ウェブブラウザのおすすめ6選｜軽いブラウザは？ iPhone・PC向きブラウザも

普段何気なく使っているウェブブラウザですが、初期設定のものをそのまま使用している方も多いですよね。ウェブブラウザにはさまざまな種類があり、特徴的なものが数多く存在します。そのため、効果的な使い分けが大切です。

ウェブブラウザを使い分けると作業効率の向上・使い勝手をよくする効果が見込めます。しかし、数あるウェブブラウザの中から自分に合ったものを選ぶのは大変です。初心者が選ぶとなると何がいいのか分からない方も多いです。

そこで今回は、PC用・スマホ用のおすすめウェブブラウザをご紹介します。パソコン初心者でPCブラウザの知識がない方にもわかりやすく紹介するので必見です。その他にも、さくらブラウザも要チェックするので最後までご覧ください。

簡単に説明すると、ウェブブラウザとはインターネットサイトを閲覧するために使うソフトです。インターネットサイトはHTMLと呼ばれるプログラムで構成されていますが、ウェブブラウザにはHTMLプログラムを見やすく翻訳する機能があります。

ウェブブラウザにはスマホ用のブラウザとデスクトップ用のブラウザがあり、タブレットはスマホと同じブラウザを使えます。デスクトップ用のウェブブラウザは種類が豊富で、公開されているウェブブラウザをほぼ使用できるのが強みです。

ウェブブラウザを選ぶ注意点としては、スマホ用のブラウザはデスクトップでは使用できず、デスクトップ専用のウェブブラウザはスマホでは使用できない点です。選ぶ際には十分注意しましょう。

全世界・日本ではどのようなブラウザが人気なのか気になりますよね。人気ブラウザのシェアを確認すると、ブラウザの専門的な知識がなくてもブラウザの流行を確認できます。また、今回のデータは2023年3月時点のデータを参考にしています。

全世界・日本ともにシェア1位は圧倒的にchromeでした。世界シェア65.8％・日本シェア62.33％で他のウェブブラウザに比べて高い数値です。chromeが人気なのは「Googleが提供しているサービスを安定して使える」・「動作が軽く拡張性が多彩である」、この2点が主な理由と考えられます。

世界シェア2位は「Edge」です。使用率は11.12％と、1位と比べてポイントの差が大きくなっています。日本でも「Edge」がシェア2位に入っており、世界全体に比べると使用比率が高いです。

タブレットのウェブブラウザはchromeとsafariが人気を集めており、世界シェアはchrome49.31％・safari35.22%と人気を二分しています。この2つはタブレットの標準設定のブラウザのため、それが高い使用率を誇っている理由と考えられます。日本ではiPadの利用率が高いため、safariの使用率が52.34%と最も高いです。

モバイル（スマホ用）の世界シェア1位はChromeで64.67%、日本ではSafariが最も人気でシェア率は62.68%でした。モバイル版はタブレットと同じく、世界と日本で人気のウェブブラウザが異なっています。シェア率を参考に自分に合ったウェブブラウザを選びましょう。

各ブラウザを比較して、chromeとsafariのシェア率が高いとわかりました。各プラットフォームの初期ブラウザのため「そのまま使い続けてもいいのでは」と変更しない方が多いためと考えられます。

しかし、ブラウザを使い分けると作業効率が向上したり、ブラウザによって表示の見え方が変わったりする場合があります。場合によっては他のブラウザの方がchromeやsafariより動作が軽い場合もあるため、ブラウザの使い分けは大切です。

Google Chrome（グーグルクローム）は、 Googleが開発したウェブブラウザです。2008年にWindows用としてリリースされ、その後スマホに移植されました。

世界的シェア率No.1のGoogle Chromeです。その業績を活かし、ノートパソコンやデスクトップパソコンを開発したり、Chromeのブランドを利用したりしてさまざまな製品を開発しています。圧倒的な人気の理由は、動作の軽さと拡張性の高さです。シンプルで直線的なデザインで使いやすく、検索バーとURLバーが一体化しているため利便性が高い点が特徴です。

Googleアカウントによる共有のしやすさから、今後パソコンやスマホを買い換える予定がある方におすすめです。拡張機能が豊富で、英語のページが日本語に翻訳されたり、ネットショッピングをする際に値段を比較表示したりと自由にカスタマイズできます。

Safari（サファリ）はappleにより開発されたウェブブラウザです。iPhoneやiPod  touchなどのiOS機器や、iPadのiPadOSプラットフォーム向けにカスタマイズされたSafariが、標準ウェブブラウザとして搭載されています。

Safariは、iPhone・iPad・macを手掛けたapple社が開発したブラウザなので、apple製品との相性は抜群です。パソコンやタブレットとスマホの同期もできます。また、ほかのウェブページやCSSと呼ばれるプログラミング言語の描写に強いのが魅力です。しかし、Windowsのパソコンとは相性が悪いデメリットがあります。対応OSは少ないので、apple製品専用として人気です。

