Ryzen対応マザーボードおすすめ10選｜Ryzen7・Ryzen5にはどれ？

マザーボード（電子回路基板）とは、CPUを始めとしたPCパーツを搭載する板状のパーツのことです。また、それぞれのPCパーツを連携させる重大な役目も果たします。パソコンの心臓部とも言える重要なパーツで、どんなパソコンにも欠かかせません。

CPUをRyzenにする場合は、Ryzen対応のマザーボードを用意しましょう。CPUは対応するマザーボードでないと搭載できません。また、CPUのスペックに合う商品を選ぶとCPUは最高の力を発揮できます。

Ryzen対応のマザーボードは高性能でありながら安価なので、初心者にもおすすめです。しかし、Ryzen対応のマザーボードにはどんな特徴があるのでしょうか？この記事ではその選び方や、Ryzen7・Ryzen5などスペック別のおすすめ商品まで紹介します。ぜひ参考にしてください。

Ryzen用マザーボードの低価格なのが、最大の特徴です。RyzenはCPUそのものも低価格に設定されています。他に上げられる特徴は、以下の2点です。

• 処理能力が高い
• オーバークロック（規格以上のクロック周波数で動作する）で性能を高められる

Ryzenはどれもオーバークロックに対応します。しかしマザーボードはRyzen用であっても、すべてがオーバークロック対応ではないので気を付けてください。

ASRockはASUSの子会社で、マザーボードを主力商品とするメーカーです。初心者向けから上級者向けまでラインナップしています。Ryzen対応マザーボードの価格は1～3万円程度で、商品数が多いのが特徴です。

ASRockは常識にとらわれないユニークな商品をたくさん世に送り出しています。数ある商品の中でも完全水冷式の「AQUA」シリーズは特に有名です。「AQUA」シリーズは最高級の素材を使い、外観が上品なことでも好評を博しています。

ASUSは自社のパソコンも製造販売しているパソコンパーツメーカーです。どの商品も高品質で信頼できます。マザーボードについては、最先端テクノロジーを取り入れた商品が多いのが特徴で、世界中で愛されているのが特徴です。

こちらのRyzen対応マザーボードを使うと、スピード感があるうえに耐久性の高いパソコンが作れます。しかも、組み立てやすくサポートも充実しているので、初心者にもおすすめです。

BIOSTARは台湾に本社を置くPCパーツの老舗メーカーです。マザーボードの製造については32年の歴史があります。シンプルでありながら安定性と耐久性がある商品が多く、特に、Ryzen対応マザーボードはコスパがよく非常に優秀と評判です。

少ない予算でハイスペックなパソコンを作りたい場合は、Ryzen5の能力を最大限に発揮できる「B450GT3」をおすすめします。「B450GT3」はシンプルで扱いやすく、拡張性があり人気です。

GIGABYTEのマザーボードは、常に世界的シェアの上位に入っています。ゲーミング用と一般用に分けてラインナップしており、自分の好みに合った仕様にカスタマイズしやすいのがいいところです。

また、こちらのマザーボードはライトがきれいなことで好評を博しています。おしゃれなパソコンを自作したい人はぜひともGIGABAYTE製を選びましょう。また、こちらのマザーボードはストレージが強いことでも評判です。

MSIは、パソコン本体からパソコン周辺機器まで製造・販売するメーカーです。ゲーム用のマザーボードが多いのですが、IntelおよびAMDどちらのマザーボードも製造しています。オーバークロックに対応し、冷却性能が高いのが特徴です。

また、マザーボードについては一般的なパソコン向けからゲーミングパソコン向けまで、幅広くラインナップしています。しかし、実際のところは自作パソコン上級者からよく選ばれているメーカーです。

マザーボードは規格によってサイズ異なります。規格によってに対応するPCケースのサイズが決まりますので、しっかり確認しましょう。

自作パソコン用のパーツは、初めにPCケースを決めて、それからマザーボードを選ぶという流れで買うと失敗しません。

チップセットとは、マザーボードの上にあるパーツで、USB等周辺機器のバス（データ交換のための回路）とCPUの外部バスを繋ぐ大規模集積回路のことです。こちらは後から付け替えができません。以下では、Ryzen対応マザーボードのチップセットの一部を表にして紹介しています。

チップセットの種類によって、付けられるPCパーツが異なることもあります。

メモリスロットとはマザーボードにあるメモリの差し込み口のことです。細長い形をしています。Ryzen対応マザーボードの場合は、2つか4つのどちらしかありません。

メモリスロットの数が多いと、多くのメモリを搭載できます。将来拡張したい人や高性能のパソコンを作りたい人は、4つ搭載している商品を選びましょう。

ステレオ音声端子はほとんどのマザーボードに搭載されています。音にこだわる人はハイエンドモデルのマザーボードを選びましょう。商品によっては、光オーディオ端子を搭載しているものもあります。

光オーディオ端子があるとサウンドカードを取り付けなくてもきれいな音声を出力できます。加えて、パソコンで音声を録音もできるようになります。

近年はインターネットも周辺機器も無線でつなぐことが多くなりました。ですので、自作パソコンにも無線機能付きのマザーボードを取り付けましょう。

無線機能の有無は、マザーボードのスペック表にある「ネットワーク」の箇所を見るとわかります。「無線LAN」と「Bluetooth」の2項目ありますが、この欄に丸があれば「対応している」という意味です。

HDMIは映像と音声を1本のケーブルで伝送できるインターフェース規格です。アンプ・モニター・プロジェクターなどで使われ、伝送中に画質・音質が劣化しません。HDMIポートが複数付いていると、マルチディスプレイも可能です。

DisplayPort はHDMIよりも性能が高いインターフェース規格で、大容量のデータを伝送できます。4Kはもちろん、8Kなど高解像度にも対応可能になるため、クリエイター・ゲーマーの方におすすめです。

第一世代のRyzenが発売された2017年に、相性の悪いメモリを使うと、動作不良・不具合が発生する問題が起きていました。そのため、現在もRyzenはメモリの相性が厳しいと考えている方がいます。

しかし、第二世代以降では互換性や安定性が改善され、メモリの相性による不具合は大幅に減っています。そのため、最新のRyzenを使う場合、メモリ相性を気にする必要はほとんどありません。

マザーボードは、パソコンの完成後に取り換えられます。作業は難しくないので、ぜひともチャレンジしましょう。しかし、事前に確認すること・やるべきことがたくさんあるのは事実です。また、マザーボードを変えると、現在使っているPCパーツを取り付けられないこともよくあります。

マザーボードの交換については、この下に貼るページを参考にしてください。実際に確認から作業手順まで、丁寧に書かれています。

自作パソコンのいいところは、自分だけのパソコンを作れるところです。CPUにRyzenを選べば、制作費用全体を抑えられます。また、Ryzen対応マザーボードもいろいろな商品がありますので、目的と自分の技量に合わせて慎重に選びましょう。