【2024最新】ゲームがサクサク動くRyzen搭載ノートパソコン！おすすめ10選

パソコンを探していると「Ryzen」という言葉をよく見かけます。例えば口コミで「Ryzenはコスパがいい」・「Ryzenは快適に使える」など絶賛する声が上がっていますが、何のことなのかわからないという方も多いですよね。

Ryzenとは、AMD社が製造するCPUの製品名です。従来のものより処理能力が高く、既存のCPUよりもパソコンがサクサク快適に使えて安価なため、パソコンパーツの大ヒット商品となりました。

本記事では、Ryzen搭載ノートパソコンの仕様や魅力的な要素について解説します。最後にはおすすめのRyzen搭載ノートパソコン10選を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

高性能なCPUパーツRyzenですが、なぜRyzenはここまで注目されるのでしょうか？ここからは、Ryzenの魅力について解説します。

Ryzenはアメリカの半導体企業、AMD社(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ社)が製造するCPUの名前です。ここからは、「CPU」、「AMD」について細かく分けて解説します。

CPU（Central Processing Unit）はパソコンの頭脳に相当するパーツ（部品）です。どのパソコンにも必ず組み込まれている重要パーツで、CPUの性能＝パソコンの性能と言われることも多いです。

実はパソコンの性能にはCPU以外のパーツも関わってくるのですが、パソコンの核を担うパーツであるCPUが大きな要因を占めることは間違いありません。

Ryzenを製造しているのは、アメリカの大手半導体企業であるAMDというメーカーです。AMDはアドバンスト・マイクロ・デバイセスの略で、日本では「エーエムディー」と発音されることが多いです。

1969年に設立された老舗企業で、パソコン以外にもゲーム機（PS5やXbox Siries）向けのパーツも製造しています。

CPUを製造している会社はAMD1社だけではありません。「Intel入ってる」のCMで有名なIntelも、大手半導体メーカーです。Ryzenが登場するまでのCPU市場はインテルがほぼ独占していました。

Ryzen登場まで自作パソコンパーツ市場のCPUシェアは8割ほどがIntelのCPUで、AMDは全体の2割程度しかシェアを持っていませんでした。なお、完成版パソコンに組み込まれているCPUではこの差はもっと広がります。

AMDのCPUは価格こそ安かったものの、性能や使いやすさでIntel製CPUに劣ることが多かったため、ユーザーに選択されることが少なかったのです。

前述のような状況の中、2017年3月に最初のRyzenが発売されました。安価にもかかわらず性能が飛び抜けていいという事前情報があったため、話題になりました。発売から1年以上かけて、Ryzenはユーザー間に浸透しました。

2018年の自作パソコンパーツ市場において、AMDはシェア率30%を突破しました。ここから一気に加速し、2019年半ばにはシェア率68％以上という圧倒的な差でIntelを追い抜きました。

自作パソコンパーツ市場での盛り上がりを受け、現在では最初からRyzenを搭載したノートパソコンが増えています。では、RyzenとIntel製CPUは、どちらがおすすめなのでしょうか？

自作パソコンに絞って考えると、予算と用途によって変化します。Ryzenから市場シェアを取り戻すために価格戦略を変更したIntelは、近年コスパのいいCPUを販売しています。

一方ノートパソコンでは、Ryzen搭載のパソコンはIntel搭載パソコンより価格が安く性能がいい傾向にあります。ノートパソコンを購入する場合は、Ryzen搭載をおすすめします。

ここからは、Ryzenの詳細な特徴について解説します。しかし、ラインナップが多岐にわたるため、主にノートパソコン用のRyzenに絞って解説します。

先ほどの項目で解説したように、RyzenはIntelから市場シェアを獲得するためにAMDが送り込んだ戦略商品です。そのため、安価でありながら高性能という、非常にコスパがいい点が魅力の1つです。

自作パソコン用パーツだけでなく、ノートパソコン用のRyzenも高性能・低価格という高コスパ製品として名を上げています。

Ryzenに限らずAMDのCPUは互換性が高いことで有名です。パソコンを自作する際には、CPUやメモリなどのパーツをマザーボードという土台のパーツに組み込むのですが、それぞれ全て対応するパーツが決まっています。

AMDのCPUはこの対応範囲が広いため、1つのマザーボードに対して、比較的簡単に新しいCPUを組み込めます。

Ryzenに限らず、現在主流のCPUは1つのパーツの中に頭脳に相当する「コア」が複数組み込まれています。これはマルチコアという名称で、頭脳がたくさんあるため素早く複数の処理を行うことが可能です。

Ryzenは性能のいい頭脳を集合させたCPUです。そのため、複数のアプリ（ソフトウェア）を同時に使用するマルチタスクを高速で処理できるのです。

世代やグレードなど、Ryzenのモデルは多いです。ここでは主に2021年2月現在購入できる、ノートパソコン用Ryzenの種類について解説していきます。ノートパソコンを選ぶ際の目安にしていただければ幸いです。

