バルミューダ空気清浄機のフィルター交換時期と掃除方法｜互換性のあるものは？

バルミューダの空気清浄機は部屋の空気をきれいにするのはもちろん、見た目も美しい人気の空気清浄機です。他のメーカとは異なるデザイン性が楽しめる点で、高い評価を受けています。しかしフィルターが汚れていると、部屋の空気を美しくするどころか逆効果の場合もあります。

空気清浄機のフィルターは、定期的に掃除をしたり、交換したりしなければいけません。空気清浄機を長持ちさせるためにも、フィルターを清潔に保つ必要があります。

今回はバルミューダの空気清浄機のフィルターについて、The Pure・AirEngineの二種類の機種の掃除方法や交換用フィルターをご紹介します。フィルター交換時期・互換性のあるフィルター・交換後のフィルターの捨て方も解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

空気清浄機正面のオレンジ色のランプが点灯していたら、それはフィルタークリーニングのサインです。フィルター交換時期のお知らせではないのでご注意ください。

本体にはタイマーが内蔵されています。運転時間が500時間(約3週間)に達すると、モードインジケーター上部にオレンジ色のフィルタークリーニングサインが点灯します。フィルタークリーニングサインが点灯したらフィルターを掃除してください。

フィルタークリーニングサインのリセット手順は以下の通りです。

1. 電源ボタンを押して電源を切る
2. ジェットクリーニングモードボタン(飛行機のマーク)を2秒間押し続ける
3. ピーッというブザー音が鳴って、ランプが消えたら完了

BALMUDA The Pureのフィルターの掃除手順です。脱臭フィルターではなく、集塵フィルターを掃除します。

1. 本体からフィルターセットを取り出す
2. 脱臭フィルターの取り出しタブを持ち、上に引き上げて取り出す
3. フィルターの周囲に付着した大きなホコリを取り除いたあと、底面のホコリを掃除機で吸い取る
4. フィルターハッチ内側を乾いた柔らかい布で軽く拭く
5. 拭き終わったら脱臭フィルターを戻し、フィルターセットを本体に取り付け

フィルターの掃除は新聞紙や布を敷いた上でおこなってください。また、フィルターは性能が低下したり破損したりする可能性があるので水洗いはできません。消毒用アルコール・除菌剤・消臭剤を使用するのもやめましょう。

AirEngineのフィルターお手入れは以下の手順で行います。

1. フィルターを取り出す
2. フィルターの周囲に付着した大きなホコリなどを吸い取る
3. フィルターを本体にセット

フィルターのホコリは掃除機で吸い取ります。掃除の際はフィルター表面を傷つけないように注意してください。また、AirEngineのフィルターも水洗いは性能を損なったり故障したりする可能性があります。

フィルターを取り出した際に「触媒脱臭ユニット」内周の黒い面(活性炭)に触れると手が汚れますので、しっかり確認しながら行ってください。

フィルターは掃除しても劣化するため、消耗品として扱いましょう。消耗したまま使っていると空気清浄機本来の効果を発揮しにくくなるため、注意が必要になります。2つの製品はどちらもフィルター交換時期が約一年なので、定期的に交換しましょう。

また、タバコを吸っている部屋やペットがいる空間で使っている場合など、使用環境によっては一年経っていなくても悪臭が発生します。悪臭がする時には、一年を待たずに交換してください。

AirEngineは互換品があるため、ランニングコストを抑えやすいのが強みです。しかし、現在新品の入手は難しくなっています。空気清浄機を中古で購入するのは注意が必要なため、ランニングコストが高いからといって、The PureからAirEngineに買い替えるのは推奨できません。

AirEngineのうち、2012年に発表されたEJT-1000-WK・EJT-1000-WGは生産終了して、サポートも終了しています。

すでに長期間バルミューダの空気清浄機を使用している場合は、新機種の「BALMUDA The Pure」に買い替えするのもおすすめです。空気清浄能力が向上しているので、前機種のAirEngineより10%効率がアップしています。

センサーの反応が悪い場合は、センサーの感度設定を変更してください。センサーの感度は通常マイルドに設定されていますが、使用環境によってはセンシティブに変更するのが適当です。感度設定変更は以下の手順です。

1. 電源ボタンを押し、電源を切る
2. 電源ボタンとモード切替ボタンを同時に2秒押し続ける
3. ブザー音が鳴ると完了

センシティブに変更された時は「ピーッ、ピッ」、マイルドに変更された時は「ピーッ、ピピッ」と異なる音が鳴ります。

鍵マークのインジケーターが点滅している場合は、本体上面の「トップファンガード」または、本体背面の「フィルターハッチ」が完全に閉まっていません。どちらもきちんと閉まっているか確認して、閉まっていないようなら閉め直してください。

交換後のフィルターは、お住まいの市町村のごみの分別方法に従い破棄してください。分別は市町村によって異なりますので、詳しくはお住まいの市町村窓口で確認してください。以下に各空気清浄機のフィルターの素材を記載しますので、問い合わせの際にお役立てください。

• The Pureの集塵フィルター：ポリプロピレン、ポリエステル、ガラス繊維、紙など
• The Pureの脱臭ユニット：活性炭、紙など
• AirEngineの酵素フィルター：ポリプロピレン、ポリエステル、レーヨンなど
• AirEngineの触媒脱臭ユニット：活性炭、触媒成分、ポリエステル、レーヨンなど

故障や不具合で気になるのがバルミューダのサポートです。バルミューダのサポートは、対応が迅速丁寧です。故障した商品を修理依頼で発送する場合に、自分で梱包箱を用意する必要がないなど細かい部分にまで気が利いていて安心できます。

サポートは365日対応で、電話か公式サイトから問い合わせできます。急ぎでなければメールがおすすめです。故障状況を写真で添付できるので、状況を細かく説明する手間が省けます。公式サイトはわかりやすく、24時間以内に返信が来ます。

バルミューダは、空気清浄機としても使える加湿器「Rain」を販売しています。酵素プレフィルターと加湿フィルターが内蔵されているので、ホコリや雑菌を取り除いてから空気を加湿します。加湿しながら空気をきれいにしたい方におすすめです。

いかに性能のいいバルミューダの空気清浄機とはいえ、フィルターの定期的な掃除や交換を怠れば不具合を起こします。フィルターが汚れたままで使い続けてると、せっかく空気清浄機を使用していても清潔な空間が保てません。フィルターをいつでもきれいな状態にして、バルミューダの空気清浄機を快適に使ってください。