EIZOのPCモニターおすすめランキング｜評判も！高いだけ？

PCモニターは、PCにつなぐとたくさんの情報が見やすくなる便利なアイテムです。今ビジネスシーンを中心に、EIZOのPCモニターが人気です。フリッカーフリー・ブルーライトカットで目に優しく長時間の利用に適しているほか、ノングレア・高画質で環境を選ばず快適に作業できます。

EIZOのPCモニターは、機種によっては縦向き・横向きを切り替えられるものや、高さを変えられるものもあります。柔軟性の高い商品設計と長期の品質保証で、年単位の長い付き合いをしていけるのがEIZO商品の魅力です。

本記事では、EIZO製PCモニターの特徴・魅力・基本的な機能のほか、「高いだけ？」と気になる方向けの解説もしています。また、ネットの評判をもとに、好意的・否定的両方の口コミをピックアップしました。最後におすすめのPCモニター10選・比較一覧を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

EIZOのPCモニターがビジネスシーンで重用される理由の1つに、目に優しく長時間の利用に適している点が挙げられます。仕様の具体的なポイントをご紹介します。

一般的なPCモニターには、多くのブルーライトが含まれます。ブルーライトとは380～500nm（ナノメートル）の波長を持つ青色光で、可視光線の中でも最も強力です。EIZOの「Paperモード」はモニターから発せられるブルーライトをカットする仕組みで、ユーザーの目にかかる負担を抑える効能が期待できます。

画面のチラつきを「フリッカー」といいます。フリッカーフリーとは、フリッカーが発生しないように設計された仕様のことです。近年ではPC機器類の普及に伴い、眼精疲労やドライアイにかかるケースが出てきています。フリッカーフリーのPCモニターなら、PC利用による目のダメージを和らげる作用が期待できます。

オフィスや産業用にEIZOのPCモニターが好まれる理由の1つに、作業に適した画面の使い方ができる点が挙げられます。具体的な使い方を2つ紹介します。

FlexScanシリーズ・ColorEdgeシリーズは、モニターの縦向き利用に対応しています。スタンドを軸としてモニターを90°回転させるだけで簡単に使用できます。同様に、PC側でも表示の向き設定を変更すれば完了です。文書作成やHTMLコード編集など、縦向きの用途が多い方にぴったりの機能です。

EIZOのPCモニターは、他社と比較して高額な商品が多くあります。そのため、「高いだけでは？」と価格に見合うよさがあるのか気になる方もいますよね。しかし、EIZOはすべての商品の開発・製造を日本国内で行い、1台1台丁寧に色の測定などの細かい調整を行ってから出荷しています。

それにより最適な色表現を実現し、映像の再現性は高く評価されています。EIZOのPCモニターは製造から出荷まで構内で行う徹底したこだわりがある点が、海外の低価格なメーカーと比較すると高い価格設定となる理由です。そのため、決して高いだけということはありません。

ここでは、EIZOのPCモニターを実際に利用したユーザーのレビューや口コミを紹介します。好意的な意見・否定的な意見の両方をピックアップしますので、ぜひ参考にしてください。

いい口コミ・悪い口コミの両方に共通しているのが、「価格が高い」というものです。ベーシックタイプの1番安いので3万円台、プレミアムタイプだと20万円以上するものもあります。EIZO製モニターを選ぶ場合、価格に見合う満足度を得られるかどうかが大きなポイントです。

たとえば、疲労軽減・高さ調節などの便利機能がついているモニターをオフィスで採用すれば、作業効率が向上し、ランニングコストで元を取れる可能性があります。基本スペックに加えて付加価値まで見据えると、EIZO製モニターの価値が再確認できるかもしれません。

長方形タイプは一番ポピュラーな形状で、いわゆる「ワイドタイプ」といわれる様式です。1920×1080・1280×720などといった、標準的な4:3の整数倍解像度に対応します。横幅を広く使う映画鑑賞のほか、ゲーム用なら対戦格闘を中心としたeスポーツに最適です。

DuraVisionシリーズに代表される正方形タイプは、横方向への張り出しが少なく、省スペースに役立つのが特徴です。縦方向に表示される情報が多いため、Word・HTMLなどの文書や文字コードを扱う機会の多いユーザーにおすすめです。機種によってはタッチパネルに対応しているものもあります。

