で実現できるのがオールチタンの魅力です。

ベルモントは金属加工の街・新潟県燕三条のアウトドアブランドです。吊り下げ収納に便利なベンリークリップ・ベンリーピンチや、極厚鉄板・グリルプレート・1台2役で使えるリッドパンといった調理器具などを出しています。

ベルモントの焚き火台は携行性と調理のしやすさを兼ね備えた「TOKOBI」や、0.3mmの極薄チタンを使い、重さ298gと超コンパクトな焚き火台「TABI」が人気です。

アウトドア用品メーカーのテンマクデザインは、日本の風土に合った商品開発に力を入れています。コーディネーターや作家といった、アウトドア大好きな人たちとのコラボレーション製品が特徴的です。

焚き火台も多様なラインナップを揃えており、中でも付属品までオールチタン製の「男前ファイアグリル」は、軽くて組み立ても簡単なのに本格的な焚き火を楽しめると話題を呼んでいます。

ホンマ製作所は薪ストーブをはじめ、煙突や燻製器など、火に関連した製品のメーカーです。薪ストーブの技術を活かしたソロキャンパー向けの焚き火台も出しています。

ホンマ製作所の焚き火台はシンプルな箱型で、折り畳めばCDケースサイズに。ステンレス製とチタン製があり、チタン製は400gの軽さです。焚き火台と合わせて使える4.5mmのスリット入り極厚鉄板も販売しています。

クラウドファンディングとは、ネットを介して不特定多数から少額ずつ援助を受けることです。その1つに商品を支援者へのリターンとする、購入型クラウドファンディングがあります。それをキャンプ用品で行っているのが愛知県名古屋市の企業、グランドフィールドです。

グランドフィールドの焚き火台は純チタン製で、クラウドファンディングで580万円以上の支援を受けた実績があります。

限られた道具でその場にあるものを使って楽しむアウトドアスタイルがブッシュクラフト。その専門企業として誕生したのが株式会社ブッシュクラフトです。

焚き火台の「ウルトラライト ファイヤースタンド」は重量352gと、市販サイズ（30～40cm）の薪を乗せられるサイズの焚き火台としては驚異の超軽量です。メッシュとチタンフレームのみのシンプルなつくりで、直火に近い感覚の焚き火を楽しめます。

チタンマニアは日本発のチタン製品専門店で、チタンの特性を活かしたこだわりの製品を出しています。特にアウトドア製品が豊富で、スプーンとフォークの一体型カトラリーや、いろいろな料理に使えるクッカーセットなどが人気です。

チタンマニアの焚き火台は、チタン製の板状パーツを組み合わせて箱型にするタイプで、付属の収納袋に入れてコンパクトに持ち運べます。

チタンの板を通販などで入手し、焚き火台を自作することもできます。板に切れ込みを入れて箱状に組み立てる、またはパイプで作った土台と組み合わせるといった方法があります。ただ、こういった加工には道具が必要で、工作に慣れた人でないとなかなか難しいので、上級者向けです。

初心者でも簡単に焚き火台を作りたい、とお考えの方におすすめなのがレンガです。平らにした地面にレンガをコの字に積むだけ。ポイントは空気孔を2か所作る点です。焚き火台にするレンガの内側に網を置く台となるレンガを設置するだけで、立派なかまどが完成しますよ。

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チタン製焚き火台のお手入れ方法は、基本的にはステンレス製と変わりありません。なお、キャンプ場で焚き火台を洗うのは禁止されているので、自宅で洗いましょう。

• 使用後に炭やすすなど最低限の汚れを拭き取っておく
• 食器用洗剤で汚れを取る
• 頑固な汚れには金属たわしを使う
• 蓄積した汚れにはセスキ炭酸ソーダをかけて10分置いてから洗う
• 洗った後はしっかり乾燥させる　※パーツを重ねて置かないように

チタン製の焚き火台は軽いのに丈夫でさびにくく、身軽にキャンプを楽しみたい方に嬉しい魅力がいっぱいです。使いやすい商品がいろいろあるので、この記事を参考にぜひ長く使えるお気に入りを見つけてください。