バッテリー内蔵モバイルディスプレイおすすめ9選｜給電方法は？急速充電対応も

外出時でも手軽にデュアルディスプレイ環境を作れるモバイルディスプレイ（モバイルモニター）。小型タイプの製品も増え、仕事でも利用している方が多くいます。しかし、「本体接続用と電源供給にケーブルが必要で、持ち運ぶ荷物が増えてしまう…」などの声も多いです。

バッテリー内蔵型モバイルディスプレイであれば電源供給用のケーブルが必要ないため、外出時の荷物を減らせます。さらに、モバイルディスプレイを製造しているメーカーの中でも高価格製品に位置づけられるため、高性能な製品が揃っています。

本記事ではそんなバッテリー内蔵型モバイルディスプレイの魅力や選び方、バッテリー内蔵型モバイルディスプレイおすすめ5選もご紹介。またワイヤレス接続ができるモバイルディスプレイがあるかについても触れているので、ぜひ参考にしてください。

ここ数年で人気を集めているバッテリー内蔵型のモバイルモニター。工夫次第でさまざまなシチュエーションで使える非常に便利なアイテムです。

まず、ノートPCのサブモニターとしてぴったりです。据え置きタイプのモニターと違いスリムで、使わないときは邪魔にならず、使うときだけ場所を選ばずサッと作業環境を整えられます。かさ張らないのでスーツケースなどに入れやすく、出張先や出先でもオフィスに近い作業環境を整えられるので、PC作業もはかどります。

また、仕事以外にもiPhone・スマホとつなげば、映像を大きな画面で見られます。ベッドやリビングなど場所を選ばず使えるので、動画配信サービスを利用する人におすすめです。

リモートで在宅勤務などが増え、ノートPCの他にモバイルディスプレイを導入しようかと思っている方も多いです。一方、いらないと感じる方もたくさんいらっしゃいます。自分には必要なのかいらないのかじっくり選びましょう。

モバイルディスプレイを活用すれば作業領域が広がるためPC作業が多い方や、携帯性に優れているので外出先でもゲームを楽しめたりするのも魅力的です。

その一方で、重量が重く持ち運ぶのが大変というデメリットがあります。またコストがかかったり、バッテリーの管理が必要になったりすることも考慮する必要があります。バッテリー内蔵タイプは安くても2〜3万円ほどかかり、バッテリーの管理も必要なので、人によっては必要ない方も。メリットとデメリットを比較して自分に必要なのかを考えましょう。

現在モバイルディスプレイにはバッテリー内蔵型の他に、AC電源やUSB Type-Cによる給電型があります。給電型は外部から電源をとる方式です。

AC電源型はコンセントに繋いで使用しますが、USB Type-C型はノートPC本体から直接電源をとります。Type-C型は映像と給電をケーブル1本でできますが、ノートPCの電力を消費するため使用可能時間が減ってしまうといったデメリットがあります。

予算に合わせてモバイルモニターの価格で選ぶのも1つの手段です。とにかく安いものがほしい方は2〜3万円ほどのモデルを選びましょう。2万円以下のものも販売されていますが、一般的に2万円以上のタイプが信頼できるといわれています。機能性を重視するなら、5万円以上のタイプを選択しましょう。

画面のサイズが大きいほど作業はしやすくなりますが、重量も重くなるため持ち運びはしずらくなります。10インチから13インチのコンパクトなものや15インチ以上の大きなものもあります。ディスプレイのパネルは視野角が広くどこから見ても画面が見やすいIPSパネルをおすすめします。

その上でグレア(光沢あり)かノングレア(光沢なし)の選択が必要です。グレアは鮮明で美しい画面になりますが、外部の光の映り込みがあります。外出時の使用がメインであれば、映り込みの少ないノングレアがおすすめです。

サイズごとにおすすめの用途

12〜13インチ

• 携帯性に優れる
• プレゼン

15インチ

• テレワーク
• サブモニター

17インチ

• ゲーム
• サブモニター

モバイルディスプレイを接続する方法で多いのは、miniHDMI(またはmicroHDMI)もしくはUSB Type-Cです。搭載されている端子はモバイルディスプレイによって異なります。