曲面（湾曲）タイプは、画面の中心からユーザーを囲むように、内側に向かって緩いカーブのかかった形状のモニターです。中心部にいるユーザーからすると、一般のモニタよりも高い没入感を得ることができます。

たとえばゲーム用では、オープンワールドの舞台で疑似的な体験を味わう感覚がアップします。特に、3Dゲームの臨場感や迫力を引き出す効果がある点も特徴です。

23.8インチは一般的なサイズとして人気です。主にゲーミング用や、映画鑑賞・動画視聴に使われます。ラインナップが豊富で、価格帯もリーズナブルなのが魅力。選択肢が多いため、焦らずじっくり選ぶことができます。デザインやオプションにも目を向けやすいです。

31.5・37.5インチは、メインモニターとしての使用に適しています。証券取引やDPIなど多くの情報を処理する分野では、大画面で作業することにより効率UPを望めます。価格が高いものが多いため、コストに見合うリターンを見極める感覚も要求されるでしょう。

ColorEdgeシリーズは、色の表現を重視したシリーズで、撮影データに忠実な色再現が特徴です。さらに、カラーマネージメントソフトウェアに対応した手軽に色調整ができるモデルもあり、イラストレーター・グラフィックデザイナーに適しています。

さらに、映像クリエイターにぴったりの、SDI信号出力対応による映像信号の高速伝送や、映像のカラー情報に応じてモニター設定を自動変更できる機能が魅力です。ColorEdgeシリーズは、幅広いクリエイターにおすすめできるプロ仕様モニターです。

FlexScanシリーズは、サイズ・性能・接続方法などの種類が豊富で幅広い用途に対応できる点が特徴です。サイズはコンパクトな15型から大きい37.5型まで取り揃え、スクエア・ワイドなど形状も選べます。また、FlexScanシリーズの最上位モデル「EV3895」は、EIZOのモニターで唯一の曲面ワイドモニターです。

さらに、USB-C・LAN端子搭載などの接続方法やフレームの有無からも選べます。ビジネス・趣味など使用目的で選びやすいシリーズです。

DuraVisionシリーズは、監視カメラやレコーダーと接続して使用するなど、工場・オフィスでの使用に適した産業用モニターです。24時間連続使用しても2年間の長期保証がついており、常に画面を付けたままにするセキュリティーモニターに適しています。

また、工場でPCモニターを使うと砂ぼこりなどが画面につき、操作がしづらくなる場合があります。しかし、DuraVisionの画面は砂ぼこりなどに強いアナログ抵抗膜方式・傷つきにくい超音波表面弾性波方式を採用したモデルがあるのも特徴です。手軽に使えるタッチパネル搭載モデルもあり、作業中の操作にぴったりです。

画質を基準に機種選びをする場合は、画素数に注目します。PCモニターの画質は、1度に表示される画素数によって決まるためです。「解像度」とも呼ばれるもので、「1920×1080」のように、横×縦の要領で表します。

現在スタンダードの画素数は1920×1080もしくは3840×2160で、1920×1080は「フルHD」「2K」と呼ばれています。ちなみに「4K」は、3840×2160の解像度です。

EIZOはゲーミングモニターも手がけています。次の節でおすすめモデルとして紹介するFORISシリーズは、ゲームに最適化されたモデルです。1920×1080のフルHD解像度は、オフィス用よりもゲームや映画に適しています。

映像ソースに合わせて明るさ・彩度・コントラストを自動補正する機能は、FORIS独自のものです。優れた応答速度も魅力です。

EIZOは、独自技術による発色のよさ、長時間プレイしても目が疲れない画面表示が魅力のゲーミングモニターを販売していました。しかし、残念ながら現在ではEIZOはゲーミングモニターから事実上撤退しています。そのため、新作ゲーミングモニターの販売はありませんので、注意してください。

「EIZOのゲーミングモニターはもう買えないの？」と思う方もいますよね。しかし、現在でも販売されている商品はあります。4K対応・フレームレスの「Flexscan ev2785」や、目が疲れにくく最適な画面の明るさに自動調整ができる「FlexScan EV2760」などです。再販の可能性は低いため、気になる方は早めに購入してください。

今回はEIZOのPCモニターについて解説してきましたが、いかがでしたか。EIZOのPCモニターには、価格に見合う品質が伴っています。ぜひ今回の記事を参考にし、EIZOのPCモニターで1ランク上のPCライフを実現してください。