【長寿命】耐久性の高いUSBメモリおすすめ10選｜壊れにくいメーカーや長期保存も

写真データを一時的に保存したり、他の端末にデータを渡したりできるUSBメモリはとても便利なアイテムですよね。現在ではパソコンだけでなく家庭用ゲームにも接続できるほど普及していて、さまざまな種類のUSBフラッシュメモリが販売されています。

しかし、意外と知られていませんがUSBメモリにも寿命があり、一般的なUSBメモリの寿命はおよそ1～2年と言われています。長期保存できないので、突然読み込めなくなり、保存したデータが使えなくなる事態もあり得ます。致命的な打撃を防ぐためにも、USBメモリの耐久性について事前に確認する必要があります。

そこで、この記事では記憶方式による耐久性の違い、耐久性のあるおすすめのUSBメモリ10選を紹介します。壊れにくいメーカー・信頼性のあるメーカーについても解説するので、ぜひ参考にしてください。

SLCでは1個の記憶セルに1bitの情報の格納が可能です。データの読み書きをする際には1度だけ書き込みや消去をする仕組みで、セルの使用頻度が少なく済みます。そのため、寿命が長く最大10万回程度まで書き換えができます。耐久性の信頼度が高いので、大事なデータを保存するようなビジネスシーンでの使用に向いています。

1個の記憶セルに2bitの情報を格納でき、SLCよりも1つのセルにたくさんのデータが記憶できるところがメリットです。しかし、記憶するデータ量を細かく管理するのでSLCに比べると寿命が短くなり、書き換え回数は最大1万回程度です。

ただ、SLCよりも安価で手に入りやすいので、データの受け渡しや一時保存など一般的な使用には向いています。

名前の通り、1個の記憶セルに3bitの情報を格納でき、書き込めるデータの量が多いのでUSBメモリよりも大容量のSSDの記憶方式として採用される場合も多いです。書き換え回数は数百回～数千回程度と耐久性は低いので、重要なデータを保存する場合には向いていません。USBメモリの場合は低価格なので、入手しやすいです。

USBメモリが寿命を迎えるとパソコンに差し込んでも「データが読み込めない」「ファイルが開けない」「ファイルの書き込みができない」などの不具合が現れます。データが全く書き込めなくなった時、USBの寿命がきたと判断できます。

その他、USBメモリを長期間使わずに放置していると、データが揮発（消失）してしまったり認識しなくなったりする場合もあります。そのため、頻繁に使用していても一切使わずに放置していても、USBメモリは自然と寿命を迎えてしまいます。

USBメモリの一般的な寿命は平均3年で、品質がいいUSBメモリは10年以上の寿命を持つ場合もあります。しかし、具体的な寿命が分からないと、あとどのくらい使えるのかと不安になりますよね。まず、購入の際は動作保証年数を確認しましょう。

また、USBメモリの耐久性を確認するには2つの方法があります。1つ目は寿命診断テスト機能があるUSBメモリを購入する方法です。別途、寿命診断チケットを購入し、メーカーに送れば2週間ほどで寿命予測診断結果を受け取れます。2つ目として寿命診断ソフトを使用すれば、寿命診断USBメモリでない普通のUSBメモリでもテストを行えます。

USBメモリは安価で入手しやすいですが、寿命が短く放置するとデータが揮発しやすいデメリットがあるので、大事なデータを扱うビジネスシーンでの使用では慎重になる必要があります。HDDやSSDならUSBメモリに比べてデータの揮発が置きづらく衝撃にも強いので、データを長期保存するならHDDやSSDがおすすめです。

USBメモリは、主に文書などを保存する小容量タイプから、動画・音楽・写真などの大きなデータを保存するのに適した大容量タイプまで種類もさまざまです。USBメモリを選ぶときには、自分が保存したいデータの種類を事前に確認しましょう。

少量のデータを保存する場合は8~16GBのモデルを、複数の動画・音楽・写真データを保存する場合は32GB以上のUSBを選ぶのがおすすめです。またパソコンのバックアップや大量のデータを保存する場合には、128GB以上のストレージをもつUSBが適しています。

