ベルモント バーベキューコンロ・焚火台 焚き火台 TABI BM-263

2021年4月に発売されたベルモントtabiは、チタン製で軽量化を実現した焚き火台です。チタンはスチールやステンレスよりも軽量で高耐久なので魅力的ですよね。チタン製焚き火台の中でも、ベルモントtabiコンパクトに収納でき、持ち運びにも便利で人気です。

焚き火台を自分のスタイルに合わせて改造・アレンジする人も多いため、今回はベルモントtabiのカスタムについてもご紹介します。また、ネットで販売されている偽物と本物を見分けるポイントも後ほど詳しくご紹介しているのでぜひ参考にしてください。

使えば使うほどに味が出ることが魅力のベルモントtabi。今回はいい口コミから悪い口コミまで徹底的に詳しく解説していきます。

ベルモントは物づくりの街ともいわれ、金属加工が有名な「新潟県三条市」生まれのメーカー。高品質なチタンやステンレス製のアウトドア用品を製造販売しています。有名な焚き火台だけではなく、調理器具や釣り具など幅広い商品を展開し続けているブランドです。

軽量で丈夫なチタン製の製品はアウトドア通の方にも一目置かれています。中でも今回ご紹介する「tabi」は、焚き火台の中でも最高クラスに軽量で人気が爆発しました。

ベルモントtabiのセット内容は「本体(火床)×2」「側板×2」「網×1」「脚×3」「収納ケース×1」「取扱説明書」と充実した内容になっています。専用の網や収納ケースも付属しているので、別で購入する必要ないのも嬉しいポイント。

付属している網はステンレス製で丈夫な作りになっており、これ一つで同時調理も可能。メスティンで炊飯しながら、6インチのスキレットでおかずを作れるサイズです。収納ケースはナイロン素材で、間口が広いので収納もしやすくなっています。

tabi最大の魅力でもあるチタン製のメリットは、軽量性と耐久性の高さでしょう。その軽さからソロキャンパーだけでなく、登山者やバイクを交通手段にしている旅好きの方からも支持されています。

チタンは使い込むごとに「チタンブルー」と呼ばれるきれいな焼き色がつくのも魅力的な特徴です。足や網に使われている材質も18-8ステンレスで、高級ステンレス鋼と呼ばれる部類になります。ベルモントのtabiは材質にとてもこだわりを持つ焚き火台といえます。

tabiのサイズは「使用時：約237×360×170mm」「収納時：約178×360×15mm」となっています。40㎝程度の薪なら側板を外すことで寝かせておける、少しゆとりあるサイズ感でソロでも使いやすく便利です。側板をはめて使用する際も30㎝程度の薪なら寝かせて燃やせます。

収納時のサイズも非常にコンパクトで薄いため、他の荷物のすき間に収納できて邪魔になりません。網のサイズも約19.5×14.8㎝となっており、調理器具次第では同時調理が可能なサイズとなっています。

ベルモントtabiの網はゆとりある大きさでソロで使用するには文句ないサイズ。しかしもっと調理スペースを増やしたい方には、網を延長できるtabi専用の「グリルエクステンション」というパーツも販売されています。

純正なのでフィット感も抜群。使いやすさだけでなく統一感もあります。グリルエクステンションも純正の網と同じ18-8ステンレスで作られており、耐荷重は3㎏。サイズは約158×249㎜となっており、tabi全面を調理スペースとして広く使用できます。

ベルモントtabiのリアルな口コミが気になりますよね。まずはいい口コミからご紹介していきます。いい口コミには使い勝手の良さに関する口コミが多くありました。

ベルモントtabiにも少ない割合ですが悪い口コミも見られました。ですがどれも好みの問題や用途に合っていないなどが原因で、製品自体の問題は見られませんでした。

ベルモントtabiは発売前から話題になっており、発売開始後数カ月でコピー製品が販売されています。Amazonなどのサイトでは画像だけで区別がむずかしいので、素材をきちんと確認しましょう。

本物はチタン製ですが、偽物の多くはステンレス製となっています。重量も本物は約423gですが、偽物は100～150g程度重くなっているので見分けるポイントにしましょう。偽物のほうが価格は安いですが、機能や性能に大幅な違いがあるので注意してください。

