CDからSDカードに録音できるCDプレイヤー4選｜パソコンなしで取り込む方法は？

SDカードは画像・映像・音楽などのデータを保存できる便利な記憶媒体です。音楽の場合は、SDカード1つで数百〜数千曲録音できます。小型で持ち運びやすいので、ポータブルオーディオやカーナビで聞くためにお気に入りの音楽を入れて持ち運ぶ方も多いです。

CDをSDカードに入れる方法といえば、パソコンを使う方法を思い浮かべますが、パソコンなしでもCDラジカセやコンポなどへの録音は可能です。

本記事では、CDからSDカードに録音する方法やパソコンを使わずにSDカードに音楽を入れる方法・入れ方を紹介します。また、SDカードに録音するときの注意点や、CDをSDカードに録音する機械・SDカードへ録音可能なおすすめのラジカセ・コンポも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

Windowsの場合は、「Windows Media Player」を使用します。SDカードの差込口がないパソコンの場合は、SDカードリーダーを用意してください。手順は以下の通りです。

1. Window Media Playerを立ち上げ、「整理」→「オプション」の順にクリック
2. 「音楽の取り込み」タブで、取り込みの設定を変更し、適用をクリック
3. 画面右上の「同期」をクリック
4. SDカードをPCに挿入
5. SDカードが認識されたらWindow Media Player画面の右側にデバイスが表示される
6. SDカードに書き込みたい音楽を選択、右側の「同期リスト」にドラッグ
7. 「同期を開始」をクリック

Macの場合は「iTunes」を使用します。

1. iTunesの環境設定から「詳細」タブを開く
2. 「"iTunes Media"フォルダを整理」・「ライブラリへの追加時にファイルを"iTunes Media"フォルダにコピー」の項目にチェックをいれて「OK」をクリック
3. iTunesに音楽を取り込む(拡張子はmp3・mp4を選ぶ)
4. フォルダ(ミュージック>iTunes>iTunes Media>Music)の中に音楽があるので、SDカード内にコピーする

CDラジカセやコンポは、パソコンより簡単に録音できます。基本的に複雑な手順はなく、簡単なボタン操作のみで録音可能です。機器によっては、カセットテープ・ラジオ・マイクを通した外部音も録音できます。

パソコン操作が苦手な方は、CDラジカセ・コンポを使うのがおすすめです。ただし、SDカード対応のモデルでも、再生のみで録音はできないものもあるので気をつけましょう。

SDカードに対応しているカーナビでも録音できます。録音機能があるモデルであれば、簡単なボタン操作のみで録音可能です。基本的にはCDの音源のみ録音できます。パソコンを持っていない方や、手軽に録音したい方におすすめの方法です。

スマホに保存されている音楽データのSDカードへの録音も可能です。AQUOSやXperiaなどSDカードが挿入可能なスマホのみ対応しています。SDカードが挿入できないスマホは以下の方法では録音できません。

【設定からSDカードへ移動する】

1. 設定を開き「ストレージ」をタップ
2. スマホ内に保存しているファイルが表示されたら「SDカードへデータ転送」をタップ
3. SDカードに転送したいデータにチェックを入れ、「転送」をタップ
4. 転送完了

【ファイルマネージャーアプリを利用する】

1. ファイルマネージャーを開き、「音楽フォルダ」を開く
2. 移動したい音楽を選び、「移動」を選択
3. SDカード内に音楽を保存するフォルダを選択
4. 移動完了

CDラジカセ・コンポでSDカードに録音するときの注意点を紹介します。間違った方法で行うと録音・再生ができないので、録音するときの参考にしてください。

多くのSDカードには「書き込み禁止(書き込み保護)スイッチ」が搭載されています。書き込み禁止スイッチがロック状態だと、SDカード内にあるデータを上書き・削除できません。録音する前にスイッチがロックになっていないことを確認してください。

