デュアルモニターアームのおすすめ12選｜壁ギリギリに設置する方法も

省スペースに2台のモニターを設置したい方は、デュアルモニターアームを活用するのがおすすめです。2台分のモニターを浮かせるとデスク上の空間が広がるのに加え、画面の位置や角度を自由に変えられるため作業効率がアップします。壁ギリギリに設置すれば、スッキリしたデスクの完成です。

デュアルモニターアームはエルゴトロンをはじめとし、その種類も豊富でなので横2画面・上下の縦2画面など用途に合わせた使い方ができます。縦並び・横並びの配置を自由に変えられるものや、アームを追加して3～4画面のマルチディスプレイ環境を作れるタイプもあります。

商品によって使い勝手が異なるので、慎重に選びましょう。本記事では自分に合うデュアルモニターアームの選び方や、おすすめの商品だけでなく、デュアルにせずシングルを2つ使うのはありかなしかについても紹介します。ぜひチェックしてください。

デュアルモニターアームを設置すればモニター2画面の位置や向きを自由に調節できるので、縦2画面、横2画面と自由自在です。作業時は画面を近づけて、使わない時は奥に移動すればデスクのスペースを広げられます。また、多くのデュアルモニターアームは角度調節したり、画面を回転させて縦向きにもできます。

シーンに合わせて最適なマルチディスプレイ環境を作ると、作業効率アップに繋がりますよ。

デュアルモニターアームは2人でPC作業する際にも活躍します。特に一つのデスクを2人で共有する場合など、狭いスペースに2人分のモニターを設置したい場合におすすめです。また、2人のデスクの間にデュアルモニターアームを設置すれば、それぞれシングルタイプのアームを導入するよりもコストが安く済みます。

デュアルモニターアームの片方に専用のノートPC台を設置すれば、PCモニターとノートPCを並べて設置できます。画面同士が近くなると視線の移動がしやすくなり、作業効率アップに繋がります。どちらも浮かせると作業スペースが広がり、デスク上が掃除しやすくなるメリットもあります。

モニターを上下に配置するタイプは、1画面分の横幅に省スペースで設置できるためデッドスペースになりがちな空間を有効活用できます。できるだけ省スペースに設置したい方におすすめです。また、可動域は垂直方向のみのものが多いので、モニターをあまり動かす必要がなく、高さのみ調節を必要としている方に向いています。

モニターを左右に配置するタイプは、2つのモニターを横並びにぴったり固定して2つ同時に動かすものと、左右のアームをそれぞれ自由に動かせるものがあります。2人で共有して使う場合はそれぞれのアームを水平垂直に動かせるタイプを選びましょう。

また、可動域は軸の数によっては異なります。3軸タイプは上下方向に、4軸タイプは前後方向にも移動ができるので、使用用途に合わせて選びましょう。

モニターを縦置きにも横置きにもできる可動域が非常に広いタイプもあります。支柱となるポールから多関節のアームが伸びているタイプがほとんどで、アーム数を増やせばマルチディスプレイに対応可能です。

このタイプは価格が高めですが、自由度が高くアームの特性を最大限に生かせるのでとても人気。シーンに合わせてモニターの配置を頻繫に変えたい方におすすめです。

クランプ式は、デスクを挟み込んで固定する方法です。グロメット式のように穴を開ける必要がなく、簡単にしっかり固定できるのがメリット。モニターアームは一般的にこのクランプ式で設置されています。

一方、固定部分にデスクのフレームが干渉してしまう場合や天板が薄すぎる・厚すぎる場合など、デスクの形状によっては設置できません。

グロメット式はデスクに穴を開け、太めのボルトを通して固定する方法です。3つの固定方法の中で最も安定性に優れ、スペースを取らずに設置できるのがメリット。

デスクに穴を開ける必要があるのがデメリットですが、デスクの仕様上クランプ式で設置できない場合や、もともとデスクに配線穴がある場合はグロメット式での設置がおすすめです。

デスクに置くだけで簡単に設置できるスタンド式のデュアルモニターアームもあります。デスクの背面に設置スペースを確保できない場合や、モニター自体を頻繁に移動させる場合に便利です。しかし、デスク上のスペースを取るうえ他の固定方式に比べて安定さは欠けます。

スタンド式は、クランプ式やグロメット式で設置できない場合の最終手段として検討するのがおすすめです。

対応しているモニターのインチ数はアームによって異なるので必ずチェックしましょう。特にデュアルモニターの場合は、画面のサイズが大きすぎると取り付けられません。

また、モニターの重さがアームの耐荷重を超えると落下する危険性があります。モニターの重さを事前に確認し、耐荷重に余裕のあるアームを選びましょう。

アームを取り付けるには、モニター自体とアームそれぞれが同じVESA規格に対応しなければなりません。VESA規格とは、アームを取り付ける際のネジ穴の間隔を統一した規格で、「75×75mm」と「100×100mm」の2つがあり、モニターによって異なります。

