USBメモリの値段を解説｜価格帯別おすすめ商品15選も紹介！容量ごとの相場は？

データの持ち運びがしやすい便利なUSBメモリですが、製品数も多く価格もバラバラで一概に何円とはいえません。同じ容量のUSBメモリでも価格推移が数百円から数万円と大きく、値段の違いは何なのかわからず、購入する際に迷ってしまう方も多いです。

USBメモリを選ぶ際には「いくら」という値段だけを見るのではなく自分のニーズを明確にするのが大切です。「社内でデータを共有するために」「車で音楽を聴くために」など、何のためにUSBメモリを購入するのか、使い方に合わせて必要なスペックを明らかにしましょう。

この記事では、USBメモリの価格相場も紹介したうえで、価格面を踏まえたUSBメモリの選び方について解説します。さらに、おすすめメーカー・おすすめ商品に加え、コンビニで購入できる製品や100均で購入できるのか、安いUSBメモリの性能についてどうなのかも紹介するので、参考にしてください。

USBメモリの価格相場は220～142,900円で、人気が高い一般的な製品は320～13,000円ほどです。USBメモリは全製品に共通して公表されているスペックが「容量」のみのため、性能と価格の関係は一見判断しづらいです。

しかし、基本的に低価格帯では、容量・転送速度・耐久性のいずれかの性能が低い場合が多いです。高価格帯では、1TB以上の大容量・耐久性が高い・セキュリティ機能が充実しているなど、特徴的な性能を持っている傾向が見られます。

USBメモリを選ぶ際には、自分のニーズを備えたスペックがあるか、メーカーの製品ページ・カタログ・ユーザーレビューなどを活用して、総合的に判断しましょう。

USBメモリは用途や扱うデータの種類に応じて、適した容量を選ぶのが大切です。WordやExcelファイルなら4～16GBでも十分な容量です。32GBなら1500万画素の画像データを約5800個、フルHD動画なら約5時間分のデータを収録できます。

製品価格帯は4～16GBは220円からあり、64GBの容量でも1,000円未満で購入できる製品があります。1,000円前後の価格帯になると128GBの製品が多いです。2,000円前後の価格帯には256GB・5,000円前後には512GBの製品が登場します。13,000円からは1TB以上の製品も登場します。

大容量のデータの読み書きをする場合には、転送速度の速いUSBメモリを選ぶのをおすすめします。USBメモリの転送速度を判断する要素には、「USB規格」と「転送速度」があります。

USBメモリで現在主流の規格はUSB2.0と3.1 Gen1です。USB2.0は秒間約60MBで転送でき、3.1 Gen1は秒間約500MBの転送が可能です。ただし、USB3.1 Gen1の高速性能を生かすためには、PC側も3.1 Gen1に対応している必要があります。

また、規格としての速度が速くても、USBメモリにおいては内部のコントローラーチップによって実際の読み書き速度は異なります。規格の表記についてですが、USB3.1 Gen1とUSB3.0は全く同じ規格で名称が3.1 Gen1に変わっただけのものです。さらに、3.1 Gen1も3.2 Gen1に改称されています。

しかし、広く認知されていないため、通販サイトなどによっては3.1 Gen1の表記と3.2 Gen1の表記が混在しています。今後、また改称される可能性もあるので表記を見る際は気をつけてください。 

USBメモリの実際の転送速度は、読み書き速度をチェックしましょう。ただし、メーカーに表示義務はないため、未記載の製品も多いです。速度を重視する方は、読み書き速度が公表されている製品がおすすめです。　

チェックの順番としては、USBメモリのUSB規格とPC側の規格が合っているかを確認してから、読み書き速度をチェックするのがおすすめです。

USBメモリの中には、セキュリティ機能を備えた製品もあります。外に持ち運ぶ機会が多い方には、セキュリティロック機能付きの製品がおすすめです。USBメモリの内容を暗号化するため、万一紛失しても情報漏洩リスクを低減できます。　

また、USBそのものにパスワードを設定できるパスワードロックタイプの製品もあります。セキュリティロック機能対応のUSBメモリの製品価格帯は380円から、パスワードロック対応製品の価格帯は6,300円から購入できるものが多いです。

