掃除機の価格相場は？｜値段が安い掃除機は買ってはいけない？おすすめ製品も紹介

掃除機を購入する際は「値段に差がありすぎてどれを選んだらいいのか分からない」「高価な買い物だから選ぶのに迷ってしまう」と悩む方も多いのではないでしょうか。掃除機の価格帯は幅広く、どの掃除機を買うか迷ってしまいますよね。

掃除機にはさまざまな性能がついており、価格によって搭載されている機能の充実度や吸引力が違います。この記事では、掃除機選びに迷っている人のために、掃除機の相場価格について詳しく解説します。

また、掃除機の選び方や価格帯ごとのおすすめの掃除機を口コミとあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。あなたの家にぴったりの掃除機を探して、お掃除を快適にしましょう。

掃除機の相場は大体2万円～4万円です。下記の金額が掃除機の購入費用の目安になります。

• 一人暮らし：1万円～2万円
• 二人暮らし：2万円～3万円
• 3人以上：3万円～4万円

一人暮らしのワンルームなら、1万円以下のシンプルな掃除機でも問題ありません。部屋がいくつもある一軒家を掃除するなら、ヘッドやアタッチメントが豊富な掃除機がおすすめです。女性や高齢者は軽量なスティック型掃除機が使いやすいですが、吸引力を求めると価格は高めになります。

3万円前後の掃除機は、日立やダイソンのように高価な掃除機を扱うメーカーでも最も売れています。2万円～4万円の価格帯ならコンパクトで高性能な掃除機から、広い場所を掃除できるパワフルな掃除機まで手に入ります。

結論から言うと、必要な機能を満たしているのなら安い掃除機を購入しても問題ありません。掃除機にはさまざまなヘッドがあります。価格の高い掃除機は床に合わせて複数のヘッドを選べるものがあり、隙間ノズルなどアタッチメントも豊富なので、多くの場所を快適に掃除できます。

一方、1万円以下の安い掃除機のヘッドは回転ブラシがついていないものが多く、アタッチメントの数も少なくなります。同程度の性能の掃除機であれば、コードレスよりもコード式の方が安価です。基本的に価格が高い掃除機ほど多機能で、掃除がしやすくなっています。

しかし、価格の高い掃除機を購入しても、機能を使いこなせないのなら意味がありません。必要最低限の機能で十分なら、価格の安い掃除機を選んでもいいでしょう。マキタやアイリスオーヤマ、ツインバードなどは、機能を絞り込んだコスパのいい掃除機を販売しています。

キャニスター型は一般的な掃除機のタイプです。他のタイプよりも吸引力が強い機種が多く、メイン掃除機として使用する人が多いです。吸引力の高さと集じん容量の大きさは優れていますが、取り回ししにくいというデメリットもあります。

また、購入時に気を付けたいのが、コンセントがある場所でしか使用できないという点です。しかし近年では、コードレスのキャニスター式掃除機も販売されています。吸引力が高い掃除機が欲しいという人におすすめの掃除機のタイプです。

スティック型はスタイリッシュでおしゃれなデザインが豊富です。また、コンパクトなので一人暮らしの狭いお部屋でも小さいスペースがあれば収納できます。スタンドも付いているので、設置するのも簡単です。

メリットはコンパクトで使いやすい点ですが、デメリットはキャニスタータイプと比較すると吸引力が劣る点です。しかし、最近のスティックタイプは性能も上がっているので、メイン掃除機として使用する人も多くなっています。

ロボット型掃除機は、自動で掃除ができるのがメリットです。メーカーや価格によって機能は変わりますが、掃除だけでなく充電まで自動で行うロボット型掃除機も発売されています。アプリと連携して遠隔操作などが可能なタイプも増えています。

ただし、障害物や段差などに弱く、ゴミをきちんと吸い取らないことがあるのがデメリットです。待機電力が多く、電気代は他のタイプに比べて高くなりやすいのも難点です。しかし、価格が高く新しい機種になるほど、ロボット型掃除機の精度は上がってきています。

ハンディ型は非常にコンパクトで小回りが利く掃除機です。手軽なので車内や棚上の掃除にも役立ちます。最近では、スティックタイプからハンディタイプに組み替えられる掃除機も販売しています。

ゴミが気になったときにサッと使える一方で、ホースがないので床掃除をしたいときに使いにくいところがデメリットです。床掃除にも使いたいという人はスティックタイプとの2in1の掃除機を選びましょう。

2in1(2way)型は、スティック型とハンディ型の両方で利用できる掃除機です。掃除機本体に取り付けるパイプやノズルを変えるだけで、床掃除はスティック型、狭い場所の掃除はハンディ型などと使い分けができます。