モバイルディスプレイと接続するノートPC双方に、必要な端子が揃っているか確認しましょう。場合によっては接続用の充電ケーブルを購入する必要もあります。

USB type-C端子のモバイルディスプレイは、USB Type-Cポート搭載のノートPC、Androidスマホ、MacBookなどの端末と接続が可能です。USB Type-Aなどよりデータの転送速度が速く、急速充電にも対応しています。

外出時の使用時間を想定してバッテリー駆動時間も確認しましょう。現在流通しているバッテリー内蔵型モバイルディスプレイの駆動時間は4時間程度が多いですが、製品によっては10時間に達するものもあります。

ただし、バッテリー駆動時間が長くなるほど内蔵バッテリーが大型化するため、本体重量が重くなる傾向にあります。

PC本体の重さにモバイルディスプレイの重さが加わる点もチェックしましょう。バッテリーを内蔵しているため、バッテリー内蔵型モバイルディスプレイの重量は通常のモバイルディスプレイに比べて重いものが多いです。

ただし、モバイルディスプレイの重量は画面のサイズや設計によるところが大きいのが実情です。バッテリーによる増加重量は100～150g程度しかありません。

タッチパネル対応型であれば、モバイルディプレイをタブレットの感覚で使用できるようになります。タッチパネルに対応しているかどうかの確認もしておきましょう。

ただし、モバイルディスプレイのタッチパネル機能を有効化するには、接続元とUSB Type-Cで接続する必要があります。

バッテリー内蔵型モバイルディスプレイに関してよくある質問をまとめました。不明点がある場合にお役立てください。

モバイルディスプレイの主流は現在のところフルHDで、4Kモバイルディスプレイ自体が非常に少ないのが実情です。バッテリー内蔵となると、クラウドファンディングで販売されているもののみとなります。

4Kと同様クラウドファンディングには4K解像度でワイヤレス接続可能なバッテリー内蔵型モバイルディスプレイが存在しています。しかし、まだ市場には流通していません。

なお、バッテリー内蔵型でなければワイヤレス対応製品はありますが、販売元が怪しい製品もあるため注意が必要です。そのため、現在の状況では安定して購入できるワイヤレスのバッテリー内蔵型モバイルディスプレイは存在していません。

ケーブルレスの観点からワイヤレスモバイルディスプレイは非常に魅力的な存在ですが、本格的な登場はまだ先になりそうです。

モバイルモニターは基本的にType-Cケーブルで接続するだけで使用できます。ただしType-Cが接続できないiPhoneなどのデバイスには変換アダプタが必要になる場合があるので注意が必要です。またPS4・5はHDMIケーブルが必要になるため、接続したい機器にモバイルモニターが対応するのか確認するのをおすすめします。

モバイルモニターの設定方法はWindowsとMacで若干異なります。Windowsではディスプレイ設定からマルチディスプレイの項目から検知ボタンをクリックすれば設定完了です。MacはAppleメニューからシステム環境設定を開いてディスプレイの項目を開き、配置タプを選択します。拡張デスクトップモードかミラーリングをチョイスしましょう。

バッテリー内蔵型モバイルディスプレイを購入するにあたって注意しなければならないのは、商品の数が多くないため選択肢が少ない点です。そのため、目当ての製品がない場合があります。

さらに、メーカーの怪しい製品がある点にも注意しましょう。あまりに安すぎたり聞いた覚えのないメーカーの商品は購入しない方が無難です。

モバイルモニターと一緒に使用することでより快適になるアイテムがあります。下記におすすめのアイテムをまとめるので、ぜひ参考にしてください。

• モニターアーム
• モバイルモニターケース・カバー
• モバイルバッテリー
• ヘッドセット
• モニタースタンド

作業環境に合わせて自分にぴったりのアイテムを見つけましょう。

バッテリー内蔵型のモバイルディスプレイなら給電用ケーブルを減らせるため、ノートPCとの接続ケーブルも削減できます。バッテリー内蔵型モバイルディスプレイで、ケーブルフリーなPC作業を行いましょう。