エアコンの電気代の節約方法!電気代の計算方法も徹底解説!

暑い夏や寒い冬を乗り越えるために必要不可欠なエアコンですが、電気代が気になってしまうことはありませんか。エアコンを使用すると電気代が高くなるのは仕方ありませんが、なんとかして安くしたいです。この記事では、エアコンの電気代の計算方法と節約方法について紹介します。

2021/10/22 更新

夏は暑くて冷房をつけてしまい、冬は寒くて暖房をつけて過ごしている方は多いのではないでしょうか。快適に過ごすためなら仕方ないと割り切ってはいても、毎月見る電気代に驚いている方もいると思います。

 

最近では、こまめに電源を入れたり切ったりするなら付けっぱなしにしておくほうが、電気代が安くなると言われていますが、実際は状況によって変化します。

 

そこで今回は、エアコンの電気代の計算方法を知って、無理なく節約する方法について紹介していきます。エアコンの賢い使い方を知るだけで、毎月数千円程度の節約ができますので、電気代に悩んでいる方は参考にしてください。

エアコンの電気代を計算してみようと思っても、明細だけだとどのように計算したら良いのかわかりにくいと思います。まずはエアコンの電気代の計算方法を紹介します。

 

1時間・1ヶ月ごとの電気代の計算方法を紹介しますので、読者の方も式に当てはめて計算してみてください。

電気代の計算には消費電力と期間消費電力量をチェック

電気代の計算には、明細に書かれている「消費電力」と「期間消費電力量」を確認する必要があります。

 

「消費電力」とは、単位がW(ワット)で、電化製品を動かすために必要なエネルギー量のことを指しています。明細には1kWと書かれていることもありますが、これは1,000Wのことです。消費電力は家電製品の説明書や、カタログなどに記載されています。

 

また「期間消費電力量」とは、単位はkWhで、エアコンの電気代を求めるための指標として使用されます。エアコンを1年間冷暖房で使用したときにかかる電力量の目安値を表しており、この値が少ないほど、年間を通じての運転効率やエネルギーの消費効率がよくなります。

1時間・1ヶ月の電気代の計算方法

消費電力と期間消費電力量がわかりましたので、具体的な電気代の計算方法について解説します。1時間当たりの電気代は、以下の式で求められます。

 

「1時間あたりの電気代=消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金」

 

1kWhあたりの電気料金は電力会社や使用電気量によって変わりますが、今回は電気料金の目安単価とされている、27円/kWh(税込)で計算していきます。たとえば、エアコンの消費電力が1,000Wだった場合について紹介します。電気料金を求める場合はkWを使用しますので、1,000Wを1kWに変換します。

 

「1時間あたりの電気代=1kW×27円/kWh=27円」となります。

 

次に1ヶ月間あたりの電気代を以下の式で求めていきます。

 

「1ヶ月あたりの電気代=1時間あたりの電気代×1日の使用時間×1ヶ月の使用日数」

 

たとえばエアコンを1日6時間、1か月に25日利用した場合だと、1か月に発生する電気代は下記の通り計算できます。

 

1か月あたりの電気代=21.6円/h×6h/日×25日/月=3,240円/月

 

エアコンを稼働させている台数に比例して電気代も増えます。1ヶ月あたりの電気代がわかることで、稼働時間や日数を調整するなど、費用の減らし方が分かってきます。電気代を節約するためにも、まずは1ヶ月あたりの電気代の計算がおすすめです。

1年間の電気代の計算方法

1時間あたりの電気代や1ヶ月あたりの電気代の計算ができるようになったところで、次は1年間の電気代の計算方法について紹介します。1年間の電気代は、期間消費電力量から下記の計算で算出できます。

 

「1年間の電気代=期間消費電力量×1kWhあたりの電気料金」

 

たとえば、期間消費電力量が800kWhの場合、1年間の電気代は、下記の計算式で分かります。

 

1年間の電気代=800kWh×27円/kWh=21,600円

 

期間消費電力量が少ないほど1年間の電気代が安くなりますので、新しくエアコンを購入する際には意識してみてください。

エアコンの電気代を節約する時に、「付けっぱなしにすべきか、こまめにオン・オフにするか」という問題が出てきます。ペットを飼っている方で日中は家に誰もいない家庭もいらっしゃると思います。

 

冷房を使うときと、暖房を使うときでは使用する電力量が変化するため、この問題は、単純な比較だけでは解決しません。以下では、冷房を使用する場合と暖房を使用する場合で比較して、どちらが電気代が安いのか解説します。

冷房を使用する場合

冷房は運転開始から室温が設定温度に到達するまでに多くの電力を消費して、温度が安定してくると消費電力は少なくなります。つまり、こまめなオン・オフよりもつけっぱなしの方が電気代を節約できることになります

 

