キーボードアームおすすめ10選｜自作方法や椅子に取り付けるタイプも

デスクでパソコン作業をする際、キーボードはモニターの前に置くのが一般的です。スペースに余裕があれば不自由には感じませんが、小さいデスクや周辺機器があると、キーボード置き場が手狭でキーボードが使いにくいと感じませんか。

キーボードアームは空間を有効活用できるので、限られたスペースでも快適な作業スペースを確保できます。とはいえ、椅子に取り付けるタイプやテーブル取り付けタイプ、ゲーミングチェアに適したものなど種類が多いとどれを選べばいいか迷ってしまいがちです。

この記事では、デスク環境や用途に合わせたキーボードアームの選び方や、コスパ最強の安い商品などのおすすめ10選を詳しく紹介します。さらに、キーボードアームは自作できるのか否かについても解説していますので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

オフィスでも自宅でも、限られたスペースでの作業ではどこに何を置くかが大体決まってきます。パソコン作業をするときはキーボードが必須でも、パソコンを使わない作業のときにキーボードが邪魔だと感じませんか？

キーボードアームを導入すれば、キーボードを使わないときはデスク下やサイドに収納して、スペースを有効活用できます。

パソコン作業ではキーボードが欠かせませんが、パソコンを使わない作業ではキーボードが邪魔になる場合があります。こういう時もキーボードアームがあれば、邪魔にならない場所にすっきり収納しておけるので便利です。いちいち片付ける手間もかからないので、作業効率アップにも繋がります。

デスク上に十分なスペースがありキーボードの場所も確保できているとしても、ずっと同じ姿勢での作業は、首や肩に負担をかけます。キーボードアームの中には、高さや角度を調節できる物があり、自身の体格や使用するシーンに合わせて使いやすい位置での使用が可能です。長時間キーボードを使用するような場合も、格段に使いやすさが向上します。

有線タイプのキーボードは、ときにコードが邪魔に感じる場合もありますよね。キーボードアームを導入する際に、アームに沿って配線すればコードの煩わしさを軽減できます。また、商品によってはコード収納スペースを搭載しているものもあり、見た目にもすっきりと配線できるのがポイントです。

オフィスチェアやゲーミングチェアなどの椅子に取り付けて使用するタイプは、商品自体数は少ないものの、デスクの種類やサイズは影響しないので条件が合えば取り入れやすいタイプです。また、背もたれに体を預けた状態でキーボードを使用できるため疲れにくいのもポイント。

ただし、椅子の種類によっては取り付けられないので、使用している椅子に対応できるかを確認してください。

デスク下に取り付けるタイプは、キーボードスライダーとも呼ばれています。使うときにデスク下から引き出し使わないときはデスク下に収納するため、デスク上の空間が広くなるのがメリットです。

デスク下に収納するので見た目にもすっきりしていますが、デスクの形状によっては使用できないものもあります。

デスクの上に取り付けるのは、アーム状になっているタイプです。デスク下と同じく空間を活用するので、デスク上のスペースを塞ぎません。フレキシブルアームを採用したモデルであれば、角度や高さを自在に調節できて便利です。

ただし、取り付け方法によってはデスクの形状が限られたり、デスクに穴を開けたりするので慎重に見極めてください。

デスク上や下・オフィスチェア・椅子にも取り付けられない場合は、デスク正面の壁に取り付けて使用するタイプもあります。ただし、壁にネジで取り付けるため壁に傷がつきます。ネジで固定するので安定性には優れていますが、デスクを移動するような場合は移動に手間がかかり、壁の穴や傷も増えるので注意してください。

キーボードアームの設置場所は、基本的にデスク下・上・椅子・壁のいずれかです。それ以外では、デスク横のメタルラックやポールなどに取り付け可能です。パソコン作業がしやすい、使いたいときにサッと取り出して使えるかが大切です。

また、取り付け位置によってスライド式やアーム式など、最適なタイプも見極めてください。

アーム式を選ぶ場合は、アームの可動範囲をチェックしましょう。アームが動かせるものでも可動範囲は製品によって異なりますし、動かせてもスムーズではないと使いにくと感じる場合があります。