Ryzen3はエントリーモデルで、ラインナップの中で性能が最も低く、最も安価です。比較的低価格のノートパソコンに搭載されることが多いです。

しかし、Ryzenシリーズはベースの性能が高いため、簡単なオフィスワーク程度なら特に問題なく処理できる性能を持っています。Ryzen3を搭載したノートパソコンは、非常にコスパが高いものが多いです。

エクセルシートをいくつも開きながらデータを確認し、業務ソフトも実行しなければならないというような状況では、Ryzen5が最適です。

Ryzen3よりコアの数が多いRyzen5は、マルチタスク性能が向上しています。Ryzen5搭載のノートパソコンであれば、高度なオフィスワークも快適に実行することが可能です。

ゲーム用のノートパソコンは、Ryzen7搭載モデルが主流です。上位モデルであるため、コア数・処理性能ともに非の打ち所がありません。パソコンに負担がかかる動画編集作業にも向いています。

また、Ryzen7搭載ノートパソコンにはGPU（ゲームや動画処理に使われるパーツ）が組み込まれているものが数多くあります。その場合、パソコン本体重量が増えるのでご注意ください。

最上位モデルであるRyzen9を搭載したノートパソコンは、あまり市場に出回っていません。ほとんんどがゲーム・動画作成やデザイン作業が目的です。通常のオフィスワークで使用するにはオーバースペックな場合が多いため、注意しましょう。

しかし抜群の性能を持つ一方、ノートパソコンは冷却機構の関係上、デスクトップ用CPUよりも性能が抑えてありますので、留意しましょう。

ここまでRyzenの利点をたくさん紹介しました。しかし、メリットしかないCPUは存在しません。どんなCPUにもメリットもあればデメリットも存在します。ではRyzenのデメリットとは、どのようなものがあるのでしょうか？

AMDでもIntelでも、下位のモデルはゲーム性能に限界があります。Ryzenも例外ではなく、特にノートパソコン向けモデルでは、Ryzen7またはRyzen9が搭載されたゲーミングノートでないと、最新の3Dゲームを高画質でプレイするのは困難です。

なお、最新の3Dゲームを最高画質で快適にプレイしたい場合は、ノートパソコンではなく、デスクトップのゲーミングパソコンに絞って探しましょう。

これまで性能の割に低価格だったRyzenですが、最新世代版は前世代の同一モデルと比較すると、日本円にして10000円ほど価格上昇しました。

そのため、今後発売されるRyzen搭載ノートパソコンの価格が上昇する可能性もあります。しかし、現在販売されているRyzen搭載ノートパソコンが高性能で、コスパに優れていることに変わりはありません。

ノートパソコンを選ぶ際にはいくつかポイントがあります。ここではCPU以外のポイントについて解説します。

パソコンを選ぶ際には、メモリとストレージに注目しましょう。メモリはCPUの性能を発揮させるために必要なパーツで、Ryzen3や5であれば、8GBあれば充分です。Ryzen7以上のパソコンなら、16GBのものを選びましょう。

ストレージはデータを格納するためのパーツです。通常のオフィスワークであれば256GB、動画や写真などをメディアを多く保存する場合には512GB以上が必須です。USB接続HDDやSDカードなどで容量を追加できるモデルもあります。

仕事でパソコンを持ち歩くことが多い場合は、モバイルパソコンとも呼ばれる、小型で軽いモデルをおすすめします。

メーカーによって基準はさまざまですが、画面サイズが14インチ以下で重量1.4kg以下のものをモバイルパソコンと呼ぶ場合が多いようです。小型・軽量モデルのPCであれば、カバンに入れて持ち運ぶのも苦になりません。

Ryzen搭載ノートパソコンは複数のメーカーが製造・販売していますが、その中でもおすすめのメーカーを3社紹介します。メーカーごとの特徴を把握して、パソコン選びに役立てましょう。。

アメリカに本部を置くヒューレットパッカード(HP)は、世界各国でパソコン・周辺機器を販売している大手メーカーです。

Ryzen搭載ノートパソコンでは低価格モデルの他に、画面が360°変形してタブレットとしても使うことができる2in1 PCを製造・販売しています。

世界最大級のテクノロジー企業であるDell（デル）は、多数のRyzen搭載ノートパソコンを販売しています。充実のラインナップで、安価なエントリーモデルからゲームプレイも可能な高性能ノートPCまで幅広く取り扱っています。

中には複数のカラーやパーツをカスタムできるモデルもあるので、ディテールにこだわりたい方に向いています。

NECや富士通のパソコン部門を子会社に置くLenovo（レノボ）の本社は、香港にあります。高コスパな点が特徴で、性能に対して驚くほど価格の安いモデルも存在します。

Ryzen搭載ノートパソコンは、プライベートで使うエントリー用からビジネス用途のPCまでコスパのいいものをたくさん取り扱っているため、お金をかけられないけれど性能のいいパソコンが欲しい方におすすめです。

本記事では、Ryzen搭載ノートパソコンについて解説・紹介しました。高性能かつ安価なRyzen搭載のノートパソコンには魅力的な機種がたくさんあります。ぜひ本記事を参考にして、自分にぴったりな1台を選びましょう。