寝室でプロジェクターの大画面をリラックスしながら楽しもう！

寝室で眠る前にテレビやスマホ・タブレットPCで動画配信サービスのコンテンツなどを楽しんでいる人も多いのではないでしょうか。プロジェクターの大画面なら映画・ドラマなどの楽しみも一層大きくなります。

寝室にプロジェクターを設置すれば、リラックスして寝転びながら大画面を楽しむことができます。別途チューナーが必要ですが、プロジェクターはテレビの代わりとしても利用できるので、寝室からテレビをなくすことも可能です。テレビを置くスペースが空くので寝室をすっきりさせることができます。

また、子供を寝かしつけるためのコンテンツをプロジェクターで投影したり、子供向けのプロジェクターを利用したりすることで子供との時間を充実させることができます。プロジェクターは部屋を暗くして利用するのが基本なので、子供を寝かしつける場合にもプロジェクターは大いに役立ちます。

プロジェクターには、明るい部屋では見えづらいという弱点があります。いくら高輝度のプロジェクターであっても真昼の直射日光が当たる部屋ではどうしても見えづらくなってしまいます。

プロジェクターが得意とするのは「暗い部屋」です。寝室ならばその条件に合っているのではないでしょうか。寝室にプロジェクターを設置すれば、寝転びながら大画面を楽しむことができます。

寝室で眠りにつくまでの時間に映画・ドラマなどを大画面で楽しんでみてはいかがでしょうか。以下では、寝室にプロジェクターを設置する方法やおすすめのプロジェクターを紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。

プロジェクターにはいろいろなタイプのものがあります。どのような点に注意してプロジェクターを選べばいいのでしょうか。以下では、プロジェクターの基本的性能に注目して選ぶ方法を紹介しています。

画面が見やすいプロジェクターを選ぶためには、明るさを示すルーメンと明暗の差を示すコントラスト比という2つの指標に注目しましょう。 プロジェクターの明るさは「ルーメン」という単位で表されますが、「ANSIルーメン」と「ルーメン」という2種類の単位が混在していて分かりにくくなっています。

ANSIルーメンは投影画面の平均値であるのに対して、ルーメンの表示では最大値が表示されている場合があります。単位がルーメンなのかANSIルーメンなのかに注意しましょう。なお、暗い部屋であれば1000ルーメン、やや明るい部屋であれば3000ルーメン以上が目安です。

なお、コントラスト比は画面の鮮明さに関係しています。画面の一番暗い部分と一番明るい部分の比率を示すコントラスト比の数字が大きいほうがはっきりとした鮮明な映像になります。

プロジェクターの明るさについてこちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。

プロジェクターで投影するコンテンツ(映画・アニメ・ゲームなど)の解像度・アスペクト比に対応するプロジェクターを選ぶようにしましょう。最近の映画・ドラマ・ゲームなどは、16:9のアスペクト比で解像度が1920×1080のフルHDのコンテンツが主流になっています。

プロジェクターを選ぶ場合は、フルHD画質(1920×1080)あるいはHD画質(1280×720)以上の解像度のものを選ぶことをおすすめします。なお、ホーム用プロジェクターの多くは、アスペクト比16：9の画面に対応していますが、ビジネス用プロジェクターでは16：9の画面に対応していないものもあるので注意しましょう。

なお、低価格帯のプロジェクターで「フルHD対応」と表示されていることがありますが、「入力できる解像度」を示しているだけで実際の画面の解像度がHD画質以下であることもあるので注意しましょう。

解像度の高いプロジェクターは以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてください。

プロジェクターは投影距離によって投影できる画面の大きさが異なります。プロジェクターを実際に設置する場合に重要なのが「投影距離」です。部屋の大きさによっては、期待していた大きさの画面を投影できない場合があります。

プロジェクターを置く場所が壁に近い場合は、小さな画面での投影しかできないことがあります。逆に、プロジェクターを置く場所が壁から遠い場合は、投影画面が壁からはみ出してしまうこともあります。投影距離別の画面の大きさを購入前に必ず確認するようにしましょう。なお、「短焦点タイプ」のプロジェクターであれば短い距離で大きな画面を投影することが可能です。

利用する再生機器に対応しているプロジェクターを選ぶ必要があります。プロジェクターに再生機器を接続する方法にはHDMIケーブルなどを用いる方法のほかに、Chromecastなどによるワイヤレス接続があります。

スマホを再生機器として利用する場合には、ワイヤレス接続に対応しているプロジェクターが便利です。ただし、動画配信サービスなどの著作権保護対象のコンテンツはワイヤレス接続で再生できない場合があるので注意しましょう。

なお、プロジェクターによっては、コンテンツ再生機能を内蔵しているものもあります。そのようなプロジェクターは単体でコンテンツを再生できるので外部の再生機器を接続する必要がありません。