複数台のパソコンで使用する機会が多い場合には、ウィルスチェック機能が標準搭載されている製品もおすすめです。ただし、ライセンス更新料がかかる点は注意してください。製品価格帯は2,000円からです。

USBメモリーは使用していないとき、USB端子を収納しておく構造になっているのが通常です。USBの収納方式によって、よりコンパクトに携帯しやすくできるものや、USB端子に異物が入らないように保護できるものがあります。　

一般的なUSBメモリでは、寿命は1〜2年程度です。 また、USBメモリは消耗品で使用を重ねるごとに性能は劣化し、やがて寿命が訪れます。しかし、品質のいい製品であれば10年前後持つもの商品も存在します。そのため、一概にUSBメモリの寿命がどのくらいかははっきりとはいえません。

ここで1つの目安となるのが、動作保証年数です。これはメーカーが考えた耐用年数のため、USBメモリの寿命に関する1つの指標になります。実際に購入する前や使用を開始する前に、こういった項目を確認しておくのもおすすめです。

USBの端子形状には種類があり、パソコンに多く見られるUSB Type A以外にもさまざまな種類があります。USBメモリでは、スマホ・タブレット・ノートPC・Apple社製の端末などに対応する端子とUSB Type Aの両対応の製品もあります。

ノートPCで喫茶店や新幹線の移動時に仕事をする方や、スマホと併用して仕事をされる方にはデータの移動やコピーが簡単にできて便利です。

サンディスクは、フラッシュメモリーの老舗でSDカードなども豊富に取り揃える有名メーカーです。ユーザー評価の高い製品が多くあります。また、パソコンやテレビなどの対応機器の動作保証チェックに選ばれる場合も多く、信頼性の高さも特徴です。

USBメモリは製品ラインナップが豊富で、容量1000GBの製品やLightning端子対応の製品もあります。転送速度を明記している製品が多いのも魅力です。製品価格帯は300円前後から24,000円前後です。

バッファローはパソコン周辺機器の国内大手メーカーで、リーズナブルで性能バランスのいい製品が多いのが特徴です。USBメモリでは容量4～128GBのラインナップの中で、USB Type C対応やウィルスチェック搭載など、さまざまなタイプの製品があります。

製品の多くがUSB3.1 Gen1に対応し、中には読み込み速度400MB/sの高速USBメモリもあります。製品価格帯は500円前後～30,000円程度です。

ハイディスクのUSBメモリは、低価格なUSBメモリを多く扱っているのが特徴です。128GBで1,700円程度、512GBで4,800円程度など容量に対して価格の安さが際立っています。製品全体の価格幅は400円前後～13,000円前後です。

また、MicroUSB端子対応製品を扱う数少ないメーカーでもあります。USB Type C対応製品もあり、手頃な価格でさまざまな端末でUSBメモリを活用したい方におすすめです。

ダイソーとキャンドゥでは、550円（税込）でUSBメモリが販売されています。100均であるのを考えれば決して安くはありませんが、家電量販店などで購入するのと比較すればかなり安価です。ただし、セリアではUSBメモリを販売していません。

以下の記事ではさらに詳しいポイントを解説してるため、実際に購入する際にはぜひ参考にしてください。

セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートなど、大手コンビニでもUSBメモリを扱っています。コンビニで取り扱っている製品のUSB規格は2.0で容量は8～16GB程度です。また、転送速度の表記は未記載のものが多いです。

価格は8GBタイプの製品でも1,000円前後ですが、ネットでは同等以上のスペックをもつ製品を300～400円前後で購入できるので、基本的にはコンビニでUSBメモリを選ぶのはおすすめしません。急に必要になったときに、すぐに入手できる場所として覚えておきましょう。

USBメモリは上述した店舗以外にも多くの場所で購入可能です。一例としては、ヤマダ電機などの家電量販店・スーパー・ドラッグストア・ホームセンター・文具店などが挙げられます。イオンでは有名メーカーの商品を格安で販売している例もあり、思わぬお買い得品を見つけられる場合があるので活用しましょう。

USBメモリ選びでは「容量がいくら必要か」「転送速度も大切か」など、ニーズに合った性能は何かを整理しておくのが重要です。本記事を参考に、価格と性能のバランスのいいUSBメモリを見つけましょう。