ウォークマン「Aシリーズ」を比較｜A50とA55の違いやA100など生産終了品も

SONYのウォークマンのAシリーズなら、高音質を叶える独自の技術や生活音・雑音などの周囲の騒音を約98.0％カットするデジタルノイズキャンセリング機能が搭載されているので、音質にも非常に優れています。

そして、音楽を聴ける以外にもテレビと接続して録画した番組を取り込める機能やカラオケ機能もあります。ウォークマンのAシリーズを1台持っておくと、通学中や通勤中のちょっとした空き時間も楽しめますよ。

今回は、Aシリーズに搭載されている機能の特徴やほかのSシリーズやZシリーズ・歴代製品との比較について紹介します。さらに、SONYのウォークマンの中でも生産終了とされているNW-A50・NW-A100の違いや2023年最新型の情報についても必見です。

ZシリーズやFシリーズは、ディスプレイが広いので、画面が見やすく操作もしやすいです。さらに、SシリーズやEシリーズは、ダイレクト録音機能が搭載されているので、好きな音楽を高音質で録音できます。

また表からわかる通り、どのシリーズにもノイズキャンセリングが搭載されています。連続再生時間は、Eシリーズが最も長い約24時間です。それに次いでZシリーズとFシリーズが約15時間です。

ソニー独自のS-Master MX機能は、音声信号をフルデジタル処理する際のプロセスが最適化され、従来よりも歪みやノイズを低減し、小音量から大音量まで高音質を実現しています。また、迫力ある低音のエネルギー感、スピード感を味わえます。

さらに、ウォークマンAシリーズなら、音楽の繊細な空気感までリアルに再現できるので、場所を選ばずに臨場感ある音を感じられますよ。ソニー独自の技術で作り上げられたS-Master MXをぜひ使ってみてください。

デジタルノイズキャンセリング機能は、生活音や雑音を含めた、周囲の騒音を約98.0％カットするので、静寂の中で音楽を聴いているような感じに浸れるほか、ダイレクトなサウンドを実現しています。

また、アナウンスが流れる電車やバスの中でも、ボリュームを上げすぎずに音楽に集中できるので、周りへの音漏れを気にする必要もありません。音量の上げすぎによる耳への負担も軽減します。

音量を上げても、ひずみのないメリハリのある重低音を再生できるクリアベースを搭載しています。そのため、ジャズのベース音や原画期の深みのある音も力強く再生可能です。また、圧縮により失われがちな高音域もクリアに再現できます。

原音に近い音で再生が可能なので、音質劣化が少なく、イヤホンで聞いていても聴き疲れのしにくい自然な音で楽しめます。さらに、音の混在を抑制し、クリアなステレオ感を実現しているので、環境音が大きいところでも気にせず音楽を聴けますよ。

最適にハイレゾ級高音質にアップスケーリングする「DSEE Ultimate」を搭載しています。そのため、YouTube・LINEMusic・アップルミュージックなどのストリーミング機能にも対応しており、楽しめる幅が広がります。

さらに、ハイレゾ音質の楽曲を提供するストリーミングサービスを利用する場合、ハイレゾ音質で再生するには、本体の設定でハイレゾストリーミングの使用をONにし、ハイレゾに対応したヘッドホンやスピーカーで有線接続する必要があるので、チェックしましょう。

ダイレクトレコーディングが搭載されているので、パソコンを使わなくても、録音の際には別売録音用ケーブルWMC-NWR1があれば、ポータブルやコンボなどから直接録音ができます。パソコンを持っていなくても簡単に使えます。

また、楽曲や録音元の再生機器によっても異なりますが、「xアプリ」を使うと、録音した曲の情報も取得可能です。友達に好きな曲を勧めたいとき、音楽の情報をすぐに教えてあげられますよ。

再生スピードを0.5倍から2倍速までの9段階で調整が可能なので、聞きたい速さで音楽を楽しめます。さらに、デジタル処理によってスピードを変えても自然な音程で再生できるので、リスニングの勉強にも最適です。

聞き逃した英文をもう1度聞きたいときでも、リピートで戻して再生スピードを調節して自分に合った速さで聴けます。1つの音楽でも、さまざまな速さに調節して聴けるので、いろいろな速さで聞いてみるのも楽しめます。

ウォークマンAシリーズは、Bluetooth(R)のワイヤレス音楽再生もハイレゾ音質で楽しめるLDACに対応しています。そのため、対応のヘッドホンやワイヤレススピーカーと組み合わせると、ワイヤレスでも自分の好きな音楽が高音質で楽しめます。

ウォークマンAシリーズには、いたわり充電モードが搭載されています。いたわり充電モードは、バッテリー充電量の約90％に達したところでウォークマンの充電を停止します。これにより、充電量を制限して、過充電を防ぎバッテリーの耐久寿命を長持ちできますよ。