部屋を暗くして使用するプロジェクターは子供の寝かしつけに活用することができます。子供向けの絵本などのコンテンツを投影する子供向けプロジェクターがあります。子供向けプロジェクターは単体で作動し、再生機器を接続する手間などが不要です。

子供の寝かしつけが目的であれば、セッティングが不要で簡単に利用できる子供向けの専用プロジェクターがおすすめです。

寝室の天井にプロジェクターの画面を投影すれば、仰向けに寝転びながら大画面を堪能できます。基本的にプロジェクターは壁に投影するように作られているので、プロジェクターのボディの形状によっては天井に投影する場合に工夫が必要になることがあります。

プロジェクターを天井に投影する場合はプロジェクターを縦置きする必要があります。電源コードや映像入力端子がプロジェクターの後部にある場合は縦置きは難しいでしょう。プロジェクターの中には天井への投影も想定して後部がフラットなタイプのものもあります。天井への投影を考えているのであれば、プロジェクターの形状に注意しましょう。

こちらの記事では天井に投影できるおすすめプロジェクターを紹介しています。ぜひ参考にしてください。

プロジェクターを利用する場合、設置場所・設置方法が重要です。設置場所を固定することができれば、セッティング・焦点合わせ・台形補正などの手間を省けるので利用が簡単になります。以下では、簡単に移動できる設置方法、設置場所を固定する方法などを紹介しています。

プロジェクターの裏側に三脚のマウントに対応したネジ穴があれば、三脚に簡単に接続できます。プロジェクターを三脚に接続すれば、投影方向の上下左右の角度の調節が簡単にできます。上方向に向ければ天井への投影も可能になります。プロジェクターを別の部屋に移動する場合も三脚ごと動かせるので便利です。

プロジェクターの設置場所を固定したいけれど、置く場所がない場合には突っ張りラックやディアウォールなどを利用して置き場所を作ることができます。ディアウォールは2×4材を使って壁際に突っ張り棚を作るものです。

ディアウォールを利用すればプロジェクターを設置する棚をDIYで簡単に作成できるのでおすすめです。ディアウォールは、壁掛け型スクリーンの設置にも利用できます。

投影する壁が決まっているのであれば、プロジェクターの設置場所を固定してしまうのもいいかもしれません。プロジェクターを天井に逆さ吊りで設置する方法がありますが、設置用の金具を天井にビスで固定する必要がありハードルが高いのは確かです。

天井の引掛けシーリングに取り付ける照明用ダクトレールを利用してプロジェクターを設置する方法もあります。ダクトレールの耐荷重の範囲内の軽量タイプのプロジェクターであれば、特別な工事なしで設置することが可能です。電源もダクトレールから取ることができます。

プロジエクターのほうがテレビよりも低い費用で大画面を実現できます。寝室のテレビをなくしてプロジェクターをテレビ代わりにするのもおすすめです。その場合、有線接続あるいはワイヤレス接続のチューナーが必要になりますが、テレビを置くスペースが空くので寝室がスッキリします。

プロジェクターでテレビ放送を見る方法として、ブルーレイレコーダーやデジタル放送チューナーの映像出力端子とプロジェクターの映像入力端子をHDMIケーブルなどで接続する方法があります。

すでにブルーレイレコーダーやチューナーがある場合には、プロジェクターとケーブルでつなぐだけなのでとても手軽な方法です。ただし、プロジェクターとレコーダーなどの設置場所が離れている場合には長いケーブルを使う必要があるので煩わしいかもしれません。

プロジェクターをテレビ代わりにする方法には、ワイヤレスチューナーとプロジェクターを接続する方法もあります。この場合、ワイヤレス接続対応のチューナーやブルーレイレコーダーなどが必要になります。Wi-Fiの電波が届けば、チューナーは別室にあっても使えます。

なお、プロジェクターにつないだFire TV Stickなどにデジタル放送視聴用アプリをインストールする必要があります。あるいは、アプリをインストールできるプロジェクターの場合はデジタル放送のワイヤレス視聴に対応したアプリをインストールします。

例えば、プロジェクターにつないだFire TV Stickに「DiXiM Play Amazon Fire TV版」というアプリをインストールすれば、対応しているブルーレイレコーダーの録画番組やライブ放送をプロジェクターで視聴できます。また、ワイヤレスチューナーとそのチューナー独自のアプリを組み合わせて視聴する方法もあります。

プロジェクターを寝室に設置するだけで、非日常感のある寝室シアターが出来上がります。映画・ドラマ・アニメ・ゲーム・テレビ放送などお気に入りのコンテンツをプロジェクターの大画面で楽しみましょう。高性能なプロジェクターの価格が手頃になってきているほか、低価格帯のプロジェクターの種類も増えています。リラックスして寝転びながら大画面を楽しむことができる寝室シアターの夢を実現してみませんか。