パソコンとスマホと同期が簡単にできるので、パソコンやスマホを買い替える予定のある方におすすめです。現在iPhone・mac・iPadを使用中であれば、ブラウザの知識がない方でもsafariだけで十分です。Safariから使って、慣れたらほかのブラウザを使うのもおすすめします。

Mozilla Firefox（モジラ・ファイアーフォックス）は、アメリカのカルフォルニア州「mozilla Foundarion」によって開発されたフリーかつオープンソースのウェブブラウザです。Firefoxと呼称されるほか、fireおよびfoxの和訳から火狐とも呼ばれる場合もあります。

Firefoxの魅力は何といってもアドオンによる拡張性です。その拡張性を利用して読み込みや細かなレスポンス速度を高速化できます。ブラウザ内の設定を変えても高速化でき、さらに高速化支援系フリーソフトを使用すると一層向上が図れます。

Firefoxの魅力は豊富な拡張機能です。アドオンを入れるとAmazonの値段の推移を見られたり、広告を自動的に消したりできます。検索面でも強く、1つの検索ウィンドウでGoogle・Yahoo!・Amazonの検索が可能です。効率的に情報収集ができるため、調べものが多い方におすすめです。

Microsoft Edge（マイクロソフト エッジ）は、マイクロソフトが開発したウェブブラウザで、Internet Explorerの後継ブラウザになります。新しく標準搭載されたMicrosoft Edgeは、近代的なデザインや機能で多くのユーザーに評価されているウェブブラウザです。

Microsoft EdgeはWindows10から採用されており、パソコンの使用経験がない初心者の方でも違和感なく使えるよう作成されたブラウザです。印刷画面では、設定情報と同時に印刷プレビューを確認できます。印刷プレビューを確認すると、ウェブブラウザで調べたものを印刷する際に印刷ミスを防げます。

Microsoft Edgeは長年愛されてきたInternet Explorerの後継ブラウザらしく、オールマイティーなブラウザです。誰でも使える初心者向けブラウザとなっています。これからパソコンを使い始める方に非常におすすめです。

Opera（オペラ）は、中国の奇虎360傘下であるノルウェーのソフトウェア開発会社、オペラソフトウェア(Opera Software ASA) によって開発されているウェブブラウザです。Chromiumベースであり、10年前のパソコンでも使用できる点を目的としています。また、VPN接続が標準で備わっており高いプライバシー性を誇ります。

Operaは標準性能として広告ブロッカーが搭載されています。動作も軽快で気軽にネットサーフィンをしたい方におすすめです。ただし、初期設定では広告ブロッカーはオフになっているので各自で設定する必要があります。広告をブロックしたい方は必ずオンにしましょう。

日本にあまり馴染みのないOperaですが、動作が軽快である点や、広告ブロッカーによる快適なネットサーフィンができる点で古参ユーザーも多くいます。他人とは違うブラウザを使いたいと思っている方におすすめしたいブラウザです。

Vivaldi（ヴィヴァルディ）は、Vivaldi Technologies社によって開発されたウェブブラウザです。名前の由来は音楽家のアントニオ・ヴィヴァルディで、革新的なブラウザを制作したいといった意味が込められています。

先ほど紹介したOperaの開発者が新たに作り上げたブラウザのため、Operaに使用感が似ているブラウザです。

タブスタッキングとは簡単に説明すると、タブのグループ化です。ウェブブラウザを使っている際、タブが多くなり画面が分かりづらくなった経験はありませんか。

タブスタッキングを使うと、タブごとの画面を分割して表示できます。ただし、実用的には2～3枚が限度です。タブスタッキング機能があればAmazonで商品価額の比較もできます。はじめは戸惑うかもしれませんが、慣れたら使い勝手のいい機能です。

タブスタッキングをはじめ超多機能を搭載したブラウザであるため、ヘビーユーザー向けのブラウザです。慣れるまでに時間はかかりますが、使いこなせば快適性を兼ね備えたブラウザになります。

これまで紹介したブラウザの特徴をまとめました。以下を参考に、自分に合ったウェブブラウザを利用してください。

スマホやiPhoneでウェブブラウザ選びに迷ったら、safariやchromeなどの標準ブラウザの使用をおすすめします。無料ブラウザも存在し、インストールしたらすぐに使用できて便利です。androidは「Googlechromeアプリ」、iPhoneは「safari」が標準ブラウザです。

さくらブラウザは広告ブロックにより広告を受信する時間を短縮・圧縮して通信料を節約できます。そのため、通信量の上限到達を気にしがちな方におすすめです。

また、フルスクリーンモードにより小さい文字も大きく表示できるため小型のスマホでも使いやすいです。デメリットは、さくらブラウザはandroidしか対応していない点です。iPhoneユーザーは使えないので注意しましょう。