純正のオプションパーツも調理スペースを広げるにはおすすめですが、調理器具なしの調理は幅の広さから向いていません。tabiのサイズにシンデレラフィットする商品は多いので、他メーカーの網やロストルを使用することもおすすめです。その際は事前にサイズの確認を忘れないようにしましょう。

ベルモント純正のアイアン焚火スタンドをカスタムすると高さを出して使用することも可能です。他メーカーのモデルや100均の焼き網を改造して高さを出すこともでき、自分好みの高さにカスタムできます。

ベルモントから販売されている「BM-287極厚鉄板」は、厚さ6㎜の鉄板で蓄熱効果で食材をおいしく焼き上げられます。サイズは約210×150×8.5㎜でtabi純正の網の上にシンデレラフィットするサイズ感です。

人気のピコグリルとベルモントtabiを比較をしてみると、重量やサイズ感はあまり差がなくtabiのほうが少し軽量でコンパクトな作りになっています。網の高さはピコグリルのほうが高くなっていますが、安定性は固定できるtabiが優勢です。tabiには側板があるため風対策もできます。

価格はベルモントtabiのほうが3～5千円程度安いのでコスパもいいですね。どちらもそれぞれに優れた点がありますが、熾火調理メインの方にはtabiがおすすめです。

ベルモントtabiのパーツははめ込み式で、簡単に素早く組み立てられるのが特徴。どのパーツも組み立てる際それぞれの凸凹やくぼみにピッタリと合うので、作りの精巧さにベルモントの技術力の高さを感じます。

純正の網が付属しているので、調理中に網がずれることもなくスムーズに料理が楽しめます。耐荷重も5㎏としっかりしてるのでコンパクトサイズの調理器具を使用すれば、同時調理も可能です。

ベルモントtabiの側板は簡単に取り外しが可能で、40㎝サイズの薪でも横にして使用できます。片側だけ外すこともできるので、場面によって好みで使い分けることもできます。耐荷重も15㎏としっかりしているため、たくさんの薪を燃やし迫力ある焚き火を楽しめます。

tabiは燃焼効率を高めるために、本体火床にスリットが入っており側板にも空気孔が設計されています。燃焼効率がいいため、熾火の状態でも消えることなく赤く燃焼し続けるので炭を使用したバーベキューなどにもおすすめです。

tabiの板は軽量設計の為とても薄い作りになっており手を切る可能性があります。メーカーの注意事項にも取り扱いについての注意が記載されているので、できれば手袋を使用して作業しましょう。組み立て時や片付けの際には特に注意したほうがいいですね。

使用を重ねるごとにだんだんと火床や側板が変形してきます。少しの歪みであれば組み立てやすくなりいいのですが、気になる場合は、平らな面に押し当てて力を加えることで簡単に修正可能なので、こまめに調整するといいでしょう。

tabiのメリットでもある燃焼効率を上げるために設けられたスリットから、燃えカスや灰などが落ちやすくなっています。芝の上などで使用する際は、カーボンフェルトやスパッタシートなどを利用しましょう。場所によっては風の強い日の使用は控えたほうがいいでしょう。

焚き火を楽しむ際の燃焼温度は800度近くになることもあります。tabiの底は地面にも近いため防炎マットや焚き火シートを使用し、地面へのダメージに配慮しましょう。ベルモントからも焚き火シートが販売されているので、同メーカーでそろえてもいいですね。

付属網の耐荷重は5㎏となっており、調理器具やメニューによっては不安が感じられます。たくさんの料理を同時に行いたい場合は、オプションパーツを利用するなど余裕をもって使用しましょう。

ベルモントtabiの組み立て方は慣れるととても簡単です。火床の凸凹を組み合わせるように合わせたら、上下にスライドし固定します。つぎに脚を固定していきますが、この時真ん中からはじめることが組み立てやすくなるコツです。

3つの脚が固定出来たら側板を左右に差し込み、網を脚上部の出っ張りに重なるように設置すれば完成です。慣れると30秒ちょっとで組み立てられるようになります。

高品質で超軽量なベルモントtabiは、これまで焚き火台を謙遜していた方にもおすすめのソロキャンプにピッタリな焚き火台です。カスタムすることで自分だけの焚き火台を作り上げていくこともでき、おいしい調理と使うほどに味が出るチタンブルーで、旅に欠かせない相棒になるでしょう。