ウォークマンAシリーズには、アラーム機能やスリープタイマー機能が搭載されており、30分単位で120分まで設定できます。そのため、好きな音楽を聴きながら寝たい方に最適です。さらに、設定した時間が過ぎると自動的に再生が停止するので、安心して眠れます。

ウォークマンAシリーズには、FMチューナーが内蔵されているので、外出先でもお気に入りの番組をクリアな音で楽しめます。しかし、一部の地域を除き、地上アナログテレビ放送が2011年7月24日に終了したため、テレビの音声は聞けません。

ウォークマンAシリーズには、カラオケモードが搭載されており、楽曲のボーカル部分を2段階の強弱で抑えられる機能があります。また、歌詞ピタとあわせて使えば、ウォークマンにためたお気に入りの曲でいつでもどこでも簡単にカラオケを楽しめます。

ウォークマンのAシリーズは、ソニー独自の12音解析技術によりウォークマンのミュージックライブラリにためた楽曲を10チャンネルに自動で分類します。さらに、時間帯によるおすすめや印象によって分類されるので、気分にあった音楽を選んで楽しめます。

別売りの映像や音声出力ケーブルWMC-NWV10を使うと、ウォークマンとテレビとの接続も可能になります。自分のウォークマンに入っている曲の歌詞を表示している音楽再生画面をテレビに出力できるので、家族や友達とカラオケをするときにも役立ちます。

ウィークマンのAシリーズには、音楽だけではなく写真やビデオも楽しめる機能が多く搭載されています。ここからは、そんなウォークマンAシリーズのビデオや写真を楽しめる機能についてくわしく紹介します。

高輝度で高コントラスト、さらに広視野角で色再現性や応答速度にも優れた2.8型ワイド有機ELディスプレイを搭載しています。そのため、ビデオや写真も美しい映像で楽しめます。さらに、色の違いも鮮やかに表現できるので、暗いシーンが多い映画も楽しめますよ。

ウィークマンAシリーズには、ウォークマン内のテレビの出力や、録画した番組を持ち出せるといった機能も搭載されています。ここからは、そんなウォークマンAシリーズのテレビとの楽しみ方について紹介します。

別売りの映像・音声出力ケーブルWMC-NWV10を使えば、テレビとの接続もできます。そのため、ウォークマンにためた自分の好きな番組をテレビに出力して、テレビの大画面で楽しめます。SD画質のビデオの出力もできるので、非常におすすめです。

このAシリーズのウォークマンは、ブルーレイディスクレコーダーや録画機能内蔵となっているので、テレビで録画した番組をウォークマンに取り込めます。そのため、通勤中・通学中・ちょっとした空き時間でも場所を選ばずに好きな録画番組を楽しめます。

Aシリーズには、旧シリーズ「NW-A50」と新シリーズ「NW-A100」の2種類あります。NW-A50は旧シリーズのため、その多くが生産終了となっています。

NW-A50とNW-A100を比較しての大きな違いは、Android搭載とWi-Fi対応になった点です。NW-A100なら、音楽配信サイトのストリーミングサービスがウォークマンA100シリーズの本体だけで楽しめるので、非常に使いやすいです。

また、液晶のサイズや解像度も大きく、Android搭載なので、A50シリーズと比べてできる機能が増えました。しかし、NW-A100はNW-A50よりもバッテリーの持続時間が大幅に減っています。ハイレゾの場合でA50シリーズの約半分となっています。

ウォークマンにはNW-A50とA55というシリーズがありますが、「NW-A50」はシリーズ名で、「NW-A55」はそのシリーズの中のモデルの1つとなっています。基本的な性能は共通しており、モデルによってカラーや容量が異なります。

例として、「NW-A55」は容量が16GBで、「NW-A57」は64GBです。また、(R)と付いているのはカラーがレッドで、(N)はゴールドといった違いがあります。

ウォークマンのAシリーズは長らく新型が発売されていませんでしたが、ついに2023年1月27日にAシリーズの最新作「NW-A300」が発売されました。

NW-A100ではバッテリーの持続時間が約26時間と短くデメリットとなっていましたが、最新作のNW-A300ではバッテリーの持続時間が最大約36時間と、前作よりも約10時間以上再生が可能です。

デザインにおいても前作NW-A100よりも高級感がある加工が加えられています。さらに使いやすいウォークマンのAシリーズとなり、これからウォークマンの購入を考えている方にはとてもおすすめできる製品です。

最新のウォークマンは、AI技術が再生中の楽曲をリアルタイムで解析し、最適にハイレゾ級で高音質にアップスケーリングする機能も搭載しているので、非常に音質が良くおすすめです。ウォークマンを持っていれば、いつでもいい音で好きな音楽を聴けるので、1台持っておくと役立ちますよ。