Viaはアプリサイズが小さく、シンプルな機能性で余計な読み込みもない非常に軽いブラウザアプリです。自宅のWi-Fi回線が弱く、ストレージに余裕がない方でも快適に動作します。また、Viaも広告ブロックを標準搭載しています。アプリを多くダウンロードしていて、スマホが重い方におすすめです。また、ViaはandroidとiPhoneの両方で使用できます。

OperaGXはその名の通り、先ほど紹介したOperaがベースになったウェブブラウザです。同期に関してもOperaを使用していた方はそのまま同期できます。Operaにある省電力モードなどやアドオンによる拡張性もあるので、ゲーム好きであるなら1度は利用したいウェブブラウザです。

Twitchは、プロゲーマーや有名なストリーマーが活躍しているライブ配信サイトです。OperaGXでは標準機能としてサイドバーからアクセス可能です。ログインをすると、自分がフォローしたチャンネルが表示されます。誰がオンライン状態かすぐにわかるため、配信を見逃しません。

ゲーミングブラウザとあって拡張機能が豊富です。おすすめのゲームやニュースを届ける「GX Corner」・ブラウザのテーマ色を変える「GX　DESIGN」・CPUとメモリの最大使用量を決めて制限できる「GX　CONTROL」があります。

「GX　CONTROL」はタブを大量に開くとかかる負担を制限できる機能です。Operaで標準装備で実装されていたVPN接続も、OperaGXで実装されています。VPN接続を利用すると遅延をなくしたり、高速で通信ができたりします。遅延や応答時間を短縮したい方におすすめのブラウザです。

これまでのウェブブラウザとは違い、英語表記のサイトでしかダウンロードできません。

1. 下のリンクからサイトに行くと「download　Opera　GX」といったボタンがあるのでクリックし、ファイルをダウンロードしてください。
2. 「OperaGXsetup.exe」のファイルがあるのでダブルクリックで起動します。
3. 「インストール」ボタンがあるのでクリックします。

後は自動で設定するので、正しくダウンロードされたかをを確認しましょう。

ブラウザを安全に利用するにはさまざまな点を考慮しておく必要があります。個人情報を提供するサイトを利用する場合、「http」で始まるURLのサイトを活用しましょう。httpsサイトはSSLで暗号化されているため、httpにアクセスした際にアドレスバーに付く南京錠のマークは安全な証拠です。

また、怪しいアプリをダウンロードしないように気をつけるのも大事です。少しでも怪しいと思ったアプリは事前に調べておくか触らないようにしましょう。他にも、パスワードの設定やアプリをアップデートしておくなど意識しておくべき点は多いです。

ブラウザの開き方は、スマホのメニューにあるSafariやChromeと表示されたアイコンをタップしたら開けます。パソコンの場合は、IEやEdgeをダブルクリックしましょう。アプリが開いたら検索窓に自分が調べたい項目などを入力して検索をクリックしたらウェブページが出てきます。

Cookieとは、ネットにアクセスした際に付与されるテキストファイルです。実際に利用した人のIDやアクセス回数、閲覧履歴などが記録されます。Cookieを利用しておけば、SNSなどのログイン時に面倒な手続きが省けて便利です。

有効・無効のやり方としては、まず最初にパソコンでChromeを開いて右上にあるその他のアイコンをクリックしましょう。クリックしたら、項目のなかにある設定を選び、「プライバシーとセキュリティ」のなかの「サイトの設定」をクリックします。

「サイトの設定」をクリックしたら、「Cookie とサイトデータ」を選んでください。「ブロック中」の横にあるスイッチをオンにすると有効、「Cookie をすべて受け入れる」をオフにすると無効になります。

ブラウザのキャッシュクリアの方法は、まず最初にSafari を起動して環境設定を選択してください。環境設定のなかの「詳細」をクリックし、ウィンドウ下部にある「メニューバーに”開発”メニューを表示」にチェックを入れましょう。

チェックを入れるとメニューバーに「開発」が追加されるため、その項目のなかの「キャッシュを空にする」をクリックしたらキャッシュクリア完了です。やり方が分からず困っている方は、参考にしてください。

Google Chromeの場合は、まずChromeを起動して右上の設定メニューをクリックしましょう。次に「その他のツール／閲覧履歴を消去」をクリックし、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れてから「データを削除」を選択したら完了です。

おすすめのウェブブラウザについて紹介しました。ウェブブラウザは使用目的に合わせて使い分けると作業効率が向上し、インターネット生活をより快適にできます。ぜひ本記事を参考に、ご自分に合ったウェブブラウザを見つけてください。