コンセント一体型USBハブの人気おすすめ11選｜スイッチ付きやセルフパワーの充電器も

USBハブは、パソコンのUSBポートに接続して使用するもののほかに、コンセントに挿すだけで使用できる「コンセント一体型」があります。USBハブは一般的にUSBポートが少ないパソコンで多くのUSB機器を接続をするために用いられますが、コンセント付き・電源付きUSBハブは、主に機器の充電に用いられます。

コンセント一体型のUSBハブがあれば、パソコンがなくてもコンセントから直接給電し、スマホやスマートウォッチ、デジカメなど複数のデバイスの充電を一度にできて便利です。

そこで今回は、たくさんのデバイスを使用する人に適したUSBハブの基本情報や選び方、おすすめのコンセント一体型USBハブを紹介します。コンセントから給電するセルフパワーやパソコンから給電するバスパワーの違い、ツイッチ付きのUSBハブも必見です。

パソコンやデジタル機器を使用する方は、USB機器を使用する機会が多いですよね。そのような方にはUSBハブが大変便利でおすすめです。ここでは、USBハブが持つ機能や種類など、まずは基本的な情報から紹介します。

USBハブとは、USBポートの数を増やすためのツールです。コンセントの数を増やす電源タップのUSB版と言えます。パソコンに接続できるデバイスを増やすほか、デバイスの充電のみにも使用可能です。

特に薄型・小型モデルのノートパソコンはUSBポートが少ないです。そのような場合でも、USBハブがあればパソコンが搭載しているポート数以上のUSBデバイスに接続できます。

セルフパワータイプとは、ACアダプタを利用してコンセントから直接給電するタイプです。安定した電源供給ができるため、比較的消費電力が大きい外付けHDDやCD・DVDドライブなどの接続に適しています。

しかし、セルフパワータイプのUSBハブは必ずコンセントへの接続が必要となるので、外出先に持ち運んで使用するのには不向きです。自宅やオフィスのみでUSBハブを使う方・消費電力の大きいデバイスを接続したい方・たくさんのデバイスを一度に接続したい方には、セルフパワータイプがおすすめです。

バスパワータイプとは、パソコンのUSBポートから電源供給を受けるタイプです。コンセントに接続する必要がなく、パソコンと接続するだけで使えます。携帯しやすい小型サイズのUSBハブも登場しており、外出先などでも使用しやすいのがメリットです。

一方で、セルフパワータイプと比較するとどうしても給電能力が落ちてしまいます。そのため、消費電力が少ないUSBメモリやキーボードなどのデバイスの接続に適したタイプです。

コンセントからの給電とパソコンからの給電の両方を使う方も多いですよね。それぞれ別々のUSBハブを用意しなければいけないのかと思いますが、兼用型を用意すればその必要はありません。USBハブの製品には、セルフパワーとバスパワーの両方の機能を兼ね備えた兼用タイプがあります。

消費電力の大きいデバイスを接続する場合はACアダプターを用意してコンセント給電します。出先でパソコンにUSBメモリを繋ぐ場合や、コンセントがない場所などではパソコンからの給電と、1台で2役できるので、シーンによって使い分けできるのが兼用タイプのメリットです。

ゲーミングパソコンなど消費電力の大きいデバイスは、従来のUSBだと対応できません。USBは規格によって給電できる容量が決まっており、USB3.0では4.5Wまでの電力供給が可能です。そこで、現在新しいUSB規格のUSB PD（Power Delivery）が登場しており、最大で100Wまでの受給電が可能な電力拡張規格になっています。

PD対応のUSBハブならば、大容量の受給電に対応しているので、ゲーミングPCや液晶モニターの接続も対応可能です。注意点はコネクター形状で、PD規格はType-Cのみの対応になるので、ケーブル等確認しましょう。

何も考えずにUSBハブを購入すると、購入後にポート数が足りない事態になりかねません。あらかじめ接続したいデバイスの数がはっきりしているのであれば、その数に合ったUSBポート数を備えたUSBハブを選びましょう。

どの程度接続するかはっきりしていない場合は、余裕を持った数のUSBポートを搭載したタイプを選ぶのがおすすめです。持ち運びを想定している場合は、必要最低限のポート数を備えたUSBハブを選んでください。

USBハブのUSBポートには、主にType-AポートとType-Cポートが搭載されています。また、外部ディスプレイに接続したい場合は、HDMI端子搭載のものを選びましょう。その他、カメラで撮った写真などの管理をするならSDカードリーダー、有線イヤホンやヘッドホンを使用するならイヤホンジャックがあるものがおすすめです。

USBと一口に言っても、すべてが同じものではありません。USBの規格であるUSB2.0やUSB3.0は多くのUSBハブに採用されている規格ですが、転送速度が異なります。USB2.0の理論値が480Mbps、USB3.0はその約10倍の約5Gbpsです。