またペットを飼っている場合は、夏の日中に冷房をつけずに日中を過ごすと、直射日光の当たらない部屋でも熱中症のリスクがあるので、冷房はつけっぱなしにしておきましょう。

暖房を使用する場合

暖房は、送ってくる風を暖かくするために、内部で熱交換器が常に作動しています。冷房にはこの作動はないため、付けっぱなしの方が電気代が安くなりますが、暖房は付けっぱなしの方が電力を多く消費します。そのため、暖房は室内の温度が適温になったら一度起動停止したほうが節電になります。

暖房・冷房は家の中を快適に過ごすためには必要不可欠な家電ですが、できることなら電気代を安くしたいという気持ちの方は多いと思います。ここでは、暖房・冷房を使用する時に簡単に行える電気代を節約する方法について紹介します。「電気代を節約したい!」という方は参考にしてください。

暖房・冷房、それぞれ温度設定を適切に保つ

環境省が省エネの目安として掲げている「夏の冷房は28℃、冬の暖房は20℃」という言葉を聞いたことはないでしょうか。これには、省エネを目指して掲げられていますが、実は電気代を節約する上でも重要なことです。

 

冷房の設定温度を1℃上げると約13%、暖房の設定温度を1℃低くすると約10%の節電になることが分かっています。ついつい、お部屋を冷やしすぎたり、暖め過ぎたりしていないでしょうか。設定温度は環境省が掲げている「夏は28℃、冬は20℃」を意識してみましょう。

自動運転モードを使用する

エアコンの電気代を節約するために微風や設定風量を最小に設定する方は多くいらっしゃると思います。しかし、それだと室内の温度が設定温度に到達するまでの時間が多くかかってしまい、電気代が高くなる恐れがあります。

 

おすすめの設定は「自動運転モード」です。部屋が設定温度に近づくまでは強風で運転し、機械が考えるベストのタイミングで微風運転に切り替えてくれるので、効率的に運転してくれます。電気代の節約をしたい方は自分で風量をいじるのではなく、自動運転モードを使用してみてください。

定期的にフィルターを掃除する

エアコンのフィルターに、ほこりやゴミが溜まってしまうと、運転効率が低下してその分余計な電気が必要になります。余計な電気が必要になると、電気代もその分多く必要になります。

 

エアコンのフィルターを2週間に1度掃除することで、ほこりやゴミが溜まらずにエアコンの運転効率を下げることなく稼働してくれます。掃除することで10%程度の省エネが期待できますので、節約にもなります。

最新機種にする

エアコンは最新機種と古い機種の違いとして、消費電力の違いが挙げれます。最新機種は最新の技術を搭載して、省エネを実現できているため、古い機種と比べて消費電力が少なくなります。

 

最新機種にすることで購入代金はかかってしまいますが、電気代はおよそ8%安くなると言われており、特に冬の節電効果は大きく感じることができると思います。10年以上前のエアコンを使用している方は、思い切って買い替えをしましょう。

 

以下の記事では、おすすめの最新機種を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

エアコンを使用するときの工夫によって、電気代を節約する方法について紹介しました。しかし、エアコンの設定以外にも一工夫を加えることで、さらに電気代を節約することができます。以下では、エアコン以外のもので電気代を節約する方法について紹介します。

扇風機やサーキュレーターを併用する

「冷たい空気が下に行き、暖かい空気は上にたまる」というのは、ご存知でしょうか。これによって、クーラーの冷たい空気は部屋の下にたまります。エアコン自体は部屋の上に取り付けられていることが多いため、部屋の温度はまだ冷えていないと判断し、必要以上に大きな力を使って冷やそうとして電気代が余計にかかってしまいます。

 

そこで電気代を節約するためには、扇風機やサーキュレーターを使用して、足元の空気を天井に循環させることが重要です。空気が循環することで部屋全体も早く涼しくなりますので、おすすめです。効果的な併用方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

冷房は冷気を逃さない、暖房は冷気を遮断する

エアコンで室内を快適な温度にしても、断熱性が悪いと外の温度の影響を受けてしまい、部屋の温度が外の温度に近づいてしまいます。ホームセンターなどで販売されている断熱シートを窓に貼るだけで断熱性を良くなり、冷暖房に頼らずとも年間を通して快適な室温を保ちやすくなります。

 

断熱性が良くなると冷暖房費を節約できるだけでなく、冬には室内の温度差が小さくなることで結露しにくくなり住宅自体の寿命を高めてくれます。

いかがでしたでしょうか。暑い夏や寒い冬を乗り越えるために必要不可欠なエアコンですが、電気代が高くなり家計が苦しめられることもあったかもしれません。

 

この記事に書いてある電気代の仕組みについて理解し、無理なく節約をできるようにしていきましょう。電気代を節約することは省エネを意識することでもありますので、環境省の設定温度を守ることから始めてみてはいかがでしょうか。

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