また各容量で保存できるデータ量の目安は写真データの場合だと、16GBには約4,750枚、32GBには約9,500枚、64GBには約19,000枚です。

外出先に持ち出す機会の多いUSBメモリは、より安全に持ち運べるようなオプション機能が搭載されているものがおすすめです。特に通常のモデルよりも耐久性に優れた耐衝撃・防塵・防水仕様のUSBメモリであれば、ほこりの混入を防いだり、うっかり飲み物をこぼしてしまっても安心だったりと、大切なデータを消失してしまうリスクを抑えられます。

同程度の容量・デザインでどのUSBメモリにするか迷ったときには、搭載されているオプション機能をチェックしましょう。

うっかりUSBメモリを落とした際に、第三者の不正アクセスから大事なデータを保護するセキュリティ機能があればより安心して使用できます。セキュリティ機能には、PIN認証・パスワード設定・指紋認証・ウイルスチェック・コピー制限などの種類があります。

特に暗号化・パスワード付き・指紋認証などの機能があるものであれば、他の人がUSBメモリをパソコンに挿しても、データを開かれる心配がかなり低いです。そのため大事な文書を取り扱うビジネスシーンにおすすめです。

また普段から行うデータ保護のためには、ウイルスチェック機能・コピー制限機能のあるものを選びましょう。セキュリティ機能がついてるUSBメモリは、価格は通常のUSBメモリよりかなり高めになりますが、データ漏洩の危険を減らせるため、使用目的に合わせて検討しましょう。

USBメモリは種類がさまざまですが、どうせ使うなら耐久性が高く、長く使えて壊れにくいメーカーのものを使いたいですよね。同じ容量なのに値段が違う場合がありますが、これは内蔵されているチップの品質が違うためです。基本的に品質と価格は比例します。

耐久性面ではやはり「東芝」「BUFFALO」「SONY」などの国内メーカーが信頼できます。国内メーカーが必ずしも高品質とは限りませんが、安全性は高まります。また有名メーカーのものであれば、データ復旧がしやすい特徴もあります。

格安のノンブランドのUSBは、安価なチップを使用しておりデータ消失のリスクも高く、寿命も短い場合が多いので使用を控えましょう。

USBメモリは最大書き換え回数に限度があり、その限度を超えると寿命が来たと判断できます。つまり、頻繁にデータが書き換えられるほど劣化が早まってしまうので、使用頻度を減らすのがおすすめです。動画ファイルのようなサイズが大きいデータを一度書き込んだら、動かしたり編集したりしないようにするのも重要です。

USBメモリはサイズが小さいので、パソコンに差したままにしている方も多いと思いますが、それがUSBメモリの寿命を縮める原因になる場合があります。

接続しているのを意識しないままUSBメモリをぶつけて破損させたり、接続部分に埃がたまったりするとUSBメモリの寿命を速めてしまいます。USBメモリは精密機械なので、使わない場合にはハードウェアの安全な取り外しを行い、清潔な場所に保管しましょう。

USBメモリや精密機器のため、保管場所の環境にも配慮しましょう。以下に気を付けるべき具体的なポイントを挙げているので、参考にしてください。

• 振動や衝撃が少ない、安定した場所に保管する
• 高温を避け、湿度の低い場所に保管する
• 接続端子はキャップで保護しておく

USBメモリがウイルスに感染すると、保存データが消失または破損し、別のパソコンで使用すればさらに感染を拡大させてしまう危険性があります。対策としては、複数人で共用するようなパソコンや、ウイルス対策が行き届いていないパソコンには接続しないようにしましょう。

USBメモリには寿命があり、書き換え回数の限度を超えると寿命が来たと判断できます。また、記憶方式によって書き換え回数の限度が変わるので、事前に記憶方式を確認しておきましょう。使い方を工夫すれば耐久性を高められるので、臨機応変に対応してUSBメモリを最大限有効活用していきましょう。