USB2.0のメリットとデメリット

• メリット：旧世代の規格なので安価で購入可能
• デメリット：転送速度が遅い・大容量のデータ転送には不向き

USB3.0のメリットとデメリット

• メリット：USB2.0の約10倍の転送速度・電力効率も優れている・大容量データ転送向き
• デメリット：1世代前の規格で最新ではない（最新はUSB3.1）

一部のUSBハブには、USB以外の接続端子が搭載されている製品があります。USBポートのみ必要であればその他の端子は気にする必要はありませんが、必要な端子があればチェックしましょう。

LANポートを搭載したタイプであれば、LANポートの追加ができます。また、電源タップにUSBポートが搭載されているタイプもあります。コンセントとUSBポート両方を増やしたい場合は、USBポート搭載の電源タップも検討しましょう。

前述したように、「USB Type-C」は端子の形状が異なっているため、一般的なUSBポートは使用できません。USB2.0や3.0は「Type-A」と呼ばれる長方形、Type-Cは小さい楕円形の形状なので、違いは見た目でわかります。

iPhoneや一部のAndroidスマホの充電ケーブルにはType-Cが採用されており、Type-Aでの充電はできません。Type-Cを接続したい場合は、対応したポートが搭載されているか確認しましょう。

コンセント付きUSBハブは、コンセントに直接挿して使用する「コンセントタイプ」とケーブルでコンセントに挿す「ケーブル付きタイプ」の2種類に分けられます。コンセントタイプは直接コンセントに挿すため、省スペースで設置できますが、コンセントから遠い場所では使いにくいのがデメリットです。

ケーブル付きタイプは、コンセントから離れていても使用しやすいですが、使用場所によってはケーブルが邪魔になる可能性があります。

基本機能以外の付加機能にも注目しましょう。セルフパワー型USBハブには、USBポートごとの個別電源スイッチ付きや、インジケーター付きの商品があります。USBハブを使用する・しないで毎回抜き差しする手間を減らしてくれる機能です。

個別電源スイッチは、USBを挿したままスイッチのオン・オフで接続を入れたり切ったりできる機能です。使用しない時には簡単に接続を切れるので、電力の無駄遣いを抑えられます。さらにインジケーター付きは接続状況を目視で確認できるので、切り忘れや、使うポートの接続忘れに役立ちます。

パソコン周辺機器を豊富に扱うバッファローからは、USBハブも種類豊富にラインナップされています。セルフパワー・バスパワー・兼用タイプと、各種コネクタ端子形状に対応した商品があるので、バッファローでは自分の目的に合った商品が見つかります。

セルフパワータイプはコンセントタイプとケーブルタイプの両方あり、テレビ背面取り付け金具付きやマグネット付きがあります。デスクトップ側面に張り付けられるので、便利な付加機能です。好みの位置に設置してデスク回りをすっきりさせたい方や、スチール製デスクを使っている方におすすめします。

エレコムは、パソコン周辺機器・生活用品・映像音響関連機器などを扱う人気の大手メーカーで、豊富なラインナップの商品が低価格で購入できるコスパのよさが魅力です。USBハブは、使い勝手を追求した豊富なデザインの製品をたくさん展開しています。

USBの種類はType-C接続とType-A接続の2タイプがあり、それぞれにセルフパワータイプの製品があります。ポート数も4～16ポートと種類が豊富なので、接続したいデバイスや使い方によって最適な商品を見つけたい方におすすめです。

アンカーは世界No.1のモバイル充電器ブランドです。専門メーカーとしての商品ラインナップはとても豊富で、機能面だけでなく、デザインにもこだわっているのがアンカーの魅力です。機能性・スタイリッシュなデザインを備えている製品がいろいろと選択できます。

セルフパワータイプとしては、コンセントタイプとケーブルタイプがあります。ケーブルタイプはすっきりしたおしゃれなデザインに11ポート搭載している製品もあり、持ち運びのよさと使いやすさを両立させています。PD対応なので急速充電も可能です。持ち歩きしやすい高機能製品をお探しの方におすすめです。

USBハブの自作には難しい作業が必要です。USBケーブルを材料にして、給電できるようにしたり、コネクタを増設したりして改造する方もいますが、電子工作になるので慣れない方にとっては危険です。USBハブはそこまで高価な商品ではないため、初心者の方は購入するようにしましょう。

コンセント一体型ハブは、コンセントから直接給電できるため電力が安定しやすく、消費電力が大きなデバイスでも安心して使用できます。ポート数が多いUSBハブなら、スマホやタブレットなど複数のデバイスを一度に充電できて便利です。コンセントから給電できるUSBハブを導入して、USB機器を快適に使用しましょう。