非常に簡単にタイプを変更できるので、2in1型の掃除機は増えています。延長パイプを追加購入することで、2in1になるハンディ型などもあります。ただし、スティック型として使うには吸引力が弱い機種もあるので、十分な吸引力があるかチェックした方がいいでしょう。

集じん方法はサイクロン式と紙パック式の2種類あります。それぞれどんな特徴があるのか解説します。

サイクロン式は吸引したゴミを直接ダストケースに集じんするタイプの掃除機です。吸引した空気とゴミを分離させて、空気はフィルターを通して排気されます。

ダストケースは繰り返し使えるので、紙パック式よりもコストを抑えることが可能です。定期的にお手入れすることで吸引力を維持できます。ダストケースを水で洗えるものがおすすめです。

紙パック式は吸い込んだゴミを紙パックの中に集じんするタイプの掃除機です。2~3ヶ月ほどで紙パック内のゴミが溜まったら紙パックを交換します。ゴミに触れずに捨てられるので、手が汚れにくくて衛生的です。

ダストケースのようにその都度ゴミを捨てる手間はないものの、紙パックは使い捨てなのでサイクロン式よりもコストがかかります。

掃除機にはコードレスとコード有りがあります。コードレスタイプといえばスティックタイプ、コードがあるものといえばキャニスタータイプが代表的です。コードレスのメリットは充電すればどんな場所でも使える点、デメリットは吸引力がコードがあるものよりも弱い点があります。

コード有り掃除機のメリットは吸引力が衰えない点、デメリットはコードが伸びる範囲しか掃除できない点です。お部屋にあるコンセントの位置などを確認して選びましょう。

ヘッドには主にモーターヘッド(自走式)・タービンヘッド・ノーマルヘッド(床ブラシ)の3種類があります。モーターヘッドはモーターの力でブラシが回転する仕組みで、あまり力を加えなくても前進するのが特徴です。一方、タービンヘッドとノーマルヘッドはモーターが搭載されていません。

タービンヘッドは吸引力の力でブラシが回転し、ノーマルヘッドはブラシが搭載されていないタイプのヘッドです。タービンヘッドやノーマルヘッドも問題なくフローリングの掃除ができますが、カーペットを掃除したい人はどんな床でも吸引力の強いモーターヘッドを選ぶのがおすすめです。

掃除機を選ぶ際は、サイズや重量も大切なポイントです。サイズが大きいと容量やパワーが大きくなりますが、重くて持ち運びが大変だったり、収納に場所を取ったりしてしまいます。重いと掃除をするのが大変になるので、重さは購入前に必ずチェックしましょう。

3kg以上の掃除機だと重いと感じる人が多くなります。女性やお年寄り、2階まで掃除機を運ぶことが多い場合は、1.5kg以下の軽い掃除機を選ぶのがおすすめです。

吸引力の強い掃除機が欲しいなら、吸込仕事率をチェックしましょう。吸込仕事率はワット数（W）で表記されており、数字が高いほど吸い込む力が強くなります。キャニスター型なら吸込仕事が400〜500W、スティック型なら20〜100Wあれば、吸引力の強い掃除機です。

ただし、ゴミを吸い取る力はヘッドの種類や床の状態でも変わってくるので、吸込仕事率だけにこだわらないようにしましょう。吸込仕事が高いと、サイズが大きくなる・消費電力が高い・音が大きくなるといったデメリットがあることも把握しておいてください。

掃除機は音の大きな家電で、騒音がトラブルになる場合もあります。掃除機の音を抑えたい場合は、騒音値（デシベル）が60dB以下の掃除機を選びましょう。60dBは人間が会話するぐらいの音とされており、一般的な掃除機の騒音値は70dBほどと言われています。

中には50dB以下という静音性に優れた掃除機もありますが、騒音値が低いと吸引力も低くなります。騒音値を抑えたモーターを使用した掃除機などもありますが、その分価格は高めです。

掃除機の寿命は約7～8年ほどです。長期間使用していると、電源が入らない・吸引力の低下・使用時に焦げ臭くなるなどの症状が出てきます。掃除機の寿命について詳しく知りたい方は、下記のリンクで詳細を紹介しているのでチェックしてみてください。

一人暮らしの人も掃除機を導入すれば、毎日簡単にお掃除できます。手軽に使用したい場合であればスティックタイプ、充電を気にせず長時間使いたい場合はキャニスタータイプがおすすめです。あなたに合ったいい掃除機を見つけて、家中をきれいにしましょう。