また、SDカードが故障している場合でも書き込み禁止になっている場合があります。故障していないか確認してから録音しましょう。

カーナビで再生したい場合は、まずカーナビでフォーマットしてください。フォーマットとは、カーナビに対応する仕様に変えることです。

カーナビでフォーマットされていないSDカードは、カーナビに入れても認識されないことがあります。また、パソコンではカーナビ用のSDカードをフォーマットできないことがあるので気をつけましょう。フォーマットはカーナビの機種にもよりますが、液晶パネルから簡単な操作でできます。

カーナビによって対応するファイル形式は異なります。特に古いカーナビは気をつけましょう。新しいモデルはさまざまなファイル形式に対応しているものが多いです。

おすすめのファイル形式は「MP3」で、音楽ファイルの拡張子の中で最も広く使われています。WAVはデータサイズが大きいためおすすめしません。MP4(AAC)やFLACは、MP3よりも音質はいいですが、非対応のモデルがあります。

カーナビによってフォーマットやファイル形式は異なります。カーナビでSDカードの音楽をスムーズに聞きたいなら、カーナビの説明書を事前に確認しておくことが大切です。説明書を無くした方は、製造メーカーの公式サイトを確認しましょう。

カーナビでSDカードに録音するときの注意点をご紹介します。前項目で記載したフォーマット以外にも注意点があるので、参考にしてください。

カーナビで録音できる音源はCDのみで、CD-RやCD-RWからの録音はできません。CD-R・CD-RWとはパソコンに使用するデータ用のディスクです。

音楽用のCD-R・CD-RWも販売されていますが、カーナビ自体が対応していない場合があります。カーナビで録音する場合はCDから直接録音を行いましょう。

カーナビで録音したSDカードは、録音したカーナビでしか使えません。カーナビ本体に制約があり、録音した機器でしか再生できない仕様で、他のカーナビでは使えないので気をつけましょう。再生したい場合は、録音したカーナビで再生してください。

同じモデルまたは同じメーカーであれば使える場合もありますが、基本的には使えないと考えてください。複数のカーナビで使用したい場合は、パソコンかCDラジカセ・コンポで録音しましょう。

SDカードはどれだけ録音できるのか表にまとめました。1曲あたり4分、ファイル形式はMP3の場合です。

1曲あたりの時間が短ければ、より多くの曲を録音できます。また、ファイル形式によって、録音時間は変わります。

音楽を録音・再生する用のSDカードは、書き込みスピードを気にする必要はありません。カメラのように容量の大きいデータを頻繁に書き込んだり読み込んだりしないため、高価なSDカードではオーバースペックになります。そのため、安価なSDカードがおすすめです。

ただし、安価なSDカードを選ぶ場合はドライブレコーダーとの併用は避けましょう。ドライブレコーダーは運転中常にデータを書き込むため、安価なSDカードでは負荷に耐えられず、故障する可能性が高くなります。

SDカードを使えばYouTube Musicアプリの楽曲の一時保存が可能です。

1. 画面上のプロフィール写真をタップする
2. 【設定】をタップする
3. 【オフライン】を選択する
4. 【SDカードを使用】をオンする

上記の手順で、楽曲の一時保存ができます。SDカードの使用をオンにしなかった場合はスマートフォンの内蔵メモリに一時保存されます。

CDからCDに録音するには一般的にパソコンが必要ですが、CDからCDに録音する機能を備えたプレイヤーもあります。上位モデルのため価格は高いですが、これを使うとパソコンなしで録音が可能です。

CDラジカセやコンポ以外にも、ケーブルで接続すればカセットからSDカードへ簡単に録音できる機器もあります。CDラジカセ・コンポと違って手のひらほどの小型なサイズが特徴です。録音を専用としたモデルなので、録音だけを行いたい方はぜひチェックしてください。

SDカードに録音する場合は、パソコン・CDラジカセ・コンポで行うのがおすすめです。カーナビでも可能ですが、他のカーナビでは使えない場合があるので気をつけましょう。持ち運びが楽なSDカードに録音して、大好きな音楽を楽しんでください。