上下左右どの方向に動かせるのかチェックしてください。また、スムーズな動きを重視するのであれば、ガススプリング式をおすすめします。

クランプ式は、クリップのような金具で天板を挟んで固定します。ネジを使わないので、デスクに穴を開けたり、傷つけたりする心配がありません。太いネジでクランプを固定しますが、工具不要のものを選べば取り付けも簡単です。

ただし、板状の天板以外には取り付けができず、天板の厚みによっては取付不可なものもあります。クランプ式を選ぶ際は、天板の厚みとクランプを取り付けられる形状かどうかをチェックしてください。

グロメット式は、太いボルトでしっかりと固定するので安定性に優れています。ただし、グロメット（コードやボルトを通す穴）がない天板には使用できません。グロメットがない天板には、穴を開ければ取り付けが可能です。

天板に穴を開けられない場合は不向きですが、穴を開けて使用可能であれば、背面やサイドなど取り付けたい位置を選べます。

ネジ式は天板にネジで固定するため、しっかりと固定されるのがポイントです。3種類の中では最も安全性に優れていますが、天板や壁にネジ穴が開くので注意してください。1度設置し、その後場所を移動する予定がないのであれば適した方法です。

移動させる場合は新たな設置場所にもネジ穴があき、元の場所はネジ穴が目立ってしまうので注意してください。ネジ穴が気になる場合は、ネジパテで補修できます。

ポール式は、支柱に固定して使うタイプです。そのためメタルラックなど身近にあるものに取り付けて使いたい方におすすめです。トレイの高さを自由に調節できるのも特徴です。

ただ、アーム1本でトレイを支えているため、負荷をかけすぎないように注意しましょう。

キーボードアームを選ぶ上では、耐荷重のチェックも欠かせません。耐荷重が足りないと使用中にキーボードアームが壊れたり、高さや角度を保てなかったりする可能性があります。ここで注意したいのが、キーボードの重量だけでなく使用時は手の重さが加わるなどです。

キーボード自体の重さは約1〜2kg以内なので、耐荷重は5kgを目安にすれば十分といえます。キーボード以外のものも乗せる場合は、耐荷重の大きいものを選ぶと安心です。

ワイドサイズのキーボードを使用している場合は、トレイに収まるかどうかをチェックしてください。キーボードの横にマウスを置く前提であれば、マウスのスペースも必要です。また、設置場所のスペースが狭いと、キーボードアームが邪魔になり、余計に使いづらくなる可能性もあります。設置場所に合ったサイズを見極めてください。

アメリカの有名モニターアームメーカーであるエルゴトロンには、スタイリッシュで機能的なキーボードアームが展開されています。人間工学に基づいた設計で、仕事環境や用途に合わせて選べるのが特徴です。

また、オフィス家具やパソコンの周辺機器の専門メーカーであるサンワサプライも、高コスパのリーズナブルな製品がラインナップされています。各メーカーの特徴は、以下を参考にしてください。

【エルゴトロンの特徴】

• 耐久性に優れている
• 商品のラインナップが多い
• トレイの位置を細かく調整できる

【サンワサプライの特徴】

• 低価格で品質がいい
• さまざまな取り付け方法から選べる
• ノートパソコンやタブレット専用もある

結論から言うと、キーボードアームの自作は可能です。一から自作するのは難易度が高いですが、モニターアームをリメイクする方法であれば比較的簡単に自作できます。ただし、キーボードを乗せる台や固定金具なども必要です。

さらに、台だけではキーボードやマウスがずり落ちる可能性があるため、滑り止めマットなども必要になります。自作は可能ですが、材料費や手間を考えると購入した方が安上がりかもしれません。どうしても自作してみたい人はトライしてみてはいかがですか？

デスク周りの収納にお困りの方は、キーボードスライダーも併せてチェックしてみましょう。スライドできるキーボードトレイになっているので、使わないときには閉まっておけるのがポイントです。

デスクに後付けできる引き出しタイプは、デスク上部を広く使えるのが特徴。また、マウスなども一緒に保管できるトレイタイプなら、デスク上を使いやすくレイアウトできます。使いやすさや好みに合わせて選ぶのがおすすめです。

キーボードアームがあれば、デスクを広く使えて作業効率を高められます。今までキーボードを置いていたスペースを他の用途に使えますし、使わないときはすっきり収納しておけるので見た目の印象も変わります。ぜひ取り入れて快適な環境を手に入れてください。