現在販売されているモニターアームは、どちらの規格にも対応している商品がほとんどですが、自身の使っているモニターがどちらの規格が確認した上で選ぶと安心です。

モニターアームの可動方式は、ガススプリング式とメカニカルスプリング式の2つに分けられます。それぞれのメリット・デメリットを解説するので、ご覧ください。

「ガス式」とも呼ばれるガススプリング式は、強力なガス圧で重さのあるモニターでもしっかり固定でき、軽い力で動かせるのがメリット。設置時に硬さを調節する必要があり、レンチを回すのにどの製品も力を要しますが、設置完了後は指一本でも簡単に昇降できるようになるのが魅力です。

しかし、経年劣化によりガス圧が弱まってしまう点はデメリット言えます。数年使用してガスが抜けてくると、購入当初よりも動かしにくくなります。

メカニカルスプリング式はバネの力でモニターを支えるためバネ式とも呼ばれています。ガス式に比べて低価格で手に入り、経年劣化しにくいのがメリットです。安いものでモニターアームを試してみたい人におすすめです。

一方で、モニターを支える力があまり強くないため、重いモニターには不向きです。マルチディスプレイ用のアームにはあまり採用されていません。

デュアルモニターアームの価格は安いものでは3,000円台からありますが、高いものになると3万円を超えるものもあります。

価格は安く抑えられるに越したことはありませんが、値段だけで決めてしまって満足の行く結果が得られなければ本末転倒です。モニターの重量・数・設置場所などデュアルモニターアームを使って何をしたいのかを明確にしてから選ぶのが重要です。

2画面モニターアームを使えば、モニターを狭いスペースでも設置でき、位置も自由に変えられるので便利です。また、白のモニターアームを選べば、部屋のインテリアにもなじみやすいのでおすすめします。

エルゴトロンは1982年に設立されたアメリカの企業です。モニターアームの他にも昇降デスクや医療用カートなど、健康・生産性・効率を促進するさまざまな製品造りを行っています。モニターアームは特許を取得した技術により、可動域が広く誰でも軽い力でスムーズに動かせるのが特徴。

細部までユーザーの使いやすさにこだわっており、医療・教育現場・オフィス・工場など、幅広く活用されています。

サンワサプライは、パソコン周辺機器の製造する国内メーカーです。デュアルモニターアームに絞っても11種類ものラインナップから選べ、多くの製品が27インチまで対応しています。ノートPCを設置できるタイプや4画面のマルチディスプレイに対応するモデルもあり、自分の理想に合うものを探せます。

グリーンハウスは環境や品質に関する国際規格ISO認証を取得し、企業努力が高く評価されている安心な国内メーカーです。パソコン周辺機器を中心に、幅広い分野の事業を展開しています。デュアルモニターアームでは最大32インチのモニターに対応するモデルもあり、耐久性の強さが魅力です。また、低価格で手に入れやすいため多くの方から支持されています。

ロックテックは中国に本社工場を置くメーカーで、テレビやモニターのスタンド・壁掛け・アーム・昇降スタンディングデスクなどを手掛けるメーカーです。デュアルモニターアームでは、他メーカーだと高価なガス圧式のタイプでも1万円前後の価格で手に入ります。リーズナブルにも関わらず、品質は高いと評判です。

2画面を設置する際にデュアルモニターアームを使うべきか、シングルアームを2つ導入すべきか迷っている方も多いです。デュアルタイプは2画面を1つの台座で支えているため、どうしてもシングルタイプよりは可動域が狭くなります。

壁ギリギリにモニターを設置したい場合には、シングルアームを2つ使うのがいいです。デュアルモニターアームでは余ったアームが出てしまうので、壁ギリギリに設置するのが難しくなります。

そのため、フレキシブルに動かしたい方や、今後モニターの位置を動かす可能性がある場合にはシングルタイプを2本使うのがおすすめです。一方、モニターの配置イメージが固まっている方や、デスクに設置スペースがあまりない場合はデュアルタイプをおすすめします。

作業中の疲労をなるべく軽くしたい方は、モニターの設置場所を工夫してみるのがおすすめです。たとえば、モニターを左右に設置するとその度に頭を動かす必要があるため、モニターを上下に設置するなどが挙げられます。このほかにも、ちょっとした工夫でより疲れにくい環境が実現可能のため、お部屋のレイアウトに合わせていろいろなパターンを考えてみましょう。

おすすめのデュアルモニターアームを紹介しました。省スペースに2台分の画面を設置できるため、マルチディスプレイ環境を構築したい方におすすめです。可動域は種類によって異なるので、使用用途に合わせて選びましょう。